JPH041101Y2 - - Google Patents

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JPH041101Y2
JPH041101Y2 JP735787U JP735787U JPH041101Y2 JP H041101 Y2 JPH041101 Y2 JP H041101Y2 JP 735787 U JP735787 U JP 735787U JP 735787 U JP735787 U JP 735787U JP H041101 Y2 JPH041101 Y2 JP H041101Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、小袋詰製品、ダンボール箱詰製品等
を一括取りまとめて運搬するための2分割開閉運
搬ユニツトに関するものである。
(従来の技術) 物流の合理化に伴い、大量運送の容器としてユ
ニツターと称せられるものが利用されるようにな
つたが、これの普及率が比較的伸びない理由の1
つとしては、20〜30Kg程度のものを小袋詰めさ
れ、あるいはダンボール箱詰めされた製品(以下
運搬製品という)の段階である程度の包装費用が
かかり、これをさらにユニツト化するので実質的
には二重の包装となつて割高になるとともに、手
数がかかるという大きな欠点があつた。
にもかかわらず、これまでユニツト包装用とし
て使用されているユニツターと称せられるもの
は、次のようなものである。すなわち、 もつこ形の方形の基布に対し、その裏面に吊
りベルトを縫着して構成し、隅角部に吊りルー
プを形成したもの。
十字形の基布に対し、その裏面に吊りベルト
を縫着するとともに、辺縁部をテープで仮止め
結びをした大形袋状のもの。
前方、上方の2面を開放形にし、十字形の突
出片を起立させるようにしたもの。
一部市場に出回つているものとして、底部を
開放して荷物を荷下ろしする方式のもの。
その他、多種、多様なものが提案されてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) 以上、これらのものは、何れもベルト吊りが主
体であつて、素材の組合わせ、縫製加工費が割高
となる。
例えば、1ton用ユニツト製品とした場合、1000
m/m(縦)×1000m/m(横)×1200m/m
(高)とすれば、少なくともベルトは10m〜20m
使用し、縫製個所も多くなり、それに使用の基布
として一般にポリプロピレン1500Drの原糸を打
込本数15本/吋(縦)×15本/吋(横)のもので
あるところより、コスト的に自ら限界があつた。
また、運搬製品の安定性から結び紐、締め付け
ロープ、ベルクロフアスナーテープ等を用いての
作業に手数がかかり、揚程リーチが大きくなる等
の不便さがあつた。
すなわち、これまでのユニツターは、構成が複
雑であるところから、使用上における作業性がよ
くなく、荷姿が安定せず、その上縫製加工に手数
がかかるところから、それだけ費用が嵩むという
問題点があつた。
本考案は、このような問題点を解決すべく案出
されたもので、その目的とするところは、運搬製
品を一括取りまとめて運搬するためのユニツトと
して、トラツクや船に対する荷積みや荷降しの作
業を合理化するとともに、その作業の安全性を図
り、その上構成が簡単にして安価な製品を提供す
るにある。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案にあつて
は、先ずコストカツトを図るために、ユニツト主
体として、ポリプロピレン、ポリエチレン等のフ
ラツトヤーンの平織り原反を筒状に構成するか、
あるいはエンドレス織り原反をカツトして筒状に
構成するかしたユニツト本体に対し、その底面部
を残して他の両側面部及び上面部にわたり、幅方
向の中央部に切込みを入れて2分割にするととも
に、このようなユニツト本体に対し、その両開放
側の中央部に底面部と天面部とを連結する緊張帯
を設けた構成をとつている。
(作用) 以上のような構成によつて、ユニツト本体を天
面部及び両側面部の2分割部分より開き、底面部
上に運搬製品の相当量を方向違いにはえ積みする
