JPH04111718A - ワイヤカット放電加工機の自動結線装置 - Google Patents

ワイヤカット放電加工機の自動結線装置

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JPH04111718A
JPH04111718A JP23018390A JP23018390A JPH04111718A JP H04111718 A JPH04111718 A JP H04111718A JP 23018390 A JP23018390 A JP 23018390A JP 23018390 A JP23018390 A JP 23018390A JP H04111718 A JPH04111718 A JP H04111718A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の目的〕 (産業上のfll用分野) この発明は、ワイヤカット放電加工機の自動結線装置(
以下、必要に応しA W T −AuLomaticW
ireThreading−装置と略記する。)ニ係す
、特こ作業開始時又は断線後の作業再開時にガイトペ・
rプを用いて加工開始孔(1旧tial hole)に
ワイヤを挿通ずるためにカイトパイプか被加工物方向こ
rト動17た際に、被加工物とガイドパイプ先端とか&
j突するのを防I卜するカイトパイプ保護機構と多少の
開始孔との位置すれかあった場合でも適正かつ確実にカ
イトパイプを開始孔に挿入することを許容するカイトパ
イプ適正挿入許容手段を礒えたAWT装置に関する。
(従来の技術) 近年、ワイヤカット放電加工作業の迅速化及び無人化を
図るためAWT装置が広く利用されるようになってきて
いる。このAWT装置については、特許庁の原本イ言男
氏により雑誌「応用機械り学」(7)1988年7 J
’] 号ノPP 186−1g9i: r nn’F 
” イーy イト孜電加T−機のワ1′ヤ自動供給」と
題して詳細へ考察かZδされている。二の明ill書に
記載された技術は、このみ己事(こおいては、カイトペ
イプ1こよるワイヤの挿入を実現する技術(以下、・く
イブ力・イト方式とする)として紹介されており、例え
ば特開昭55− lG4438号(特公昭62−119
70号)か例フJ\されている。このペイプガイド方式
のAWT装置の他の先行例としては、特開昭56−89
436号(特公昭63−31333号)及び特開平2〜
16042’2号かある。
第12図は、従来のワイヤカット19.電加工機の例を
示す斜視図であり、同図において、AWT装置1は、ワ
イヤ2を被加工物3(以下、ワークとする)方向に供給
するための1対のローラ4a及び4bと上部案内コマ4
Cよりなるワヂャ送り機構4と、ワイヤ2をその中に挿
通させてワーク3の図示されない開始孔に案内するガイ
ドパイプ5と、このパイプ5の上端か固定されてパイプ
5を昇降させる昇降機構6と、昇降機構6を上下に駆動
するための駆動機構7と、ワイヤ2を案内すると共に必
要に応してワイヤ2の切断を行う切断機構8と、ワイヤ
2を案内するワイヤガイド及び放電加工時に電極として
のワイヤ2に放電パルス電流を供給する給電コマか内部
に設けられたワイヤ案内・給電機tJ49とより概略構
成されている。
昇降機構6は、送り機構4と切断機構8との間に固定さ
れた固定レール6aと、この固定レール6aの案内溝に
案内部か係合して溝方向に往復動する可動部材6bとよ
り構成されている。
駆動機構7としては種々のものか考えられるか、ここで
はベルト及びプーリが用いられている。即ち、その両端
か可動部材6bの上端及び下端に夫々固定された動力伝
達用のヘルド7aと、このベルト7aを夫々案内する上
プーリ7b及び下ブーJ7cと、可動部材6bを固定レ
ール6aの溝に沿わせてなるべくふれることの無いよう
に滑動させるために固定レールの上下端に回転自在に固
定された上下の案内ロール7d及び7eとより構成され
ている。
また、案内・給電機構9は前記ワイヤガイド及びコマ状
の給電体を収容し下端部に、ノズル部か形成された筒体
9aと、この筒体9aを固定するための支持枠9bとに
より構成されている。
上記構成を有する従来のAWT装置]は、ワイヤ2の開
始又は切断先端を上部案内コマ4cの案内孔に挿通した
後、図示されないモータを回転駆動させて送りローラ4
a及び4bを送り方向に回転させてワーク3方向に供給
