JPH04107582U - 弁機構 - Google Patents

弁機構

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Publication number
JPH04107582U
JPH04107582U JP1819991U JP1819991U JPH04107582U JP H04107582 U JPH04107582 U JP H04107582U JP 1819991 U JP1819991 U JP 1819991U JP 1819991 U JP1819991 U JP 1819991U JP H04107582 U JPH04107582 U JP H04107582U
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JP
Japan
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valve body
fluid flow
valve
fluid
flow direction
Prior art date
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Pending
Application number
JP1819991U
Other languages
English (en)
Inventor
恭伸 藤田
裕行 福田
Original Assignee
株式会社大林組
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Publication date
Application filed by 株式会社大林組 filed Critical 株式会社大林組
Priority to JP1819991U priority Critical patent/JPH04107582U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流体に乱流を生じさせることなくスムーズに
流通させることが可能であり、腐食の防止を図れる弁機
構を提供する。 【構成】 弁体1は流体流れ方向上流側および下流側の
両方が共にほぼ円錐形状とされ、配管2は拡張される弁
体着座部20が、弁体1に相似形とされる。そして、弁
体着座部20に弁体1を着座させるように、流体の流通
方向つまり配管2の長手方向に弁体1を移動可能とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、配管内の流路に設けられて流体の流通を調節するための弁機構に 関する。
【0002】
【従来の技術】
配管内の流路に設けられて流体の流量調節を行う弁機構は、すでに様々なもの が知られており、例えば図3,図4に示すように、板状の弁体100を管路2に 対し側方より出入れさせる構成とした、いわゆるゲート弁(図3)、あるいは弁 体101を管路2内において回動させる構成とした、いわゆるバタフライ弁(図 4)など様々である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、そうした従来のものでは何れに構成にしても、弁体100,1 01は流体が流通する管路2に介在することから、流体の流れを乱すものであり 、渦流等の乱流を生じさせ、長年の使用によってこの流体が管路2の内壁を浸蝕 ・腐食することは否めず、殊に弁体100,101の下流での腐食が著しく、不 都合があった。
【0004】 この考案は、上記のような背景に鑑みてなされたものであり、流体を乱流なく スムーズに流通させることができ、腐食の防止を図れる弁機構の提供をその目的 とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この考案は、流路を形成する配管内部を、流体の流 れ方向に沿って順次、太径部,該太径部から漸次傾斜縮径した弁体着座部及び該 弁体着座部に連続する細径部で形成すると共に、該細径部よりも流体流れ方向上 流側に上記配管の管軸方向に沿って移動自在に、上記弁体着座部の内面形状に沿 う外形輪郭を有する弁体を設けたことを特徴とする。
【0006】 また本考案は、上記弁体が、流体の流れ方向上流側に向かって漸次縮径された 外形輪郭を有することを特徴とする。
【0007】
【作用】
本考案の作用について述べると、配管内部に、流体の流れ方向に沿って滑らか に傾斜縮径される弁体着座部を形成すると共に、細径部よりも上流側にこの弁体 着座部の内面形状を有して移動される弁体を設けたので、流量調整にあたっては 、この弁体と弁体着座部との間に区画される、流体の流れに沿った滑らかな空間 を介して流体を流通させつつ調整を行うことができ、配管内に乱流が生じるのを 抑えることができ、配管等の腐蝕を防止できる。
【0008】 また、弁体着座部とは反対側の弁体の外形輪郭、すなわち弁体の流体流れ方向 上流側の外形輪郭も上流側に向かって漸次縮径させることにより、上述した弁体 着座部と弁体との間の空間に流れ込む流体もスムーズに流通させることができ、 この面からも乱流発生を抑えて、腐蝕を防止できる。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の実施例を添付図面を参照しながら説明する。図1は本考案に よる弁機構の好適な一実施例を示す側面図であり、ここでは配管2は破断により 示す。そして、図2は、図1をA−A矢視した断面図である。本実施例は基本的 には、流路を形成する配管2内部を、流体の流れ方向に沿って順次、太径部,こ の太径部から漸次傾斜縮径した弁体着座部20及び弁体着座部20に連続する細 径部で形成すると共に、細径部よりも流体流れ方向上流側に配管2の管軸方向に 沿って移動自在に、弁体着座部20の内面形状に沿う外形輪郭を有する弁体1を 設けて構成される。また弁体1は、流体の流れ方向上流側に向かって漸次縮径さ れた外形輪郭を有して構成される。
【0010】 この弁機構は、弁体1を配管2内に備えて構成され、流体の流通方向つまり配 管2の長手方向に、弁体1を移動可能に設けている。
【0011】 弁体1は、配管2内において受圧側(流体流れ方向上流側)およびその反対側 (下流側)の両方が共にほぼ円錐形状に成形されており、両先端は、棒状に延長 されて各々軸部10,10をなす。この軸部10の一方には、その長手方向に延 びてギア部が成形されて、ラックギア11が形成される。
