JPH04107653U - シート装置 - Google Patents

シート装置

Info

Publication number
JPH04107653U
JPH04107653U JP1610491U JP1610491U JPH04107653U JP H04107653 U JPH04107653 U JP H04107653U JP 1610491 U JP1610491 U JP 1610491U JP 1610491 U JP1610491 U JP 1610491U JP H04107653 U JPH04107653 U JP H04107653U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
link
armrest
seat
frame
seat back
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1610491U
Other languages
English (en)
Inventor
田 雅 博 岡
Original Assignee
池田物産株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 池田物産株式会社 filed Critical 池田物産株式会社
Priority to JP1610491U priority Critical patent/JPH04107653U/ja
Publication of JPH04107653U publication Critical patent/JPH04107653U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リクライニング機構による傾動動作時に上部
フレームを下部フレームに対して相対的に回動動作させ
る。シートバックの側部に設けられたアームレストの高
さを上部フレームの回動動作に伴って上下位置調節す
る。 【構成】 上部フレーム10を中折れ用の第1のリンク
機構12により回動動作させると共に、下部フレーム1
1にアームレストの高さ調節用の第2のリンク機構21
を設ける。第2のリンク機構21は下部フレーム11に
中央部が枢支された第1のリンク24と、この第1のリ
ンク24の一端部側と平行リンク機構を構成する第2の
リンク28とを有する。第1及び第2のリンク24,2
8は一端がアームレスト3cに枢支され、第1のリンク
24の他端が連結リンク26を介して上部フレーム10
の延設部30に連結されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、シート装置に関し、更に詳細に説明すると、シートクッション後端 側にリクライニング機構を介して傾動可能に支持されるシートバックと、該シー トバックの側部に設けられたアームレストとを備えてなるシート装置の改良に関 する。
【0002】
【従来の技術】
例えば車両用シート等にあっては、シートバックをリクライニング機構で傾動 調整可能に構成してなるシート構成が従来から多数提案されている。 ところで、上述したような車両用シートにおいて最も一般的なものでは、シー トバックは一体に構成されており、シートクッションに対してリクライニング機 構により倒れ角度を調整可能に構成されている。しかし、このような従来のシー ト構造では、通常時はシートバックが略々立設した状態となっていることから、 それ程問題とはならないが、例えばシートバックを背面側に傾動動作させた際に 、着座者の視線が天井方向を向き、前方を見る場合には、シートバック上部のシ ート面と着座者の背中上部との間が離れ、その部分でのホールド性が損なわれる ために、着座者にとっての座り心地感が悪くなり、安定した着座姿勢を維持する ことができず、疲労し易くなるという問題を生じていた。
【0003】 このような問題を解決するものとして、例えば特公昭60−57328号公報 、実開昭56−101055号公報等により、シートバックの上端側部分をシー トバックの下端側部分から分割して構成し、且つこれを揺動可能に軸支して連結 すると共に、リンク機構によりリクライニング動作と連動してシートバックの上 端側部分を、シートバックの下端側部分に対して相対的に回動変位させ、これに より着座者のホールド性を確保しようとした中折れタイプのシートバックを備え たシート構造が、従来既に提案されていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述したような従来の中折れタイプのシートバックを備えてなるシ ート装置を採用するにあたって、シートバックの下端側部分の側部にアームレス トが設けられている場合には、シートバックの下端側部分の後傾に従いアームレ ストが上方に傾動して移動し、またリクライニング動作と連動してシートバック の上端側部分が前方に移動することとなるので、単純にシートバックの上端部分 をシート前方に中折れさせた場合、アームレストが上方に位置し窮屈な着座姿勢 となり易く、着座者のリラックスした着座姿勢を得るうえで問題となるもので、 このような点に対しての何らかの配慮が必要とされている。 