JPH04111131U - ガス開閉器 - Google Patents

ガス開閉器

Info

Publication number
JPH04111131U
JPH04111131U JP1402491U JP1402491U JPH04111131U JP H04111131 U JPH04111131 U JP H04111131U JP 1402491 U JP1402491 U JP 1402491U JP 1402491 U JP1402491 U JP 1402491U JP H04111131 U JPH04111131 U JP H04111131U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
arc
movable
fixed
arc contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP1402491U
Other languages
English (en)
Inventor
克男 田中
Original Assignee
日新電機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日新電機株式会社 filed Critical 日新電機株式会社
Priority to JP1402491U priority Critical patent/JPH04111131U/ja
Publication of JPH04111131U publication Critical patent/JPH04111131U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Circuit Breakers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ガス開閉器のアークコンタクトが局部的に損耗
するのを防止する。 【構成】可動アークコンタクト202が固定アークコン
タクトから離れる際に容積が縮小される第1のパッファ
室208Aと、可動アークコンタクト202が固定アー
クコンタクト102に近付く際に容積が縮小される第2
のパッファ室208Bとを設ける。開閉器を閉路する際
に第2のパッファ室208Bからアークコンタクト10
2,202間にガスを吹き付ける。これによりアークコ
ンタクト102,202間に発生する先行アークが滞留
するのを防止し、アークコンタクトが局部的に損耗する
のを防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、並列コンデンサ設備を開閉するのに好適なガス開閉器に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
図7は従来のガス開閉器の要部を示したもので、同図において1は固定側エレ メント、2´は可動側エレメントである。固定側エレメント1は、図示しない絶 縁容器に取付けられた固定エレメント側導体101と、該導体101に接続され た管状の固定アークコンタクト102と、該固定アークコンタクト102を同心 的に囲むように設けられた固定主コンタクト103とを備えている。固定主コン タクト103は、固定アークコンタクト102を同心的に囲む状態で導体101 に設けられた筒状のシールド部104の内側に支持された多数の接触子片105 と、該接触子片105を径方向の内側に付勢する保持バネ106及び接圧バネ1 07とからなっている。
【0003】 可動側エレメント2´は、図示しない操作器により絶縁操作棒を介して操作さ れて軸線方向に往復駆動される管状の可動導体201´と、可動導体201´の 先端部に固定アークコンタクト102と軸線を共有した状態で設けられて可動導 体201´にねじ結合された可動アークコンタクト202´と、可動アークコン タクト202´を同心的に囲むように設けられて可動導体201´に接続された 可動主コンタクト203´と、可動主コンタクト203´に一体に設けられたパ ッファシリンダ204´と、可動主コンタクト203´の先端部に固定されて可 動アークコンタクト202´の先端部付近のガス空間を囲む絶縁ノズル205´ とを備えている。
【0004】 可動アークコンタクト202´は、可動導体201´の変位に伴って、固定ア ークコンタクト102に接触する閉路位置と、該固定アークコンタクトから所定 の距離隔てた開路位置との間を軸線方向に沿って変位するように設けられ、可動 主コンタクト203´は、可動導体201´の変位に伴って固定主コンタクト1 03に接触する閉路位置と該固定主コンタクトから所定の距離を隔てた開路位置 との間を変位するように設けられている。
【0005】 パッファシリンダ204´は可動導体201´を同心的に囲むように設けられ ていて、このシリンダの内周には図示しない絶縁容器に固定された可動エレメン ト側導体206´に取付けられたピストン207´が嵌合され、シリンダ204 ´とピストン207´とにより、可動導体が開路側に移動した際に容積が縮小さ れるパッファ室208´が構成されている。
