JPH04106815U - 高耐油,高難燃性自動車用高圧抵抗電線 - Google Patents

高耐油,高難燃性自動車用高圧抵抗電線

Info

Publication number
JPH04106815U
JPH04106815U JP1593691U JP1593691U JPH04106815U JP H04106815 U JPH04106815 U JP H04106815U JP 1593691 U JP1593691 U JP 1593691U JP 1593691 U JP1593691 U JP 1593691U JP H04106815 U JPH04106815 U JP H04106815U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage resistance
resistance wire
automobiles
wire
flame retardant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1593691U
Other languages
English (en)
Inventor
紀夫 菊池
Original Assignee
矢崎総業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 矢崎総業株式会社 filed Critical 矢崎総業株式会社
Priority to JP1593691U priority Critical patent/JPH04106815U/ja
Publication of JPH04106815U publication Critical patent/JPH04106815U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、自動車の雑音防止用高圧抵抗電線
に関し、特に耐油性が高く且つ難燃性の高い雑音防止用
高圧抵抗電線を提供することを目的とする。 【構成】 高圧抵抗電線1は導電性の塗装層又は金属巻
線からなる導体2をEPDM(エチレンプロピレンジエ
ンターポリマー)からなる絶縁体3で被覆し、その上を
シリコーンゴム又はEPDMなるシース4で被覆し、更
に該シース4の上に溶剤型フッ素系塗料によるコーティ
ング層5にて被覆した構成となっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車の雑音防止用高圧抵抗電線、特に耐油性が高く且つ難燃性の高 い雑音防止用高圧抵抗電線に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車等のエンジンの点火プラグへの点火ケーブルには、点火時に発生するス パークによる高周波電流に基づくラジオ,テレビジョンへの妨害電波を阻止する ため、従来一般的に図2のような構成の雑音防止用高圧抵抗電線が使用されてい る。導電性の塗装層又は金属巻線からなる導体aをEPDM(エチレンプロピレ ンジエンターポリマー)からなる絶縁体bで被覆し、更にその上をシリコーンゴ ム又はEPDMなるシースcで被覆した構成となっている。
【0003】 ところが、シリコーンゴム又はEPDMは耐油性が悪く、高温油中において著 しく膨潤して本来の性能に支障をきたすという欠点がある。従って、自動車のエ ンジンルーム内で使用される上記のような構成の高圧抵抗電線は、高温に曝され るとともにエンジン等に使用される潤滑油等が付着して、高圧抵抗電線の性能を 低下させる恐れが充分有る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記した点に鑑み、自動車の雑音防止用高圧抵抗電線に関し耐油性が 高く且つ難燃性の高い雑音防止用高圧抵抗電線を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案は、自動車用高圧抵抗電線のシースに対 し、フッ素系塗料をコーティングして成る構成を採用した。
【0006】
【実施例】 図1は本考案による実施例の高圧抵抗電線を段剥ぎした斜視図である。 図1において、高圧抵抗電線1は導電性の塗装層又は金属巻線からなる導体2 をEPDM(エチレンプロピレンジエンターポリマー)からなる絶縁体3で被覆 し、その上をシリコーンゴム又はEPDMなるシース4で被覆し、更に該シース 4の上に溶剤型フッ素系塗料によるコーティング層5にて被覆した構成となって いる。
【0007】 コーティング層5を形成するには、溶剤型フッ素系塗料の刷毛塗り,含浸,ロ ールコーター,スプレー塗装等にて塗膜を形成した後、熱風乾燥を行う。コーテ ィング層5の厚さは、0.01mm乃至0.5mmとするが、0.05mm乃至0.1m mの厚さが好ましい。
【0008】 本実施例は、高圧抵抗電線1の外側皮膜にフッ素系塗料のコーティング層5を 設けることにより、潤滑油,ガソリン,各種溶剤等が、電線内部に極めて浸透し にくくなり、耐油性を飛躍的に向上させる効果がある。表1は従来例の高圧抵抗 電線と本考案の高圧抵抗電線とを日本石油製SAE30番の潤滑油(90度C) と無鉛ガソリン(常温)に24時間浸漬した後の膨潤率を比較した表である。な お、膨潤率とは、浸漬後の電線外径を浸漬前の電線外径で除した値に100を乗 じたものである。即ち、此の表に示されるように、本実施例の耐油性は極めて高 いものとなる。
【表1】
【0009】 又、フッ素系塗料自体が難燃性のものであり、これをシリコーンゴム又はEP DMにコーティングすることにより難燃性を付与される。表2は従来例の高圧抵 抗電線と本考案の高圧抵抗電線とを炎長50mmのガスバーナー炎に15秒,2 0秒及び25秒間あてた後、その高圧抵抗電線の燃焼が何秒間で消えるかという ことを比較したものである。なお、0と記載してあるのは、発火しないことを意 味し、燃焼とあるのは燃焼を継続することを意味する。即ち、此の表に示される ように、本実施例の難燃性は極めて高いものとなる。
【表2】
【0010】
【考案の効果】
本考案は、上記したように構成したので、自動車の雑音防止用高圧抵抗電線に おいて耐油性が高く且つ難燃性の高い構成の雑音防止用高圧抵抗電線を提供出来 ることを特長とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による実施例の段剥ぎした斜視図であ
る。
【図2】従来例の段剥ぎした斜視図である。
【符号の説明】
1 高圧抵抗電線 2 導体 3 絶縁体 4 シース 5 コーティング層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車用高圧抵抗電線のシースに対し、
    フッ素系塗料をコーティングして成ることを特徴とする
    高耐油,高難燃性自動車用高圧抵抗電線。
JP1593691U 1991-02-27 1991-02-27 高耐油,高難燃性自動車用高圧抵抗電線 Pending JPH04106815U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1593691U JPH04106815U (ja) 1991-02-27 1991-02-27 高耐油,高難燃性自動車用高圧抵抗電線

