JP2002071031A - オリフィス弁 - Google Patents

オリフィス弁

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JP2002071031A
JP2002071031A JP2000255248A JP2000255248A JP2002071031A JP 2002071031 A JP2002071031 A JP 2002071031A JP 2000255248 A JP2000255248 A JP 2000255248A JP 2000255248 A JP2000255248 A JP 2000255248A JP 2002071031 A JP2002071031 A JP 2002071031A
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JP
Japan
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orifices
movable plate
fixed plate
valve box
valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000255248A
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English (en)
Inventor
Yoshifumi Nakakubo
祥文 中窪
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャビテーションの発生を抑制できる機能を
備えたオリフィス弁を提供する。 【解決手段】 可動プレート3の複数のオリフィス2,
2……のそれぞれには、その内面に開口して軸線C1方
向の全長にのびる複数個の整流溝7,7……を円周方向
等間隔で設、固定プレート5の複数のオリフィス4,4
……のそれぞれには、その内面に開口して軸線C1方向
の全長にのびるとともに、複数のオリフィス2,2……
と複数のオリフィス4,4……が同心で対応した全開状
態で前記整流溝7,7……の全てに合致して連通する複
数個の整流溝8,8……を円周方向等間隔で設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オリフィス弁に係
り、さらに詳しくは、キャビテーションの発生を抑制で
きる機能を備えたオリフィス弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のオリフィス弁は、図4および図5
に示すように、弁箱1の軸線Cに平行な軸線C1を有す
る複数のオリフィス2,2……を設けて、軸線Cに直交
して昇降可能に弁箱1に組付けられた可動プレート3
と、弁箱1の軸線Cに平行な軸線C1を有する複数のオ
リフィス4,4……を設けて、可動プレート3の下流側
に対向して摺接するように弁箱1に組付けられた固定プ
レート5とを備え、複数のオリフィス2,2……と複数
のオリフィス4,4……の断面形状は真円に設定されて
いる。
【0003】可動プレート3は弁棒6を介して開閉手段
(図示省略)に連結されている。したがって、開閉手段
の作動による可動プレート3の昇降運動で、可動プレー
ト3と固定プレート5が相対移動し、複数のオリフィス
2,2……と複数のオリフィス4,4……とを同心に対
向させた全開状態と、複数のオリフィス2,2……と複
数のオリフィス4,4……との対向関係を消失させた全
閉状態が得られるとともに、全開状態と全閉状態の間の
任意の開度による流量制御を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
オリフィス弁では、複数のオリフィス2,2……と複数
のオリフィス4,4……の断面形状が真円に設定されて
いるとともに、固定プレート5の複数のオリフィス4,
4……は、真円断面の内径が軸方向で一様であるのに対
して、可動プレート3の複数のオリフィス2,2……
は、真円断面の内径が入口側から固定プレート5側にか
けて縮径するテーパ孔によって形成されている。このた
め、複数のオリフィス2,2……を通過する流体は、こ
こで急激に絞り込まれることになる。その結果、複数の
オリフィス2,2……内において流体に乱れが生じ、流
れの大きい流体が固定プレート5の複数のオリフィス
4,4……を通過して下流側に吐出されることになる。
しかも、複数のオリフィス2,2……内で急激に絞り込
まれることによって流速が高くなって、圧力が低下する
ので、低圧流体が固定プレート5の複数のオリフィス
4,4……を通過して下流側に吐出されることになる。
