JPH04108780U - 木製薄板貼付開口部材及びアルミニウム製溝付開口部材 - Google Patents

木製薄板貼付開口部材及びアルミニウム製溝付開口部材

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JPH04108780U
JPH04108780U JP1838691U JP1838691U JPH04108780U JP H04108780 U JPH04108780 U JP H04108780U JP 1838691 U JP1838691 U JP 1838691U JP 1838691 U JP1838691 U JP 1838691U JP H04108780 U JPH04108780 U JP H04108780U
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aluminum
wooden
shaped groove
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opening
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Application number
JP1838691U
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Inventor
利幸 田島
Original Assignee
田島産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】アルミニウムで形成された窓枠やドアの表面
に、木製薄板を貼付することで、気密性及び自然な木質
の外観を完備することが可能な窓部やドア部を提供する
ものである。 【構成】窓枠やドアの表面に該当するアルミニウム製開
口部材の表面、即ち框、欄間及び他の開口部材枠(1)
や戸板表面部に木製薄板(2)を貼付することが可能と
なるよう箱状溝(3)またはU字状溝板(4)を形成す
る。次に形成した箱状溝(3)またはU字状溝(4)に
木製薄板(2)を貼付することで窓部やドア部が完成す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、機能、外観及び使い易さに優れた建築用の木製薄板貼付開口部材及 びアルミニウム製溝付開口部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建築用開口部構築の際、部材としては主に、アルミニウム製開口部材と木製開 口部材とに大別されよう。特にアルミニウム開口部材は、極めて良好な気密性を 確保し、他の金属建具と比較しても軽量であり加工し易く、優れた機能性を有す るのである。また、和風建築に長年使用されてきた木製建具は、木造りを基本と する和風建築と一体化すべく自然かつ柔らかな外観を有し、手触りや扱いの良さ 等これまた優れた建具とされている。
【0003】 ところで一箇所に構築する建築用開口部材としては、アルミニウム製開口部材 と木製開口部材のどちらか一方しか用いることができず、両開口部材を同一開口 部にて融合させることは決してなかったのである。
【0004】 そこでアルミニウム製開口部材の外観に当たる框等表面に、木目模様に印刷さ れた紙類を貼付したり、木材を紙の如く薄く削った経木を貼付することで外観上 木製開口部材に似せる工夫がなされている。
【0005】
【考案が解決しようとする問題点】
和風建築において完成後、開口部材を使用したり、そこで生活したりする際の 重要な課題は、使い易さ、気密性及び和風建築に適合すべく外観、手触り、吸湿 性などが挙げられよう。また製造構築段階では、加工し易くかつ大量生産可能で あるとともにコストの低減化も重要課題に加えられよう。
【0006】 和風建築に採用されるアルミニウム製開口部材の場合、確かに使い易さ、気密 性には優れているが、周りの内装とは異質の外観を有するため和風建築に適合し にくく柔らかさや高級感を与えることは出来ない。また、木製開口部材の場合、 外観上和風建築に自然と溶け込み穏やかな高級感を生み出すことになるが、残念 ながらアルミニウム製開口部材程の気密性はなく、そのため機能面ではアルミニ ウム製開口部材に劣ることになってしまう。
【0007】 また、アルミニウム製開口部材と木製開口部材の長所を融合させようとして、 アルミニウム製開口部材の外観に当たる框等表面に、木目模様に印刷された紙類 を貼付したり、木材を紙の如く薄く削った経木を貼付したとしても、1mm程度 の厚さでは少しの衝撃や傷でも内側にあるアルミニウムが露出してしまい、全く 外観が損なわれることになる。つまり耐久性がないのであり、手触りも表面の紙 類や経木では内側にあるアルミニウムの感触が伝わり木製建具を全く感じさせる ことができないのである。更に木質の有する吸湿性もなく表面を木製に見せかけ た効果に有効性が生じないことになる。
【0008】 本考案は、従来の持つ以上の問題点を解消させるようアルミニウム製開口部材 の気密性と木製開口部材の和風建築に適合すべく外観、高級感及び吸湿性をも確 保することのできる木製薄板貼付開口部材及びアルミニウム製溝付開口部材を提 供することを目的とする。
【0009】
【問題点を解決するための手段】
この目的を達成するため、本考案は次のような構成としている。アルミニウム 製開口部材を設置した段階にて外観される框、欄間及び他の開口部材枠(1)に 対し、木質の強度、弾力性を有すべく木製薄板(2)を貼付することからなる開 口部材を形成することとする。
【00010】 次に、アルミニウム製開口部材を設置した段階にて外観される框、欄間及び他 の開口部材枠(1)の表面部に、木製薄板(2)を嵌入させ貼付可能とすべく箱 状溝(3)またはU字状溝(4)を有するアルミニウム製溝付開口部材を形成す ることとする。
