JP3027316U - 家 具 - Google Patents

家 具

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JP3027316U
JP3027316U JP1996000602U JP60296U JP3027316U JP 3027316 U JP3027316 U JP 3027316U JP 1996000602 U JP1996000602 U JP 1996000602U JP 60296 U JP60296 U JP 60296U JP 3027316 U JP3027316 U JP 3027316U
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plate
furniture
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room
side plates
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JP1996000602U
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Inventor
義光 家始
Original Assignee
日進木工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 家具10をその背面部が室内から見える場所
に設置する場合に、室内の美観を損なわないための背面
化粧を簡易に施す。 【解決手段】 左右の側板11の後端縁11aの互いの
対向面に、側板11に対する天板12及び裏桟14の接
合位置の後方を略鉛直方向に直線状に延びる摺動溝17
がそれぞれ形成され、その上端17aが、側板11の後
部上端11bに開放されている。この摺動溝15には、
背面化粧板18が、いわゆる「けんどん」式に嵌め込む
ことができ、すなわち、摺動溝17の開放された上端1
7aから挿入して下方へ摺動させることにより、背板1
3及び裏桟14等を覆うように装着することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、例えば衣装箪笥や書棚等の木製の家具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、衣装箪笥や書棚等の木製の家具は、その正面部及び両側面部が、針 葉樹等の美しい木肌を持つ天然の板材や合成化粧板等で仕上げられている。しか し、通常は人目に触れない背板は、安価なラワンベニヤ板等からなるのが普通で あり、また、その補強のための桟などが露出している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述のような家具は、室壁に沿って設置されるのが普通であり、したがって背 面部が室壁と近接対向されて人目には触れないため、問題はないが、例えば広い 部屋に設置する場合は、これらの家具を室壁と直角に配置して間仕切りとして兼 用させる用途も考えられ、また、ローボード(背の低い洋風サイドボード)等の 場合も、背面部が室内から見える場所に設置される可能性がある。しかしこのよ うな場合、化粧仕上げが施されていないラワンベニヤ板からなる背板等が室内に 露呈することになるため、美観を著しく損なってしまう問題があった。また、こ のような配置をすることを想定して、全ての家具の背面部に高級な化粧仕上げを 施すことは、室壁に沿って配置される一般的な用途においては意味がなく、いた ずらに大幅な価格上昇を来すことにしかならない。
【0004】 本考案は、上記のような事情のもとになされたもので、その技術的課題とする ところは、家具をその背面部が室内から見える場所に設置する場合に、室内の美 観を損なわないような背面化粧を簡易に施す手段を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した技術的課題は、本考案によって有効に解決することができる。 すなわち本考案に係る家具は、両側板の後端縁が背板の背面及び天板の後端よ り後方へ突出しており、前記後端縁における互いの対向面に、略鉛直方向に延び 上端が前記天板の後端の後方位置で前記両側板の上端に開放された摺動溝が形成 され、この摺動溝にけんどん式に嵌め込まれる背面化粧板を着脱自在に装着可能 としたものである。
【0006】 本考案の背面構造を有する家具は、広い部屋に、室壁と直角に配置して間仕切 りとして兼用させる等、背面部が室内から見える場所に配置する場合には、この 家具の両側板の後端縁に形成した摺動溝にけんどん式に嵌め込み、すなわち、摺 動溝の開放された上端から、化粧板の左右両縁をに嵌め込んで下方へ摺動させる ことによって、背面部全体を背面化粧板で覆う。このため、ラワンベニヤ板等の 背板や桟材が室内に露呈することがなく、室内の美観の低下が防止される。また この場合、天板の上面にトップパネルを取り付け、その後端部が背面化粧板の上 方位置に達するようにすることによって、このトップパネルが間仕切りの笠木状 の外観を与えるので、美観が一層向上される。
【0007】 また、室壁に沿った一般的な配置とする場合は、ラワンベニヤ板からなる背板 や桟材が壁と近接対向されて人目には触れないため、摺動溝に背面化粧板を嵌め 込んで装着する必要はない。
【0008】
【考案の実施の形態】
図1乃至図4は、本考案に係る家具10の好ましい一実施形態を示すものであ る。まず図1は、書棚等の家具10の背面上部を示す斜視図で、参照符号11は 側板、12は天板、13はラワンベニヤ板からなる背板、14はこの背板13の 背面に設けられた裏桟である。
【0009】 背板13の外周縁13a,13bは、図2の部分的な鉛直断面図及び図3の部 分的な水平断面図に示すように、側板11の後部内側面及び天板12の後部下面 における嵌合溝15,16に嵌め殺し状態で取り付けられており、したがって側 板11の後端縁11a及び天板12の後端縁12aは、背板13の背面より後方 へ例えば26mm程度突出している。また、側板11の後端縁11aは、天板1 2の後端縁12aより後方へ例えば10mm程度突出している。裏桟14は背板 13の背面に接着されると共に、端部が側板11の後部内側面あるいは天板12 の後部下面に固定されている。
【0010】 なお、図1には当該家具10の左右一対の側板のうちの一方のみが示されてい るが、他方の側板も同様の構成を有するため、以下、「側板11」とは双方の側 板をいうものとする。