とともに、2分割部分を元の状態に戻せば、運搬
準備は完了するから、運搬に当たつては、例えば
フオークリフトのフオークを緊張帯の両側にあつ
て、運搬製品の上面と天面部との間に差込んで吊
り上げれば簡単に運搬することができ、運搬製品
の荷重は、両側面部と緊張帯とにバランス良くか
かり、荷姿が安定するものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
本考案に使用される運搬ユニツトのユニツト本
体は、ポリプロピレン、ポリエチレン等のフラツ
トヤーンクロスの平織り原反、又はエンドレス織
り原反であつて、その原反の幅はパレツト幅とほ
ぼ同じ大きさのもので、900〜1400m/m位のも
のである。1回使用の使い捨てのものは、薄地の
もので、例えば1000Drの原糸を打込本数12本/
吋(縦)×12本/吋(横)の原反であり、5〜6
回使用の厚地のものは1500Drの原糸を打込本数
15本/吋(縦)×15本/吋(横)の原反である。
このような原反をその幅全面的にエンドレス状
に利用して、運搬製品を一括取りまとめて方向違
いのはえ積みし、はえ積み製品より若干の余裕を
もつて取り囲むことができるようになつている。
第1図に示すものは、運搬ユニツトAを平織り
原反を使用して構成したもので、ユニツト本体a
は原反幅一杯を利用して、その底面部1の中央部
において、その長さ方向の端部が互いに縫製連結
2されてエンドレス状に形成されている。
底面部1を残して、その両側面部3,3及びこ
れに続く天面部4には、原反幅の中央部に切込み
部5が設けられて2分割されている。
このようなユニツト本体aには、両端の開放部
6,6において、その中央部の底面部1と天面部
4との間に、原反幅のほぼ1/3程度、200〜500
m/m幅の緊張帯b,bがT字形に連結縫着7さ
れている。しかし、緊張帯bは上記の幅のものが
望ましいが、一般に使用されている50〜100m/
m幅のベルトであつてよい。
以上の運搬ユニツトAは、ユニツト本体aに平
織り原反を用いたものであるが、エンドレス織り
原反を用いれば、底面部1における縫製連結部2
は不用となる。
第3図に示すものは、第1図に示す運搬ユニツ
トAに4個の吊りフツク部を有する8本の吊りベ
ルトCを設けたもので、第5図において、その展
開図を示している。
その第5図について説明すると、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン等のフラツトヤーンクロスの平
織り原反を幅一杯に利用し、その長さ方向には、
その両端にユニツト本体a′を構成する半分の底面
部1′,1″が、これに続いて両側面部3′,3′
が、中央部に天面部4′がそれぞれ区切られてお
り、中央部には長さ方向に、両側面部3′,3′及
び天面部4′を通して分割溝5′が設けられてお
り、その両端は極一部が底面部1′,1″側にくい
込んでいる。
天面部4′には、その中央部両側に、ユニツト
本体a′の長さ方向に対してT字形に広幅緊張帯
b′,b′が縫着7′されている。
この広幅緊張帯b′,b′の両辺縁には、吊りベル
トCが縫着8されており、この吊りベルトCは、
天面部4′上において屈曲して吊りフツク部9を
形成し、さらにこれはユニツト本体a′の長さ方向
の2分割溝5′の両側において、側面部3′,3′
及び半分の底面部1′,1″上に縫着10されてい
る。
この吊りベルトCの縫着8,10は直接あるい
は押え生地を被せてしてもよい。
以上説明した運搬ユニツトA′は、半分の底面
部1′,1″の端縁を互いに縫製連結2′するとと
もに、広幅緊張帯b′,b′を底面部1′,1″の縫製
連結部2′の外面を被覆して互いに重ね合わせて
縫着11する。
以上のようにして、第3図に示す運搬ユニツト
A′はでき上がるが、これは天面部4′の隅角部に
おいて、8本の吊りベルトCによる4個の吊りフ
ツク部9が形成されている。
次に、運搬ユニツトAの使用について説明す
る。
運搬ユニツトAは、第1図に示す状態より、天
面部4及び両側面部3,3をその2分割の切込み
部5より左右に割り開く。この際、底面部1は、
例えばパレツト面と同様の広さであるから、これ
