JPH04109187U - 筆記具 - Google Patents

筆記具

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JPH04109187U
JPH04109187U JP2069191U JP2069191U JPH04109187U JP H04109187 U JPH04109187 U JP H04109187U JP 2069191 U JP2069191 U JP 2069191U JP 2069191 U JP2069191 U JP 2069191U JP H04109187 U JPH04109187 U JP H04109187U
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孝夫 菊地
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株式会社パイロツト
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 太字用と細字用の筆記先端を有したペン先を
抑揚可能に取りつけ、ペン先のスリットに確実かつ充分
なインクを供給でき、かつ筆記時の筆圧によるペン先の
撓む量を規制する構造を有した筆記具を得ることを目的
とする。 【構成】 弾性を有する板状の第1のペン先支持片14
と、それより長寸で太厚の弾性を有する板状の第2のペ
ン先支持片17と、インク誘導芯10の収納部材23を有した
ペン先支持体9を形成する。弾性を有する板状のペン先
8を、第1のペン先支持片14と第2のペン先支持片17間
に、筆記先端の細字用12を第1のペン先支持片14側に、
太字用11を第2のペン先支持片17側にして挟着する。収
納部23にインク誘導芯10を挿入する。インク誘導芯10の
先端からペン先8のスリットまでのインク通路24、25を
形成する。こうして形成したペン体6を筆記具に装着す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、一方の面を太字用、他方の面を細字用とした筆記先端を有し弾性を 有する板状のペン先と、ペン先の両面を支持する2つの支持片とインク誘導芯を 収納する収納部を有したペン先支持体と、インク誘導芯とからなるペン体を装着 した筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、先端にスリットを有した板状のペン先を備えた筆記具の特徴は、その筆 記時における、他の筆記具には有していない書き味だといえる。その書き味は、 筆記時におけるペン先の抑揚とインク出によって決まるといわれている。ところ で、従来の一方の面を太字用、他方の面を細字用としたような筆記先端を有した ペン先(以下、両面書きのペン先という。)を備えた筆記具は、ペン先が殆ど撓 まないようにした形状であったり、あるいは撓むことができる形状のペン先であ っても、そのペン先をペン芯に固定するためにペン先の表裏面をペン芯の先端部 分とペン押片等で挟んで固定し、ペン先は殆ど抑揚しない構造としてあり、書き 味のある、いわゆる万年筆のような書き味ではなくボールペンのような書き味で あった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ペン先自体を抑揚させる問題に関していえば、ペン先の形状、板厚および固定 方法を考慮すれば解決できるが、ぺン先が撓むとペン先の先端が開き、ペン先の 先端から紙面に移行するインクの量が増加するので、ペン先のスリット部分に供 給されるインクの量が充分でないと筆跡にかすれが生じてしまうという問題を生 じる。また、細字用のペン先を使用した場合、筆跡幅は細くなければならないの に、太字用のペン先と同じ筆圧で筆記した場合には、太字用のペン先と同じよう にペン先が撓み、ペン先の先端が開いて筆跡幅が太くなってしまうという問題を 生じる。あるいは、筆跡幅を細くしようとすれば筆圧を太字用のペン先の筆圧よ り弱くする必要が生じ、筆圧をペン先に応じて変えるのは実用上煩わしいという 問題を生じる。
【0004】 本考案は両面書きのペン先を備えた筆記具において、ペン先が抑揚できるよう な構造にするとともに、上記のような問題を解消するために、筆記者の筆圧によ りペン先が撓んでも確実に、かつ充分にペン先の先端へインクが追従するような インク流出構造を備え、太字用および細字用のペン先を同じ筆圧で使用しても、 細字用のペン先をしようした場合には、太字用のペン先に比べ撓み量を規制した 構造のペン体を備えた筆記具を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は両面書きのペン先を備えた筆記具において、上記のような筆記具を得 るために、一方の面を太字用、他方の面を細字用とした筆記先端を有し、先端の 