JPH04106365U - 薄板用めつき治具 - Google Patents

薄板用めつき治具

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JPH04106365U
JPH04106365U JP1382591U JP1382591U JPH04106365U JP H04106365 U JPH04106365 U JP H04106365U JP 1382591 U JP1382591 U JP 1382591U JP 1382591 U JP1382591 U JP 1382591U JP H04106365 U JPH04106365 U JP H04106365U
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JP
Japan
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horizontal frame
frame
plated
jig
vertical
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Application number
JP1382591U
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English (en)
Inventor
孝 五十嵐
Original Assignee
凸版印刷株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】被めっき体の寸法に合わせて、めっき治具の上
部水平フレームまたは下部水平フレームの位置決め調整
をする手間の省力化を図るとともに、被めっき体に垂直
下方への張力を付与でき且つ治具に装着した被めっき体
に弯曲や脱落の発生のないようにする。 【構成】縦方向両側の垂直フレーム1,1 の上側に架設固
定した固定水平フレーム2 と、前記垂直フレーム1,1 の
少なくとも下端部側に垂直方向に嵌装する垂直嵌装フレ
ーム3,3 と、該嵌装フレーム下端部に架設固定されて垂
直方向に上下動可能な可動水平フレーム5 とを備え、前
記固定水平フレーム2 と可動水平フレーム5 とに、それ
ぞれ薄板をクランプするクランプ部6 ,7を設けた薄板用
めっき治具。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、薄板状のプリント基板、リードフレームなど薄板表面にめっきを施 すときに、めっき液槽内に浸漬して支持するための薄板用めっき治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般の化学めっき、電気めっきに使用される薄板用のめっき治具は、図3に示 すように、めっき槽A にアノード電極とカソード電極とを備え、アノード電極側 には被めっき体表面に被覆すべき被覆用のめっき金属体a を装着し、カソード電 極側には被めっき体を装着して、めっき槽A 内に貯留するめっき液B 内に浸漬し て、めっきを施すものである。
【0003】 前記被めっき体を装着支持するためのカソード側の薄板用のめっき治具C は、 図3に示すように、適宜間隔をあけて樹脂製の両側垂直フレーム11,11 と、該フ レーム11,11 の下端部にそれと一体に水平に下部水平フレーム12を備え、該フレ ーム12と平行に前記垂直フレーム11,11 の上端部側に上部水平フレーム13を固定 状態にして架設したものである。
【0004】 垂直フレーム11の上端部側には通電性の吊下部16,16 を備え、該吊下部を介し てカソード電極バー17に、治具C を吊下するものである。 前記上部及び下部水平フレーム13,12 には、それぞれ被めっき体a をクランプ して治具本体に固定するための適宜数のクランプ部14,15 をそれぞれ適宜間隔に 備えるものである。12a は、クランブ部15の対向板であり、13a は、クランプ部 14の対向板である。
【0005】 クランプ部14は、例えば、押板14a の中央部をヒンジ部14c を介して水平フレ ーム13に開閉自在に取り付けられており、押板14a の開放先端部14b は、対向板 13a に、めっき防止処理したバネ( 図示せず) を介して押圧状態に付勢されてい る。
【0006】 一方、クランプ部15は、同様にヒンジ部15c を介して押板15a が水平フレーム 12に開閉自在に取り付けられ、押板15a の先端部15b が対向板12a に、バネを介 して押圧状態に付勢されている。 薄板状の被めっき体a は、その上端部を押板14a の先端部14b と水平フレーム 13の対向板13a との間に挟持し、一方、下端部を押板15a の先端部15b と水平フ レーム12の対向板12a との間に挟持することによって治具C に装着支持するもの である。
