JPH0410688Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0410688Y2
JPH0410688Y2 JP1982199618U JP19961882U JPH0410688Y2 JP H0410688 Y2 JPH0410688 Y2 JP H0410688Y2 JP 1982199618 U JP1982199618 U JP 1982199618U JP 19961882 U JP19961882 U JP 19961882U JP H0410688 Y2 JPH0410688 Y2 JP H0410688Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
electrostatic chuck
chuck
plasma etching
spacer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982199618U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59103439U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP19961882U priority Critical patent/JPS59103439U/ja
Publication of JPS59103439U publication Critical patent/JPS59103439U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0410688Y2 publication Critical patent/JPH0410688Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (1) 考案の技術分野 本考案はプラズマエツチング装置、詳しくは静
電チヤツクの外方に出たウエハの周辺部の下方に
アルミナの如き高耐圧性、高熱伝導性のスペーサ
を配置し冷却効果を高めエツチング分布を改良す
るプラズマエツチング装置に関する。
(2) 技術の背景 ウエハに対しプラズマエツチングをなすための
プラズマエツチング装置は第1図の概略断面図に
示される構造のもので、同図において、1はチエ
ンバ、2は静電チヤツク(以下単にチヤツクとい
う)、3はその上にチヤツク2が配置されるアル
ミニウム(Al)板、4は石英またはシリコンの
絶縁体、5はAl製の冷却水タンク(冷却水は供
給口5aから導入され排出口5bから外部へ出さ
れる)、6はプラズマ発生用の高周波電源、7は
チヤツク用のリード線、8はチヤツク2の上に載
置されたウエハを示す。チヤツク2の表面はウエ
ハ8の反りなどに対応しうるよう絶縁性薄膜、例
えばシリコン樹脂の薄膜(図示せず)で覆われて
いる。
ウエハ上には誇張して図示されるレジストパタ
ーン9が形成され、このパターンをマスクにして
ウエハ8のプラズマエツチングがなされる。レジ
ストは有機ポリマー材料で作られ、100℃以上の
温度で軟化する(ダレる)。レジストパターンが
ダレるとウエハに形成されるパターンが乱される
ので、ウエハ表面を冷却する目的で前記した如く
に冷却水が循環せしめられる。なお、絶縁体4
は、チエンバ1とAl板5とを熱遮断し、Al板5
に対する障害を防止する目的で設けられたリング
状のものである。
第1図に示される如く、ウエハ8はチヤツク2
の外にはみでるよう、チヤツク2の直径より大な
るものを選ぶ。その理由は、チヤツクが露出して
いたとすると、チヤツクがプラズマエツチングさ
れるからである。従来例においては、ウエハの全
面積の20%程度の周辺部分がチヤツク2の外に出
るように配置されている。
(3) 従来技術と問題点 前記したウエハの周辺部分は完全に露出しチヤ
ツク2と接触していないので、冷却水による冷却
の効果はこの周辺部分には及ばず、周辺部分の温
度が上昇する。その結果、周辺部分に形成された
レジスト膜のパターンがダレてウエハに形成され
るパターンが乱れるだけでなく、エツチング速度
にも変化があり、他の冷却された部分のエツチン
グ速度よりも早くなつたり遅くなつたりする。こ
れをエツチング速度のウエハ内分布でみると、ウ
エハの20%の部分においてエツチング速度が他の
部分と異なることになる。
かくして、ウエハの周辺部分に形成される半導
体素子は不良率が高い。最近ウエハは大口径化さ
れる傾向にあるので、その周辺部分に形成される
素子が上記の如く不良率の高いものであるとする
と、その損失は大なるものがある。
また、チヤツク2と石英絶縁体4とにはチエン
バ内の高周波による電荷の蓄積(チヤージアツ
プ)が発生する。なんらかの理由でウエハ8とチ
ヤツク2との間に空隙が生じると、チヤツク2と
石英絶縁体4との間に火花が発生し、その火花が
前記したウエハ8とチヤツク2の間の空隙に入り
込み、チヤツク2の表面を焦がし、その上のシリ
コン樹脂の膜が剥離し、チヤツクを使用不能にす
る問題がある。
(4) 考案の目的 本発明は上記従来の問題に鑑み、ウエハがチヤ
ツクの外に出るような配置のプラズマエツチング
装置において、ウエハ全面が一定温度で冷却さ
れ、ウエハのエツチング速度がウエハ上の位置に
依存して変化することのないよう一定に保たれ、
かつ、チヤツクを囲んでチエンバの壁に沿つて設
けられた絶縁体とチヤツクとの間に火花放電の発
生することのない装置を提供することを目的とす
る。
(5−1) 考案の構成 そしてこの目的は本考案によれば、チヤンバー
内に配置され、表面が絶縁性薄膜で覆われ、プラ
ズマエツチング処理されるウエハを載置した際に
その上面が隠れ、チヤンバー外から冷却水タンク
およびアルミニウム板を介して強制冷却される静
電チヤツクと、該静電チヤツクのまわりを該静電
チヤツクとは別に連続してリング状に囲み、かつ
上面で該ウエハに接するように配置され、高熱伝
導度の絶縁性材料からなる着脱可能なリング状ス
ペーサとを有するプラズマエツチング装置を提供
