JPH06368Y2 - 4分割開閉運搬ユニット - Google Patents

4分割開閉運搬ユニット

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JPH06368Y2
JPH06368Y2 JP1987195279U JP19527987U JPH06368Y2 JP H06368 Y2 JPH06368 Y2 JP H06368Y2 JP 1987195279 U JP1987195279 U JP 1987195279U JP 19527987 U JP19527987 U JP 19527987U JP H06368 Y2 JPH06368 Y2 JP H06368Y2
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belt
unit
belts
divided
loops
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JP1987195279U
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JPH01100763U (ja
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啓司 関口
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Diatex Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、物流の合理化に対応するものであって、20〜
30kg程度の小袋詰め、又はダンボール箱詰め等の荷物を
取りまとめて運搬するユニットの分野に属するもので、
詳しくは、荷物のハイ積み、積み下ろし時の作業におい
てユニット本体を分割開閉操作する運搬ユニットに関す
るものである。
(従来の技術) この種に関するユニットの形状、種類は、多種多様であ
って、風呂敷形、十字形、2面開き形を始め底部を開放
するオープン形と称するものがある。
何れにしても、側面と側面、又は側面と上面蓋部をそれ
ぞれテープ等で少なくとも10個所以上の手結び作業を必
要とするものであった。
(考案が解決しようとする問題点) 以上のような運搬ユニットにあっては、10個所以上にわ
たる手結び作業が伴う煩雑さ以外に、ハイ積みしたユニ
ットを吊り上げるとユニット本体の原反自体が伸び出
し、荷下ろしすると荷物が緩んで荷姿の安定性がないと
いう大きな欠点があった。
すなわち、小袋詰め、ダンボール箱詰め等の荷物を、1
ton程度に取りまとめてハイ積みしたものを、フォーク
リフトで吊り上げ、これを積み下ろしすると、側面と側
面と手結び作業で結び継いだ個所に緩みが出て荷姿が不
安定なものとなり、段積作業には苦心しているのが現状
であり、特に船積輸送の場合には、段積みに荷崩れ防止
対策が必要であった。
本考案は、以上のような問題点を解決するために案出さ
れたもので、荷姿の安定性と、荷物の保護に重点をお
き、手結び作業を省略化して作業能率を高めることを目
的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達するため、本考案にあっては、熱可塑性
合成樹脂のフラットヤーンクロスシートを用いて内容物
全体を覆うボックス形ユニット本体は、底面部を残して
側面中央部より縦方向に4分割するとともに、底面部を
井桁状に抱える底抱えベルトを延長して、分割部の中央
部を通る隅角部における4点吊りベルトとなし、上面蓋
部の分割した各分割面の辺縁部とその内側とに縫着した
2本の引掛けベルトのうち、相隣れるもののループに取
付けた締付けベルトをして、これらのループと対向する
側の2本の引掛けベルトのループに挿通して、これをベ
ロクロファスナーで締着するようにした構成としてい
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
本考案の4分割開閉の運搬ユニットは、そのユニット本
体(A)が、ポリプロピレン、又はポリエチレンのフラ
ットヤーンクロスシートの原反を用いたもので、第1
図、第2図に示すように、必要とするサイズで、ボック
ス形に構成されている。
このボックス形のユニット本体(A)は、4側面部
(a)を、その中央部で縦方向に分割(1)するととも
に、これに応じて上面蓋部(b)をクロス状に分割
(2)し、底面部(c)を残して、ユニット本体(A)
は全体が縦方向に4分割され、各分割単位(u)は、ユ
ニット本体(A)の中心より隅角部(3)の方向に開閉
するように構成されている。
底面部(c)には、井桁状に底抱え用の底抱えベルト
(v)を全面的に縫着し、これを延長して、各分割単位
(u)の側面(a)にそってその上方の縫着補強片
(4)とともに縫着して、上方に吊りベルト部(5)を
一体に構成する。
各分割単位(u)の分割縁には、裁断部のほつれ防止と
補強のために縁取りベルト(6)が縫着されており、各
縫取りベルト(6)には、上面蓋部(b)の中心部近く
の各分割面(d)において、切断(7)された部分を越
えてループをなしており、また各分割面(d)には補強
