JPH04107040U - キーレスオフセツト印刷機 - Google Patents

キーレスオフセツト印刷機

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JPH04107040U
JPH04107040U JP981191U JP981191U JPH04107040U JP H04107040 U JPH04107040 U JP H04107040U JP 981191 U JP981191 U JP 981191U JP 981191 U JP981191 U JP 981191U JP H04107040 U JPH04107040 U JP H04107040U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
roll
plate cylinder
doctor
roller
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP981191U
Other languages
English (en)
Inventor
八郎 中井
勝彦 盛本
勝昭 槙野
謙二 岩崎
浩充 添田
昌隆 広田
和文 末岡
Original Assignee
三菱重工業株式会社
菱明技研株式会社
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Publication date
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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インキ着ロールの上流側(インキつぼ側)に
位置するロールに起因したゴーストを防止する。またド
クターブレードの摩耗寿命を延ばすことができるか,ド
クタープレートを硬度の低い比較的安価な材料により構
成する。 【構成】 インキつぼ1から印刷紙15へ向かうインキ
2の流れ方向から見てインキ着ロール9,10の上流側
に位置するロール(例えばドクターロール)8の直径
を,転動周長が版胴13周長に一致する直径にしてお
り,インキ着ロール9,10を介して接触する版胴13
とロール8との位置を常に同一にして,ドクターブレー
ド11の掻取性能が不完全な場合にも,インキ着ロール
9,10の上流側に位置するロール8に起因したゴース
トを防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は,キーレスオフセツト印刷機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のキーレスオフセツト印刷機を図3により説明すると,01がインキつぼ ,02が同インキつぼ01内の含水インキ,03が上記インキつぼ01の吸入側 に接続したインキポンプ,04が同インキポンプ03の吐出側に接続したインキ ノズル,05が同インキノズル04の周りに配設した供給ドクターで,これらに よりインキ供給系が構成されている。
【0003】 また06が上記のインキノズル04及び供給ドクター05に対向設置したイン キ元ローラ,07が同インキ元ローラ06に接触して回転する受渡しローラ,0 8が同受渡しローラ07に接触して回転するドクターロール,09及び010が 同ドクターロール08に接触して回転するインキ着ロール,011が上記ドクタ ーロール08に接触するドクターブレード,012が湿し水供給装置,013が 上記インキ着ロール09及び010に接触して回転する版胴,014が同版胴0 13に接触して回転するブランケツト胴,015が印刷紙である。
【0004】 上記キーレスオフセツト印刷機では,インキポンプ03を駆動して,インキつ ぼ01内の含水インキ02をインキポンプ03→インキノズル04を経て低速回 転するインキ元ローラ06へ付着させ,次いで高速回転する受渡しローラ07へ 転移させ,さらにドクターロール08→インキ着ロール09及び010→版胴0 13→ブランケツト胴014を経て印刷紙015へ転写して,印刷を行う。
【0005】 一方,湿し水を湿し水供給装置012→ドクターロール08へ供給し,インキ つぼ01から転移してきた含水インキ02中の細かい水滴として分散させて,イ ンキ着ロール09及び010→版胴013へ供給する。 そして版胴013の非画線部に湿し水を付着させることにより,画線部のみに インキを付着させ,版胴013面にインキ画像を形成して,これを印刷紙015 に転写,印刷する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
前記図3に示す従来のキーレスオフセツト印刷機には,次の問題があった。即 ち, 版胴013の非画線部に湿し水を付着させることにより,画線部のみにインキ を付着させ,版胴013面にインキ画像を形成して,これを印刷紙015に転写 ,印刷する。このとき,インキ着ロール09及び010上には,インキ画像を反 転した形の膜厚差が生じる。
【0007】 この膜厚差は,ドクターロール08へも転写され,ドクターブレード011の 掻取性能が不十分である場合には,ドクターブレード011通過後のドクターロ ール08の表面に膜厚差が残るが,インキ着ロール09及び010とドクターロ ール08との周長が版胴013の周長と異なるので,一回転前のインキ消費によ る膜厚分布の影響により,版胴013上に画線部のインキ膜厚不均一によるゴー スト(インキ膜厚ムラ)が生じ,このインキ膜厚ムラがブランケツト胴014を 介して印刷紙015へ転写される。
【0008】 本考案は前記の問題点に鑑み提案するものであり, その目的とする処は,イン キ着ロールの上流側(インキつぼ側)に位置するロールに起因して生じるゴース トを防止できる。またドクターブレードの摩耗寿命を延ばすことができるか,或 いはドクタープレートを硬度の低い比較的安価な材料により構成できるキーレス オフセツト印刷機を提供しようとする点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために,本考案のキーレスオフセツト印刷機は,インキ 着ロールに接触,回転してインキつぼから印刷紙へ向かうインキの流れ方向から 見てインキ着ロールの上流側に位置するロールの直径を,転動周長が版胴周長に 一致する直径にしている。
【0010】
【作用】
本考案のキーレスオフセツト印刷機は前記のように構成されており,インキつ ぼから印刷紙へ向かうインキの流れ方向から見てインキ着ロールの上流側に位置 するロール(例えばドクターロール)の直径を,転動周長が版胴周長に一致する 直径にしており,インキ着ロールを介して接触する版胴とドクターロールとの位 置を常に同一にできて,ドクターブレードの掻取性能が不完全な場合にも,イン キ着ロールの上流側に位置するロールに起因したゴーストが防止される。
【0011】
【実施例】
次に本考案のキーレスオフセツト印刷機を図1に示す一実施例により説明する と,1がインキつぼ,2が同インキつぼ1内の含水インキ,3が上記インキつぼ 1の吸入側に接続したインキポンプ,4が同インキポンプ3の吐出側に接続した インキノズル,5が同インキノズル4の周りに配設した供給ドクターで,これら によりインキ供給系が構成されている。
