JPH0430224Y2 - - Google Patents

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JPH0430224Y2
JPH0430224Y2 JP1987141863U JP14186387U JPH0430224Y2 JP H0430224 Y2 JPH0430224 Y2 JP H0430224Y2 JP 1987141863 U JP1987141863 U JP 1987141863U JP 14186387 U JP14186387 U JP 14186387U JP H0430224 Y2 JPH0430224 Y2 JP H0430224Y2
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JP
Japan
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belt
bottom sheet
belts
side edges
hanging
Prior art date
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JP1987141863U
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JPS6445683U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、パツクスリングに関するもので、
さらに詳しくは、粉粒体の袋詰物を一定量パツク
して、これに対して数回の吊り上げ、吊りおろ
し、または段積みなど、あるいは異なる運送体系
への積み替え作業などを行なつても荷くずれを生
じることのないパツクスリングに関するものであ
る。
(従来技術) 従来このような袋詰荷物の荷役においては、主
としてネツトスリングなどが使用されるる。第3
図はこれを示し、ネツト5の両側面に一対の吊り
手6,6をそなえる。ふつう一対の吊り手6,6
は、ネツト5の外縁を通して連続したロープによ
つて構成される。かゝる従来のネツトスリングを
用いて多数の袋詰の荷物A,A,…を吊り揚げた
状態と、これを平地におろした状態が第4図と第
5図にそれぞれ示される。第4図では、ネツト5
の底部中央が円弧状に垂下して荷物が中央部で大
きくたわんでいるのが認められ、これに比例して
平地に吊りおろした際(第5図)、荷物A,A,
…の左右移動、いわゆる中割れ7が生じる。
第6図は、上記従来のネツトスリングにおける
問題点を改善するためになされた他の従来装置
で、底面シート1を挟んで四辺に縦ベルト2,2
および横ベルト3,3を直交の関係に取り付けら
れる。しかも、これらのベルトの取付位置は、底
面シート1の稜角部4の位置ではなく、これより
適当距離だけ内側寄りの位置とされる。この構造
により、荷物の中央部の垂下によるたわみを軽減
することが試みられ、上記第3図示のものよりも
多少の改善のあとは見られたが、しかし依然とし
て平地におろした際の中割れの発生に対し、有力
な防止の決め手とはなり得ず、スリングを繰り返
し吊り上げることは勿論、複数のスリングを縦積
みに積み重ねるなどのことは全く不可能の状態で
ある。このため荷くずれを生じないで数回の繰返
し吊り揚げ、吊りおろし、及び段積みが可能で、
且つ軽便で低コストのスリングの出現が望まれて
いた。
(考案の目的) この考案は、かゝる従来のスリングでは解決で
きなかつた粉粒体の袋詰物の荷役において、ベル
トによつて荷物を緊締することによつて簡易梱包
を施し、積地倉庫からトラツク、あるいは航洋船
などへの積替え、また揚地において本船から艀
へ、トラツクへ、さらに倉庫収納という一連の積
替え作業においても、また、船倉あるいは陸上倉
庫内にあつて数段の段積みに耐えて荷くずれを生
じることのないスリングの構造を提供し、また、
荷役時間の短縮と人件費の減少、ならびに荷物の
損傷を軽減して経済的効果を発揮しうるスリング
の構造を提供することを目的としてなされたもの
である。
(考案の構成) この考案は、上記の目的達成のための構成とし
て、四辺の側縁に沿つて縁ベルトを縫合し補強し
た方形の底面シートと、底面シートの一対の側縁
から適当距離の内側寄りの位置に該側縁に平行に
底面シートに縫合固着させた一対のループ状の吊
りベルトと、その吊りベルトの途中にそれぞれの
一端が縫いつけられて底面シートの上面に積み重
ねた荷物の荷くずれを防ぐためにそれぞれの他端
によつて該荷物を緊締するための固縛用の縦ベル
トと、上記底面シートの平行する他の一対の側縁
から適当距離の内側寄りの位置に該側縁に平行に
底面シートに縫合固着し上記縦ベルトと直交する
方向から荷物を緊締するための固縛用の横ベルト
とをそなえ、吊りベルトによつて底面シート上の
荷物を底面シートとともに吊り上げるとき該シー
トの稜角部の下垂によつて荷物がずれ動くのを防
ぐためにその稜角部に近い吊りベルトと稜角部と
の間をそれぞれ補強ベルトによつてつなぎ合わせ
たことを特徴とする。
(実施例) つぎに、この考案にかゝるパツクスリングの一
実施例を図面によつて具体的に説明する。第1図
および第2図において、11は方形の底面シー
ト、12,12は底面シート11の平行する一対
の側縁、13,13は底面シート11の平行する
他の一対の側縁であり、21は底面シート11の
側縁12および13に沿つて補強のために縫合さ
れた縁ベルトである。底面シート11の四隅には
四個の稜角部14が形成される。
15,15は、側縁13から適当距離の内側寄
りの位置に側縁13に平行に取付け縫合固着され
た一対のループ状の吊りベルトで、吊りベルト1
5の途中に縦ベルト16a,16bが設けられ
る。縦ベルト16a,16bは、協同して底面シ
ート11上の荷物を緊締固縛するためのもので、
一端17a,17bが吊りベルト15の途中に縫
いつけられ、締金具18によつて荷物の固縛が強
固に、かつ確実に行われる。19は横ベルトで、
底面シート11の一対の側縁12に平行に、側縁
12からそれぞれ適当距離の内側寄りの位置に縫
合固着される。横ベルト19は、締金具18をそ
なえ、縦ベルト16a,16bとで直交する方向
から荷物を緊締するためのものである。
20は補強ベルトで、稜角部14近傍の底面シ
ートが下垂するのを防ぐためのものであり、これ