をパレツト面上に載置し、運搬製品dをパレタイ
ザー等で運搬ユニツトAに運搬に相当する量に方
向違いにはえ積みする。
次いで、左右に開いた天面部4及び両側面部
3,3を元の状態に戻すと、第2図に示すように
運搬製品dの積込みと運搬準備は終了する。ここ
において、これを運搬するには、例えばフオーク
リフトのフオークeを、緊張帯b,bの両側にお
いて、方向違い積みした運搬製品dの上面と分割
された2条の上面部4との間に差込んで吊り上げ
て運搬する。
このとき、運搬製品dの荷重は、フオークeに
よつて支えられるのであるが、ユニツト本体aの
上面部4と両側面部3,3は、フオークeの外側
縁12によつて緊張し、中央部の緊張帯b,bと
相俟つて荷姿は安定する。
以上は、第1図、第2図に示す運搬ユニツトA
についてであるが、第3図乃至第5図に示す運搬
ユニツトA′についても、運搬製品dの積込み、
運搬準備は全く同様である。
この運搬ユニツトA′は、フオークリフトのフ
オークeを第2図に示す場合と同様に差し込むこ
とのできることは勿論であるが、吊りフツク部9
に差込むときは、2方向より行うことができる。
また、例えば船積み作業等におけるクレーン吊
りの場合には、クレーンのフツクを吊りフツク部
9にかけて吊り揚げて積み込み作業をする。
運搬された製品dを運搬ユニツトAあるいは
A′より降ろす場合は、両側面部3,3、あるい
は3′,3′、天面部4、あるいは4′を左右に開
いて取出す。
本考案の運搬ユニツトAについて、次のような
実験をした。
ユニツト本体aの原反として、従来のポリプロ
ピレン1500Drの原糸を、15本/吋(縦)×15本/
吋(横)に打ち込んだ原反に対し、その約1/2の
重量であるポリプロピレン1000Drの原糸を、12
本/吋(縦)×12本/吋(横)に打ち込んだもの
を使用して、1tonの運搬ユニツトを実用テストし
た結果、20回フオークリフトで吊り上げ、吊り下
げを繰り返した後、300mの走行テストをしても
縫製個所の目開き現象は起こらず、荷姿の安定性
を損なうこともなく、底面部の中だるみによる荷
割れ現象もなかつた。
以上のような原反が薄地のものは、1回の使用
のものであるか、これを従来使用のようなポリプ
ロピレン1500Drの原糸で、打込本数が15本/吋
(縦)×15本/吋(横)の原反を使用して本考案の
ように構成したものを用いると5〜6回の再使用
が見込まれるので、採算性もよく、本考案の構成
とすることにより、使用原反が必ずしも薄地のも
のであることが条件とはならない。
本考案において使用するポリプロピレン
1000Drの原糸で打込本数が12本/吋(縦)×12
本/吋(横)の薄地の原反であつて、1200m/m
幅のものを使用して1ton用の運搬ユニツトとして
場合、強度的に耐えるのは、原反幅を全面的に活
用しているからである。
参考までに、原反自体の引張強度は100〜110
Kg/5cmであるから、20〜22Kg×1200m/m幅≒
2.4〜2.6tonが見込まれ、1tonの運搬製品に対し
て、約2.5倍の強度を確保することになり、単な
る吊り上げ荷下ろし作業等においては、なんら問
題とはならない。
しかしながら、船積み作業等におけるクレーン
吊りで1tonの運搬製品を吊り揚げて移動する場合
にあつて、安全率を4〜5倍と見込む必要性のも
のにあつては、第3図乃至第5図に示すような運
搬ユニツトA′の吊りベルトC8本による吊りフツ
ク部9の4点吊りを採用するが、この場合にあつ
ても、従来品の約1/2のコストで生産することが
できる。
(考案の効果) 本考案は、ユニツト本体にフラツトヤーンの
平織り原反を筒状に、あるいはエンドレス織り
原反をカツトして筒状に使用し、その底面部を
残した他の両側面部及び天面部を、その中央部
より2分割するとともに、ユニツト本体の両端
開放部の中央部を、その底面部と天面部との間
に緊張帯をもつて連続しただけの構成のもので
あるから、構成が極めて簡単であつて、縫製加
工の効率がよく、従来品のような各種の付属具
を必要としないので、生産コストを低くするこ
とができる。
以上のような簡単な構成のものであるから、
その使用に当たり、ユニツト本体を2分割部分
