JPH04107020U - スクリユー式射出装置 - Google Patents
スクリユー式射出装置Info
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- JPH04107020U JPH04107020U JP965591U JP965591U JPH04107020U JP H04107020 U JPH04107020 U JP H04107020U JP 965591 U JP965591 U JP 965591U JP 965591 U JP965591 U JP 965591U JP H04107020 U JPH04107020 U JP H04107020U
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- screw
- tip
- raw material
- type injection
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Links
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】樹脂原料が変色せず良好な透明性を有する成形
品を安定して製造できるスクリュー式射出成形装置を提
供する。 【構成】スクリュー5の直径をDとし、原料投入口4か
らスクリュー5の先端までの長さ(スクリューの有効長
さ)をLとすると、L/Dを12ないし16とし、良好
な透明な成品を得るようにしたスクリュー式射出成形
機。
品を安定して製造できるスクリュー式射出成形装置を提
供する。 【構成】スクリュー5の直径をDとし、原料投入口4か
らスクリュー5の先端までの長さ(スクリューの有効長
さ)をLとすると、L/Dを12ないし16とし、良好
な透明な成品を得るようにしたスクリュー式射出成形
機。
Description
【0001】
本考案は、先端にノズルを有し外周にヒータを有する加熱筒内にスクリューを
設け、そのスクリューには原料投入口の位置から下流側先端まで螺溝が形成され
ているスクリュー式射出装置に関する。
【0002】
かかるスクリュー式射出装置は周知であり、例えば射出成形機に合成樹脂材料
を射出するのに種々用いられている。一般にスクリュー式射出装置では、種々の
熱可塑性樹脂材料の性質に適合するために、投入口からスクリューの先端までの
長さ、すなわちスクリューの有効長さLを比較的に長く(スクリューの直径Dの
18倍ないし23倍)設計し、材料が螺溝内で充分に加熱混練されて可塑されて
押出されるようになっている。
【0003】
しかしながら、変色を嫌い透明性を必要とする成形品の成形については、この
長いスクリュー有効長さを有するスクリューでの成形は、過度の熱履歴により変
色を受け易い環境にあり、成形サイクル時間が変動するたびにしばしば変色度合
が異なる成形品ができ、良好な成形品が得られなかった。そのために所要の成形
品を得るには、加熱筒内の樹脂原料を加熱筒の温度制御によって、低い樹脂温度
にする必要があり、また、スクリューの剪断作用によって発生する樹脂の剪断発
熱の防止を図る目的から、スクリュー回転速度を遅くすることも必要となってい
た。
【0004】
従って、樹脂原料の流動性が悪く、かつ可塑化時のスクリュー回転力及び射出
、充填力にかなりの高エネルギーが要求され、その結果、成形安定性が悪くなる
。
【0005】
したがって本考案の目的は、変色せず良好な透明性を有する成形品を安定して
製造できるスクリュー式射出装置を提供するにある。
【0006】
本考案によれば、先端にノズルを有し、外周にヒータを有する加熱筒内にスク
リューを設け、そのスクリューには原料投入口の位置から下流側先端まで螺溝が
形成されているスクリュー式射出装置において、該原料投入口からスクリューの
先端までの長さをLとし、スクリューの直径をDとすると、L/Dが12ないし
16に構成してある。
【0007】
このようにスクリューの有効長さLすなわち原料投入口からスクリューの先端
までの長さを従来のL/D=18〜23に比べて小さくすることにより、熱履歴
の影響が少なくなり、その結果、良好な透明性を有する成形品を安定して得るこ
とができる。また、成形サイクル時間が変動しても変色度合が異なる成形品も防
止でき、従来に比べ加熱筒の温度制御も容易になり、スクリュー回転速度も速く
することもできる。さらに加熱筒内の樹脂溶融長が短くなったことにより、粘性
抵抗が減少しスクリュー回転力及び射出充填力のエネルギーも緩和できる。
【0008】
L/Dが12以下となると、熱可塑性樹脂が充分に溶融せず、成品にむらが生
ずる。またL/Dが16以上では前述の理由により変色し透明度が損なわれる。
【0009】
以下図面を参照に本考案の実施例を説明する。
【0010】
図において、ヒーター1を備えた加熱筒2には、その下流側の先端にノズル3
が設けられ、加熱筒2には原料ホッパーAが立設されている。スクリュー5には
原料ホッパーAの供給口4から螺溝6が形成されている。
【0011】
そしてスクリュー5の直径をDとし、スクリューの先端から供給口4までの距
離(スクリューの有効長さ)をLとすると、L/Dが12ないし16になってい
る。
【0012】
図中Bは従来のL/D=18ないし23の場合のホッパの位置を示している。
射出成形に際し、まず、スクリュー5が回転を開始すると、原料ホッパーAの
原料が供給口4を通って螺溝6に入り込み図面で左方へ移送される。そしてヒー
ター1と螺溝6の剪断作用によって発生する剪断発熱によって、溶融し混練され
た樹脂原料が、スクリュー5の先端に押し出されるにつれて、その圧力でスクリ
ュー5が後方に移動する。そこで、所定量移動したら図示しない手段でスクリュ
ー5の回転を停止して移動を停止する。なお、射出すべき原料の計量はこの所定
量の移動距離により設定することができる。
【0013】
このように比較的に短い加熱帯の加熱筒と、比較的に短いスクリュー有効長さ
で原料を移送することによって、熱履歴の影響が少なくなり良好な透明性を有す
る成形品を安定して得ることができる。
【0014】
以上説明したように本考案によれば、比較的に短い加熱帯の加熱筒と比較的に
短いスクリュー有効長さで、原料を移送することによって熱履歴が少なくなり、
スクリュー回転力及び射出充填力のエネルギー省力化でき、良好な透明性を有す
る成形品を安定して得ることができる。
【0015】
また成形サイクル時間が変動しても良好な透明品が得られ、従来に比べて加熱
筒の温度管理が容易になり、スクリュー回転速度も速くすることができる。
【図1】本考案の実施例を示す側面断面図で比較のため
に従来のホッパの位置を示してある。
に従来のホッパの位置を示してある。
1・・・ヒーター
2・・・加熱筒
3・・・ノズル
4・・・供給口
5・・・スクリュー
6・・・螺溝
A・・・ホッパ
B・・・従来のホッパの位置
D・・・スクリューの直径
L・・・スクリューの有効長さ
Claims (1)
- 【請求項1】 先端にノズルを有し、外周にヒータを有
する加熱筒内にスクリューを設け、そのスクリューには
原料投入口の位置から下流側先端まで螺溝が形成されて
いるスクリュー式射出装置において、該原料投入口から
スクリューの先端までの長さをLとし、前記スクリュー
の直径をDとすると、L/Dが12ないし16であるこ
とを特徴とするスクリュー式射出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP965591U JPH04107020U (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | スクリユー式射出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP965591U JPH04107020U (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | スクリユー式射出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04107020U true JPH04107020U (ja) | 1992-09-16 |
Family
ID=31899893
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP965591U Pending JPH04107020U (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | スクリユー式射出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04107020U (ja) |
-
1991
- 1991-02-27 JP JP965591U patent/JPH04107020U/ja active Pending
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