することによつて達成される。される。
(5−2) 考案の作用 これまでのプラズマエツチング処理装置は、静
電チヤツクがプラズマにさらされると、この静電
チヤツク自身がエツチングされてしまう可能性が
大きいので、ウエハで静電チヤツクが隠れるよう
にしている。このためにマージンを見込んで、多
少なりともウエハの大きさよりも静電チヤツクは
小さくなるように構成される。つまりウエハの周
辺部分では、下が静電チヤツクにも何にも接して
いないことになる。一方で、ウエハ表面のレジス
トは、プラズマエツチング時のチヤンバー内の高
温下にあつて、ダレる心配が出てくる。このレジ
ストのダレを防止するために、静電チヤツクから
間接的に冷却するのもよく知られた手法ではあ
る。
本考案は、ウエハの周辺部分で、静電チヤツク
よりの直接の冷却がなされないために、特にレジ
ストのダレが生じるという問題を、この周辺部分
下にも高耐圧、高熱伝導度の材料、例えばアルミ
ナでできたスペーサを配置することによつて、ウ
エハ周辺部分も内部同様に冷却を行うことで解消
しようというものである。
このような本考案に代えて、仮に静電チヤツク
のウエハを載置するべき面をウエハ分の大きさ、
形状とし、やはり静電チヤツク側部に例えばアル
ミナでできたスペーサを配置するとする。この場
合には、スペーサ自体は静電チヤツクと同じ材質
のもので作ることはできないので、当然スペーサ
をなす材質と静電チヤツクをなす材質とでは熱膨
張係数が異なる。このために、このスペーサと静
電チヤツクとの間には少し隙間を作らざるを得な
いが、ウエハがこの隙間を覆い隠すものではない
から、この隙間の底部に露出した物質(例えば金
属)をプラズマエツチングしてしまう可能性があ
る。一方本考案では、この隙間表面は覆われるか
ら、たとえ隙間ができようとも、ウエハを汚染し
てしまう問題なくエツチングを行なうことができ
る。
(6) 考案の実施例 以下本考案実施例を図面によつて詳述する。
第2図に本考案の実施例の要部(チヤツクとそ
の周囲の部分)が断面図で、第1図に示した部分
と同じ部分は同一符号を付して示される。この実
施例においては、従来例において空隙であつたウ
エハの周辺部分の下方に例えばアルミナの如き耐
圧性に優れ熱伝導率の高いスペーサ10を配置
し、前記した空隙を充填する。スペーサ10はリ
ング状に、エツチングされるべきウエハの寸法に
対応して各種用意しておく。スペーサは前記の如
く熱伝導が良好であるから、冷却水→Al板3→
スペーサ10→ウエハ8の周辺部分、の順に冷却
され、ウエハ8の周辺部分も他の部分と同程度に
冷却される。その結果、ウエハの周辺部分上のレ
ジスト膜がダレることはなく、またその部分のエ
ツチング速度はウエハの他の部分のエツチング速
度と同じになり、前記した不良品の発生率は著し
く改善される。
上述したところに加えて、チヤツク2の縁部と
絶縁体4との間は耐圧性の高いスペーサ10によ
つて充填されているので、従来例に見られたチヤ
ツク2と絶縁体4との間の火花放電も防止され
る。
スペーサ10は、ウエハ2の寸法に合せて各種
用意しておき、エツチングするウエハの寸法に対
応してスペーサを適宜交換するだけであるので、
作業性はなんら影響を受けない。またスペーサの
種類はアルミナに限定されるものでなく、耐圧性
と熱伝導度の優れたその他の材料を用いて形成す
ることができる。
本願考案者の実験によると、口径12.7cm(5イ
ンチ)のウエハにアルミナのスペーサ10を用い
ることにより、エツチング速度のウエハ内分布が
20%あつたものが、1 0%に減少した。
(7) 考案の効果 以上、詳細に説明したように、本考案によれば
静電チヤツク側面にスペーサを設けたことによつ
て、静電チヤツクのプラズマによる損傷は防止さ
れる他、このスペーサは静電チヤツクと一体形成
されるものではないから、容易に交換することが
でき、スペーサが汚れたり損傷したりしても取り
替え、洗浄が容易であるとの効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のプラズマエツチング装置の断面
図、第2図は本考案の実施例を用いる第1図の装
置の要部の断面図である。 1……チエンバ、2……静電チヤツク、3……
Al板、4……石英の絶縁体、5……Al製冷却水
タンク、6……高周波電源、7……リード線、8
……ウエハ、9……レジストパターン、10……
スペーサ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 チヤンバー内に配置され、表面が絶縁性薄膜で
    覆われ、プラズマエツチング処理されるウエハを
    載置した際にその上面が隠れ、チヤンバー外から
    冷却水タンクおよびアルミニウム板を介して強制
    冷却される静電チヤツクと、 該静電チヤツクのまわりを該静電チヤツクとは
    別に連続してリング状に囲み、かつ上面で該ウエ
    ハに接するように配置され、高熱伝導度の絶縁性
    材料からなる着脱可能なリング状スペーサとを有
    するプラズマエツチング装置。
JP19961882U 1982-12-28 1982-12-28 プラズマエツチング装置 Granted JPS59103439U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19961882U JPS59103439U (ja) 1982-12-28 1982-12-28 プラズマエツチング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19961882U JPS59103439U (ja) 1982-12-28 1982-12-28 プラズマエツチング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59103439U JPS59103439U (ja) 1984-07-12
JPH0410688Y2 true JPH0410688Y2 (ja) 1992-03-17

