JPH0411091A - 無機ペーパーの製造方法及びその方法による無機ペーパー - Google Patents

無機ペーパーの製造方法及びその方法による無機ペーパー

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JPH0411091A
JPH0411091A JP10869690A JP10869690A JPH0411091A JP H0411091 A JPH0411091 A JP H0411091A JP 10869690 A JP10869690 A JP 10869690A JP 10869690 A JP10869690 A JP 10869690A JP H0411091 A JPH0411091 A JP H0411091A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は無機ペーパーの製造方法及びその方法による無
機ペーパーに関し、更に詳細にはその厚さが0.2鎮以
下で安定して抄造可能な博物無機ペーパーの製造方法及
びその方法による無機ペーパーに関する。
[従来の技術] 近年セラミック繊維、アルミナ繊維、ジルコニアfiA
M、マイクロガラス繊維等の無機繊維をペーパー化した
無機ペーパーをコルゲート加]ニジて製作される熱交換
器或いは触媒担体用ローターの性能向上のために、ロー
ターセルの細孔化或いは多孔化が要請されてきている。
ローターセルを細孔化或いは多孔化するためには、無機
ペーパーの厚さを薄くする必要があるが、従来の無機ペ
ーパーは厚さを薄くすると強度が大きく低下し、安定抄
造が困難になるという問題があった。このため一般的に
は無機ペーパーを高坪量化して全体の強度を確保して抄
造するため、厚さも市販品では0.5m++以上が普通
で上記の要請に応えることは困難であった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は上述の問題点を解消し、厚さを薄くしても安定
抄造が可能な高い強度を有する薄物無機ペーパーの製造
方法及びその方法により得られる無機ペーパーを提供す
ることを目的とする。
本発明者等は上記目的を達成するため、鋭意研究の結果
、ペーパーの強度が低下する要因として、無機繊維に含
まれる多量のショットによるペーパーの欠陥が発生する
こと並びにバインダーが不適切なため紙力が得られない
等の知見を得て、本発明を完成するに至った。
[課題を解決するための手段] すなわち本発明は、粒径44μm以上のショットの含有
率が10重量%以下であるショットレス無機繊維100
重量部に対し、カナダ標準濾水度が100−以下に叩解
されたパルプ5〜20重饅部を加えた後、エマルジョン
バインダー5〜20型動部(ただし、パルプの使用量以
下とする)を添加してエマルジョンバインダーを主とし
て前記パルプに定着させた水系スラリーを、厚さ005
〜0.2amのシートに抄造することを特徴とする無機
ベーパーの製造方法及びその方法による無機ペーパーで
ある。
セラミック1IIli等の無機繊維に木材パルプ等の有
機IINを配合lH又は結合剤として使用することは知
られている。
たとえば、特開昭52−140605号公報には、セラ
ミックファイバー70〜95重量部と有機質繊維5〜8
0重四部との混合繊維に、難燃剤と結合剤を添加して抄
造するセラミックファイバー質の紙葉状物の製造法が開
示されている。この提案の場合、パルプを結合剤として
使用する意味もあるが、別に結合剤としてポリビニルア
ルコールなどを用いており、実施例の厚さの最も薄いも
のでも0.21−である。
更に、結合剤として細径化した有機繊維を混合するもの
として、たとえば、特開昭62−191599号公報に
はガラス繊維、カーボン繊維、アルミナ繊維などの無機
繊維に、結合剤として繊維径が10μm以下までフィブ
リル化された天然繊維及び合成IIAHなどの有機繊維
を混合して抄紙する無機ペーパーの’FJ造法が提案さ
れている。この提案には薄物無機ペーパーが開示されて
いるが、抄紙機で安定して抄造するには不充分な強度レ
ベルである。
なお、特公昭62−59070号公報には、ファインセ
ラミックス原料粉末100重量部に濾水度(C8F)9
5〜10dの範囲よりなる天然パルプなどを0.5〜2
9重量部を加えて、セラミックシートを抄造することが
開示されているが、原料がセラミックの粉末であり、よ
り緻密な焼成シートを得るためにパルプ1を05〜2.