より容易に両方に分割全開して、その底面部に
運搬製品を方向違いに積み重ねることができ、
この積み重ねが終わると全開した2分割部分を
元の状態に戻すだけの単純な作業で一括取りま
とめて運搬準備は完了するから、手作業が極め
て簡単迅速であり、従来のような各種の付属具
による補助作業を必要としない。
運搬にあたりては、フオークリフトのフオー
クを積み重ねた運搬製品と天面部との間に差し
込むだけで容易に吊り揚げることができる。
フオークリフトで吊り揚げた場合、運搬製品
は、その荷重がユニツト本体の原反幅全体を利
用した底面部にかかるから、充分にその荷重に
耐えることができ、しかもその荷重はフオーク
リフトのフオークの外側辺縁を介して両側面部
に強い力として作用するとともに、底面部と天
面部とを連結する中央部の緊張帯にも作用し、
荷重を分散してバランスをとり、底面部におけ
る中だるみがなく、水平を保つて荷割れを起こ
さず、全体として荷姿がよく安定性がよい。
これを要するに、本考案は、構成が簡単なため
にその生産コストが安く、しかも使用に当たつて
は作業が極めて容易であつて、なんら補助具を必
要とせず、その上荷姿がよくて安定性がよいか
ら、採算性の高い市場性に富んだものである。
なお、本考案は、吊りベルトを併用してフツク
吊りができるようにすることにより、例えば船積
み作業等におけるクレーンにより4点吊りがで
き、従来の吊りロープ等を用いるものに比して作
業が容易であつて、揚程リーチも小さく、使用場
所によつては、フオークリフト、クレーン等を簡
単に使い分けができ、各種の積み込み作業等によ
く対応することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の2分割開閉運搬ユニツトの斜
視図、第2図はその使用状態を示す斜視図、第3
図は第1図に示す運搬ユニツトにおいて吊りベル
トを設けたものの斜視図、第4図はその使用状態
の斜視図、第5図は第3図のものの展開平面図で
一部を切欠して示したものである。 符号A……運搬ユニツト、a……ユニツト本
体、b……緊張帯、c……吊りベルト、d……運
搬製品、e……フオーク、1……底面部、2……
縫製連結部、3……側面部、4……天面部、5…
…切込み部、6……開放部、7……縫着部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポリプロピレン、ポリエチレン等のフラツトヤ
    ーンの平織り原反を筒状に構成するか、あるいは
    エンドレス織り原反をカツトして筒状に構成する
    かしたユニツト本体aに対し、その底面部1を残
    して両側面部3,3、天面部4にわたり幅方向の
    中央部を2分割にするとともに、ユニツト本体a
    の両開放側の中央部において、底面部1と天面部
    4とを緊張帯b,bをもつて連結した2分割開閉
    運搬ユニツト。
JP735787U 1987-01-21 1987-01-21 Expired JPH041101Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP735787U JPH041101Y2 (ja) 1987-01-21 1987-01-21

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JP735787U JPH041101Y2 (ja) 1987-01-21 1987-01-21

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Publication Number Publication Date
JPS63114966U JPS63114966U (ja) 1988-07-25
JPH041101Y2 true JPH041101Y2 (ja) 1992-01-14

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ID=30790733

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