JPH04110724A - 移動体ルートガイド装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、ＧＰＳ衛星からの電波を受信することにより
、移動体の現在位置を表示する移動体ルートガイド装置
に関するものである。

（従来の技術） 従来よりＧＰＳ　（以下、Ｇｌｏｂａｌ　Ｐｏｓｉｔｉ
ｏｎｉｎｇＳｙｓ　ｔｅｍ）等と呼ばれるルートガイド
装置が知られている。

ＧＰＳは１９７２年から米国国防総省が開発を進めてい
るシステムである。ＧＰＳは地球周回軌道を回る２１個
のＧＰＳ衛星のうち、視野にある４個（あるいは３個）
のＧＰＳ衛星の電波を受信することにより、全世界、全
天候で２４時間、現在位置の緯度、経度、および、高度
（ＧＰＳ衛星が３個のみの場合には緯度と経度のみ）等
を測定する。

ＧＰＳを使用したルートガイド装置は、例えば、特開昭
６１−２２８４８６号公報等に開示されている。

また、この他にも、複数の通過地点の位置をあらかじめ
設定しておき、設定された通過地点を順次目標地点に設
定して、各地点における目標地点の方向を表示する装置
が提案されている。この種の従来装置においては、移動
体が目標地点に近づいて、目標地点と移動体との距離が
所定距離まで近づくと、表示ランプやスピーカ等で合図
が行われる。合図が行なわれた後は、次の通過地点を目
標地点に設定して、再び各地点における目標地点の方向
を表示する。

複数の通過地点が設定できるルートガイド装置は、例え
ば特開昭５８−２６２１４号公報等に開示されている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、従来のルートガイド装置は通過地点を設
定する際に、前回設定した通過地点とは無関係な位置か
らデータを入力しなければならなかった。このため、ス
イッチを操作する回数が多くなり、複数の通過地点を結
ぶルートの設定が非常にわずられしかった。

本発明はこのような問題点を解消するためになされたも
ので、複数の通過地点を結ぶルートの設定を容易にする
ことを技術的課題とする。

（課題を解決するだめの手段） 前述した技術的課題を達成するために講した技術的手段
は、移動体の現在位置を測定するための測位手段と、通
過地点を記憶する経路記憶手段と、該通過地点に向かう
ための情報を表示する表示手段と、前記記憶手段に前記
通過地点を設定する通過地点設定手段とを備える移動体
ルートガイド装置において、 前記経路記憶手段に前記通過地点を設定する前に、前回
設定された前記通過地点を表示する通過地点表示手段を
設けたことである。

（作用） 前述した技術的手段によれば、経路記憶手段に通過地点
を設定する前に、通過地点表示手段が前回設定された通
過地点を表示する。従って、通過地点を設定する際には
、前回設定した通過地点からデータを入力すればよい。

この結果、複数の通過地点を結ぶルートを設定する際に
必要なスイッチ操作の回数が減少し、ルートの設定が容
易になる。

（実施例） 以下、添付開面を参照して本発明か適用された好ましい
一実施例装置について説明する。

第１図は本実施例装置の電気的構成を描いたブロック図
である。

アンテナｌは自動車の外側に取り付けられており、Ｇ　
Ｐ　Ｓ　（Ｇｌｏｂａｌ　Ｐｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇ　Ｓ
ｙｓｔｅｍ）衛星からの電波を受信する。

このアンテナｌには、ＧＰｓ受信機２が接続されている
。ＧＰＳ受信機２はアンテナｌを介して受信したＧＰＳ
衛星からの電波を復調し、自動車の現在位置の緯度デー
タおよび経度データ等を概略１秒間に１回の割合で出力
する。

この種の動作を行うＧＰＳ受信機２はすでに市販されて
おり公知なので、ＧＰＳ受信機２についての詳細な説明
は省略する。

ＧＰＳ受信機２によって算出された緯度データおよび経
度データは電子制御装置３に入力される。

電子制御装置３にはデイスプレィ装置４が接続されてい
る。デイスプレィ装置４には、地図帳ゲージ５が接続さ
れている。地図帳ゲージ５は地図帳５３に重ねて使用さ
れる。