【0007】 このように上記従来の治具は、両側の垂直フレーム11,11 に対して、上部水平 フレーム13及び下部水平フレーム12を一体に、または接続固定可能に架設固定( 接続固定位置は適宜選択可能) してあるものであるため、被めっき体a の寸法に 合わせて、上部水平フレーム13、下部水平フレーム12を垂直フレーム11,11 に対 して位置決め調整して接続固定するための手間が掛かる。
【0008】 また、従来の治具は、図4に示すように、上部と下部の水平フレーム12,13 の 相対間隔が接続固定によって規制されてしまうため、治具C に装着支持されてめ っき液B 内に設置された被めっき体a に、めっき液B による温度の変動が生じて 、寸法の伸縮が発生し、治具外側方向に弯曲したり、クランプ部14,15 から脱落 し易いものである。
【0009】
【考案の目的】
本考案は、被めっき体の寸法に合わせて上部水平フレームと下部水平フレーム を位置決め調整する手間を省力化し、被めっき体の弯曲や脱落の発生のないよう にすることを目的とするものである。
【0010】
【考案の構成】
本発明は、縦方向両側に垂直フレーム1,1 と、該フレーム1,1 の上側に架設固 定した固定水平フレーム2 と、前記垂直フレーム1,1 の少なくとも下端部側に垂 直方向に嵌装する垂直嵌装フレーム3,3 と、該嵌装フレーム下端部に架設固定さ れて垂直方向に上下動可能な可動水平フレーム5 とを備え、前記固定水平フレー ム2 と可動水平フレーム5 とに、それぞれ薄板をクランプするクランプ部6 ,7を 設けたことを特徴とする薄板用めっき治具である。
【0011】
【実施例】
本考案治具を、実施例に従って詳細に説明すれば、図1は、本考案の一実施例 の正面図であり、左右に平行にてきき間隔をおいて相対して設けた垂直フレーム 1,1 の上部に、水平方向に一体に、または取り付け接続固定可能に上部水平固定 フレーム2 を固定状態に架設する。
【0012】 垂直フレーム1,1 の下端部側に、垂直方向の空間ガイド部1aを備え、該ガイド 部1a内を垂直方向に嵌装する嵌装シャフト3,3 を設ける。 該嵌装シャフト3,3 の下端部に、下部水平フレーム4 を一体に、または接続固 定可能に設け、前記嵌装シャフト3,3 と下部水平フレーム4,4 によって可動水平 フレーム5 を構成する。
【0013】 なお、本考案の実施例においては、前記上部下部水平フレーム2,4 の相対内側 に一体に、それぞれ対向板2aと対向板4aを設ける。 また、必要に応じて、それぞれ該対向板2a,4a には、薄板状の被めっき体a に 備えるピン孔に嵌合するピン2b,4b を備えるようにしてもよい。 また、上部フレーム4 、下部フレーム4 には、被めっき体a の端縁部が装填で きる凹部2c,4c を設けるようにしてもよい。
【0014】 嵌装シャフト3,3 の上端部には鉤止板3aを取り付け、前記空間ガイド部1a内の 下部には、前記鉤止板3aと係合して嵌装シャフト3,3 が垂直下方へ抜け落ちるの を防止する突起部1bを備える。
【0015】 前記上部水平固定フレーム2 の適宜個所に、被めっき体a を挟持するための適 宜数のクランプ部6 を適宜間隔に備え、水平フレーム4 の前記クランプ部6 と相 対して適宜数のクランプ部7 を設ける。該クランプ部6,7 は、クリップ状、また は開閉式挟み状などである。1cは、カソード電極バー8 などの電極側に治具本体 を吊下して、通電接続するための通電性の鉤止部である。
【0016】 図2は、図1のL−L断面図であり、例えば、クランプ部6 は、押板6aと、押 板押圧先端部6bと、ヒンジ部6c、先端部6b裏面にチタンなどの通電層6eを備え、 ヒンジ部6cを介して押板6aは上部水平フレーム2 に開閉自在に取り付けられ、押 板先端部6bは、バネ6dにて上部水平フレーム2 の対向板2aに押圧状態に付勢され ている。 一方、クランプ部7 は、押板7aと、押板押圧先端部7bと、ヒンジ部7c、先端部 7b裏面にチタンなどの通電層7eを備え、ヒンジ部7cを介して押板7aは下部水平フ レーム4 に開閉自在に取り付けられ、押板先端部7bは、バネ7dにて下部水平フレ ーム4 の対向板4aに押圧状態に付勢されている。
【0017】 押板6 の押圧先端部6bと対向板2a、及び押圧板7 の押圧先端部7bと対向板4aと の間に被めっき体a の上下端部を挟持して、被めっき体a を上部水平フレーム2 と可動水平フレーム5 に支持することによって治具に装着した後は、嵌装シャフ ト3,3 が垂直フレーム1,1 の空間ガイド1a内を自在に摺動移動することによって 可動自在とした可動水平フレーム5 をその自重によって垂直下方に下降させるこ とができ、これによって被めっき体a に下方への張力を掛けることができ、被メ ッキ体a を治具に対して常に緊張状態に保持することができる。
【0018】 なお、めっき電流の被めっき体a への通電は、クランプ部6,7 の押板6a,7a 裏 面の通電層6e,7e と、被めっき体a との押圧接触により通電させ、該通電層6e,7 e への電流の供給は、図1に示すようにクランプ部6 の被めっき体a と接触する 裏面通電層に結線した配線部9 と、クランプ部7 の被めっき体a と接触する裏面 通電層7eに結線した配線部10によって供給することができる。
