JPH04111110U - 自動車用電線の接続部 - Google Patents
自動車用電線の接続部Info
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- JPH04111110U JPH04111110U JP2252691U JP2252691U JPH04111110U JP H04111110 U JPH04111110 U JP H04111110U JP 2252691 U JP2252691 U JP 2252691U JP 2252691 U JP2252691 U JP 2252691U JP H04111110 U JPH04111110 U JP H04111110U
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 作業性及び生産性に優れた自動車用電線の接
続部の提供。 【構成】 電線接続部C上には樹脂ケース1が被せられ
ている。該樹脂ケース1内には紫外線硬化性の接着剤を
紫外線照射により硬化させた防水処理層10が形成され
ている。 【効果】 電線接続部C上に被せた樹脂ケース1内に紫
外線硬化性の接着剤を充填し、該接着剤を樹脂ケース1
の外側から紫外線を照射して硬化させ防水処理層10を
形成するだけの極めて簡単な作業で、しかも、短時間に
防水処理を施した自動車用電線の接続部が得られる。
続部の提供。 【構成】 電線接続部C上には樹脂ケース1が被せられ
ている。該樹脂ケース1内には紫外線硬化性の接着剤を
紫外線照射により硬化させた防水処理層10が形成され
ている。 【効果】 電線接続部C上に被せた樹脂ケース1内に紫
外線硬化性の接着剤を充填し、該接着剤を樹脂ケース1
の外側から紫外線を照射して硬化させ防水処理層10を
形成するだけの極めて簡単な作業で、しかも、短時間に
防水処理を施した自動車用電線の接続部が得られる。
Description
【0001】
本考案は自動車用電線の接続部に関するものである。
【0002】
従来、自動車内配線には自動車用低圧電線(AV線)、自動車用薄肉低圧電線
(AVS線)、自動車用超薄肉低圧電線(AVSS線)、耐熱自動車用ビニール
低圧電線(AVX線)、耐熱自動車用ポリエチレン低圧電線(AEX線)が用い
られている。
【0003】
而して、自動車用低圧電線(AV線)及び自動車用薄肉電線(AVS線)の直
線接続や分岐接続は、接続すべき電線導体相互をスリーブ接続した後、該接続部
上にPVCチューブを被せて高周波溶着し、その上にPVCテープを巻回して接
続部の防水処理を行っていた。
【0004】
また、自動車用超薄肉低圧電線(AVSS線)、耐熱自動車用ビニール低圧電
線(AVX線)及び耐熱自動車用ポリエチレン低圧電線(AEX線)の直線接続
や分岐接続は、電線の絶縁被覆層の厚さ及び材質特性等から高周波溶着が使用出
来ないため、接続すべき電線導体相互をスリーブ接続した後、接続部上に自己溶
着テープを巻き付け、その上にPVCテープを巻回して接続部の防水処理を行っ
ていた。
【0005】
しかしながら、前述のように構成された自動車用電線の接続部においては、使
用する電線の種類に応じて接続部の防水処理を行わなければならないために作業
が複雑化するばかりでなく、線径が細いために接続部上にPVCテープや自己溶
着テープを巻き付ける作業が極めて困難で長時間を要し、しかも、ハーネスが肥
大化する等多くの問題点があった。
【0006】
また、近年、低圧ビル用ケーブルや高圧電力ケーブルの直線接続部(分岐接続
部)上に、図4に示すように上部ケース21と下部ケース23を開閉自在にヒン
ジ結合したポリカーボネイト樹脂等からなるケース20を被せ、上部ケース21
に穿設されたレジン注入孔22から2種類のレジンを注入して常温下で硬化させ
て接続部の防水処理を施すことが行われている。しかしながら、この方法は線径
の太い低圧ビル用ケーブルや高圧電力ケーブルには極めて有効であるが、線径の
細い自動車用電線の接続部には適用し得ない。
【0007】
即ち、線径の細い自動車用電線の接続部においては、該接続部上に被せたケー
ス内に注入するレジンの量はせいぜい0.5gであり、接続部上に被せたケース
内に2種類のレジンを注入することは不可能である。また、自動車内配線におい
ては接続部数が極めて多い(メーカー1社における接続部の処理数は月当り約30
万箇所にも達する)ため、レジンを常温下で硬化させていたのでは到底生産性に
合わない。
【0008】
本考案は上記問題点に鑑みなされたもので、作業性に優れた自動車用電線の接
続部を提供することを目的とする。
【0009】
本考案は上記問題点を解消するために、上部ケースと下部ケースを開閉自在に
ヒンジ結合した紫外線透過性の樹脂ケースを接続部上に被せ、該樹脂ケース内に
充填された紫外線硬化性の接着剤を紫外線照射により硬化させて防水処理層を形
成し、自動車用電線の接続部を構成したものである。
【0010】
上部ケースと下部ケースを開閉自在にヒンジ結合した紫外線透過性の樹脂ケー
スは接続部を保護する。該樹脂ケース内に形成された防水処理層は接続部を防水
保護する。
【0011】
以下、本考案の実施例を図面により説明する。図1は本考案の一実施例を示す
要部欠截斜視図、図2は本考案を構成する樹脂ケースを示す斜視図で、図におい
て1は電線接続部C上に被せられた紫外線透過性の樹脂ケースで、該樹脂ケース
1は図2に示すように接続部収納室Aとその両側に電線引出孔Bを連設した上部
ケース2と下部ケース6を、前記接続部収納室Aの一方の側縁で開閉自在にヒン
ジ結合して構成されている。3は上部ケース2に穿設された接着剤注入孔、4、
4は前記接続部収納室Aの開口縁に設けられたリブ状の突起、5は接続部収納室
Aの開口縁中央部に設けられた係止突起である。
【0012】
7、7は下部ケース6に設けられた接続部収納室Aの開口縁に形成された段部
で、該段部7には前述した上部ケース2に設けたリブ状の突起4が密合する。8
は上記開口縁中央部に突設した矩形板で、該矩形板8には上部ケース2に設けた
係止突起5が嵌合係止する係止口9が穿設されている。