【0012】 また6が上記のインキノズル4及び供給ドクター5に対向設置したインキ元ロ ーラ,7が同インキ元ローラ6に接触して回転する受渡しローラ,8が同受渡し ローラ7に接触して回転するドクターロール(インキつぼから印刷紙へ向かうイ ンキの流れ方向から見てインキ着ロールの上流側に位置するゴムロール)で,同 ドクターロール8の直径を,ニツプ圧負荷状態で転動周長が後記版胴13の周長 に一致する直径にしており,同ドクターロール8版胴13と等径である。
【0013】 また9及び10が同ドクターロール8に接触して回転するインキ着ロール,1 1が上記ドクターロール8に接触するドクターブレード,12が湿し水供給装置 ,13が上記インキ着ロール9及び10に接触して回転する版胴,14が同版胴 13に接触して回転するブランケツト胴,15が印刷紙である。 次に前記図1に示すキーレスオフセツト印刷機の作用を具体的に説明する。イ ンキポンプ3を駆動して,インキつぼ1内の含水インキ2をインキポンプ3→イ ンキノズル4を経て低速回転するインキ元ローラ6へ付着させ,次いで高速回転 する受渡しローラ7へ転移させ,さらにドクターロール8→インキ着ロール9及 び10→版胴13→ブランケツト胴14を経て印刷紙15へ転写して,印刷を行 う。
【0014】 一方,湿し水を湿し水供給装置12→ドクターロール8へ供給し,インキつぼ 1から転移してきた含水インキ2中の細かい水滴として分散させて,インキ着ロ ール9及び10→版胴13へ供給する。 そして版胴13の非画線部に湿し水を付着させることにより,画線部のみにイ ンキを付着させ,版胴13面にインキ画像を形成して,これを印刷紙15に転写 ,印刷する。
【0015】 その際,ドクターロール8の直径を,転動周長が後記版胴13の周長に一致す る直径にしており,インキ着ロール9及び10を介して接触する版胴13とドク ターロール8との位置を常に同一にして,ドクターブレード11の掻取性能が不 完全な場合にも,インキ着ロール9及び10の上流側に位置するドクターロール 8に起因して生じるゴーストが防止される。
【0016】 次に本考案のキーレスオフセツト印刷機を図2に示す他の実施例により説明す ると,1〜7,9〜15が前記と同一の部分,8’が受渡しローラ7に接触して 回転するドクターロール(インキつぼから印刷紙へ向かうインキの流れ方向から 見てインキ着ロールの上流側に位置するゴムロール)で,同ドクターロール8の 直径を,ニツプ圧負荷状態で転動周長が後記版胴13の周長に一致する直径にし ており,同ドクターロール8は,版胴13と等径である。また3が掻取ロールで ある。
【0017】 この実施例では,掻取ロール3がインキ着ロール9及び10接触後のドクター ロール8の表面に接触し,ドクターブレード11が同掻取ロール3の表面に接触 する以外,図1と同様に構成されており,この実施例でも,前記と同様の作用が 行われる。
【0018】
【考案の効果】
本考案のキーレスオフセツト印刷機は前記のようにインキつぼから印刷紙へ向 かうインキの流れ方向から見てインキ着ロールの上流側に位置するロール(例え ばドクターロール)の直径を,転動周長が版胴周長に一致する直径にしており, インキ着ロールを介して接触する版胴とドクターロールとの位置を常に同一にで きて,ドクターブレードの掻取性能が不完全な場合にも,インキ着ロールの上流 側(インキつぼ側)に位置するロールに起因したゴーストを防止できる。
【0019】 またドクターブレードに要求される掻取性能を若干緩和できて,ドクターブレ ードの必要押付圧力を低減できるので,ドクターブレードの摩耗寿命を延ばす ことができる。或いはドクターブレードを硬度の低い比較的安価な材料により 構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のキーレスオフセツト印刷機の一実施例
を示す側面図である。
【図2】本考案のキーレスオフセツト印刷機の他の実施
例を示す側面図である。
【図3】従来のキーレスオフセツト印刷機を示す側面図
である。
【符号の説明】
1 インキつぼ 2 インキ 8 ロール 9 インキ着ロール 10 インキ着ロール 15 印刷紙 13 版胴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 槙野 勝昭 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (72)考案者 岩崎 謙二 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (72)考案者 添田 浩充 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (72)考案者 広田 昌隆 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 菱明技研株式会社内 (72)考案者 末岡 和文 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 菱明技研株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インキ着ロールに接触,回転してインキ
    つぼから印刷紙へ向かうインキの流れ方向から見てイン
    キ着ロールの上流側に位置するロールの直径を,転動周
    長が版胴周長に一致する直径にしたことを特徴とするキ
    ーレスオフセツト印刷機。
JP981191U 1991-02-27 1991-02-27 キーレスオフセツト印刷機 Withdrawn JPH04107040U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP981191U JPH04107040U (ja) 1991-02-27 1991-02-27 キーレスオフセツト印刷機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP981191U JPH04107040U (ja) 1991-02-27 1991-02-27 キーレスオフセツト印刷機

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Publication Number Publication Date
JPH04107040U true JPH04107040U (ja) 1992-09-16

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ID=31900020

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP981191U Withdrawn JPH04107040U (ja) 1991-02-27 1991-02-27 キーレスオフセツト印刷機

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Effective date: 19950518