JPH0410784Y2 - - Google Patents

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JPH0410784Y2
JPH0410784Y2 JP15290586U JP15290586U JPH0410784Y2 JP H0410784 Y2 JPH0410784 Y2 JP H0410784Y2 JP 15290586 U JP15290586 U JP 15290586U JP 15290586 U JP15290586 U JP 15290586U JP H0410784 Y2 JPH0410784 Y2 JP H0410784Y2
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adhesive layer
tree
bark
present
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、粘着剤を利用した捕獲器に関するも
のである。
<従来技術> 従来より樹木の幹にマモール紙やカンレイシヤ
等を巻きつけて害虫を捕獲する方法は知られてい
る。
<考案が解決しようとする問題点> これらの場合は捕獲効率が悪く、一旦捕獲され
た虫が逃げ出すことも指摘されている。また防水
紙等の厚紙の片面に市販の粘着剤を塗布し、樹木
の幹に巻きつけて害虫を捕獲する方法も試みられ
ているが、作業性がかなり悪く、1日当りの処理
樹木数が限られてくる。しかもこの場合、厚紙の
粘着面と樹皮の間にすき間がほとんどできず、虫
が外側の粘着剤を塗布していない面を歩行する欠
点をもつている。
<問題点を解決するための手段> 本考案は上記従来の欠点を除去することを目的
としてスギカミキリの生態を注意し深く観察した
結果完成されたものである。
本考案は樹皮の外表面と相対する面に粘着層を
有する基材からなり、該基材には樹皮の外表面と
上記粘着層との間に間隔が保持されるような間隔
形成手段を設けると共に基材の基端部に折目を設
け、該折目上の一部にL字状切目を設けたことを
特徴とする捕獲器に係る。
<作用> 本考案は上記のごとき構造を有しているので、
樹皮の外表面を徘徊するスギカミキリ等の害虫
は、樹皮の割れ目等のすき間を好んで潜入する性
質があり、樹皮と粘着面の間にできた適切な間隔
のすき間にもぐり込んでしまい害虫がきわめて効
果的に粘着層に付着し、すき間からの脱出が不可
能となり捕獲されると共に基端部の細巾の折り目
にそつて、基材を折り曲げ接着の際、細巾の折目
上にL字状切目を設けたので反対側の基端部が挿
入しやすく位置決めが正確にでき、折目にそつて
基材を折り曲げ接着した時、折り曲げ部分は曲つ
た状態を維持でき、はがれ落ちることはないので
ある。
本考案において、本体としては、紙、パルプ、
プラスチツク、ゴム等の単独若しくはその組合せ
たものを例示しうるが、紙、パルプにあつては、
耐水性を付与するため防水加工を施しうる。基材
の大きさ形状については、シート状、筒状等樹木
の直径により異なるが、少なくとも樹木の略々全
周に適用できる長さであれば任意である。更に基
材を収容体の形態にしておいてシートのみを取替
できるようにしてもよい。
本考案において、基材に設けられる間隔形成手
段としては、基材が樹皮の外周面に外接するよう
な三角形、四角形、多角形状の筒状体であれば、
このコーナー部分に間隔を形成させることができ
る。この場合、基材の形態はシート状で適宜間隔
で折目を形成させたもの、予め上記のような筒状
体であれば適宜箇所に少なくとも1以上の分割部
を設けこの分割部分で接続して使用できるもの、
なお上記シート状、筒状のものにあつて基材自体
が波状を有するものであつてもよい。なおこれら
の場合は粘着層の一部が樹皮に接しているので、
別途樹木への固定手段を基材にかならずしも設け
る必要はない。
更に他の手段として、本体が用時円筒状を有す
るもので、その内径が樹木の外径より大とするこ
とにより、樹皮の外表面と相対する本体の粘着層
との間隔が樹木の全周にわたつて形成させること
ができる。この場合本体には適宜な吊下げ手段や
脚部を設け、樹木に固定するようにできる。もち
ろん本体の粘着層の一部を固定手段としてもよ
い。又この間隔が常に一定するように基材の内側
(粘着層を有する側で樹皮の外面に相対する面)
に突起を形成させるようにしてもよい。
上記間隔については、通常略々3m/m〜15
m/mで好ましくは略々5m/m〜10m/mであ
るが、この間隔は全体が均一にこの間隔を有して
いる必要はない。
上記間隔は樹木の全周にわたつていても、一部
であつてもよいが一部の場合3cm〜20cmおきで間
隔形成部を設けるのがよい。
本考案において、粘着層の形成の手段について
は任意であるが、基材の面積より小さく粘着層を
設けるのが捕獲効果を一層高めることが出来るの
で好ましい。
上記粘着層には、予め剥離紙を設けておくこと
もできる。
本考案において上記粘着層、剥離紙、基材には
誘引剤、殺虫剤等を単独又は併用して保持させる
ことができる。
<実施例> 以下に本考案実施の1例にもとずき説明する。