【0011】 左右の側板11の後端縁11aの内側面すなわち互いの対向面には、これらの 側板11に対する天板12及び裏桟14の接合位置の後方を略鉛直方向に直線状 に延びる摺動溝17がそれぞれ形成されており、その上端17aは、側板11の 後部上端11bに開放されている。
【0012】 参照符号18は、表層部が塗装を施した天然木の薄板又は合成樹脂板からなる 背面化粧板であり、この背面化粧板18は、前記摺動溝17に対して、いわゆる 「けんどん」式に嵌め込むことができるようになっている。すなわち背面化粧板 18は、摺動溝17の開放された上端17aから挿入して下方へ摺動させること によって、背板13及び裏桟14を覆うように装着され、完全に嵌め込まれた状 態では、図2に示すように、この背面化粧板18の上端部がほぼ天板12の上面 高さにある。なお、側板11の後端縁11a及びその内側面は、例えば前記背面 化粧板18と同様の色調の表面材又は塗装によって仕上げられている。
【0013】 上記構成を有する家具10は、図4にその室内配置例を示すように、例えば広 い部屋の概略的な間仕切りとして兼用させるような場合は、背面部が室内から見 えるため、上述のように、背面部の摺動溝17に背面化粧板18をけんどん式に 嵌め込むことによって、ラワンベニヤ板からなる背板13及び裏桟14等を室内 に露呈させないようにし、これによって室内の美観の低下を防止することができ る。図4は、複数の家具10を室壁1とほぼ直角な方向に複数並べ、その背面部 が部屋の出入り口(ドア)2側を向くように配置した例を示しているが、この背 面部には、背面化粧板18が装着されているので、美観上の違和感のない間仕切 りとして有効に機能させることができる。また、家具10を室壁1に着けるよう に設置する一般的な配置の場合は、背面化粧板18の装着は不要である。なお、 背面化粧板18は、予めユーザからの要望によって、工場で取り付けて出荷する が、設置後に取り付けることもできる。
【0014】 図2及び図4における参照符号20は、図4のように複数の家具10を一定方 向に並べて設置する場合に、これら複数の家具10の天板12の上面に跨がって 複数の螺子部材により取り付けられ、各家具10を互いに連結するためのトップ パネルであるが、各家具10の上面に独立的に取り付けても良い。このトップパ ネル20は、奥行きの寸法が側板11の奥行きとほぼ同一であり、取付状態にお いては、その後端部20aが側板11の後端縁11aの上面位置に達するため、 背面化粧板18の上端に対する押さえとなる。特に、図示のように複数の家具1 0の上面に跨がって取り付けた場合は、家具10同士の一体観が向上し、しかも 背面側から見た時に、トップパネル20が間仕切りの笠木のような外観を与え、 装飾効果が向上する。
【0015】 なお図4には、書棚や衣装箪笥のような背の高い家具の配置状態を示したが、 本考案はローボードのような背の低い装飾性の高い家具にも適用可能である。ま た、図5に示すように、一定方向に並べて隣接配置された複数の家具10が、そ れぞれベース家具ユニット10Aとその上に載置されるアッパー家具ユニット1 0Bからなり、各家具10のベース家具ユニット10Aとアッパー家具ユニット 10Bの間に跨がってミドルパネル21を介して互いに一体的に連結されるもの である場合は、背面化粧板18も、ミドルパネル21を介してベース家具ユニッ ト10A側の下側背面化粧板18Aとアッパー家具ユニット10B側の上側背面 化粧板18Bとに分離された構成とすることができる。
【0016】
【考案の効果】
本考案によると、次のような効果が奏される。 (1) 家具を間仕切りとして兼用させるように配置する場合に、室内から見える背 面部に背面化粧板をけんどん式で簡易に装着できるので、室内の美観が損なわれ るのを防止することができる。 (2) 前記背面部全体を高級材あるいは塗装等により化粧仕上げする場合のような 無駄や価格の上昇を来さない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る家具の好ましい一実施形態の背面
上部を、背面化粧板と分離して示す部分的な斜視図であ
る。
【図2】上記家具の背面上部を、背面化粧板を嵌め込ん
だ状態で示す部分的な鉛直断面図である。
【図3】上記家具の背面上部を、背面化粧板を嵌め込ん
だ状態で示す部分的な水平断面図である。
【図4】本考案を適用した家具の室内配置例を示す説明
図である。
【図5】本考案を適用した他の実施形態の家具の室内配
置例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 家具 11 側板 11a 後端縁 12 天板 13 背板 17 摺動溝 18 背面化粧板 20 トップパネル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年2月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】追加
【補正内容】
【図5】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側板の後端縁が背板の背面及び天板の
    後端より後方へ突出しており、 前記後端縁における互いの対向面に、略鉛直方向に延び
    上端が前記天板の後端の後方位置で前記両側板の上端に
    開放された摺動溝が形成され、 この摺動溝にけんどん式に嵌め込まれる背面化粧板を備
    えることを特徴とする家具。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、 天板の上面に着脱可能に取り付けられるトップパネルを
    有し、 このトップパネルの後端部が、摺動溝に嵌め込まれた背
    面化粧板の上方位置に達するように取り付けられること
    を特徴とする家具。
JP1996000602U 1996-01-23 1996-01-23 家 具 Expired - Lifetime JP3027316U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0538530U (ja) * 1991-10-31 1993-05-25 矢崎総業株式会社 計器用文字板

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0538530U (ja) * 1991-10-31 1993-05-25 矢崎総業株式会社 計器用文字板

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