する。このとき、昇降機構6は可動部材6bか最上部に
位置するように上昇させられている。送りローラ4a及
び4bか回転してワイヤ2の先端かワーク3側に送られ
てきたときに、この可動部材6aの上端よりその上端か
多少突出しているパイプ5の上端か、ワイヤ2の先端を
捕捉してパイプ5内にワイヤ2か挿通される。
その後、ワイヤ2はローラ4a及び4bの回転に伴いパ
イプ5の下端開口部より突出する少し手前まで送り込ま
れる。これと同時に昇降機構6は駆動機構7の駆動に基
づき下降し始めることにより、パイプ5は切断機構8の
案内孔から案内・給電機+i49の案内孔を介しワーク
3の開始孔3a内に挿通される。さらにワイヤ2は、継
続的にロラ4a及び4bの回転により送り込まれ、ワー
ク3の下側に設けられた図示されないワイヤ引出し用の
下部ローラの間に挾まれるようにして引き出される。
その後、ワイヤ供給方向変更用の図示されないプーリを
介してやはり図示されない巻取リールによりワイヤ2の
先端か巻き取られた後、駆動機構7により昇降機構6か
再度上昇させられてパイプ5の下端か図示のように切断
機構8の案内孔よりも上方まで引上げられたところで停
止し、ワイヤ2の張設か完了する。ワーク3は図示され
ないXY子テーブルより所望の加工形状をトレースする
ように移動させられると共に案内・給電機構9を介して
放電パルス電流か供給されることにより、ワイヤカット
放電加工か行われる。
(発明か解決しようとする課題) 上記構成により上述のように動作する従来のワイヤカッ
ト放電加工機におけるAWT装置は、以■のような問題
点を有していた。
ます、カイトパイプ5内にワイヤ2か挿入されて昇降機
構6の可動部+46bか下降して、ペイプ5のF端面か
ワーク3の上面にまで到達した時点て、先端5bと加工
開始孔3aと位置か何らかの理由で完全に食い違ってし
まった場合、そのまま可動部材6bか下降を続けると、
パイプ5か途中で屈曲したりパイプ先端5bか破壊され
たりして損傷してしまうという問題点かあった。
このため、パイプ先端5bに必要以上の力か加わったと
きに、可動機構6bの下降を停止させるフェイルセイフ
機構を取付ける対応策か考えられるか、ただ単にパイプ
5の下降を停止させてしまうたけてあれば、パイプ5の
反り又は撓み等で位置すれを修正してワイヤ2の張設か
可能な場合にも、一方的にパイプ5の下降を停止させて
しまうこととなり、作業の迅速性を損なうという問題も
あった。
また、夜間に連続的に多数の加工を行なう際に、結線を
失敗すると本機の運転か停止されてしまい、ワイヤカッ
ト放電加工機の稼働率を著しく低下させるという問題も
あった。
この発明は、ガイドパイプの先端とワークとの当接又は
衝突した際にパイプを保護すると共に、カイトパイプと
開始孔の多少の位置すれや開始孔に残されたハリ等に影
響されずにガイドパイプを挿通することによりワイヤの
結線作業の迅速化及び確実化を図ることのできるワイヤ
カット放電加工機の自動結線装置を提供することを目的
としている。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本発明に係るワイヤカット放
電加工機の自動結線装置は、ワイヤ電極となるワイヤを
被加工物方向に順次供給するワイヤ送り機構と、この送
り機構に設けられて往復運動により前記ワイヤの先端を
前記被加工物の加工開始孔内に案内するガイドパイプと
より構成されるものにおいて、前記ガイドパイプを前記
開始孔に挿入する際に該ガイドパイプ先端か前記被加工
物に衝突した際にカイトパイプか破壊される虞れの無い
場合にはそのまま移動を続けて該パイプの先端の開始孔
内への適正な挿入を許容するペイプ適正挿入許容手段を
設けたものである。
(作 用) この発明は以上のように構成したので、放電加工開始前
に供給リールから送り機構により供給されるワイヤの先
端を、ガイドパイプのワイヤ挿入口に挿通させた後、ガ
イドパイプか下降してパイプ先端か被加工物に穿設され
た加工開始孔に位置決めされる際に、パイプが被加工物
の上面に当接ないしは衝突しようとすると、前記パイプ
保護手段かこれを検知すると共に、パイプに破壊や損傷
の発生する虞れがある場合には、パイプの下降か停止さ
れる。
また、たとえパイプ先端と前記開始孔の縁とが当接ない
しは接触する虞れかある場合であっても、両者の位置ず
れの度合い又は量が大きくなくパイプの反り又は撓みを