によつて稜角部に近い吊りベルトと稜角部との間
をつなぎ合わせる。
上記の構成よりなる本案パツクスリングを用い
て荷物を吊るための作用を説明すると、第2図は
この状態を示し、底面シート11上に載置された
荷物A,A,…は、縦ベルト16a,16bおよ
び横ベルト19,19によつて、たがいに直交す
る方角から強固に固縛される。固縛された荷物は
吊りベルト15によつて吊り上げられる。このと
き、底面シート11および吊りベルト15の“し
わ”や“たるみ”が完全に伸ばされ、荷物の相互
間の空間がなくなるため、縦ベルト16a,16
bに“たるみ”が生じる。そこで、縦ベルト16
a,16bを締金具18によつて再度軽く締付け
る。これにより、荷物は確実に緊締固縛される。
縦ベルト16aおよび横ベルト19に装着され
る締金具18を図例のようにワンタツチ式の金具
にしておくと、締付操作を敏感軽快に行うことが
でき、作業の能率向上に役立つ。
吊りベルト15によつて荷物を吊り上げると、
補強ベルト20も同時に吊りベルト15によつて
引き上げられて、それぞれの稜角部14に載つて
いる荷物が支えられる。このため稜角部上の荷物
の垂下と、それにより波及して生じる荷くずれが
防止される。
(考案の効果) この考案にかゝるパツクスリングは、 (イ) 吊りベルトを底面シートに縫合固着する位置
を底面シートの側縁から適当距離の内側寄りの
位置としたので、パツクスリングに荷物を載せ
て吊り上げるとき、底面シートの中央部が円弧
状に垂下することが防止され、荷くずれの原因
が排除される。
(ロ) 吊りベルトの途中に一端が縫いつけられて他
端によつて荷物の荷くずれを防止するための緊
締固縛用の縦ベルトをそなえるので、荷物が吊
り上げられ、底面シートの“しわ”が伸びて完
全展張し、且つ荷物がそれ自体の重さと吊りベ
ルトの圧迫とによつて荷物相互間の空間がなく
なつた状態で、縦ベルトを用いて再度の締付を
行うことができ、その結果きわめて軽い力で充
分な荷物の緊締固縛ができるため、爾後の頻繁
に行われる積替え作業あるいは倉庫内などにお
ける数段の段積みにも充分耐えて荷くずれを生
じることがない。
(ハ) 底面シートの稜角部と、該稜角部に近い吊り
ベルトとの間をそれぞれ補強ベルトによつてつ
なぎ合わせているので、これによつて底面シー
トの稜角部に接触している袋詰の荷物が吊り上
げのときに垂下してそのために生じる荷物の
“ずれ”が上部の荷物に波及し、荷くずれの原
因を作るなどのことが防止される。また、この
補強ベルトは、横ベルトと吊りベルトとに挾搾
されて粉粒体の入つた袋に不当な応力のかゝる
ことを防止するという効果もある。
などの効果が期待され、その結果、荷役時間の短
縮と人件費の減少、ならびに荷物の損傷を軽減す
るなどの経済的効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案にかゝるパツクスリングの一実施
例の平面図、第2図は第1図示のパツクスリング
の使用状態における斜視図、第3図は従来のネツ
トスリングの平面図、第4図および第5図はいず
れも第3図示の従来のネツトスリングのそれぞれ
異なる使用状態における説明図、第6図は第3図
と異なる他の従来装置の平面図である。である。 11……底面シート、12,13……側縁、1
4……稜角部、15……吊りベルト、16a,1
6b……縦ベルト、17a,17b……一端、1
8……締金具、19……横ベルト、20……補強
ベルト、21……縁ベルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 四辺の側縁に沿つて縁ベルトを縫合し補強した
    方形の底面シートと、底面シートの一対の側縁か
    ら適当距離の内側寄りの位置に該側縁に平行に底
    面シートに縫合固着された一対のループ状の吊り
    ベルトと、その吊りベルトの途中にそれぞれの一
    端が縫いつけられて底面シートの上面に積み重ね
    た荷物の荷くずれを防ぐためにそれぞれの他端に
    よつて該荷物を緊締するための固縛用の縦ベルト
    と、上記底面シートの平行する他の一対の側縁か
    ら適当距離の内側寄りの位置に該側縁に平行に底
    面シートに縫合固着し上記縦ベルトと直交する方
    向から荷物を緊締するための固縛用の横ベルトと
    をそなえ、吊りベルトによつて底面シート上の荷
    物をシートとともに吊り上げるとき該シートの稜
    角部の下垂によつて荷物がずれ動くのを防ぐため
    にその稜角部に近い吊りベルトと稜角部との間を
    それぞれ補強ベルトによつてつなぎ合わせたこと
    を特徴とするパツクスリング。
JP1987141863U 1987-09-16 1987-09-16 Expired JPH0430224Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987141863U JPH0430224Y2 (ja) 1987-09-16 1987-09-16

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JP1987141863U JPH0430224Y2 (ja) 1987-09-16 1987-09-16

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Publication Number Publication Date
JPS6445683U JPS6445683U (ja) 1989-03-20
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5042517U (ja) * 1973-08-14 1975-04-30
JPS5730282B2 (ja) * 1977-03-16 1982-06-28

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5730282U (ja) * 1980-07-26 1982-02-17

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JPS6445683U (ja) 1989-03-20

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