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1593691U JPH04106815U (ja) 1991-02-27 1991-02-27 高耐油,高難燃性自動車用高圧抵抗電線

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04106815U true JPH04106815U (ja) 1992-09-16

Family

ID=31903052

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1593691U Pending JPH04106815U (ja) 1991-02-27 1991-02-27 高耐油,高難燃性自動車用高圧抵抗電線

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04106815U (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58204408A (ja) * 1982-05-24 1983-11-29 三菱重工業株式会社 ケ−ブル
JPS603809A (ja) * 1983-06-20 1985-01-10 矢崎総業株式会社 雑音防止用高圧抵抗電線
JPS62160605A (ja) * 1986-01-08 1987-07-16 矢崎総業株式会社 高圧抵抗電線
JPS6457512A (en) * 1987-08-27 1989-03-03 Mitsubishi Cable Ind Ltd Wire for igniting internal combursion engine

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58204408A (ja) * 1982-05-24 1983-11-29 三菱重工業株式会社 ケ−ブル
JPS603809A (ja) * 1983-06-20 1985-01-10 矢崎総業株式会社 雑音防止用高圧抵抗電線
JPS62160605A (ja) * 1986-01-08 1987-07-16 矢崎総業株式会社 高圧抵抗電線
JPS6457512A (en) * 1987-08-27 1989-03-03 Mitsubishi Cable Ind Ltd Wire for igniting internal combursion engine

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5109178A (en) Spark plug for internal combustion engine
JPH04106815U (ja) 高耐油,高難燃性自動車用高圧抵抗電線
JP4286398B2 (ja) スパークプラグ及びその製造方法
US4091245A (en) Distributor electrode assembly having outer resistive layer for suppressing noise
GB2136505A (en) Spark plug
JPH08503804A (ja) 内燃機関用のスパークプラグ
JP2789749B2 (ja) 内燃機関用スパークプラグ
CN213935681U (zh) 一种变频漆包线
JPH06503410A (ja) 点火装置および点火装置の製造法
JPS62160605A (ja) 高圧抵抗電線
WO2019206058A1 (zh) 一种金属化薄膜
Wermine High-voltage-ignition-cable design for aircraft
JP3045167U (ja) 被覆電線
JPS5838381A (ja) 雑音防止型点火装置
JP2887507B2 (ja) ヒーター内蔵スパークプラグ
JPS5935969Y2 (ja) 点火ケ−ブル端末部の電気絶縁性栓又はキヤツプ
Hartzell Effect of Post-War Automotive Practices on Ignition Performance
JPS61163582A (ja) 点火プラグ
JP2604859Y2 (ja) 耐火性絶縁ケーブル
JPH0621223Y2 (ja) 高圧用簡易コンデンサ
USRE21782E (en) Internal combustion engine ignition
JPS6128333Y2 (ja)
JPS617583A (ja) 内燃機関の点火栓
JPS5838548Y2 (ja) 内燃機関の点火装置
JPS5811077B2 (ja) くすぶり防止用点火栓

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980721