このように、乱れが生じかつ低圧の流体が固定プレート
5の下流側に吐出されると、キャビテーションが発生し
て、キャビテーション壊食などの悪影響が固定プレート
5よりも下流側の弁箱1および弁箱1の下流側に接続さ
れる配管(図示省略)などにおよぶおそれがあった。
【0005】そこで、本発明は、キャビテーションの発
生を抑制できる機能を備えたオリフィス弁を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係るオリフィス弁は、弁箱と、複数のオリ
フィスを設けて前記弁箱に組付けた固定プレートと、複
数のオリフィスを設けて前記弁箱に交差して進退移動可
能に組付けられるとともに、前記固定プレートの軸方向
一端面に対向して配置された可動プレートとを備え、可
動プレートの進退移動で可動プレートと固定プレートが
相対移動して、これら両プレートに設けた前記複数のオ
リフィス同士が同心に対向する全開状態と、前記対向関
係を消失した全閉状態が得られ、かつ全開状態と全閉状
態の間の任意の開度による流量制御を可能に構成したオ
リフィス弁において、前記両プレートに設けた前記複数
のオリフィスには、その内面に開口して軸方向の全長に
のびる整流溝が円周方向の間隔を有して複数個設けられ
ていることを特徴としている。
【0007】本発明によれば、可動プレートの複数のオ
リフィスおよび固定プレートの複数のオリフィスには、
それらの内径よりも外側に張出して軸方向の全長にのび
る整流溝が円周方向の間隔を有して複数個設けられてい
るので、開度の如何を問わず、可動プレートの複数のオ
リフィスを通過する流体の絞り込み度が整流溝を有して
いない複数のオリフィスの絞り込み度よりも小さくな
る。その結果、可動プレートの複数のオリフィス内にお
ける流体の乱れが抑えられ、整流された流体が固定プレ
ートの複数のオリフィスに流下し、これら複数のオリフ
ィスを通過する時に、再び整流溝で整流されたのち固定
プレートの下流側に吐出させることができる。また、可
動プレートの複数のオリフィス内での絞り込み度が小さ
く抑えられることで、固定プレートの複数のオリフィス
を通過して下流側に吐出される流体の圧力低下を抑制す
ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。なお、図4および図5で説明し
た従来例と同一もしくは相当部分には、同一符号を付し
て説明する。図1は本発明の一実施の形態を示す縦断側
面図であり、この図において、弁箱1の軸線Cに平行な
軸線C1を有する複数のオリフィス2,2……を設け
て、軸線Cに直交して昇降可能に弁箱1に組付けられた
可動プレート3と、弁箱1の軸線Cに平行な軸線C1を
有する複数のオリフィス4,4……を設けて、可動プレ
ート3の下流側に対向して摺接するように弁箱1に組付
けられた固定プレート5とを備え、複数のオリフィス
2,2……と複数のオリフィス4,4……の断面形状は
真円に設定されている。
【0009】可動プレート3は弁棒6を介して開閉手段
(図示省略)に連結されている。したがって、開閉手段
の作動による可動プレート3の昇降運動で、可動プレー
ト3と固定プレート5が相対移動し、複数のオリフィス
2,2……と複数のオリフィス4,4……とを同心に対
向させた全開状態と、複数のオリフィス2,2……と複
数のオリフィス4,4……との対向関係を消失させた全
閉状態が得られるとともに、全開状態と全閉状態の間の
任意の開度による流量制御を行うことができる。
【0010】可動プレート3の複数のオリフィス2,2
……のそれぞれには、図2および図3に示すように、そ
の内面に開口して軸線C1方向の全長にのびるたとえば
8個の整流溝7,7……が円周方向等間隔で設けられ、
固定プレート5の複数のオリフィス4,4……のそれぞ
れには、その内面に開口して軸線C1方向の全長にのび
るとともに、複数のオリフィス2,2……と複数のオリ
フィス4,4……が同心で対応した全開状態で前記整流
溝7,7……の全てに合致して連通する8個の整流溝
8,8……が円周方向等間隔で設けられている。
【0011】このように、可動プレート3の複数のオリ
フィス2,2……には、それらの内径よりも外側に張出
して軸線C1方向の全長にのびる整流溝7,7……が円
周方向等間隔で8個設けられ、固定プレート5の複数の
オリフィス4,4……には、それらの内径よりも外側に
張出して軸線C1方向の全長にのびるとともに、複数の
オリフィス2,2……に同心で対応した全開状態で整流
溝7,7……に合致して連通する8個の整流溝8,8…
…が設けられているので、全開状態から全閉寸前状態に
わたる開度の如何を問わず、可動プレート3の複数のオ
リフィス2,2……を通過する流体の絞り込み度が整流