【0006】 パッファ室208´は、可動アークコンタクト202´と可動主コンタクト2 03´との間に形成されたガス流路209´を通してノズル205´の内側のガ ス空間に接続されている。またピストン207´には、その両側のガス空間を連 通させる連通孔210´が設けられていて、該連通孔210´には、パッファ室 208´の容積が縮小された際に該連通孔を閉じ、該パッファ室の容積が拡大さ れた時に該連通孔を開く逆止弁211´が取り付けられている。
【0007】 絶縁ノズル205´と、パッファシリンダ204´と、ピストン207´と、 ガス流路209´と、逆止弁211´とにより、アークコンタクト102,20 2´間に生じたアークを消滅させる消弧機構が構成されている。
【0008】 上記固定側エレメント1及び可動側エレメント2´を収納する図示しない絶縁 容器内には、SF6 ガスが所定の圧力で充填されている。
【0009】 上記のガス開閉器においては、開路時に、可動主コンタクト203´が固定主 コンタクト103から離れた後に可動アークコンタクト202´が固定アークコ ンタクト102から離れ、閉路時には、可動アークコンタクト202´が固定ア ークコンタクト102に接触した後に可動主コンタクト203´が主コンタクト 103に接触するように、各コンタクトの位置関係が設定されている。
【0010】 開閉器の開路時には、可動導体201´が図において下方に移動させられる。 このとき先ず可動主コンタクト203´が固定主コンタクト103から無アーク で離れ、次いで可動アークコンタクト202´が固定アークコンタクト102か ら離れる。可動アークコンタクト202´が固定アークコンタクト102から離 れると両アークコンタクト間にアークが発生する。可動アークコンタクト202 ´が固定アークコンタクト102から離れる過程でパッファ室208´内の容積 が縮小されるため、該パッファ室内のガスがガス流路209´とノズル205´ の内側とを通して流れ、ガスがアークに吹き付けられる。これによりアークが冷 却され、電流の零点でアークが消滅させられる。
【0011】 上記の開閉器の閉路時には、可動導体201´が上方に移動させられる。この 閉路の過程では先ず可動アークコンタクト202´が固定アークコンタクト10 2に接触し、次いで可動主コンタクト203´が固定主コンタクト103に接触 する。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】
並列コンデンサ設備において、コンデンサを投入する際には、可動アークコン タクト202´が固定アークコンタクト102に接近した際に両アークコンタク ト間に先行アークが発生する。従来のガス開閉器では、閉路時にアークに対する ガスの吹き付けが行われないため、先行アークは一点に滞留する傾向になりがち であった。そのため、開閉を多数回繰り返すとアークコンタクト102,202 ´が局部的に損耗し、コンタクトが片減りして、アークコンタクトの寿命が短く なるという問題があった。またアークコンタクトが局部的に損耗するとその表面 が荒れるため、再点弧し易い状態になって、遮断性能が低下するという問題があ った。
【0013】 本考案の目的は、アークコンタクトの局部的な消耗を防止してその寿命の延長 を図ったガス開閉器を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本考案は、固定アークコンタクトと、可動アークコンタクトと、両アークコン タクト間に生じたアークを消滅させる消弧機構とを備えたガス開閉器に係わるも のである。
【0015】 本考案においては、可動アークコンタクトが固定アークコンタクトから離れる 際に容積が縮小されるパッファ室と、可動アークコンタクトが固定アークコンタ クトに接近する際に容積が縮小される第2のパッフア室と、第1のパッファ室内 からアークにガスを吹き付ける第1のガス流路と、第2のパッファ室からアーク にガスを吹き付ける第2のガス流路とを備えた消弧機構を用いる。
【0016】 ガス開閉器は、アークコンタクトの外に主コンタクトを備えていることが望ま しい。アークコンタクトの外に主コンタクトを備えたガス開閉器の主要部は例え ば、管状の固定アークコンタクトと、該固定アークコンタクトを同心的に囲むよ うに設けられた固定主コンタクトと、固定アークコンタクトと軸線を共有した状 態で設けられて固定アークコンタクトに接触する閉路位置と該固定アークコンタ クトから所定の距離隔てた開路位置との間を軸線方向に沿って変位する管状の可 動アークコンタクトと、可動アークコンタクトを同心的に囲むように設けられて 固定主コンタクトに接触する閉路位置と該固定主コンタクトから所定の距離を隔 てた開路位置との間を可動アークコンタクトとともに変位する筒状の可動主コン タクトと、両アークコンタクト間に生じたアークを消滅させる消弧機構とにより 構成される。