【00011】
【実施例】
本考案の実施例を示すに、図2の窓部として実施する場合、先ず窓枠を製造す る段階にて、木製薄板(2)を嵌入させ貼付可能となる箱状溝(3)またはU字 状溝(4)を框、欄間及び他の開口部材枠(1)表面部に、組立構築後の使用の 際、窓の開け閉めに何ら支障がなくスム−スに開閉できるよう形成するのである 。
【00012】 更に、木製薄板(2)を嵌入させ貼付させた段階にて、アルミニウム製である 箱状溝(3)またはU字状溝(4)の凸部(5)が外観上目立たなくなる程度に 凸部(5)の上面幅を狭くするものとする。
【00013】 また、箱状溝(3)またはU字状溝(4)に木質の強度、弾力性を有すべく木 製薄板(2)を接着貼付するのであるが、組立段階、使用段階にて支障なく移動 開閉できるよう木製薄板(2)の厚さを3mmないし5mm程度とする。
【00014】 次に、図3のドア部として実施する場合、アルミニウム製の戸板に対し、戸板 表面部に箱状溝(3)またはU字状溝(4)を形成し、木製薄板(2)を嵌入さ せ貼付させる。
【00015】 更に、木製薄板(2)を嵌入させ貼付させた段階にて、アルミニウム製である 箱状溝(3)またはU字状溝(4)の凸部(5)が外観上目立たなくなる程度に 凸部(5)の上面幅を狭くするものとする。
【0016】
【考案の効果】
今日、和風建築における開口部は、デザイン的に洗練化されつつあることは勿 論、気密性を含めての機能及び自然かつ穏やかな美観をあたえるべく外観、手触 り等あらゆる面でのより快適さがますます求められている。
【0017】 然しながら、従来の開口部としては、アルミニウム製開口部材に見られる如く 機能面を追及するか、あるいは木製建具の如く、外観上の美感、手触り等を追及 するかに2分されているのが実態である。辛うじて、アルミニウム製開口部材の 表面部を、木目模様等に印刷された紙類で覆うか、厚さ1mm程度の紙類のよう に柔らかな経木を貼付させることで表面上木製建具を標榜する試みも現出してい るが、紙類または紙類に類似する性質の経木を貼付しただけでは、耐久性手触り 及び吸湿性に乏しく、外観もまた木製に非ずと看破されやすいのであるが、本考 案はいずれの課題をも克服している。
【0018】 即ち、アルミニウム製開口部材を基本としつつ、厚さ3mmないし5mm程度 の木製薄板を表面部に貼付可能にしているので、木製としての耐久性が生じ、少 しの衝撃等にて剥れたり、内側のアルミニウムが露出することはありえない。更 には外観上全く木製開口部材と同じであり、手触り、吸湿性もまた木製開口部材 と同じとなる。
【0019】 ところで、従来、不定形な歪やたわみを生じさせることなく厚さ3mmないし 5mm程度の木製薄板を製材し使用することは困難であったが、本考案の出願人 の木製薄板に関する考案、即ち「製材品の乾燥装置」(実用新案登録出願提出日 平成3年1月21日)により簡単に歪み無く一平面を確保することが可能となっ たため、木製薄板を表面部に貼付する施工が可能となった次第である。
【0020】 次に、建具の骨組みである框等に関しても、木製薄板を嵌入貼付させるべく箱 状溝またはU字状溝を形成することで、木製薄板が嵌入貼付可能となり、その結 果完成後の開閉に際し何ら支障なくスム−スに使用できるようになっている。し かも本考案である箱状溝またはU字状溝の活用として木製薄板以外にも化粧板等 様々の板をも貼付可能としており、活用方法がかなり増えることにもなろう。
【0021】 以上の如く本考案は、極めて有効かつ高級感をも供ない、利用価値の高い木製 薄板貼付開口部材及びアルミニウム製溝付開口部材を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】木製薄板を嵌入貼付させた状態の下框部分拡大
切断端面図
【図2】框、欄間及び他の開口部材枠に木製薄板を嵌入
貼付させた状態の窓部正面図。
【図3】戸板表面部に木製薄板を嵌入貼付させた状態の
ドア部正面図。
【符合の説明】
1 框、欄間及び他の開口部材枠 2 木製薄板 3 箱状溝 4 U字状溝 5 凸部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム製開口部材を設置した段階
    にて外観される框、欄間及び他の開口部材枠(1)に対
    し、木製薄板(2)を貼付することからなる木製薄板貼
    付開口部材。
  2. 【請求項2】 アルミニウム製開口部材を設置した段階
    にて外観される框、欄間及び他の開口部材枠(1)表面
    に、箱状溝(3)またはU字状溝(4)を形成すべくア
    ルミニウム製溝付開口部材。
JP1838691U 1991-03-01 1991-03-01 木製薄板貼付開口部材及びアルミニウム製溝付開口部材 Pending JPH04108780U (ja)

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JPH04108780U true JPH04108780U (ja) 1992-09-21

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS435420Y1 (ja) * 1967-06-19 1968-03-08
JPS4532050Y1 (ja) * 1966-11-15 1970-12-08
JPS5346746B2 (ja) * 1972-12-23 1978-12-15

Patent Citations (3)

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