中央にスリットを有した弾性を有する板状のペン先を、前部にペン先を支持する 弾性を有した板状の第1のぺン先支持片と、ペン先を支持する弾性を有した板状 で第1のぺン先支持片より長寸で太厚の第2のぺン先支持片とを有し、後部にイ ンク誘導芯を収納する後端を開口した収納部材を連設したペン先支持体に、第1 のぺン先支持片と第2のペン先支持片間に、筆記先端が細字用側を第1のペン先 支持片側に太字用側を第2のペン先支持片側にして、少なくとも第1のぺン先支 持片の先端がペン先のスリット部分に位置するように挾着し、収納部材内に先端 をペン先に連接させてインク誘導芯を挿入し、ペン先と第1のぺン先支持片とで およびペン先と第2のぺン先支持片とで、インク誘導芯の先端からペン先のスリ ットまでのインク通路を形成したペン体を構成し、該ペン体のインク誘導芯に軸 筒内に貯蔵されたインクが導出するように装着した構成とした筆記具とする。
【0006】 ペン先とペン先支持体は同種、あるいは異種の材質のどちらで形成してもよい 。ペン先支持体は1つの部材で形成してもよいし、2つ以上の部材で形成されて いてもよい。
【0007】
【作用】
本考案の筆記具は上記のように構成されているので、筆記者の筆圧によりペン 先は容易に抑揚する。
【0008】 ペン先が撓んでも、第1のペン先支持片あるいは第2のペン先支持片も共に撓 むので、ペン先と第1のペン先支持片とであるいはペン先と第2のペン先支持片 とで形成された、インク誘導芯からペン先のスリット部分までのインク通路は切 断されることがない。
【0009】 第1のペン先支持片と第2のペン先支持片とでは支持片の厚さ、長さが違うの で、太字用あるいは細字用のペン先を同じ筆圧で使用しても、細字用の場合は余 り撓まず、筆記先端がわずかしか開かないので、筆跡幅が太くならない。
【0010】
【実施例】
本考案の実施例を図面において説明する。
【0011】 筆記具1は図1および図2に示すように、内部にインク2を貯蔵するインク貯 蔵室3を設けた軸筒4の先端の開口部に、櫛歯状のインク流量調節部材5を設け 、ペン体6をインク流量調節部材5の中央の長手方向に伸びた貫通孔7にペン体 6の後部を嵌入して取付けた構造としてある。
【0012】 ペン体6は、図3ないし図7に示すように、ペン先8、ペン先支持体9とイン ク誘導芯10とからなる。ぺン先8は弾性を有する平板状で、その筆記先端は一方 の面を太字用11、他方の面を細字用12として形成してある(図4参照)。先端の 中央には長手方向に伸びたスリット13を設けてある。
【0013】 ペン先支持体9は、図7に示すように、前部にペン先8の細字用12側の面を支 持する弾性を有した板状の第1のペン先支持片14と、後部に後端を開口したイン ク誘導芯10の長手方向に沿った半分を収納する凹部151 を有した上部収納部材15 を有し、第1のペン先支持片14の内側には一端を先端部分から後端を上部収納部 材15の凹部151 に開口した長手方向に伸びた凹溝16を設けた上部ペン先支持体91 と、前部にペン先8の太字用11側の面を支持する弾性を有した、前記第1のペン 先支持片14より長寸で太厚の板状の第2のペン先支持片17と、後部に後端を開口 した前記インク誘導芯10の残り部分を収納する凹部181 を有した下部収納部材18 を有し、第2のペン先支持片17の内側には一端を先端部分から後端を下部収納部 材18の凹部181 に開口した長手方向に伸びた、前記凹溝16より細幅の凹溝19を設 けた下部ペン先支持体92とを係合して形成してある。
【0014】 ペン先8をペン先支持体9に取付けるには、第1のペン先支持片14と第2のペ ン先支持片17との間に、ペン先8の筆記先端が細字用12側の面を第1のペン先支 持片14に接して、太字用11側の面を第2のペン先支持片17に接し、ペン先8の後 端の両縁片20、20’に設けた係合突起21、22に第1のペン先支持片14および第2 のペン先支持片17を各々に係合させて取付けてある。ぺン先8は第1のペン先支 持片14および第2のペン先支持片17の先端がペン先8のスリット13部分に位置し 、ぺン先8の後端を上部収納部材15と下部収納部材18とからなるペン先支持体9 の収納部材23内に位置するように取付けてある。収納部材23内にはインク誘導芯 10を、先端部に設けた凹溝24に前記ペン先8の後端部を嵌入して挿着してある。 第1のペン先支持片および第2のペン先支持片16に設けた凹溝16、19とペン先8 とで形成された隙間は、ペン体6のインク誘導芯10からペン先8のスリット13部 分までのインク通路24、25としてある。以上のようにして、各部を構成してペン 体6は形成してある。