【0017】 この種のガス開閉器に本考案を適用する場合には、上記の消弧機構を、可動主 コンタクトを囲むように設けられて固定主コンタクト側に開口部を有し、固定主 コンタクトと反対側の端部に底部を有する固定シリンダと、可動アークコンタク ト及び可動主コンタクトとともに変位するように設けられてシリンダ内にスライ ド自在に嵌合されたピストンと、可動主コンタクトの先端に固定されて可動アー クコンタクトの先端部付近の空間を囲むように設けられた絶縁ノズルと、ピスト ン側から可動アークコンタクトと可動主コンタクトとの間のガス空間を通して絶 縁ノズルの内側のガス空間に至るように設けられたガス流路と、ピストンと固定 シリンダの底部との間に形成された第1のパッファ室を上記ガス流路に連通させ るべくピストンを貫通させて設けられた第1の連通孔と、可動アークコンタクト 及び可動主コンタクトが開路位置側に変位する際に上記連通孔を開き、可動アー クコンタクトが閉路位置側に変位する際に上記連通孔を閉じる逆止弁と、固定シ リンダの先端部から径方向の内側に突出した状態で設けられていて、可動アーク コンタクトが閉路位置に向けて変位する過程で可動主コンタクトに外周側から嵌 合して該可動主コンタクトと固定シリンダとの間に形成される第2のパッファ室 を閉鎖する環状の突出部と、第2のパッファ室を前記ガス流路に連通させる第2 の連通孔とにより構成できる。
【0018】
【作用】
上記のように開閉器を開く際に容積が縮小される第1のパッファ室の外に、開 閉器を閉路する際に容積が縮小される第2のパッファ室を設けると、開閉器を閉 路する過程で可動アークコンタクトと固定アークコンタクトとの間に第2のパッ ファ室からガスが吹き付けられるため、両アークコンタクト間に先行アークが発 生したときにアークの滞留を防ぐことができる。従って、開閉器を多数回開閉し た場合のアークコンタクトの損耗を均一にしてアークコンタクトの片減りを防ぐ ことができ、アークコンタクトの寿命を長くすることができる。またアークコン タクトが均一に損耗するため、常にアークコンタクトの表面を滑らかな状態に保 って、再点弧しにくい状態を維持することができ、長期間に亘って遮断性能を高 い状態を保つことができる。
【0019】
【実施例】
図1は本考案の実施例の要部の構成を示したもので、同図において1は開閉器 の固定側エレメント、2は可動側エレメントであり、これらは所定の間隔を隔て て配置されて、SF6 ガスを封入した絶縁容器内に収納されている。
【0020】 固定側エレメント1は、固定エレメント側導体101と、固定アークコンタク ト102と、シールド部104の内側に配置された接触子片105、保持バネ1 06及び接圧バネ107からなる固定主コンタクト103とにより、従来のもの と同様に構成されている。
【0021】 可動側エレメント2において、201は図示しない操作器により絶縁操作棒を 介して軸線方向に直線駆動される管状の可動導体で、この可動導体201は、図 示しない絶縁容器に固定された可動エレメント側導体206に設けられた管状部 206aの内側にスライド自在に嵌合されている。導体206の管状部の内周に は、可動導体201との間の気密を保持するシール220が取付けられている。 可動導体201は図示しない集電コンタクトにより可動エレメント側導体206 に電気的に接続されている。
【0022】 可動導体201は固定アークコンタクトと軸線を共有するように設けられてい て、その先端部(固定エレメント側の端部)に、同じく固定アークコンタクト1 02と軸線を共有する管状の可動アークコンタクト202がねじ結合されている 。
【0023】 本実施例においては、可動エレメント側導体の管状部206aの先端部に固定 シリンダ204が取り付けられている。固定シリンダ204は導体206側に底 部206aを有し、固定エレメント1側に開口部を有している。
【0024】 可動導体201にはまた、ピストン207が取り付けられていて、該ピストン がパッファシリンダ204に嵌合されている。ピストン207の外周部にはピス トンリング221が取付けられ、該ピストンリングによりピストン207とシリ ンダ204の内周との間がシールされている。
【0025】 可動主コンタクト203は円筒状に形成されて可動アークコンタクト202を 同心的に囲むように配置され、その下端がピストン207に接続されている。ピ ストン207とパッファシリンダ204の底部204aとの間の空間が第1のパ ッファ室208Aとなっており、可動主コンタクト203とシリンダ204との 間の空間が第2のパッファ室208Bとなっている。可動主コンタクト203の 先端部には、可動アークコンタクト202の先端部付近の空間を囲む絶縁ノズル 205が取り付けられている。