9重量部と少なくしており、厚さも2,6Mである。
また、無機繊維にエマルジョンバインダーを添加して抄
造することも従来知られている=たとえば、特開昭55
−103399号公報には3〜6ミクロンの平均直径を
有する合成鉱物II雑と未漂白の硫酸塩パルプなどのセ
ルロースSIWの混合水性懸濁体をシート化して予備乾
燥した後、ラテックスエマルジョンを繊維マットに送給
プる繊維マットの製造方法の提案がある。
しかし、この提案はラテックス1マルジジンをシートを
予備乾燥してから結合剤としてII霧していること、こ
のシートは厚さの明示はないが繊維マットと称している
ことから厚いものと見られる。
このほか、無機II雑シートにエマルジョンバインダー
を添加している例、たとえば、特開昭63182499
号公報が見られるが、厚さが(1,8amと厚い非アス
ベスト系ビータ−シートである。
前述のように、無機繊維のバインダーとしてエマルジョ
ンバインダーは一般的に用いられるが、バインダーが主
体繊維に定着されていないので、乾燥時にバインダーマ
イグレーションが発生し特に紙厚が薄い場合大きな強度
低下をおこすおそれがある。
なお、湿式抄紙法でなく、セラミック粉末に結合剤など
をU練したペーストを、キャリアフィルムに塗布して、
フィルムと共に乾燥した後、フィルムから剥して厚さ 
0.2厘のグリーンシートを得るドクターブレード法に
よるものが知られているが、この場合有機溶媒を用いる
ので、パルプ或いはエマルジョンバインダーを使用する
ことはないのが普通である。
本発明でいう無機ペーパーは、通常湿式抄紙で得られる
無機ペーパー或いは無機繊維不織布と称するものが含ま
れる。
本発明は厚さ02IllII!以下という薄物無機ペー
パーの欠陥発生の要因として、無機繊維中に多量に含ま
れるショットに着目し、ショットを除去した無機m帷を
使用することに特徴がある。
本発明に用いられるショットレス無機繊維は通常の方法
で製造される無機繊維から粒径44μm以上のショット
の含有率が10%以下になるように処理されたものを使
用する。このようなショットレス無機繊維は無機繊維の
種類によっては市販品があるためそれを利用してもよい
。市販品がない場合は別にショット除去操作が必要とな
る。ショット除去操作は第1段から順に高さを低くした
堰を数段設けたリフラーを用いると良い結果を得ること
ができる。このリフラーにより分散処理後の無機繊維ス
ラリーを最適な濃度と流速で処理すれば、本発明のショ
ットレス無機繊維の条件を満す無機繊維スラリーを効率
良く得ることができる。
次に本発明に用いられるパルプは、NBKPやNUKP
等のパルプをレファイナー簀でカナダ標準濾水度が10
0mfl以下、10部以上になるように高度に叩解した
ものを使用する。
高叩解パルプの使用量は、無機l雑100重量部(以下
重量部は単に部と略記号る)に対し、5〜20部が好ま
しい。
使用量が5部未満ではエマルジョンバインダーの定着面
積が少なくなるため十分な強度が得られず、一方、20
部を超えると濾水性が悪化し操業安定性を損なうからで
ある。
本発明に用いられるエマルジョンバインダーとしては、
アクリル樹脂、エポキシ樹脂、合成ゴム等をエマルジョ
ン化したものが使用される。これらのエマルジョンバイ
ンダーは、定着剤を用いて主としてパルプに定着され、
一部は無機繊維にも定着される。この場合、好ましくは
エマルジョン粒子表面をカチオン変性した両性イオンエ
マルジョンバインダーを用いると、負のゼータ電位を持
つパルプ等に定着剤なしで自己定着するため好都合であ
る。
このようなエマルジョンバインダーは、高叩解パルプ等
の表面に定着されているため、抄紙後紙層内に均一に存
在し、乾燥時の紙表面へのマイグレーションも小さい。
従って、熱溶融型のPVAバインダーのように乾燥時の
バインダーマイグレーションによる強度低下が発生せず
、また、乾燥後はIl維間で造膜接着するため、高叩解
パルプのみをバインダーとして用いた場合と比べて強度
を大きく向上させることができる。
エマルジョンバインダーの添加曾は、無機繊維100部
に対し、5〜20部が好適であるが、パルプの使用量以
下にすることが必要である。パルプの使用量以上にエマ
ルジョンバインダーを添加しても定着面積が不足するた
め、過剰のエマルジョンバインダーの大半は、抄紙時に
流失してしまうからである。
以上述べたように、本発明の無機ペーパーはショットレ
ス無機繊維を主体繊維とし、バインダーとして高叩解パ
ルプとエマルジョンバインダーを併用することを必須要
件としていることに特徴があり、ショットレス無機繊維
、高叩解パルプ、エマルジョンバインダーの三者の相乗
効果により本発明の目的を達成できるのである。
本発明の無機ペーパーは、湿式抄紙に用いられる通帛の
円網、長網又は傾斜金網式等の抄紙機で抄造することが
できる。
本発明の無機ペーパーは、ショットレス無機繊維を用い