本考案の目的は、シートバックの上端側部分を、シートバックの下端側部分に 対して相対的に回動変位させた場合に、シートバックの下端側部分の側部に設け たアームレストを上下位置調節することができ、アームレストが着座者に窮屈な 着座姿勢を強いることがなく、着座者のリラックス姿勢での安定した着座状態を 、簡単且つ適切に確保でき、座り心地感を向上させることが可能となるシート装 置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案はこのような事情に鑑みてなされたものであり、シートバックのシート バックフレームを上、下に二分割して構成し、且つ中折れ軸支部により相対的に 回動可能に軸支された上部フレーム及び下部フレームとから形成し、リクライニ ング機構による傾動動作に伴って作動し、前記上部フレームを下部フレームに対 して相対的に回動動作させる中折れ用の第1のリンク機構を設けると共に、前記 下部フレームに前記アームレストの高さ調節用の第2のリンク機構を設け、前記 第2のリンク機構は下部フレームに中央部が枢支され、一端が前記アームレスト に、他端が連結リンクの一端に枢支された第1のリンクと、該第1のリンクの一 端側と平行リンク機構を構成する一端が下部フレームに、他端が前記アームレス トに枢支された第2のリンクとを備え、前記連結リンクの他端が前記上部フレー ムより下方に延設された延設部に枢支され、前記リクライニング機構の傾動動作 により前記第1のリンク機構が作動し、前記上部フレームが下部フレームに対し て傾動し、前記第2のリンク機構により前記アームレストの高さが上下調整され るようになされていることを特徴とする。
【0006】
【作用】
本考案に依れば、下部フレームにアームレストの高さ調節用の第2のリンク機 構を設け、シートバックを構成する上部フレームを下部フレームに対しシート前 方に中折れ動作させることにより、これに連動して高さ調節用の第2のリンク機 構を作動させ、連結リンクを介して第1及び第2のリンクを作動させ、平行リン ク機構の作動によりアームレストの高さを上下調節することが可能で、これによ り着座者のリラックス状態での着座姿勢を適切に得られ、着座者の安定した着座 状態を確保し座り心地感を向上させ得るものである。
【0007】
【実施例】
以下本考案に係るシート装置を図面を参照して詳述する。 図1及び図2には本考案の一実施例の概略が夫々示されており、本実施例では 車両用シートに適用した場合として説明する。この車両用シート1は、図2から 明らかなように、シートクッション2とその後端側に立設されているシートバッ ク3等とで構成され、且つこのシートバック3は中折れ軸支部4により上、下部 シート体3a,3bとして分割構成されている。更に、このシートバック3は、 下部シート体3bの側部にアームレスト3cを有し、これにより着座者を所要の 状態で安定した着座姿勢を得られるように構成されている。尚、本実施例では、 シートバック3を構成する上、下部シート体3a,3bのうち、上部シート体3 aの上端部には周知のヘッドレスト5が付設されると共に、下部シート体3bは 周知の通りベース7及びこれに回動軸支部8にて軸支されるアーム9からなるリ クライニング機構6を介してシートクッション2側に連結支持した場合を示して いる。この場合、リクライニング機構6としては、手動操作によるリクライニン グデバイス、電動モータ等によるパワーリクライニングデバイス、シート両側に デバイス部を有する両側デバイス等のいずれでもよいことは言うまでもない。
【0008】 さて、本考案に依れば、上述したようにシートクッション2後端側にリクライ ニング機構6により傾動可能に支持されるシートバック3を備えた車両用シート 1において、シートバック3のシートバックフレームを上、下に二分割して構成 し、且つ中折れ軸支部4により相対的に回動可能に軸支した上部フレーム10及 び下部フレーム11とから形成し、前記リクライニング機構6による傾動動作に 伴って作動し、前記上部フレーム10を下部フレーム11に対して相対的に回動 動作させる中折れ用の第1のリンク機構12を設けると共に、前記下部フレーム 11に前記アームレスト3cの高さ調節用の第2のリンク機構21を設け、この 第2のリンク機構21により前記アームレスト3cの高さが上下調節されるよう になされていることを特徴とする。
【0009】 中折れ用の第1のリンク機構12はリクライニング機構6のベース7側等のシ ートクッション2側に下端が枢支されたリンク14を有し、このリンク14の上 端が上部フレーム10の下端に形成された後方に延びるリンク部16に枢支され ている。尚本実施例ではリンク部16を上部フレーム10の下端に一体に形成し た場合につき説明したがリンク部16を別個形成し、このリンク部16を上部フ レーム10の下端に固着するものであってもよい。また、中折れ用の第1のリン ク機構12の構成は図示のものに限定されるものではなく、従来公知の種々の構 成を採用することができる。 前記第2のリンク機構21は下部フレーム11に固着されたサイドパネル11 aに中央部が枢支ピン22により枢支され、一端24aが前記アームレスト3c に、他端24bが連結リンク26の一端に枢支された第1のリンク24と、該第 1のリンク24の一端24a側と平行リンク機構を構成する一端28aが下部フ レーム11に、他端28bが前記アームレスト3cに枢支された第2のリンク2 8とを備え、前記連結リンク26の他端が前記上部フレーム10より下方に延設 された延設部30に枢支され、前記リクライニング機構6の傾動動作により前記 第1のリンク機構12が作動し、前記上部フレーム10が下部フレーム11に対 して傾動し、前記第2のリンク機構21が作動し、前記第1及び第2のリンク2 4,28の平行リンク機構により前記アームレスト3cが上下位置調整される。 尚、本実施例では、上部フレーム10を下部フレーム11に対して傾動動作さ せる駆動源として手動操作によるリクライニング機構6を用いたが、電動モータ からギヤボックスを介して伝達される回転力により上部フレーム10を回動動作 させるねじ機構による電動手段を用いることもできる。尚更に、本実施例ではリ クライニング機構6の後傾動作により前記第2のリンク機構21を作動させてア ームレスト3cを下方に位置調節する場合につき説明したが、反対にリンク機構 を逆構成として上方に位置調節するものであってもよい。