【0012】 配管2は、上述の弁体1が配設される部分において管径が太径に拡張されてお り、この拡張部分で成る弁体着座部20は弁体1に相似形とされる。また、この 配管2内には、弁体1の軸部10と摺動可能に係合される支軸21が2ヶ所に各 々設けられており、両支軸21,21は、図2に示すように支柱22,22を介 して内壁と連結されて、ほぼ配管2の軸心に設置される。
【0013】 一方の支軸21の近傍には、回動軸3が配管2の径方向に沿って管内を貫通し て配され、回動自在とされる。この回動軸3は、配管2内においてピニオンギア 30が固着されると共に、配管2より突出する先端にはハンドル31が備えられ ており、ラックギア11とピニオンギア30とが歯合されて弁体1を移動できる ように構成される。
【0014】 ここに、弁体1は、両軸部10,10が各々支軸21,21に挿通されて配管 2内のほぼ中央に支持され、このときラックギア11とピニオンギア30とが歯 合されることになり、ハンドル31を回動操作することで、弁体1は配管2の軸 心方向つまり流体の流通方向に移動される。ここで、弁体1が弁体着座部20の ほぼ中心に位置するときには、両者が相似形であることから弁体1とこれを取囲 む弁体着座部20との隙間は、回動軸3側およびその反対側の両方が均等となり 、流体の流通路は最大開口を得ることになる。そして、弁体1を弁体着座部20 に近接するように移動させるに伴い通路が狭められることになり、弁体1と弁体 着座部20とが相似形なので最終的には弁体1は弁体着座部20に密接されて流 通路を閉塞することができ、ここに流体の流通を調節できることになる。
【0015】 以上のような構成によれば、配管2の内部に、流体の流れ方向に沿って滑らか に傾斜縮径される弁体着座部20を形成すると共に、この弁体着座部20の内面 形状を有して配管2内を移動される弁体1を設けたので、流量調整にあたっては 、この弁体1と弁体着座部20との間に区画される、流体の流れに沿った滑らか な空間を介して流体を流通させつつ調整を行うことができ、配管2内に乱流が生 じるのを抑えることができ、配管等の腐蝕を防止できる。
【0016】 また、弁体着座部20とは反対側の弁体1の外形輪郭、すなわち弁体1の流体 流れ方向上流側の外形輪郭も上流側に向かって漸次縮径させることにより、上述 した弁体着座部20と弁体1との間の空間に流れ込む流体もスムーズに流通させ ることができ、この面からも乱流発生を抑えて、腐蝕を防止できる。
【0017】
【考案の効果】
以上実施例で詳細に説明したように、この考案にかかる弁機構によれば、配管 内部に、流体の流れ方向に沿って滑らかに傾斜縮径される弁体着座部を形成する と共に、細径部よりも上流側にこの弁体着座部の内面形状を有して移動される弁 体を設けたので、流量調整にあたっては、この弁体と弁体着座部との間に区画さ れる、流体の流れに沿った滑らかな空間を介して流体を流通させつつ調整を行う ことができ、配管内に乱流が生じるのを抑えることができ、配管等の腐蝕を防止 できる。
【0018】 また、弁体着座部とは反対側の弁体の外形輪郭、すなわち弁体の流体流れ方向 上流側の外形輪郭も上流側に向かって漸次縮径させることにより、上述した弁体 着座部と弁体との間の空間に流れ込む流体もスムーズに流通させることができ、 この面からも乱流発生を抑えて、腐蝕を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す側断面図である。
【図2】図1をA−A矢視した断面図である。
【図3】従来の弁機構を示す側断面図である。
【図4】従来の弁機構の他例を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 弁体 2 配管 20 弁体着座部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路を形成する配管内部を、流体の流れ
    方向に沿って順次、太径部,該太径部から漸次傾斜縮径
    した弁体着座部及び該弁体着座部に連続する細径部で形
    成すると共に、該細径部よりも流体流れ方向上流側に上
    記配管の管軸方向に沿って移動自在に、上記弁体着座部
    の内面形状に沿う外形輪郭を有する弁体を設けたことを
    特徴とする弁機構。
  2. 【請求項2】 上記弁体が、流体の流れ方向上流側に向
    かって漸次縮径された外形輪郭を有することを特徴とす
    る請求項1記載の弁機構。
JP1819991U 1991-03-04 1991-03-04 弁機構 Pending JPH04107582U (ja)

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JP1819991U JPH04107582U (ja) 1991-03-04 1991-03-04 弁機構

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JP1819991U JPH04107582U (ja) 1991-03-04 1991-03-04 弁機構

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JPH04107582U true JPH04107582U (ja) 1992-09-17

Family

ID=31904774

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JP1819991U Pending JPH04107582U (ja) 1991-03-04 1991-03-04 弁機構

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5190028A (ja) * 1975-02-06 1976-08-06

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5190028A (ja) * 1975-02-06 1976-08-06

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