ているため、ショットによる欠陥のない良IEな地合が
得られ、また、バインダーとしてそれぞれ単独ではバイ
ンダー作用が不充分な高叩解パルプとエマルジョンバイ
ンダーを併用し、主に高叩解パルプにエマルジョンバイ
ンダーを定着させ、複合バインダーとしていることに特
徴がある。
このため、バインダーマイグレーションによる強度低下
が発生せず、更にショットのない良好な分散状態の無機
Il雑の使用と相俟って従来にはなかった強度を発揮す
るため、低坪吊化しても充分安定した抄造が可能である
[実施例1 以下実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1 高速攪拌機を備えた容量1m3の攪拌槽に、0.8m3
の水を注入し、次いで粒径44μTrL以上のショット
の含有率が10%以下であるショットレスセラミック繊
Ifl′(新日鉄化学製SCバルク1260D2)10
#を投入し、2000回転/分で10分間分散処理をし
た。このセラミック繊維水系スラリーにNBKPをレフ
ァイナーで力±ダ標準濾水度(以下フリーネスと略記)
 5(ldに叩解したものを0.5 K9(固形分)投
−人し、攪拌混合した。
更に、両性イオンラテックスエマルジョン(三井サイア
ナミツド製C−122)  0.!Jg(固形分)を前
記水系スラリーに添加し、パルプ等に自己定着させた。
この原料を円網ヤンキー式テストマシンで抄紙し、坪1
30g/TItのセラミックペーパーを得た。
得られたセラミックペーパーの諸物性を表に示す。
試験方法 坪量: JIS  P8124による 厚さ、密度: JIS  P8118による灰分: J
IS  P8128による 引張強さ: JIS  P8113による操業性:実施
例、比較例で使用した円網ヤンキーマシンによる抄造中
の原料の濾水性、通紙状況を観察した結果を示す。
実施例2 実施例1において、ショットレスセラミック繊@’l0
Kgに対し、フリーネス50+df7)NBKPを2 
K9く固形分)両性イオンラテックスエマルジョン2に
9(固形分)を添加した以外は、実施例1と同様にして
セラミックペーパーを得た。
実施例3 実施例1において、ショットレスセラミック繊110K
gニ対シ、’7’J−ネス50m(7)NBKP’を2
Kff(固形分)添加した以外は、実施例1と同様にし
てセラミックペーパーを得た。
実施例4 実施例1において、ショットレスセラミック繊@10K
gに対し、両性イオンラテックスエマルジョンの代わり
にアクリル樹脂エマルジョン(大日本インキ化学製5F
C−55>  0.589(固形分)を添加した後、硫
酸バンドを前記セラミックl雑とパルプ繊維合計量に対
し2重け%添加することにより定着させた以外は、実施
例1と同様にしてセラミックペーパーを得た。
実施例5 実施例2において、シミツトレスセラミック繊を分散処
理後、2 K9のガラス類mtm<ユニチカUMグラス
製UPG1/2)を添加し、セラミック繊維と混合分散
した以外は、実施例2と同一配合で、実施例1の手順に
よりセラミックペーパーを得た。
実施例6 高速撹拌機を備えた容11m”の撹拌槽に08TrL3
の水を注入し、次いでアルミナ繊M(ICI製サフサフ
ィル0.5Kgを投入し、2000回転/分で10分間
分散処理をした。このアルミナ繊維スラリーを濃度02
%に蝉釈し、3段の堰を設けたリフラーに401/分の
流速で流すことによりショットを除去した。ショット捕
集率は48%であった。
このアルミナ繊維スラリーに、NBKPをリファイナー
でフリーネス50dに叩解したものを2 Ky(固形分
)投入し、撹拌混合した。更に両性イオンラテックスエ
マルジョン2Kg(固形分)を前記スラリーに添加しパ
ルプ等に自己定着させた。この原料を用いて実施例1の
手順により坪[309/尻のアルミナペーパーを得た。
実施例7 実施例6におい、て、アルミブ繊110.5kgの代わ
りにジルコニア繊維にチアス製)15.5Kgを用い実
施例6と同様にして分散およびショット除去処理を行っ
た。シミツト捕集率は355%であった。
このジルコニア繊維スラリーを用いて、実施例6と同一
配合で実施例1の手順により坪ff130g/麓のジル
コニアベーパーを得た。
実流例8 実施例2において、ショットレスセラミック繊11[1
0/(gの代わりにマイクロガラス繊1ffl(ジョン
ズ・マンビル類108E)を用いた以外は実施例2と同
様にして坪N30g/iのマイクロガラスペーパーを得
た。
比較例1 実施例1において、ショットレスセラミック繊維10に
!lに対し、フリーネス50Il!I2に叩解したNB
KPを2.589、両性イオンラテックスエマルジョン
を25Kgを添加した以外は、実施例1と同様にしてセ
ラミックペーパーを得た。
比較例2 実施例1において、ショットレスセラミック繊維10 
Kgに対し、フリーネス50a12に叩解したNBKP
 0.3Ky、両性イオンラテックスエマルジョン0.