利用してパイプの破損を回避可能のようならば、ガイド
パイプはそのまま下降させられる。これにより、パイプ
先端は一応開始孔内に導かれ、パイプの反りや撓みを利
用してそのまま被加工物の下側にまで突き抜けることに
なる。
このとき、パイプ適正挿入許容手段をパイプを回転駆動
するパイプ回転機構により構成すると共にパイプ先端に
案内手段をも形成しておけば、先端と開始孔内周壁とか
多少接触したとしても、より完全にパイプ先端の接触な
いし当接の回避を行うことか可能となる。
(実施例) 以下、添付図面に基づいてこの発明に係るワイヤカット
放電加工機の自動結線装置の幾つかの好適な実施例を詳
細に説明する。
第1図ないし第5図は、この発明の第1実施例による自
動結線(AWT)装置を示しており、各図において第1
2図と同一符号を付した構成部材は従来のAWT装置の
構成要素と同−又は相当するものを示している。
第1図において、第1実施例によるAWT装置は、図示
され、−いツイヤ送り機構と、カイトパイプ5と、パイ
プ昇降機構10とを有している。
昇降機構10は、略々垂直方向に延長して敷設された案
内レール11と、例えばヘルド7a及びプJ7b及び7
C等を備えた駆動機構7により昇降駆動される可動部材
12と、ガイドパイプ5と前記可動部材12とを固定す
る固定部材13とより概略構成されている。この可動部
材12は昇降駆動されると共にパイプ5の回転機構のケ
ーシングとしても機能している。
即ち、可動部材12は、第2図に示すように、パイプ回
転機構15をその内部に有しており、この回転機構15
は、昇降する可動部材12内に回転自在に支持されるパ
イプ保持体16と、この保持体16にガイドパイプ5を
締付は固定するだめの前記固定部材13と、可動部材1
2の内部に収納された保持体16をケーシングである前
記可動部材12に対して回転自在に支持するベアリング
17と、可動部材12の内部にやはり収納されたプーリ
機構18と、回転駆動用のモータ19とより構成されて
いる。
前記ヘアリング17は、パイプを回転させなから昇降す
る可動部材12の内壁に固定されるアウタレース17a
と、保持体16の外周に固定されるインナーレース17
bと、両レース17a及び1.7bの間で回転する転動
球17cとより構成されている。
前記プーリ機構18は、前記保持体16の下部側に固定
された第1のプーリ18aと、前記モータ19の出力軸
19aに固定された第2のプーリ18bと、両プーリ1
8a及び18bの間に懸架されたベルト18cとより構
成されている。
なお、固定部材13は、内周面に雌ねし部かねじ切りさ
れたカップラ1,3aと、保持体72の下端に開口する
テーパ孔に合致する截頭円錐形状の周面を有する締付は
パイプ13bとより構成されており、この締付はパイプ
13bには軸方向のスリ割り溝(図示されず)が形成さ
れている。
前記ガイドパイプ5の上端のワイヤ挿入口5aは、可動
部材12のパイプ挿通口12aに緩みをもって挿通され
ており、パイプ5が回転してもケーシングとしての可動
部材I2により干渉されることはない。このパイプ挿入
口5a内には、固定パイプ20かパイプ5をスライド自
在とするように固定されている。この固定パイプ20は
、パイプ保持用の円筒体21a及び21bよりなるパイ
プ保持体21により一定の位置に固定されている。
なお、詳細な説明は控えるが、第12図に示されるAW
T装置における送り機構4のローラ4a及び4bの出側
とこの固定パイプ20の保持体21の上端との間の間隙
か大きくてワイヤの座屈を招く虞れかある場合には、座
屈防止機構22を設けるようにしてもよい。座屈防止機
構22は、図示されない偏心回転体がその内部に収納さ
れたケーシング23と、このケーシング23に固定され
て該回転体を回転駆動するモータ24とを備えている。
偏心回転体の回転機構の構成としては、パイプ用の回転
機構15のそれと略々同一の構成によればよい。
ガイドパイプ5の先端5aの構造については、第1図及
び第5図に示すように、パイプ先端5bノ外周側にテー
バ部5cか形成されている。このテーバ部5cは、パイ
プ5が下降してワーク3の開始孔3に挿入される際、先
端5bか加工開始孔3aの縁に当接しても傾斜周面かこ
の縁部分を滑って開始孔内にパイプ全体を案内するので
、パイプ挿入案内部として機能する。
次に、この発明の第1実施例に係るAWT装置の動作に
ついて、説明する。