【0026】 ピストン207の内側には、可動アークコンタクト202と可動主コンタクト 203との間に形成された空間に連通する環状の溝212が設けられ、該溝21 2と、可動アークコンタクト202及び可動主コンタクト203間に形成された 空間とにより、ピストン207側から両コンタクト202,203間を通ってノ ズル205の内側に至るガス流路209が形成されている。
【0027】 このガス流路209は、ピストンを貫通させて設けられた第1の連通孔210 を通して第1のパッファ室208Aに連通させられるとともに、第2の連通孔2 13を通して第2のパッファ室208Bに連通させられている。
【0028】 第1の連通孔210には、可動アークコンタクト202が開路位置側に変位す る際に該連通孔210を開き、可動アークコンタクト202が閉路位置側に変位 する際に該連通孔210を閉じる逆止弁211が取り付けられている。
【0029】 固定シリンダ204の先端部には、径方向の内側に突出する環状の突出部20 4bが設けられ、可動アークコンタクト及び可動主コンタクトが閉路位置側に変 位する過程で、アークコンタクト202,102間に先行アークが生じる前に環 状の突出部204bが可動主コンタクトに外周側から嵌合して該可動主コンタク トと固定シリンダとの間に形成されている第2のパッファ室208Bを閉鎖する ようになっている。固定シリンダ204の周壁部には、その内外を連通させる通 気孔215が設けられている。この通気孔215は、先行アークが発生する以前 にピストン207に対向するようにその位置が設定されている。
【0030】 この実施例では、開路時に第1のパッファ室208A−第1の連通孔210− 環状の溝212−ガス流路209の経路でアークにガスを吹き付ける第1のガス 流路と、投入時に第2のパッファ室208B−第2の連通孔213−環状の溝2 12−ガス流路209の経路でアークにガスを吹き付ける第2のガス流路とが構 成されている。
【0031】 次に図2ないし図6を参照して、上記開閉器により並列コンデンサ設備の開閉 を行う場合の動作を説明する。図2は開閉器が開路している状態を示したもので 、この状態では、可動主コンタクト203及び可動アークコンタクト202がそ れぞれ固定主コンタクト103及び固定アークコンタクト102から所定の絶縁 距離を隔てた位置にある。
【0032】 開閉器を閉路させるため、可動導体201を固定エレメント1側に移動させる と、図3に示したように、可動アークコンタクト202及び可動主コンタクト2 03とともにピストン207が移動していき、第1のパッファ室208A内の容 積が拡大され、第2のパッファ室208B内の容積が縮小されていく。
【0033】 更に可動導体201が移動すると、図4に示すように絶縁ノズル205が固定 アークコンタクト102の外周に嵌合し、可動アークコンタクト202が固定ア ークコンタクト102に接近していくと、両アークコンタクト間に先行アークA 1 が発生する。この先行アークが発生する前に可動主コンタクト203が固定シ リンダ204の先端の環状突出部204bの内周に嵌合して第2のパッファ室2 08Bを閉鎖し、またピストン207により通気孔215と第2のパッファ室2 08Bとの連通が断たれているため、第2のパッファ室208B内の容積の縮小 に伴って、図4に破線矢印で示したように、第2のパッファ室208B内のガス が連通孔213を通してガス流路209に流入し、このガスがアークA1 に吹き 付けられる。従ってアークA1 の滞留が防止され、可動アークコンタクト202 及び固定アークコンタクト102が局部的に損耗するのが防止される。
【0034】 可動アークコンタクト202が固定アークコンタクト102に接触した後、図 5に示すように可動主コンタクト203が固定主コンタクト103に接触して開 閉器の閉路動作が完了する。この閉路状態では、固定側導体101−固定主コン タクト103−可動主コンタクト203−可動導体201−可動側導体206の 経路、及び固定側導体101−固定アークコンタクト102−可動アークコンタ クト202−可動導体201−可動側導体206の経路で主回路電流が流れる。 開閉器が閉路する過程で、ピストン207が通気孔215の位置を通過すると 、該通気孔215を通して第1のパッファ室208Aがシリンダ204外の空間 に連通させられるため、該通気孔215を通して第1のパッファ室208A内に ガスが流入し、該第1のパッファ室内の圧力をシリンダ204外の圧力に近付け る。
【0035】 次に上記の開閉器を開くため、可動導体201を開路側に変位させると、先ず 可動主コンタクト203が固定主コンタクト103から無アークで離れ、次いで 可動アークコンタクト202が固定アークコンタクト102から離れる。可動ア ークコンタクト202が固定アークコンタクトから離れると、図6に示したよう に両アークコンタクト間にアークA2 が発生する。開路の過程では、ピストン2 07が第1のパッファ室208A内の容積を縮小させるため、逆止弁211が開 いて、図6に破線矢印で示したように第1のパッファ室208A内のガスをガス 流路209を通してノズル205の内側の空間に流す。このガスがアークA2 に 吹き付けられるため、アークが冷却され、アークA2 は電流零点で消滅させられ る。