ベルト(8)が縫着され、この補強ベルト(8)も前記
切断部(7)を越えたところでループをなし、この各分
割面(d)における縁取りベルト(6) と補強ベルト(8)とは引掛けベルト(e)を構成する
ものである。
この縁取りベルト(6)は、分割面(d)の分割縁だけ
であってもよい。
隣接する引掛けベルト(e)のループ部には、締付けベ
ルト(f)(f)が取付けられており、この締付けベル
ト(f)(f)は、それぞれ相対する側の引掛けベルト
(e)(e)のループ部をくぐって返し、自体に設けら
れたベルクロファスナー(9)(9)をもって、自分の
側の補強ベルト(8)(8)に設けたベルクロファスナ
ー(10)(10)に接着するようになっている。
このベルクロファスナー(10)(10)は、同じ分割
面であるならば、補強ベルト(8)(8)上になくても
よい。
さらに、各分割単位(u)には、その側面部(a)に分
割部(1)が開くのを防止する補助片(g)が、ベルク
ロファスナーで着脱できるようになっている。
一般的には、このようなユニット包装用の基布には、ポ
リプロピレン又はポリエチレンのフラットヤーン原糸15
00Dr位で、経糸15本/吋、緯糸15本/吋程度の打ち込み
による厚地のものを用いるが、本考案のユニット本体
(A)は、内容物の荷物全体を被覆するボックス形であ
って、底面部(c)を底抱えベルト(v)もって井桁状
に全面的に縫着し、これを延長して側面部(a)の縫着
補強片(4)を経て全面一杯縫着するとともに、さらに
吊りベルト部(5)を兼用するように構成したものであ
るから、例えば1000Drの原糸で、経糸、緯糸とも10〜12
本/吋程度の打ち込み本数による原反であっても、充分
目的を達成することができる。
また締付けベルト(f)は、補強と作業性を良くし、適
宜の剛性をもたらすために、材料としてポリプロピレン
を用い、このポリプロピレンのテープ自体は、1.8tonの
引張り強度を有するものであるから、引掛けベルト
(e)のループ部をくぐらせての引張り強度は充分であ
り、剛性を有するから繰り返して使用してもテープ自体
の型崩れはない。
ベルクロファスナー(9)(10)の接着による引張り
強度は、50mm幅のテープを20cmの長さで設定し、これを
接着して面方向に引張って、その強度を測定したところ
800〜850kgであったので、使用目的には充分に適するも
のである。
これに対し、従来のものは、手結びによるバンド、又は
テープの縫着継ぎ個所の引張り強度は、1個が50〜80kg
程度である。
この点、本考案のものにおいては、少なくとも1個が80
0kgの引張強度を確保しているので、2個所のファスナ
ー部を軽く圧着するだけで、ボックス形ユニットは簡単
にまとまり、安全性と作業性が極めて良いものである。
なお、本考案のものはボックス形であって、底面部の抱
えベルトを井桁状に縫着し、このベルトを側面部に延長
して縫着し、さらに吊りベルト兼ねるようにして、内容
物の荷物全体を被覆するようにしたものであるから、例
えば1000Drの原糸で、経糸、緯糸とも10〜12本/吋程度
の打ち込み本数の薄い原反のユニット本体であっても、
ポリプロピレン等の抱えベルト兼吊りベルト部(5)に
70〜100mm幅のものを用いれば、2ton程度の荷物を一括
包装して充分に運搬することができる。
本考案の4分割開閉の運搬ユニットは、ハイ積みする作
業によって積込み、積下ろしの荷捌きの合理化を図るも
のであるが、その作業手順にそって説明すると、目的サ
イズに応じたボックス形のユニット本体(A)は、底面
部(c)を除き縦方向に4分割されているから、使用時
には、底面部(c)を残して分割単位(u)を均等に隅
角部(3)方向の4方向に展開し、底面部(c)に荷物
をハイ積みし、次いで展開している分割単位(u)を復
元し、上面蓋部(b)の分割面(d)に設けた締付ベル
ト(f)(f)を、相対する側の引掛けベルト(e)
(e)のループ部をくぐらせて返し、ベルクロファスナ
ー(9)(9)を(10)(10)に圧接着し、さらに
各分割単位(u)の側面部の補助片(g)をベルクロフ
ァスナーで圧接着して、総てのハイ積み作業は完了す
る。
なお、4段積み、5段積みのような場合には、一旦ユニ
ット包装化した荷物をフォークリフトで1回仮吊り作業
をしてユニット本体(A)の基布や、ベルト(v)の伸
びを出してから、再び締付けベルト(f)(f)の締付
けをやり直すと良い。
(考案の効果) 本考案の4分割開閉の通いユニットは、全体が内容物全
体を覆うボックス形をなし、底面部を除いて側面中央部
より縦方向に4分割され、この分割された部分が隅角方
向の4方に開閉でき、底面部には、井桁状に底抱えベル
トを縫着し、これを延長して分割部の側面部に縫着する
とともに、さらに吊りベルトとなし、上面蓋部の中央に
開披を固定する手段として、隣接する分割面の引掛けベ
ルトのループ部に取付けた締付けベルトを、相対する側
の引掛けベルトのループ部をくぐらせて返し、自分の分
割面側でベルクロファスナーの接着をするように構成し
たものであるから、ユニット本体を、底面部を残して4
方に開き、この底面部に、小袋詰め、ダンボール箱詰め
等の荷物をハイ積みした後、開いたユニット本体を元に