【0015】 ペン体6のインク通路の他の形成方法として、図8(下部ペン先支持体92のみ 示す。)および図9に示すように、第1のペン先支持片14および第2のペン先支 持片17の内側で、ペン先8のスリット13部分に対向する位置の両側に若干突出し た突起26、27を形成することにより、突起26、27をペン先8に衝接させて、前述 と同様にしてペン先8を第1のペン先支持片14と第2のペン先支持片17間に挿着 し、第1のペン先支持片および第2のペン先支持片をペン先8より若干離間させ て隙間を形成し、その隙間をインク通路28、29としてもよい。
【0016】
【考案の効果】
本考案の両面書きのペン先を有した筆記具は、前述したように構成されている ので、筆記の際に、筆記者の筆圧によりペン先は抑揚するので、従来になかった たような書き味のよいものである。またペン先が撓むことにより筆記先端が開い て筆跡幅が太くなり、ペン先のスリット部分からのインク消費量は増加するが、 ペン先と第1のペン先支持片とで<あるいはペン先と第2のペン先支持片とで形 成されたインク通路により、充分なインクをペン先のスリットに供給できる。か つペン先の撓みに伴って第1のペン先支持片あるいは第2のペン先支持片も共に 撓むので、ペン先の表面から第1のペン先支持片および第2のペン先支持片の両 方が離間することがなく、インク通路を切断されることがないので、常に安定し てインクを供給できる。したがって、インクのかすれによる筆跡不良が生じない 。
【0017】 太字用側と細字用側のペン先に対する第1のペン先支持片と第2のペン先支持 片とでは全長や板厚を各々変えて、同一筆記圧による各々のペン先支持片の撓む 量を変えてあり、細字用側のペン先は撓み難くなっている。したがって、細字用 側のペン先で筆記した場合、必要以上に筆記先端が開いて筆跡幅が太くならない 。
【0018】 ペン体の構造も前述したような構造なので簡単に組立ることができる。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す筆記具の側面の断面図で
ある。
【図2】図1の筆記具の一部断面で示した正面図であ
る。
【図3】図1におけるペン体の側面図である。
【図4】図3のI−I部拡大縦端面図である。
【図5】図3のII−II部拡大縦断面図である。
【図6】図3のIII −III 部拡大縦断面図である。
【図7】図1におけるペン体の分解斜視図である。
【図8】下部ペン先支持体の他の実施例の斜視図であ
る。
【図9】図8の下部ペン先支持体を用いたペン体の先端
部分の拡大断面図である。
【符号の説明】
6 ペン体 8 ペン先 9 ぺン先支持体 10 インク誘導芯 11 太字用 12 細字用 13 スリット 14 第1のペン先支持片 17 第2のペン先支持片 23 収納部材 24 インク通路 25 インク通路 28 インク通路 29 インク通路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の面を太字用(11)、他方の面を細
    字用(12)とした筆記先端を有し、先端の中央にスリッ
    ト(13)を有した弾性を有する板状のペン先(8)を、
    前部にペン先(8)を支持する弾性を有した板状の第1
    のぺン先支持片(14)と、ペン先(8)を支持する弾性
    を有した板状で第1のぺン先支持片(14)より長寸で太
    厚の第2のぺン先支持片(17)とを有し、後部にインク
    誘導芯(10)を収納する後端を開口した収納部材(23)
    を連設したペン先支持体(9)に、第1のぺン先支持片
    (14)と第2のペン先支持片(17)間に、筆記先端が細
    字用(12)側を第1のペン先支持片(14)側に太字用
    (11)側を第2のペン先支持片(17)側にして、少なく
    とも第1のぺン先支持片(14)の先端がペン先(8)の
    スリット(13)部分に位置するように挾着し、収納部材
    (23)内に先端をペン先(8)に連接させてインク誘導
    芯(10)を挿入し、ペン先(8)と第1のぺン先支持片
    (14)とでおよびペン先(8)と第2のぺン先支持片
    (17)とで、インク誘導芯(10)の先端からペン先
    (8)のスリット(13)までのインク通路(24、25、2
    8、29)を形成してなるペン体(6)を、ペン体(6)
    のインク誘導芯(10)に軸筒(4)内に貯蔵されたイン
    ク(2)が導出するように装着してなる筆記具。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4842635U (ja) * 1971-09-18 1973-05-31
JPS56167499A (en) * 1980-05-29 1981-12-23 Pilot Pen Co Ltd Fountain pen, width of character thereof can be varied

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