JPH04106651U - 碍洗装置用ノズル - Google Patents

碍洗装置用ノズル

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JPH04106651U
JPH04106651U JP1658591U JP1658591U JPH04106651U JP H04106651 U JPH04106651 U JP H04106651U JP 1658591 U JP1658591 U JP 1658591U JP 1658591 U JP1658591 U JP 1658591U JP H04106651 U JPH04106651 U JP H04106651U
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康明 大畑
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日本碍子株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 活線状態のままノズルの保守点検作業が安全
に行える碍洗装置用ノズルを提供すること。 【構成】 ベース1に対してバイオネット機構によりノ
ズルチップ4を係合させ、ノズルチップ4の後端面7と
ベース1との間にスプリングピンのようなスペーサ8を
嵌合させる。スペーサ8を引き抜かなければノズルチッ
プ4を外すことができないので振動等による弛みがな
く、また従来のように工具を使用しなくても容易に分
解、組立ができるので、活線状態下においても安全に保
守点検作業ができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は碍子を活線洗浄するための碍洗装置用ノズルの改良に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
碍子の表面の汚損物を洗浄して絶縁性能の低下を防止するための碍洗装置用ノ ズルの代表的なものとして、従来は図7に示されるとおりのノズルが使用されて いる。このノズルはベース21の先端部の外周にノズルチップ22をねじ止めしたも のであり、23はOリング、24はストレーナである。 ところがこのような従来の碍洗装置用ノズルには、次のとおりの多くの問題点 があった。
【0003】 第1に、ノズルの保守点検のためにノズルチップ22をベース21から取り外し再 組立を行う場合、ノズルチップ22とベース21との相対的な角度が変わってしまう ためにノズルの方向調整が必要となる。しかし碍洗装置用ノズルは碍子に対して 安全離隔距離の限界付近に設置してあるので、活線状態のままノズルの方向調整 を行うことは危険であった。 第2に、ノズルチップ22がベース21にねじ止めされているので振動で緩むこと があり、特に変圧器のように常時振動している物にノズルを取り付けた場合に危 険が大きかった。またノズルチップ22が脱落して碍子を破損すると、大事故に至 るおそれがあった。 第3に、上記のような弛みを防止するためにノズルチップ22を強いトルクで締 め付ける必要があるために分解、組立作業が容易ではなく、また長い柄を持った パイプレンチを用いる必要があるために活線下での作業は危険であった。 第4に、ノズルチップ22がベース21に十分なトルクで締め付けられているか否 かを外観により判断することができず、また適切なトルクで締め付けるには熟練 を要する欠点があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記した従来の欠点を解消し、再組立の際にノズルの方向調整が不要 であり、振動によるノズルチップの弛みがなく、ノズルチップの着脱が工具を使 用せずに容易に行え、ノズルチップの係合状態が外観上容易に判断できる碍洗装 置用ノズルを提供するために完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、内部に洗浄水の流路が形成されたベースの先方部の外周にバイ オネット機構によりノズルチップを係合させるとともに、このノズルチップの後 端面とベースとの間に、ノズルチップの係合解除のための後退運動を阻止するス ペーサを嵌合させたことを特徴とする碍洗装置用ノズルによって解決することが できる。
【0006】
【実施例】
以下に本考案を図示の実施例によって更に詳細に説明する。 図1及び図2に示す第1の実施例において、1はベースであり、その内部には 洗浄水の流路2が形成されている。このベース1の先方部の外周には対称な2位 置に切欠き3aを持った環状突起3が形成されており、この環状突起3を利用して ノズルチップ4が係合されている。
【0007】 ノズルチップ4は周知のバイオネット機構によりベース1の環状突起3に係合 されるもので、対称な2位置に円弧状の係合爪5が形成されている。この係合爪 5は図2に示されるように円筒の端面に平行に形成されたものである。そしてこ の係合爪5を環状突起3の切欠き3aを通じてベース1の細径部10まで嵌めたうえ で1/4 回転させ、更にノズルチップ4をベース1の先端側に移動させると、係合 爪5が環状突起3の裏面の対称な2位置の切欠部9に入り込み、ノズルチップ4 は確実にベース1の環状突起3に係合されることとなる。しかしこの係合を解く ためには、ノズルチップ4をベース1の方向に後退させて切欠部9から外したう え、反対方向に回転させることが必要である。
【0008】 ベース1の基部の外周には、段部6が形成されている。そしてベース1に係合 された状態のノズルチップ4の後端面7とベース1の段部6との間には、スペー サ8が嵌合されている。 スペーサ8は実施例では図2に示すような形状のスプリングピンであり、ベー ス1の段部6に弾性的に嵌合させてある。そしてこのスペーサ8を嵌合させた状 態では、ノズルチップ4を係合解除のために後退運動させることができないよう になっている。
【0009】 なお、13はノズルチップ4の内周の環状溝内に設けられたOリング、14はノズ ルチップ4の内部に設けられたストレーナである。
【0010】 このように構成された本考案の碍洗装置用ノズルは、ベース1から供給される 圧力水をその先方部に係合させたノズルチップ4から碍子装置に向かって噴出さ せ、碍子洗浄を行うことは従来のものと同様である。 そしてノズルの保守点検のために分解を行うには、まずスペーサ8を引抜いた うえでノズルチップ4を軸方向に後退させて1/4 回転させれば、ノズルチップ4 はベース1から容易に分離されることとなる。また再組立の際には、これとは逆 にノズルチップ4をベース1に嵌めて1/4 回転させたうえで軸方向に前進させて スペーサ8を嵌合させればよい。