戻し、分割面の締付けベルト相手側の引掛けベルトのル
ープ部をくぐらせて返し、ベルクロファスナーで接着す
るだけで、手作業は極めて簡単であり、従来の締結個所
が10個所以上の多いタイプのもののように、テープやバ
ンドの締め結び作業、又はこれの解き作業等の煩雑な手
作業を省略化することができる。
また、4分割開閉の通いユニットは、内容物全体を覆う
ボックス形をなし、側面部に吊りベルトが添設され、そ
の上引掛けベルトと締付けベルトにより、分割単位を上
面蓋部の中央部で強力に引き締めることができるから、
ハイ積みされた荷物は、その4隅の角部がきちんと確保
されるとともに保護されて、従来のタイプのもののよう
に、荷物がはみ出す欠点はなく、フォークリフト等で吊
り上げられても、また急に下ろしても、荷姿が崩れるこ
とがなく、安定性が良いから、整然とした段積みができ
る。
また、荷姿が崩れることがないため、その作業中におけ
る安全性を確保することができる。
これを要するに、本考案の運搬ユニットは、小袋詰め、
段ボール箱詰め等のハイ積みされた500〜1000kg程度の
一般重量物はもちろん2000kg程度の超重量物、もしくは
超容量物であっても、ユニット包装における、その作業
性が極めてよく、包装された荷物は確実に保護され、吊
り上げられたとき、また下ろされたときに荷崩れを起こ
すことがなく、全体として荷姿がよいから、整然とした
段積みができ、したがって作業時の安全性も確保され
る。
なお、本考案におけるベルクロファスナー付きの締付け
ベルトは、試験の結果、120℃/60分の雰囲気中、耐寒
作業−30℃/10時間の雰囲気中の条件の中でも異常がな
く、5000回程度の繰り返し着脱でも、その強度は安定し
ているものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の4分割開閉運搬ユニットに関するもの
で、第1図はユニットの斜視図、第2図は要部の拡大斜
視図、第3図は吊りベルトを切断した平面図である。 符号A・・・・・ユニット本体 a・・・・・側面部 b・・・・・上面蓋部 c・・・・・底面部 d・・・・・分割面 e・・・・・引掛けベルト f・・・・・締付けベルト g・・・・・補助片 u・・・・・分割単位 v・・・・・抱えベルト 1、2・・・分割部 3・・・・・隅角部 5・・・・・吊りベルト部 6・・・・・縁取りベルト 8・・・・・補強ベルト 9、10・・・ベルクロファスナー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性合成樹脂のフラットヤーンクロス
    シートを用いて構成した内容物全体を覆うボックス形ユ
    ニット本体は、底面部を残して側面中央部より縦方向に
    4分割するとともに、底面部を井桁状に抱える底抱えベ
    ルトを延長して、分割部の中央部を通る隅角部における
    4点吊りベルトとなし、上面蓋部の分割した各分割面の
    辺縁部とその内側とに縫着した2本の引掛けベルトのう
    ち、相隣れるもののループに取付けた締付けベルトをし
    て、これらのループに対向する側の2本の引掛けベルト
    のループに挿通して、これをベロクロファスナーで締着
    するようにした4分割開閉運搬ユニット。
JP1987195279U 1987-12-23 1987-12-23 4分割開閉運搬ユニット Expired - Lifetime JPH06368Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987195279U JPH06368Y2 (ja) 1987-12-23 1987-12-23 4分割開閉運搬ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987195279U JPH06368Y2 (ja) 1987-12-23 1987-12-23 4分割開閉運搬ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01100763U JPH01100763U (ja) 1989-07-06
JPH06368Y2 true JPH06368Y2 (ja) 1994-01-05

Family

ID=31485964

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987195279U Expired - Lifetime JPH06368Y2 (ja) 1987-12-23 1987-12-23 4分割開閉運搬ユニット

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5837787U (ja) * 1981-09-01 1983-03-11 三菱電機株式会社 磁気連結装置

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JPH01100763U (ja) 1989-07-06

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