【0019】 また、本考案のめっき治具本体及び可動水平フレーム5 が、電気めっき防止の ためにポリ塩化ビニルなど樹脂製の素材を用いて作成されている場合は、比較的 比重が小さく軽量であるため、下部水平フレーム4 の内部に比較的比重の大きい 金属などの重り4dを内装することによって可動水平フレーム5 に重量をもたせ、 被めっき体a に対する下方への張力を適宜に増加させることができる。
【0020】
【作用】
本考案は、めっき治具の上部水平フレーム2 と対向する下部水平フレーム4 を 、垂直方向に自在に上下動作できるようにし、自重によって自由に下降できるよ うにしたので、被めっき体を上部水平フレーム2 と下部水平フレーム4 とに装着 した後は、下部水平フレームを自重によって下降せしめて、被めっき体に対して 常に下方への張力を掛けることが可能となる。
【0021】 また、被めっき体の上下方向の寸法に合わせてフレームを位置決め調整して固 定、接続するなどの手間が掛からず、被めっき体の装着できる間隔に、上部水平 フレームに対して下部水平フレームを引き上げておいて装着した後は、そのまま 治具本体を垂直に立ち起こすことによって、自然に下部水平フレームはその自重 によって被めっき体に吊下された状態で下降し、該被めっき体は該下部水平フレ ームの自重によって下方にテンションの掛かった状態で装着できるものである。
【0022】 また、めっき液からの熱移動によって被めっき体が温度変化による伸縮を生じ ても、可動水平フレームが、その伸縮を吸収することができ、治具における被め っき体の弯曲などの変形、あるいはクランプからの脱落が生じないものである。
【0023】
【考案の効果】
本考案は、化学めっき、電気めっきなどにおける被めっき体をめっき装置のめ っき液内に垂直方向に装填するための治具であって、下部水平フレームを上部水 平フレームに対してパラレルに垂直方向にその自重によって下降させて、被めっ き体に対して張力を付与でき、温度の変動による被めっき体の治具内での変形が なく、めっき処理中での脱落を防止でき、また装着が容易であるなどの実用的効 果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案治具の一実施例を説明する正面図であ
る。
【図2】本考案治具の一実施例を説明する側面図であ
る。
【図3】従来の治具の正面図である。
【図4】従来の治具に装着してめっき処理する場合にお
ける被めっき体の弯曲状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 …垂直フレーム 2 …上部水平フレーム 3 …嵌装シ
ャフト 3a…鉤止板4 …下部水平フレーム 5 …可動水
平フレーム 6 …クランプ部 7 …クランプ部 8 …カ
ソード電極バー 9 …カソード配線部 10…カソード配
線部 11…垂直フレーム 12…下部水平フレーム 13…
上部水平フレーム 14…クランプ 15…クランプ 16…
通電性吊下部 17…カソード電極バー a …被めっき体
A …めっき槽 B …めっき液 C …治具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦方向両側に垂直フレーム1,1 と、該フレ
    ーム1,1 の上側に架設固定した固定水平フレーム2 と、
    前記垂直フレーム1,1 の少なくとも下端部側に垂直方向
    に嵌装する垂直嵌装フレーム3,3 と、該嵌装フレーム下
    端部に架設固定されて垂直方向に上下動可能な可動水平
    フレーム5 とを備え、前記固定水平フレーム2 と可動水
    平フレーム5 とに、それぞれ薄板をクランプするクラン
    プ部6 ,7を設けたことを特徴とする薄板用めっき治具。
JP1382591U 1991-02-19 1991-02-19 薄板用めつき治具 Pending JPH04106365U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007177270A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Kida Seiko Kk プリント基板吊下用のハンガー
JP2013011004A (ja) * 2011-06-30 2013-01-17 C Uyemura & Co Ltd 表面処理装置およびめっき槽

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JP2007177270A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Kida Seiko Kk プリント基板吊下用のハンガー
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