まず、前記昇降機構10の可動部材12により支承され
るパイプ回転機構15が回転を続けなから下降すること
により、ワイヤ2はワーク3の加工開始孔3aにセット
される。このワイヤ2のセット時の状態が、第3図及び
第4図に示されている。
なお、この第1実施例の場合、上述したガイドパイプ5
の先端5bのテーバ案内部5Cと上記回転機構15とに
より、パイプ適正挿入許容手段或いは先端保護手段が構
成されている。
上記構成により、第3図及び第4図に示すように、ワイ
ヤ2をワーク3の加工開始孔3a内にセットする際に、
ガイドパイプ5の先端5bが開始孔3aよりも多少外れ
ていてもパイプ5の回転と先端案内部5Cとにより、先
端5bが孔3a内に案内される。昇降機構IOとしての
可動部材12か下降し、この下降に伴って回転機構15
か回転することにより、第4図に示すように、パイプ5
の先端5bか開始孔3aの縁部分に多少接触したとして
も、パイプ5は若干の撓みを以て孔3a内に案内される
。このため、第3図及び第4図に示される程度のワーク
3の上面とパイプ5との位置ずれに対しては、この回転
機構及び先端案内部により充分対応できる。
また、第4図に示されるような状態で、ガイドパイプ5
がワーク3の開始孔3aを通過した場合においては、ガ
イドパイプ5の中心と図示されない下側ワイヤガイド孔
とは一致していないか、ワイヤガイド孔上部に逆円錐形
状のガイドパイプ誘導部か設けられており、パイプ5の
先端5bはこの誘導部に沿ってワイヤガイドのガイド孔
の中心方向に導かれる。
さらに、ガイドパイプ先端5bかワーク3の上面に衝突
すると、後述する衝突検知器が作動してガイドパイプが
再下限位置に到達する前であってもパイプ5の下降か停
止される。上記検知器からの検知信号は図示されないN
C装置に供給され、NC装置は予め設定されている加工
開始孔の径情報に基づいて開始孔3aの半径程度の回動
指令を図示されないXY子テーブル出力する。このテー
ブルの回動によりガイドパイプ5とワーク3との接触が
回避され、衝突検知機構内に設けられたスプリングの付
勢力によりガイドパイプ5は下降すると、検知信号が停
止する。同時にXY子テーブル回動も停止され、昇降機
構10か再び駆動されてガイドパイプ5が更に下降する
。なお、上記テーブルの回動が為されたにも拘らず、検
知信号の送出が停止されない場合には、結線が良好に行
われていないことを示すエラー信号が生成されて、AW
T装置は結線動作を中止する。
なお、パイプ5の先端5bの外周形状については、パイ
プ5が回転しながら降下することを考えると第1実施例
のようなテーバ状であることが最も望ましいが、必ずし
もこれに限定されることはない。
例えば、第6図及び第7図に示す第2実施例のように、
パイプ先端5bの形状は、パイプ5の下端面を斜めに切
断した傾斜状案内部5dとしてもよい。このようなパイ
プ先端5bの形状であっても、パイプ5の回転を伴う下
降によりワークの開始孔3a内にパイプ5か挿通される
際に、孔内へのパイプの挿入を案内する機能を果たすこ
とかできる。
さらに、第8図及び第9図に示す第3実施例のように、
先端5bにテーバ状案内部5Cと傾斜状案内部5dとの
両方を形成してもよい。
なお、上記回転機構15の具体的な構成として、プーリ
機構18を用いるものとして説明したか、この発明はこ
れに限定されず、パイプ保持体■6を回転させるためピ
ニオンギアを備えたラック機構を用いてもよく、さらに
他の機構として歯車機構を用いてもよい。
第1O図には、この発明の第4実施例としての衝突検知
機構か示されている。この検知機構30は、図示されな
い昇降機構により上下に往復動自在に設けられた略々円
筒状の1M動部十イ32と、この司動部祠32内に設け
られてセンサとして機能する導電jング33と、1Ei
J動部月32の下端部より突出して第1実施例と同一構
成の固定部+413との螺合によりカイトパイプ5を締
め付は固定するだめのパイプ保持体36と、この保持体
36の上端面と上記可動部+132の内側上底部との間
に介装されて常時保持体36を下方に付勢するスプリン
グ34と、より概略構成されている。前記導電リング3
3と保持体3Bとは電圧検出器35に接続されており、
リング33と保持体36とか接触することにより、電圧
検出器35より図示されない昇降駆動機構に対して駆動
停止信号か出力されるように構成されている。