【0036】 上記の実施例では、ピストン207にのみ逆止弁を取り付けているが、固定シ リンダ204の底部204aにも逆止弁を取付けた通気孔を設けて、第1のパッ ファ室208Aの容積が拡大される際に該逆止弁を開いて第1のパッファ室内に ガスを流入させ、第1のパッファ室208A内の容積が縮小される際に該逆止弁 を閉じて、第1のパッファ室208A内の圧力を上昇させるようにしてもよい。 この場合には通気孔215が不要になる。
【0037】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、開閉器を開く際に容積が縮小される第1のパ ッファ室の外に、開閉器を閉路する際に容積が縮小される第2のパッファ室を設 けて、開閉器を閉路する過程で可動アークコンタクトと固定アークコンタクトと の間にガスを吹き付けるようにしたため、両アークコンタクト間に先行アークが 発生したときにアークの滞留を防ぐことができる。従って、開閉器を多数回開閉 した場合のアークコンタクトの損耗を均一にしてアークコンタクトの片減りを防 ぐことができ、アークコンタクトの寿命を長くすることができる利点がある。
【0038】 また本考案によれば、アークコンタクトを均一に損耗させることができるため 、常にアークコンタクトの表面を滑らかな状態に保って、再点弧しにくい状態を 維持することができ、長期間に亘って遮断性能を高い状態を保つことができる利 点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の要部を示した縦断面図であ
る。
【図2】本考案の実施例の開閉器が開路している状態を
示す動作説明図である。
【図3】本考案の実施例の開閉器が閉路動作を開始した
後先行アークが発生する前の状態を示す動作説明図であ
る。
【図4】本考案の実施例の開閉が閉路する過程で先行ア
ークが発生した状態を示した動作説明図である。
【図5】本考案の実施例の開閉器が閉路動作を完了した
状態を示す動作説明図である。
【図6】本考案の実施例の開閉器が開路する際にアーク
が発生した状態を示す動作説明図である。
【図7】従来の開閉器の要部を示した縦断面図である。
【符号の説明】
102…固定アークコンタクト、103…固定主コンタ
クト、202…可動アークコンタクト、203…可動主
コンタクト、204…パッファシリンダ、205…絶縁
ノズル、208A…第1のパッファ室、208B…第2
のパッファ室。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定アークコンタクトと、可動アークコ
    ンタクトと、前記両アークコンタクト間に生じたアーク
    を消滅させる消弧機構とを備えたガス開閉器において、
    前記消弧機構は、前記可動アークコンタクトが固定アー
    クコンタクトから離れる際に容積が縮小されるパッファ
    室と、前記可動アークコンタクトが固定アークコンタク
    トに接近する際に容積が縮小される第2のパッフア室
    と、前記第1のパッファ室からアークにガスを吹き付け
    る第1のガス流路と、第2のパッファ室からアークにガ
    スを吹き付ける第2のガス流路とを備えたガス開閉器。
  2. 【請求項2】 管状の固定アークコンタクトと、前記固
    定アークコンタクトを同心的に囲むように設けられた固
    定主コンタクトと、前記固定アークコンタクトと軸線を
    共有した状態で設けられて前記固定アークコンタクトに
    接触する閉路位置と該固定アークコンタクトから所定の
    距離隔てた開路位置との間を軸線方向に沿って変位する
    管状の可動アークコンタクトと、前記可動アークコンタ
    クトを同心的に囲むように設けられて前記固定主コンタ
    クトに接触する閉路位置と該固定主コンタクトから所定
    の距離を隔てた開路位置との間を前記可動アークコンタ
    クトとともに変位する筒状の可動主コンタクトと、前記
    両アークコンタクト間に生じたアークを消滅させる消弧
    機構とを備えたガス開閉器において、前記消弧機構は、
    前記可動主コンタクトを囲むように設けられて前記固定
    主コンタクト側に開口部を有し、固定主コンタクトと反
    対側の端部に底部を有する固定シリンダと、前記可動ア
    ークコンタクト及び可動主コンタクトとともに変位する
    ように設けられて前記シリンダ内にスライド自在に嵌合
    されたピストンと、前記可動主コンタクトの先端に固定
    されて前記可動アークコンタクトの先端部付近の空間を
    囲むように設けられた絶縁ノズルと、前記ピストン側か