【0011】 このように本考案の碍洗装置用ノズルは、ノズルチップ4をベース1に対して バイオネット機構により係合させてあるので、組立の際にもベース1に対するノ ズルチップ4の角度を常に一定に維持することができ、従来のねじ止め式のもの とは異なりノズルの方向調整を必要としない。 また本考案のノズルはスペーサ8を除去しない限りはノズルチップ4が脱落す るおそれがなく、実施例のようにスペーサ8を振動によって抜落ちるおそれのな いものとしておけば、変圧器のように常時振動している物にノズルを取り付けた 場合にもノズルチップ4の脱落による危険はない。
【0012】 更に本考案のノズルは従来のねじ式のものとは異なり弱い力で着脱を行うこと ができるので、工具を使用せずに素手で作業を行うことができ、活線状態でもノ ズルの保守点検を行うことができる。 しかも本考案のノズルはスペーサ8が嵌合されているか否かを点検するだけで ノズルチップ4の結合状態を確認することができ、誰でも容易に点検を行うこと ができる。
【0013】 上記したように、本考案のノズルは従来品と比較して優れたものであるが、第 1の実施例のものは着脱の際にノズルチップ4を手探りで正確に1/4 回転させる ことが必ずしも容易ではないうらみがある。 そこで図4に示す第2の実施例では、環状突起3の一部を細径部10に向かって 突出させ、位置決め用のストッパー12を形成した。図4ではこのストッパー12は 対称な2ヵ所に形成されているが、1 個であっても差支えない。このストッパー 12はノズルチップ4を1/4 回転させたときに係合爪5の面11と当たる面12aと12 bとを両側に備えている。
【0014】 そこでノズルチップ4をベース1に挿入した後、ノズルチップ4をベース1に 向かって左向きに回転させると、図6のように係合爪5の面11がベース1のスト ッパー12の面12aに当り回転が止まる。その位置のままノズルチップ4をベース 1から引き離すように動かすと係合爪5の裏面が環状突起3とかみ合い、両者は 結合される。また逆に、この状態からノズルチップ4を右向きに回転させると、 図5のように係合爪5の面11がストッパー12の面12bに当り回転が止まるので、 その位置でノズルチップ4をベース1から引き離すように動かすと分解すること ができる。 このように第2の実施例ではストッパー12を設けたことにより、ノズルチップ 4の回転角度を規制することができるようになり、分解や組立がより容易に行え ることとなる。 なお、以上の実施例では回転角度を1/4 回転としたが、この角度は適宜変更で きることはいうまでもないことである。
【0015】
【考案の効果】
以上に説明したように、本考案の碍洗装置用ノズルは再組立の際にノズルの方 向調整が不要であり、振動によるノズルチップの弛みのおそれがなく、ノズルチ ップの着脱が工具を使用せずに容易に行え、ノズルチップの係合状態が外観上容 易に判断できるものであり、活線状態下においても安全に保守点検が行える利点 がある。 特に第2の実施例のようにストッパーを設けておけば、分解や組立がより容易 に行える利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す断面図である。
【図2】本考案の第1の実施例を示す分解斜視図であ
る。
【図3】本考案の実施例に使用したスペーサを示す正面
図である。
【図4】本考案の第2の実施例を示す分解斜視図であ
る。
【図5】第2の実施例の作動状態を説明する断面図であ
る。
【図6】第2の実施例の作動状態を説明する断面図であ
る。
【図7】従来のノズルを示す断面図である。
【符号の説明】
1 ベース 2 流路 3 環状突起 4 ノズルチップ 5 係合爪 6 段部 7 後端面 8 スペーサ 9 切欠部 10 細径部 11 面 12 ストッパー 12a 面 12b 面 13 Oリング 14 ストレーナ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に洗浄水の流路が形成されたベース
    の先方部の外周にバイオネット機構によりノズルチップ
    を係合させるとともに、このノズルチップの後端面とベ
    ースとの間に、ノズルチップの係合解除のための後退運
    動を阻止するスペーサを嵌合させたことを特徴とする碍
    洗装置用ノズル。
JP1991016585U 1991-02-27 1991-02-27 碍洗装置用ノズル Expired - Lifetime JPH0737723Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991016585U JPH0737723Y2 (ja) 1991-02-27 1991-02-27 碍洗装置用ノズル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991016585U JPH0737723Y2 (ja) 1991-02-27 1991-02-27 碍洗装置用ノズル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04106651U true JPH04106651U (ja) 1992-09-14
JPH0737723Y2 JPH0737723Y2 (ja) 1995-08-30

Family

ID=31903567

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JP1991016585U Expired - Lifetime JPH0737723Y2 (ja) 1991-02-27 1991-02-27 碍洗装置用ノズル

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011520604A (ja) * 2008-05-15 2011-07-21 グラコ ミネソタ インコーポレーテッド 迅速装着流体ヘッド
JP2013184201A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Nippon Steel & Sumikin Welding Co Ltd インサートチップおよびプラズマトーチ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58190106A (ja) * 1982-04-30 1983-11-07 Nec Corp 送信出力電力制御回路

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JPH0737723Y2 (ja) 1995-08-30

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