なお、上記第1実施例においても、その概略か示されて
いた偏心回転体によるワイヤ座屈防止機構22か、この
第4実施例では詳細に図示されているので、その構成及
び動作について説明する。
前記防止機構22は、箱状のケーシング23と、このケ
ーシング23内にワイヤ2の正規の通過軌跡を回転中心
軸として回転自在に支承されると共に前シ己軌跡から偏
心して穿設された偏心孔25a’E−1irする偏心回
転体25と、二の回転体25を回転目n]に支承するヘ
アリンク26と、回転体25を回転させる回転機構27
と、回転機構27に駆動力を与える駆動機構としての前
記モータ24とより構成されている。
前記ヘアリンク26は、前記ケーシング23の内壁こ固
定されるアウターレース26aと、前記回転体25の外
周に固定されたインナーレース26bと、両レース2f
ia及び28bls’lに転勤自在に複数個設けられた
転動球26cとより構成されている。
前記回転機構27は、前記偏心回転体25の外周側の下
端よりの部分に固定されたプーリ27aと、前記モータ
24の出力軸24aに取り付けられたプーリ27bと、
両プーリ27a及び27b間に掛けられたベルト27c
とより構成されている。
なお、ケーシング23と可動部材32の間には、可動部
材32か最上部位置まで上昇して停止したときの間隙か
ら、ワイヤ先端か逸れたり座屈を起こしたりするのを防
止するために、固定パイプ20及びパイプ保持体21が
設けられているのは第1実施例と同様である。
上記構成を有する第4実施例の動作について説明する。
送り機構の2つのローラ4a及び4bかワイヤ2の先端
2aを下方に供給すると、モータ24及び回転機構27
により偏心回転体25か回転し、偏心孔25aの内壁と
の当接又は接触により先端の逸れや途中の座屈等を矯正
されながら、ワイヤは円筒体21aの漏斗状の受入れ口
を介して固定パイプ20内に挿入される。その後、ガイ
ドパイプ5の先端5bよりワイヤ先端2aか突出する少
し手前の状態で、図示されない昇降機構か駆動されて可
動部+132か下降する。ペイプ5とワーク3の加工開
始孔3aとの互いの位置か一致している場合には、ガイ
ドパイプ5は問題無く開始孔3a内に挿入されるか、第
10図に示すように、パイプ5と開始孔3aとの位置か
大幅にすれている場合には、パイプ先端5bかワーク3
の上面に当接したときガイドパイプの下降は停止し保持
体38も停止するか、昇降機構の可動部材32はスプリ
ング34の付勢力にこうしてF降し、前記導電リング3
3と保持体36とか接触することにより、電圧検出器3
5か可動部材32の昇降駆動機構(図示されず)に検知
信号を送出する。なお、電圧検出器35は、パイプ5と
ワーク3の衝突を検知すると同時にガイドパイプの径、
材質等を考慮したガイドパイプの機械的強度からスプリ
ングの強度を適宜選択することによりガイドパイプか破
損する限界を検知するものであるから、単なる停止信号
として機能するたけてなく、昇降機構を逆転させる逆転
指令信号として機能するように構成してもよい。
なお、上述した第1及び第4実施例においてはパイプ適
性挿入許容手段ないしはパイプ保護機構としてパイプ回
転機構15又は衝突検知機構30の何れか一方ずつを別
々に設けるものとして説明したか、この発明はこれに限
定されない。例えば、第11図に示される第5実施例は
、両機構15及び30を1本のガイドパイプ5の周囲に
併設するように構成する。この場合、パイプ回転機構1
5と衝突検知機構30とは、昇降に関しては一体的に動
作し、パイプ保持体I8より下側の部分は回転機構17
により一体に回転する。従って電圧検出器35を設ける
位置及びこれと保持体36及びリング33との電気的な
接続方法については、検知機構30全体の回転の障害と
ならないように配慮されている。なお、パイプ5の先端
5bには、テーパ状の案内部5Cが形成されている。
この第5実施例によれば、ガイドパイプ5は開始孔3a
に対して、全く位置すれしている場合には、検知機構3
0によりその下降を停止され、僅かに位置すれしている
場合には、パイプ先端の案内部5cとパイプ回転機構1
5の回転とにより、確実に開始孔3a内に挿入され、更
に検出器35からの信号に基づいてNC装置かXY子テ
ーブル回動を指令することにより開始孔との位置すれか
自動的に補正され、より完全な自動化が図れる。
〔発明の効果〕
以上、詳細に説明したように、この発明に係るワイヤカ