溝7,7……を有していない複数のオリフィス2,2…
…の絞り込み度よりも小さくなる。その結果、可動プレ
ート3の複数のオリフィス2,2…内における流体の乱
れが抑えられ、整流された流体が固定プレート5の複数
のオリフィス4,4……に流下し、これら複数のオリフ
ィス4,4……を通過する時に、再び整流溝8,8……
で整流されたのち固定プレート5の下流側に吐出される
ことになる。
【0012】また、可動プレート3の複数のオリフィス
2,2……内での絞り込み度が小さく抑えられること
で、固定プレート5の複数のオリフィス4,4……を通
過して下流側に吐出される流体の圧力低下を抑制するこ
とができる。その結果、従来より懸念されていたキャビ
テーションの発生を抑制して、キャビテーション壊食な
どの悪影響が固定プレート5よりも下流側の弁箱1およ
び弁箱1の下流側に接続される配管(図示省略)などに
およぶのを防止することができる。
【0013】なお、前記実施の形態では、複数のオリフ
ィス2,2……のそれぞれに8個の整流溝7,7……を
設け、複数のオリフィス4,4……のそれぞれに8個の
整流溝8,8……を設けた構造で説明しているが、複数
のオリフィス2,2……と複数のオリフィス4,4……
が同心で対応した全開状態で、複数の整流溝7,7……
に同数の整流溝8,8……が全て合致して連通するので
あれば、整流溝7および整流溝8の数は任意である。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のオリフィ
ス弁は構成されているので、以下のような格別の効果を
奏する。
【0015】すなわち、可動プレートの複数のオリフィ
ス内における流体の乱れが抑えられ、整流された流体が
固定プレートの複数のオリフィスに流下し、これら複数
のオリフィスを通過する時に、再び整流溝で整流された
のち固定プレートの下流側に吐出させることができると
ともに、可動プレートの複数のオリフィス内での絞り込
み度が小さく抑えられることで、固定プレートの複数の
オリフィスを通過して下流側に吐出される流体の圧力低
下を抑制することができるので、従来より懸念されてい
たキャビテーションの発生を抑制して、キャビテーショ
ン壊食などの悪影響が固定プレートよりも下流側の弁箱
および弁箱の下流側に接続される配管などにおよぶのを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す縦断側面図であ
る。
【図2】可動プレートおよび固定プレートの1つのオリ
フィスを拡大して示す縦断側面図である。
【図3】図2のA−A矢視図である。
【図4】従来例を可動プレート側から見た正面図であ
る。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 弁箱 2 オリフィス 3 可動プレート 4 オリフィス 5 固定プレート 7 オリフィス2側の整流溝 8 オリフィス4側の整流溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱と、複数のオリフィスを設けて前記
    弁箱に組付けた固定プレートと、複数のオリフィスを設
    けて前記弁箱に交差して進退移動可能に組付けられると
    ともに、前記固定プレートの軸方向一端面に対向して配
    置された可動プレートとを備え、可動プレートの進退移
    動で可動プレートと固定プレートが相対移動して、これ
    ら両プレートに設けた前記複数のオリフィス同士が同心
    に対向する全開状態と、前記対向関係を消失した全閉状
    態が得られ、かつ全開状態と全閉状態の間の任意の開度
    による流量制御を可能に構成したオリフィス弁におい
    て、前記両プレートに設けた前記複数のオリフィスに
    は、その内面に開口して軸方向の全長にのびる整流溝が
    円周方向の間隔を有して複数個設けられていることを特
    徴とするオリフィス弁。
JP2000255248A 2000-08-25 2000-08-25 オリフィス弁 Pending JP2002071031A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101774785B1 (ko) * 2017-03-28 2017-09-05 양주현 밀폐력 및 유량 조절력을 향상시킨 초저온 밸브의 제조방법 및 그 초저온 밸브
CN107202171A (zh) * 2017-06-19 2017-09-26 苏州德兰能源科技股份有限公司 一种自调压型智能调节阀

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