【0013】
10は防水処理層で、該防水処理層10は前述した紫外線透過性の樹脂ケース
1を開いて下部ケース6に設けた接続部収納室A内に電線接続部Cを収納して上
部ケース2を閉じ、該上部ケース2に設けた係止突起5を下部ケース6に設けた
矩形板8に穿設された係止口9に嵌合係止させ、上部ケース2と下部ケース6を
完全にロックした後、上部ケース2に穿設した接着剤注入口3から、変成アクリ
レートを主成分とする一液性の紫外線硬化性接着剤、例えば、ロックタイト(日
本ロックタイト株式会社製)を樹脂ケース1内に充填し、樹脂ケース1の外側か
ら紫外線を照射し接着剤を硬化させて形成されている。
【0014】
而して、前記樹脂ケース1内に充填する紫外線硬化性の接着剤は約0.5gと
極めて少なく、且つ、樹脂ケース1の外側から紫外線を照射することで極めて短
時間で硬化するので作業性及び生産性が著しく向上し、しかも、各種自動車用電
線の接続部に適用し得る。
【0015】
なお、以上は直線接続部について図示説明したが本考案はこれに限定されるも
のではなく、図3に示すように分岐接続部にも適用し得ることは勿論であり、ま
た、自動車用電線の接続部以外にも適用し得るものである。
【0016】
本考案によれば上述のように、電線接続部C上に樹脂ケース1を被せ、該樹脂
ケース1内に紫外線硬化性の接着剤を充填し、樹脂ケース1の外側から紫外線を
照射して上記接着剤を硬化させ防水処理層10を形成するだけの極めて簡単な作
業で、しかも、短時間に防水処理を施した電線接続部が得られるという優れた利
点がある。
【0017】
【図1】本考案の一実施例を示す要部欠截斜視図
【図2】本考案を構成する樹脂ケースを示す斜視図
【図3】本考案の他の実施例を示す斜視図
【図4】従来の電線接続部を示す斜視図
1 樹脂ケース 2 上部ケ
ース 6 下部ケース 10 防水処
理層 C 電線接続部
ース 6 下部ケース 10 防水処
理層 C 電線接続部
Claims (1)
- 【請求項1】 上部ケースと下部ケースを開閉自在にヒ
ンジ結合した紫外線透過性の樹脂ケースが接続部上に被
せられ、該樹脂ケース内に紫外線硬化性の接着剤を紫外
線照射により硬化させた防水処理層が形成されているこ
とを特徴とする自動車用電線の接続部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2252691U JPH04111110U (ja) | 1991-03-14 | 1991-03-14 | 自動車用電線の接続部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2252691U JPH04111110U (ja) | 1991-03-14 | 1991-03-14 | 自動車用電線の接続部 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04111110U true JPH04111110U (ja) | 1992-09-28 |
Family
ID=31908013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2252691U Pending JPH04111110U (ja) | 1991-03-14 | 1991-03-14 | 自動車用電線の接続部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04111110U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006156327A (ja) * | 2004-11-25 | 2006-06-15 | Samsung Electronics Co Ltd | ランプホルダーと、これを有するランプアセンブリ、バックライトアセンブリ及び表示装置 |
JP2008311183A (ja) * | 2007-06-18 | 2008-12-25 | Mitsubishi Electric Corp | ワイヤーハーネス |
WO2017204313A1 (ja) * | 2016-05-25 | 2017-11-30 | 京セラ株式会社 | 分岐コネクタ |
WO2021199983A1 (ja) * | 2020-03-30 | 2021-10-07 | 住友電装株式会社 | ワイヤハーネス |
-
1991
- 1991-03-14 JP JP2252691U patent/JPH04111110U/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006156327A (ja) * | 2004-11-25 | 2006-06-15 | Samsung Electronics Co Ltd | ランプホルダーと、これを有するランプアセンブリ、バックライトアセンブリ及び表示装置 |
JP2008311183A (ja) * | 2007-06-18 | 2008-12-25 | Mitsubishi Electric Corp | ワイヤーハーネス |
WO2017204313A1 (ja) * | 2016-05-25 | 2017-11-30 | 京セラ株式会社 | 分岐コネクタ |
JPWO2017204313A1 (ja) * | 2016-05-25 | 2018-06-07 | 京セラ株式会社 | 分岐コネクタ |
CN109155486A (zh) * | 2016-05-25 | 2019-01-04 | 京瓷株式会社 | 分支连接器 |
US10680352B2 (en) | 2016-05-25 | 2020-06-09 | Kyocera Corporation | Branch connector |
WO2021199983A1 (ja) * | 2020-03-30 | 2021-10-07 | 住友電装株式会社 | ワイヤハーネス |
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