ット放電加工機の自動結線装置は、放電加工時にワイヤ
電極となるワイヤを被加工物方向に順次供給するワイヤ
送り機構と、この送り機構の出側に設けられて往復運動
により前記ワイヤの先端を前記被加工物の加工開始孔内
に案内するカイトパイプと、より構成されるものにおい
て、前記ガイドパイプを前記開始孔に挿入する際に該ガ
イドパイプ先端か前記被加工物に衝突したときにカイト
パイプか破壊される虞れの無い場合にはそのまま移動を
続けるか、またはパイプと開始孔との位置すれを補正し
て該パイプの先端の開始孔内への適正な挿入を許容する
パイプ適正挿入許容手段ないしはパイプ保護機構を設け
たので、ガイドパイプを被加工物の加工開始孔に挿入す
る際に、パイプと開始孔との位置が著しくすれている場
合にはパイプの下降を停止し、両者のずれか僅かな場合
には、そのままパイプの反りや撓みを利用して挿入する
ことかでき、パイプ先端の損傷を防止できるという効果
かある。
また、単にパイプの挿入を停止させるだけでなく、状況
に応してパイプを停止させたりそのままパイプの撓み等
を利用して挿入したりしているので、結線作業の迅速化
を図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るワイヤカット放電加工機の自動
結線(AWT)装置の第1実施例を示す概略斜視図、第
2図は第1実施例の詳細構成を示す断面図、第3図乃至
第5図は第1実施例によるAWT装置の動作をガイドパ
イプ先端と共に示す部分断面図及び断面図、第6図及び
第7図はこの発明の第2実施例によるAWT装置のガイ
ドパイプ先端を示す断面図及び斜視図、第8図及び第9
図は第3実施例によるAWT装置のガイドパイプ先端を
示す断面図及び斜視図、第10図はこの発明の第4実施
例によるAWT装置を示す断面図、第11図はこの第5
実施例によるAWT装置を示す断面図、第12図は従来
のAWT装置の概略を示す斜視図である。 2・・ワイヤ、3・・・ワーク(被加工物)、3a・・
・加工開始孔、5・・・ガイドパイプ、5b・・・パイ
プ先端、5c・・・テーパ案内部、5d・・・傾斜案内
部、7・・・昇降駆動機構、12・・・可動部材(昇降
機構)、I5・・パイプ回転機構(パイプ先端保護手段
)、16・・パイプ保持体(パイプ支持部材)、18・
回転機構(回転駆動部材)、30・・・衝突検知機構(
パイプ先端保護手段)、33・・導電リング、35・・
・電圧検出部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、放電加工時にワイヤ電極となるワイヤを被加工物方
    向に順次供給するワイヤ送り機構と、この送り機構の出
    側に設けられて往復運動により前記ワイヤの先端を前記
    被加工物の加工開始孔内に案内するガイドパイプと、よ
    り構成されるワイヤカット放電加工機の自動結線装置に
    おいて、前記ガイドパイプを前記開始孔に挿入する際に
    該ガイドパイプ先端が前記被加工物に衝突した際に、パ
    イプに破壊の虞れの無い場合にそのまま移動を続けて該
    開始孔内へのパイプの適正な挿入を許容するパイプ適正
    挿入許容保護手段を設けたことを特徴とするワイヤカッ
    ト放電加工機の自動結線装置。 2、前記パイプ適正挿入許容手段は、前記ガイドパイプ
    の外周側に取付けられてこのパイプを回転自在に支持す
    る回転支持部材と、この回転支持部材に支持されて往復
    運動するガイドパイプを回転運動させる回転駆動部材と
    より構成され、前記ガイドパイプが前記送り機構の出側
    から前記被加工物方向に往動する際に回転するパイプ内
    壁面によりワイヤを前記加工開始孔まで案内するガイド
    パイプ回転機構により構成された請求項1に記載のワイ
    ヤカット放電加工機の自動結線装置。 3、前記ガイドパイプを前記開始孔に挿入する際に該ガ
    イドパイプ先端が前記被加工物に衝突したことを検知し
    て、該ガイドパイプが破損する虞れのある場合にはガイ
    ドパイプの移動を停止させるパイプ保護手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のワイヤカット放電加工
    機の自動結線装置。
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