JPH04108950U - 鋳造用金型 - Google Patents
鋳造用金型Info
- Publication number
- JPH04108950U JPH04108950U JP1025891U JP1025891U JPH04108950U JP H04108950 U JPH04108950 U JP H04108950U JP 1025891 U JP1025891 U JP 1025891U JP 1025891 U JP1025891 U JP 1025891U JP H04108950 U JPH04108950 U JP H04108950U
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- core
- spring
- philip
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- Pending
Links
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- 239000002184 metal Substances 0.000 abstract description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 3
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
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- 238000007665 sagging Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 コアブロック1をセンターコア2と複数のフ
ィリップコア3とに分割して、このフィリップコア3を
センターコア2に軸方向及び半径方向に所定距離移動で
きるように組み付けると共にフィリップコアホルダ7に
係合し、このフィリップコアホルダ7を介して前記フィ
リップコア3をキャビティブロック19側へスプリング
18で押圧するようにしてある。これにより、キャビテ
ィブロック19からスプリング18への伝熱量をフィリ
ップコアホルダ7により減じて、スプリング18を溶湯
等の熱から保護する。 【効果】 熱によるスプリング18の所謂ヘタリ現象を
防止でき、スプリング18のばね力を確実にフィリップ
コア3に作用させ、フィリップコア3の作動を確実にし
て、製品24とコアブロック1との分離を円滑かつ確実
にできる。
ィリップコア3とに分割して、このフィリップコア3を
センターコア2に軸方向及び半径方向に所定距離移動で
きるように組み付けると共にフィリップコアホルダ7に
係合し、このフィリップコアホルダ7を介して前記フィ
リップコア3をキャビティブロック19側へスプリング
18で押圧するようにしてある。これにより、キャビテ
ィブロック19からスプリング18への伝熱量をフィリ
ップコアホルダ7により減じて、スプリング18を溶湯
等の熱から保護する。 【効果】 熱によるスプリング18の所謂ヘタリ現象を
防止でき、スプリング18のばね力を確実にフィリップ
コア3に作用させ、フィリップコア3の作動を確実にし
て、製品24とコアブロック1との分離を円滑かつ確実
にできる。
Description
【0001】
この考案は加圧鋳造法等に使用される金型に関する。
【0002】
例えば、高速回転用の自動車エンジンに使用するピストンは、強度を損なうこ
となく軽量化を図るために、スカート部を徹底して薄肉化するとともに、スカー
ト部内周面に補強用のリブが設けられており、これの上部には所謂アンダーカッ
ト部が形成されている。従って、このようなピストンの鋳造に使用する金型では
、中子型(コアブロック)が一体物であると、中子型がリブに引掛かって離型で
きなくなるという事態を生じる。そのため、係る事態を防止するため、中子型を
複数個の分割型の組立体とし、離型時に製品と中子型とがスムースに分離できる
ようにしている。
【0003】
図4はこのような金型の一例を示すものであり、この図に示すように、中子型
30をセンターコア31と複数のフィリップコア32とに分割して、フィリップ
コア32をセンターコア31に対して軸方向(図中上下方向)及び半径方向(図
中左右方向)に所定距離移動できるように係合し、フィリップコア32をスプリ
ング33でキャビティブロック34側へ押圧するように構成してある(図5参照
)。そして、このように構成した金型は、離型時にセンターコア31がキャビテ
ィブロック34から所定距離抜け出る迄(図5中下方へ移動する迄)、フィリッ
プコア32が製品35に係合した状態で半径方向へ移動して中子型30の巾寸法
を縮小(W0→W1)するため、製品35と中子型30とをスムースに分離するこ
とができる。
【0004】
しかしながら、上記従来例は、図4〜図5に示すように、フィリップコア32
を押圧するスプリング33を高温の溶湯が注入されるキャビティブロック34に
近接して配置するため、スプリング33が溶湯の熱や金型の予熱の影響を受けて
所謂ヘタリ現象を生じ、スプリング33がフィリップコア32に所定のばね力を
作用させることができなくなり、フィリップコア32が作動不良となって、中子
型30を製品35からスムースに分離できなくなる虞れのあることが指摘されて
いた。そこで、本考案はこのような不具合を招来しない鋳造用金型を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
即ち本考案の鋳造用金型は、コアブロックをセンターコアと複数のフィリップ
コアとに分割して、このフィリップコアをセンターコアに軸方向及び半径方向に
所定距離移動できるように組み付けると共にフィリップコアホルダに係合し、こ
のフィリップコアホルダを介して前記フィリップコアをキャビティブロック側へ
スプリングで押圧するようにしてある。
【0006】
キャビティブロックからスプリングへの伝熱量をフィリップコアホルダにより
減じ、スプリングを熱から保護する。
【0007】
以下本考案の実施例を図面に基づき詳述する。
【0008】
図1〜図2は本考案の鋳造用金型の実施例を示すものであり、これらの図にお
いて1は中子型(コアブロック)である。この中子型1は、センターコア2と複
数のフィリップコア3とに分割してあり、センターコア2の傾斜面4にフィリッ