電子制御装置３には、地図情報を記憶したＲＯＭが内蔵
されている。このＲＯＭには、本実施例装置専用の地図
帳５３に収録された地図の縮尺や原点の緯度・経度等が
各ページ毎に記憶されている。これらの地図は数冊の地
図帳５３に製本されており、おのおのの地図帳５３毎に
異なった地図帳番号が付されている。

従って、キーボード６から地図帳番号やページ番号が入
力されると、電子制御装置３は入力されたページに記載
された地図の縮尺や地図の原点の緯度・経度等を知るこ
とができる。電子制御装置３は、ＧＰＳ受信機２から受
は取った緯度データや経度データ、およびＲＯＭに記憶
された地図データに基づいて地図上の現在位置を計算し
、地図帳ゲージ５に現在位置を表示する。

地図帳ゲージ５はコ字状のフレーム５１に透明板５２を
固定した構造を有する。透明板５２は地図帳５３の上に
重ねられる。フレーム５１にはＸ軸表示用ＬＥＤ群５４
とＹ軸表示用ＬＥＤ群５５か固定されている。Ｘ軸表示
用ＬＥＤ群５４は−定ピツチ（本実施例では約５＝）を
おいて配置された１個の発光ダイオードを備える。また
、Ｙ軸表示用ＬＥＤ群５５も一定ピッチ（本実施例では
約５ｍｍ）をおいて配置された３個の発光ダイオードを
備える。Ｘ軸表示用ＬＥＤ群５４の中から一つの発光ダ
イオード５４１が点灯し、現在位置ＰのＸ軸方向の位置
が表示される。同様に、Ｙ軸表示用ＬＥＤ群５５の中か
ら一つの発光ダイオード５５１が点灯し、現在位置ＰＯ
Ｙ軸方向の位置か表示される。発光ダイオード５４１と
５５１の位置によって透明板５２が重ねられた地図上に
おける現在位置Ｐが表示される。

位置表示ゲージ５はＸ軸表示用ＬＥＤ群５４とＹ軸表示
用ＬＥＤ群５５を使って現在位置Ｐを表示するので、位
置表示ゲージ５の分解能は発光ダイオードのピッチ（本
実施例ではＸ軸方向、Ｙ軸方向とも約５ｍｍ）に等しい
。このため、地図の縮尺が小さくなると、位置表示ゲー
ジ５の分解能が不足し、誤差か大きくなる。

第２図にデイスプレィ装置４の詳細を示す。デイスプレ
ィ装置４は目標地点の方向を示す矢印４ａと、自動車の
進行方向に対する北の方向を示す“′Ｎ゛印４ｂと、使
用している地図帳５３０番号やページ番号を示す地図帳
指定表示部４ｃと、ＧＰＳ衛星の受信状態を示す衛星受
信状態表示部４ｄと、目標地点までの残距離を表示する
残距離表示部４ｅ、４ｆと、移動体の高度（即ち、海抜
）を表示する高度表示部４ｇと、現在向かつている通過
地点の番号を示す通過地点表示部４ｈ、、＄よび、地図
帳指定表示部４ｃに表示された地図の縮尺を表示する縮
尺表示部４ｉを備える。また、デイスプレィ装置４には
、キーボード６が発信した赤外線を受信するための赤外
線受光部４１、および、地図帳ゲージ５を接続するだめ
の端子４２、目標地点に近づいたことを報知するブザー
４３が設けられている。

電子制御装置３は、あらかしめ設定された通過地点を一
つずつ順番に読み出して目標地点とする。

そして、移動体が目標地点に近づくとブザー４３を鳴ら
して運転者に合図を送り、順番に従って次の通過地点を
目標地点に設定する。

第３図はキーボード６を描いた平面図である。

キーボード６は、通過地点を設定するため等に操作する
設定スイッチ６１．通過地点の位置等を入力するための
四方向スイッチ６２，６３，６４゜６５、および、通過
地点の設定を終了するための設定終了スイッチ６６を備
えている。

以下、第４図を参照して、電子制御装置３の動作につい
て説明する。

最初に電子制御装置３は、以後の処理に必要な初期化の
処理を行う（ステップＳｌ）。

その後、電子制御装置３は、設定スイッチ６１が操作さ
れたか否かを判断する（ステップＳ２）。

設定スイッチ６１が操作されていれば（Ｙｅｓ）、通過
地点を設定登録するモート°に入る（ステップＳ３）。

設定登録モードにおいては、通過地点の順番、通過地点
が記載された地図帳の番号やページ番号、通過地点の緯
度や経度が設定される。通過地点の設定については、後
に第５図を参照して詳細に説明する。