3Kgに添加した以外は、実施例1と同様にしてセラミ
ックペーパーを得た。
比較例3 実施例2において、ショットレスセラミック繊維の代わ
りに、通常のセラミック繊維(新日鉄化学製SCバルク
1260)を10 Kg用いる以外は、実施例2と同一
配合で実施例1の手順によりセラミックペーパーを得た
比較例4 実施例2において、フリーネス50dに叩解したNBK
Pの代わりに、フリーネス150〆に叩解したNBKP
2#を添加する以外は、実施例2と同・配合で実施例1
の手順によりセラミックペーパーを得た。
比較例5 実施例1において、ショットレスセラミック繊維10 
Kyに対し、フリーネス50J!i!に叩解したNBK
P 2 Kt並びに両性イオンラテックスエマルジョン
の代わりに、PVAバインダー(電気化学工業製デンカ
KVG)を2 Kg添加する以外は、実施例1と同様に
してセラミックペーパーを得た。
比較例6 実施例1において、ショットレスセラミック繊1110
Kgに対し、両性イオンラテックスエマルジョンをNB
KP使用量より多い2 Ky添加する以外は実施例1と
同様にしてセラミックペーパーを得た。
比較例7 実施例7においてジルコニア繊1!15.5Kgを用い
て分散およびショット除去処理を行う代わりに、ジルコ
ニア1lllt101(9を用いて実施例6と同様にし
て分散処理のみを行う以外は、実施例6と同一配合で実
施例1の手順により坪量30g/mのジルコニアペーパ
ーを得た。
実施例1〜8、比較例1〜7で得られた無機ペーパーの
紙質及びテストマシンにおける操業性を表に示す。
表に示された結果から明らかなように、本発明の実施例
1〜4および6〜8に示された無機ペーパーは、ショッ
トレス無@@@ 100部に対し、フリーネス100d
以下に叩解されたパルプ5〜20部とエマルジョンバイ
ンダー5〜20部を併用することにより、本発明の範囲
外の比較例1.2に比べて低坪量化しても安定操業に不
可欠な充分な強度と良好な地合を得ることができる。た
だし、比較例6で示すように、パルプの使用量よりエマ
ルジョンバインダーの添加量を多くすると、パルプ繊維
の定着面積を越えるバインダーは、パルプに定着されず
、抄紙時に流失してしまうので好ましくない。
実施例5はショットレス無機l1lNlに、フリーネス
 100id以下に叩解されたパルプ及びエマルジョン
バインダーを添加するほかに、ガラス短繊維を添加した
例を示し、これにより引張強度が向上し、操業性も安定
している。
また、比較例3および比較例〜7のショットを多量に含
む通常の無機繊維を使用したシートは、地合不良でシー
トの強度が弱く、操業性が悪い。
更に、比較例4のフリーネス100d以下まで叩解しな
い叩解不充分なパルプを使用したもの及び比較例5のエ
マルジョンバインダーの代りに通常の熱溶融型のPVA
バインダーを使用したものは、いずれも無機ペーパーの
強度が不充分でそのため紙切等が多く操業が不安定であ
った。
(以下余白) [発明の効果] 以上説明したように、本発明の無機ペーパーの製造方法
は、ショットレス無機繊維を使用し、これに適−の高叩
解パルプとエマルジョンバインダーを併用することによ
り、従来湿式抄紙では抄造が困難であった厚さ0.2厘
以下という薄物無機ペーパーを、安定して抄造すること
ができたものである。この製造方法により得られる無機
ペーパーはシート強度が強いため、熱交換器や触媒担体
等のローター用だけでなく、様々な産業分野にも有効に
活用できるものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、粒径44μm以上のショットの含有率が10重量%
    以下であるショットレス無機繊維100重量部に対し、
    カナダ標準濾水度が100ml以下に叩解されたパルプ
    5〜20重量部を加えた後、エマルジョンバインダー5
    〜20重量部(ただし、パルプの使用量以下とする)を
    添加してエマルジョンバインダーを主として前記パルプ
    に定着させた水系スラリーを、厚さ0.05〜0.2m
    mのシートに抄造することを特徴とする無機ペーパーの
    製造方法。 2、請求項1記載の製造方法により抄造されてなる厚さ
    0.05〜0.2mmの無機ペーパー。
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