Family

ID=30425144

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19961882U Granted JPS59103439U (ja) 1982-12-28 1982-12-28 プラズマエツチング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59103439U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0730468B2 (ja) * 1988-06-09 1995-04-05 日電アネルバ株式会社 ドライエッチング装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5685828A (en) * 1979-12-17 1981-07-13 Nec Corp Electrostatic wafer holder
JPS57149734A (en) * 1981-03-12 1982-09-16 Anelva Corp Plasma applying working device

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5685828A (en) * 1979-12-17 1981-07-13 Nec Corp Electrostatic wafer holder
JPS57149734A (en) * 1981-03-12 1982-09-16 Anelva Corp Plasma applying working device

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59103439U (ja) 1984-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4649088B2 (ja) 断熱且つプラズマ加熱される小型ガス分配プレートアレイを備えたプラズマリアクター用冷却天井
US5675471A (en) Characterization, modeling, and design of an electrostatic chuck with improved wafer temperature uniformity
US4384918A (en) Method and apparatus for dry etching and electrostatic chucking device used therein
TW420847B (en) Chamber liner for semiconductor processing chambers
KR980006021A (ko) 정전척용 실드
KR20070037507A (ko) 플라즈마 강화 화학 기상 증착(pecvd) 분야를 위한가열식 가스 박스
JP2935487B2 (ja) 基板を液化ガス温度で処理する装置
JPS60115226A (ja) 試料の温度制御方法及び装置
JPH08181195A (ja) ペデスタル及びベース間の改善された熱伝達
US6439244B1 (en) Pedestal design for a sputter clean chamber to improve aluminum gap filling ability
SE465100B (sv) Foerfarande och anordning foer att i en kallvaeggsreaktor behandla en kiselskiva
JPH0410688Y2 (ja)
US5308594A (en) Edge-heat-sink technique for zone melting recrystallization of semiconductor-on-insulator films
WO2020149936A1 (en) Heated pedestal design for improved heat transfer and temperature uniformity
KR20050091854A (ko) 반도체 웨이퍼 제조 장치의 포커스 링
KR102460313B1 (ko) 기판 처리 장치의 서셉터 및 기판 처리 장치
JPH0560256B2 (ja)
JP2580791B2 (ja) 真空処理装置
JPH0338033A (ja) 低温エッチング装置
JPH0670984B2 (ja) 試料の温度制御方法及び装置
JPH0417330A (ja) 同軸型プラズマ処理装置
JP7446176B2 (ja) 載置台及びプラズマ処理装置
KR20070053864A (ko) 반도체 제조용 금속박막 증착장치
JPH07263427A (ja) プラズマエッチング方法
JPH0230125A (ja) プラズマ処理装置