ステップＳ２において設定スイッチ６１か操作されてい
なければ（Ｎｏ）、電子制御装置３はＣＰ、Ｓ受信機２
から緯度データと経度データが入力されているか否かを
判断する（ステップＳ４）。

緯度データと経度データが入力されていない時（Ｎｏ）
には、ステップＳ２に戻り、緯度データと経度データが
入力されるのを待つ。

次に、電子制御装置３は地図の縮尺を判断する（ステッ
プＳ５）。地図の縮尺が４０万分の１の「広域地図」で
あった時には設定距離りを２．０　ｋｍに設定しくステ
ップＳ６）、縮尺が２０万分の１の「市街地図」であっ
た時には設定距離りを１．０ｂに設定しくステップＳ７
）、それ以外の「詳細地図」では設定距離りを０．４　
ｋｍに設定する（ステップＳ８）。

設定距離りは現在位置から目標地点までの残距離ΔＬと
比較される（ステップＳ９）。現在位置から目標地点ま
での残距離ΔＬが設定距離りよりも短くなると（Ｙｅｓ
）、電子制御装置３はブザー４３を鳴動させ（ステップ
３１０）、順番に従つて次の通過地点を目標地点として
設定する（ステップ５１１）。

その後、電子制御装置３は現在位置から目標地点へ向か
う方向を演算する（ステップ５１２）。

また、電子制御装置３は目標地点までの残距離ΔＬを演
算（ステップ５１３）する。さらに、電子制御装置３は
、現在位置の緯度データと経度データに基づいてＬＥＤ
群５４．５５の点灯位置を決定する（ステップ３１４）
。その後、電子制御装置３は目標地点の方向、北の方向
、目標地点になでいる通過地点の順番、地図帳番号、ペ
ージ番号、残距離へし、縮尺、および高度等をティスプ
レィ装置４に表示し、現在位置を地図帳ゲージ５に表示
する（ステップ５１５）。

以下、第５図を参照して通過地点の設定登録について説
明する。

設定スイッチ６１か操作されると、電子制御装置３は前
回設定された通過地点の順番を通過地点表示部４ｈに点
滅表示しくステップ５２１）、通過地点の順番が入力さ
れるのを待つ（ステップ５２２）。ステップ５２２４こ
おいて、ユーザーは四方向スイッチ６２と６４を操作し
て通過地点の順番を入力する。四方向スイッチ６２が操
作されると通過地点表示部４ｈに表示された通過地点の
順番が＋１され、四方向スイッチ６４が操作されると通
過地点の順番が−１される。設定したい通過地点の順番
が通過地点表示部４ｈに表示されたら、設定スイッチ６
１を操作する。設定スイッチ６１を操作することにより
通過地点表示部４ｈに表示された通過地点の順番か電子
制御装置３に設定される。

次に、電子制御装置３は前回設定された地図帳番号とペ
ージ番号を地図帳指定表示部４ｃに点滅表示しくステッ
プ３２３）、地図帳番号が入力されるのを待つ（ステッ
プ８２４）。ステップＳ２４において、ユーザーは四方
向スイッチ６２と６４を操作して地［ｋｌｔ！番号を入
力し、四方向スイッチ６３と６５を操作してページ番号
を入力する。

四方向スイッチ６２が操作されると地図帳指定表示部４
ｃに表示された地図帳番号が＋１され、四方向スイッチ
６４が操作されると地図帳番号が１される。また、四方
向スイッチ６３が操作されると地図帳指定表示部４ｃに
表示されたページ番号が＋１され、四方向スイッチ６５
が操作されるとページ番号が−１される。設定したい地
図帳番号とページ番号か地図帳指定表示部４ｃに表示さ
れたら、設定スイッチ６１を操作する。設定スイッチ６
１を操作することにより地図帳指定表示部４ｃに表示さ
れた地図帳番号とページ番号が電子制御装置３に設定さ
れる。