プコア3の傾斜面5を係合してあるため、センターコア2が図中下方(軸方向)
へ移動すると、フィリップコア3,3同士が近づく方向(半径方向)に移動でき
るようになっている。
【0009】
このうち、センターコア2は、その下端がセンターコアホルダ6に螺着一体化
してある。一方、フィリップコア3は、その下端を筒状のフィリップコアホルダ
7の切欠段部8に係合すると共に、その鍔部9をフィリップコアホルダ7に固着
したストッパ10に係合してある。
【0010】
フィリップコアホルダ7は、周方向複数箇所に切欠溝11を形成し、この切欠
溝11にレバー12を収容して、このレバー12をピン13で回動可能に支持し
てある。尚、レバー12は、センターコア2が所定距離下降すると、センターコ
ア2のカム部14でその下端を押圧されて回動し、その上端部でフィリップコア
3,3同士を近づける方向(半径方法)へ押圧するようにしてある(図3参照)
。
【0011】
又、フィリップコアホルダ7は、その側壁にストッパボルト収容穴15とスプ
リング収容穴16とを形成してあり、ストッパボルト収容穴15にはセンターコ
アホルダ6に取り付けたストッパボルト17をスライド可能に収容してあり、ス
プリング収容穴16には圧縮したスプリング18を収容し、このスプリング18
によりキャビティブロック19に型締めされた型板20に押圧されるようにして
ある。尚、フィリップコアホルダ7は、センターコアホルダ6が下降し、ストッ
パボルト17の鍔部21がストッパボルト収容穴15の座面22に当接すると、
フィリップコア3を伴なってセンターコアホルダ6と共に下降する。
【0012】
以上の実施例構造によれば、図1に示すようにキャビティブロック19と中子
型1とを組み付けた状態でキャビティ23内に溶湯を注入する。溶湯が凝固して
所望の製品形状になった後に、センターコアホルダ6を図外のアクチュエータで
下降させる。この際、フィリップコアホルダ7は、スプリング18で図中上方へ
押圧されているため、型板20に当接した状態を維持し、センターコアホルダ6
と共に移動することはない。
【0013】
図3に示すように、センターコアホルダ6が所定距離下降して、そのカム部1
4がレバー12に当接すると、レバー12が回動してフィリップコア3をセンタ
ーコア2側(半径方向)へ押圧する。この結果、フィリップコア3,3同士が移
動して近づき、中子型1の巾寸法が縮小(W0→W1)して、中子型1が製品24
からスムースに分離することができる。
【0014】
以上のように本実施例は、スプリング18のばね力をフィリップコアホルダ7
を介してフィリップコア3に作用させるようにし、スプリング18をキャビティ
ブロック19から離してあるため、溶湯の熱等がスプリング18に伝わるのをフ
ィリップコアホルダ7で減じ、スプリング18を熱から保護することができる。
従って、溶湯の熱等によるスプリング18の所謂ヘタリ現象を防止でき、スプリ
ング18が長期に亘り所望のばね力をフィリップコア3に作用させてフィリップ
コア3を確実に作動させることができる。
【0015】
以上説明したように本考案は、コアブロックをセンターコアと複数のフィリッ
プコアに分割して、このフィリップコアをセンターコアに軸方向及び半径方向に
所定距離移動できるように組み付けると共にフィリップコアホルダに係合し、こ
のフィリップコアホルダを介して前記フィリップコアをキャビティブロック側へ
スプリングで押圧するようにしてあるため、キャビティブロックからスプリング
への伝熱量をフィリップコアホルダにより減じ、スプリングを溶湯等の熱から保
護することができ、溶湯の熱等によるスプリングの所謂ヘタリ現象を防止できる
。従って、本考案は、スプリングが長期に亘り所望のばね力をフィリップコアに
作用させることができ、フィリップコアを確実に作動させることができるため、
製品とコアブロックとの分離を円滑かつ確実にでき、鋳造用金型に対する信頼性
を格段に向上できる。
【図1】本考案の実施例を示す鋳造用金型の要部断面
図。
図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】図1の鋳造用金型の作動状態図。
【図4】従来の鋳造用金型の要部断面図。
【図5】図4の金型の作動状態図。
1…コアブロック(中子型)
2…センターコア
3…フィリップコア
7…フィリップコアホルダ
18…スプリング
19…キャビティブロック
Claims (1)
- 【請求項1】 コアブロックをセンターコアと複数のフ
ィリップコアとに分割して、このフィリップコアをセン
ターコアに軸方向及び半径方向に所定距離移動できるよ
うに組み付けると共にフィリップコアホルダに係合し、
このフィリップコアホルダを介して前記フィリップコア
をキャビティブロック側へスプリングで押圧することを
特徴とする鋳造用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1025891U JPH04108950U (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 鋳造用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1025891U JPH04108950U (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 鋳造用金型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04108950U true JPH04108950U (ja) | 1992-09-21 |
Family
ID=31900281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1025891U Pending JPH04108950U (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 鋳造用金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04108950U (ja) |
-
1991
- 1991-02-28 JP JP1025891U patent/JPH04108950U/ja active Pending
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