    ら前記可動アークコンタクトと可動主コンタクトとの間
    のガス空間を通して前記絶縁ノズルの内側のガス空間に
    至るように設けられたガス流路と、前記ピストンと固定
    シリンダの底部との間に形成された第1のパッファ室を
    前記ガス流路に連通させるべく前記ピストンを貫通させ
    て設けられた第1の連通孔と、前記可動アークコンタク
    トが開路位置側に変位する際に前記連通孔を開き、前記
    可動アークコンタクトが閉路位置側に変位する際に前記
    連通孔を閉じる逆止弁と、前記固定シリンダの先端部か
    ら径方向の内側に突出した状態で設けられていて、前記
    可動アークコンタクト及び可動主コンタクトが閉路位置
    に向けて変位する過程で前記可動主コンタクトに外周側
    から嵌合して該可動主コンタクトと固定シリンダとの間
    に形成される第2のパッファ室を閉鎖する環状の突出部
    と、前記第2のパッファ室を前記ガス流路に連通させる
    第2の連通孔とを具備したことを特徴とするガス開閉
    器。
JP1402491U 1991-03-12 1991-03-12 ガス開閉器 Withdrawn JPH04111131U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1402491U JPH04111131U (ja) 1991-03-12 1991-03-12 ガス開閉器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1402491U JPH04111131U (ja) 1991-03-12 1991-03-12 ガス開閉器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04111131U true JPH04111131U (ja) 1992-09-28

Family

ID=31901733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1402491U Withdrawn JPH04111131U (ja) 1991-03-12 1991-03-12 ガス開閉器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04111131U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0405410B1 (en) Gas circuit breaker
JP2579688B2 (ja) 高圧遮断器
GB858791A (en) Improvements in or relating to gas blast electric circuit interrupters
JP2568303B2 (ja) 中電圧遮断器
JPH04111131U (ja) ガス開閉器
EP0436951B1 (en) Gas circuit breaker
JP2577116B2 (ja) 高圧又は中電圧の遮断器
JP2563855B2 (ja) 高電圧回路遮断器
JP2568296B2 (ja) 回路遮断器
US4112276A (en) Compressed-gas circuit-interrupter having a sleeve-valve for temporarily blocking the orifice throat
JP2880543B2 (ja) ガス開閉器
US4264794A (en) Circuit interrupter including arc extinguishing fluid pressurization means and pressure accumulating means
JPH0239327Y2 (ja)
JPH0722837Y2 (ja) パッファ式ガス開閉器
US4491706A (en) Circuit breaker with means for producing a flow of arc-extinguishing gas
JPS5919292Y2 (ja) ア−ク回転形しや断器
JPS5846812B2 (ja) ガスしや断器
JPS5917062Y2 (ja) 圧縮ガスしや断器
JPH0332026Y2 (ja)
JPS6132769B2 (ja)
JPS5919290Y2 (ja) ア−ク回転形しや断器
SU725107A1 (ru) Дугогасительное устройство дл газового выключател
JPH0132610B2 (ja)
JPH0439828A (ja) 開閉器の接触子
JP2701338B2 (ja) パッファ形ガス遮断器

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19950615