次に、電子制御装置３は入力された地図帳番号とページ
番号に基づいてＲＯＭを参照し、設定された地図の縮尺
を求める（ステップ５２５）。求められた縮尺は縮尺表
示部４ｉに表示される。

次に、電子制御装置３は前回設定された通過地点を地図
帳ゲージ５に点滅表示しくステップ５２６）、通過地点
の座標か入力されるのを待つ（ステップ５２７）。ステ
ップＳ２７において、ユーザーは四方向スイッチ６２〜
６５を操作して通過地点の座標を設定する。四方向スイ
ッチ６２．６４が操作されると地図帳ゲージ５に固定さ
れたＸ軸表示用ＬＥＤ群５４の点灯位置が図示左右方向
に移動する。また、四方向スイッチ６３．６５が操作さ
れると地図帳ゲージ５に固定されたＹ軸表示用ＬＥＤ群
５５の点灯位置が図示上下方向に移動する。設定スイッ
チ６１を操作することによりＸ軸表示用ＬＥＤ群５４と
Ｙ軸表示用ＬＥＤ群５５が点灯した座標が電子制御装置
３に設定される。

次に電子制御装置３は設定された座標に基づいて通過地
点の経度と緯度を計算して記憶する（ステップ８２８）
。・この時、地図帳ゲージ５の分解能が一定なので、地
図の縮尺が太き（なるほど計算された経度と緯度に大き
な誤差が含まれるようになる。しかし、本実施例装置で
は、地図の縮尺が大きくなるほど設定距離りが大きな値
に変更されるため、地図の縮尺によらず正確な動作が得
られる。

その後、設定終了スイッチ６６が操作されたか否かを判
断しくステップ３２９）、設定終了スイッチ６６が操作
されるまで、前述した動作（ステンプＳ２１〜ステップ
５２５）を繰り返す。設定終了スイッチ６６が操作され
た時には（Ｙｅｓ）第４図のフローに復帰する処理を行
う（ステップ３３０）。

このように、本実施例装置では、通過地点の順番、地図
帳番号、ページ番号、座標を設定する際に、前回設定さ
れたデータがデイスプレィ装置４や地図帳ゲージ５に表
示される。この結果、ユーザーは表示されたデータに変
更を加える形で通過地点の設定が行える。従って、複数
の通過地点を結ぶルートを設定する隙に必要な四方向ス
イ゛ンチ６２〜６５の操作を減らすことができ、ルート
の設定が容易になる。

また、本実施例装置では地図帳ケージ５が重ねられた地
図の縮尺が大きくなるに従って合口が送られる設定距離
りが長く調整されるので、ブザー４３が鳴動した時に位
置表示ケージ５に表示される地検動体の現在位置は常に
通過地点の手前に位置するようになる。また、地図の縮
尺か小さくなってもブザー４３か鳴動する位置は常に通
過地点の近傍になる。

（発明の効果〕 本発明によれば、経路記憶手段に通過地点を設定する前
に、通過地点表示手段が前回設定された通過地点を表示
する。従って、通過地点を設定する際には、前回設定し
たｉｌ通過地点らデータを入力すればよい。この結果、
複数の通過地点を結ぶルートを設定する際に必要なスイ
ッチ操作の回数か減少し、ルートの設定が容易になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本実施例装置の電気的構成を描いたブロック図
である。 第２図は表示パネルを描いた平面図である。 第３図はキーボードを描いた平面図である。 第４図と第５図は本実施例装置の動作を示すフローチャ
ートである。 ｌ・・・アンテナ（測位手段）、 ２・・・ＧＰＳ受信機（測位手段）、 ３・・・電子制御装置（経路記憶手段１通過地点設定手
段１通過地点表示手段）、 ４・・・デイスプレィ装置（表示手段）、５・・・地図
帳ゲージ（表示手段）、 ６・・・キーボード（スイッチ）。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 移動体の現在位置を測定するための測位手段と、通過地
   点を記憶する経路記憶手段と、 該通過地点に向かうための情報を表示する表示手段と、 前記記憶手段に前記通過地点を設定する通過地点設定手
   段と、 前記経路記憶手段に前記通過地点を設定する前に、前回
   設定された前記通過地点を表示する通過地点表示手段と
   、 を備える移動体ルートガイド装置。