第1図A〜Cは、本考案実施の1例を示す展開
図、一部切欠斜視図及び使用状況を示す横断面図
であり、1は基材であり、基材1の内面に基材1
の長辺側に余白1−1を残して粘着層2が形成さ
れると共に基材1には折目3,3間の巾よりも細
巾の折目1−2,1−2及び該折目1−2,1−
2上の両端にL字状切目1−3が設けられ、かつ
基材1には複数の折目3が設けられ、五角形状に
樹木Xの外周面xを取りかこむことにより、樹皮
の外周面と基材1の粘着層2との接触面以外の部
位に間隔4が形成されるものが示されている。な
お粘着層2は剥離紙2aが設けられる。
使用に際し、五角形状に樹木の外周面を取り囲
むようにして基材1を粘着層2を内側にして取付
けるだけで、基材1を樹木Xに2本の折目間が細
巾の折目1−2,1−2及び該折目1−2上の両
端に設けられたL字状切目1−3により、接着取
り付けの際、基材の位置決めが正確にでき、該L
字状切目1−3は細巾の折目上に設けたので基材
の巻きつけの際、一方の端部を挿入しやすい。同
時4ケ所に間隔4が形成されるので、この状態で
設置しておくことにより、本考案の所望の効果を
達成しうる。なお上記余白1−1が形成されてい
るので、害虫を粘着層に確実に誘導する利点を有
している。
第2図A〜Cは、本考案実施の他の1例を示す
横断面図、展開図、使用状況を示す正面図であ
り、基材1が円筒状を有し、かつその径が樹木の
径よりも大となる大きさであり、樹木Xの外周面
xと粘着層2との間が全周面にわたり間隔が形成
された接続部分は切目1aで基材1の内面側の粘
着層2の折目1−2にそつて折り曲げられた部分
を使用して接続されており、基材1の上部端には
吊手5が設けられた場合が示されている。なお基
材1の素材は弾力性或は伸縮性を有するもの或は
フレキシブル性を有するものが樹木の表面にそく
し有利である。この場合、基材1が円筒状を有し
かつその径が樹木Xの径よりも常に大となる大き
さを有しているので、間隔4が樹木Xの全周にわ
たつて形成されるため、粘着層2全面が捕獲機能
を発揮する利点がある。
第3図は本考案実施の更に他の1例を示す斜視
図であり、基材1が蛇腹状を有し蛇腹状部のヤマ
部分両端にL字状切目1−3が設けられている点
以外は実質的に第1図のものと同一である。
この場合も、間隔4を多数形成させうるので有
利である。又廃棄の時、全体を短冊状に折り畳ん
で処理できる利点がある。
<考案の効果> 上記のごとく本考案は、樹木に簡単に取付ける
ことが出来、取付けておくだけで、間隔形成部に
より、樹木中よりはい出てきたスギカミキリ等の
樹木の害虫を粘着層にとらえることができるので
確実に捕獲が可能となるとともに樹木への固定が
確実に行え、巻きつけの際、一方の端部を挿入し
やすく位置決めが正確にできる等多くの特徴を有
し、従来からの粗皮はぎ、枝打ち、除間伐、薬剤
防除等の方法にとつてかわることができるので実
用上きわめて有用なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図A〜Cは本考案実施の1例を示す展開
図、一部切欠斜視図及び使用状況を示す横断面
図、第2図A〜Cは本考案実施の他の1例を示す
横断面図、展開図及び使用状況を示す正面図、第
3図は本考案実施の更に他の1例を示す斜視図で
ある。 図において、1は基材、1−2は折目、1−3
はL字状切目、2は粘着層、3は折目、4は間隔
である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 捕獲器において、樹皮の外表面と相対する面に
    粘着層を有する基材からなり、該基材は樹皮の外
    表面と上記粘着層との間に上下に連通している隙
    間が形成されるような筒状体であるとともに、該
    筒状体の基端部に細巾の折目を設け、該折目上の
    両端の一部にL字状切目を設けたことを特徴とす
    る捕獲器。
JP15290586U 1986-10-06 1986-10-06 Expired JPH0410784Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15290586U JPH0410784Y2 (ja) 1986-10-06 1986-10-06

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JP15290586U JPH0410784Y2 (ja) 1986-10-06 1986-10-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6358576U JPS6358576U (ja) 1988-04-19
JPH0410784Y2 true JPH0410784Y2 (ja) 1992-03-17

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ID=31071309

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