【0010】
【考案の効果】
以上が本考案に係るシート装置の一実施例の構成であるが、斯る構成に依れば 、下部フレームにアームレストの高さ調節用の第2のリンク機構を設け、シート バックを構成する上部フレームを下部フレームに対しシート前方に中折れ動作さ せることにより、これに連動して高さ調節用の第2のリンク機構を作動させ、連 結リンクを介して第1及び第2のリンクを作動させ、この第1及び第2のリンク による平行リンク機構の作動によりアームレストの高さを上下調節することが可 能で、これにより着座者のリラックス状態での着座姿勢を適切に得られ、着座者 の安定した着座状態を確保し座り心地感を向上させ得るシート装置を得ることが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るシート装置の要部を示す側面説明
図。
【図2】本考案のシート装置の側面説明図。
【符号の説明】
1 車両用シート 2 シートクッション 3 シートバック 3a 上部シート体 3b 下部シート体 3c アームレスト 4 中折れ軸支部 6 リクライニング機構 7 ベース 8 回動軸支部 9 アーム 10 上部フレーム 11 下部フレーム 12 第1のリンク機構 14 リンク 16 リンク部 21 第2のリンク機構 24 第1のリンク 26 連結リンク 28 第2のリンク 30 延設部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッション後端側にリクライニン
    グ機構を介して傾動可能に支持されるシートバックと、
    該シートバックの側部に設けられたアームレストとを備
    えてなるシート装置において、前記シートバックのシー
    トバックフレームを上、下に二分割して構成し、且つ中
    折れ軸支部により相対的に回動可能に軸支された上部フ
    レーム及び下部フレームとから形成し、前記リクライニ
    ング機構による傾動動作に伴って作動し、前記上部フレ
    ームを下部フレームに対して相対的に回動動作させる中
    折れ用の第1のリンク機構を設けると共に、前記下部フ
    レームに前記アームレストの高さ調節用の第2のリンク
    機構を設け、前記第2のリンク機構は下部フレームに中
    央部が枢支され、一端が前記アームレストに、他端が連
    結リンクの一端に枢支された第1のリンクと、該第1の
    リンクの一端側と平行リンク機構を構成する一端が下部
    フレームに、他端が前記アームレストに枢支された第2
    のリンクとを備え、前記連結リンクの他端が前記上部フ
    レームより下方に延設された延設部に枢支され、前記リ
    クライニング機構の傾動動作により前記第1のリンク機
    構が作動し、前記上部フレームが下部フレームに対して
    傾動し、前記第2のリンク機構により前記アームレスト
    の高さが上下調整されるようになされていることを特徴
    とするシート装置。
JP1610491U 1991-02-26 1991-02-26 シート装置 Pending JPH04107653U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1610491U JPH04107653U (ja) 1991-02-26 1991-02-26 シート装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1610491U JPH04107653U (ja) 1991-02-26 1991-02-26 シート装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04107653U true JPH04107653U (ja) 1992-09-17

Family

ID=31903196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1610491U Pending JPH04107653U (ja) 1991-02-26 1991-02-26 シート装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04107653U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH059863Y2 (ja)
KR100457396B1 (ko) 차량용 시트의 높이조절장치
JP3012765B2 (ja) 座席装置
JP2604640Y2 (ja) 腰 掛
JPH04107653U (ja) シート装置
JPH07257242A (ja) 車両用シート
JPH0729872Y2 (ja) シート装置
JPH0546691Y2 (ja)
JP3013882B2 (ja) 車両用シート
JPH0729873Y2 (ja) シート装置
JPH0537703Y2 (ja)
JPH0527085Y2 (ja)
JPH059864Y2 (ja)
JPS6225167Y2 (ja)
JPH0546693Y2 (ja)
JPH0617629Y2 (ja) 座席用シートクッションのための駆動機構
JP2517135Y2 (ja) リクライニングシート
JPH0527877Y2 (ja)
JP2000333764A (ja) 車両用シート
JPH0527876Y2 (ja)
JP2521810Y2 (ja) 揺動可能なリクライニングシート
JP2001231651A (ja) 腰掛装置
JPH0737551Y2 (ja) シート装置
JPH059868Y2 (ja)
JPH0711645Y2 (ja) 車両等の座席