JPH04106000U - 換気扇用フイルターの装着具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 換気扇Ａの通風路Ｂを囲む整流用カバー１に
対して当該整流用カバー１の周部を囲む姿勢で着脱自在
に装着される枠体２と、枠体２の開口部にフィルター３
を着脱自在に装着する装着部４とが備えられ、枠体２の
内側を整流用カバー１に連結して、当該枠体２を整流用
カバー１に対して着脱自在に装着する連結部材６が備え
られている。 【効果】 フィルターを枠体に装着した状態で、連結部
材が枠体及びフィルターの裏側に隠れるから、外観を損
なうことなく、枠体を整流用カバーに対して装着でき
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、換気扇の通風路を囲む整流用カバーに対して当該整流用カバーの周 部を囲む姿勢で着脱自在に装着される枠体と、前記枠体の開口部にフィルターを 着脱自在に装着する装着部とが備えられ、前記フィルターが前記枠体を介して前 記通風路を塞ぐ姿勢に装着される換気扇用フィルターの装着具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

冒記換気扇用フィルターの装着具は、換気扇の通風路に当該通風路を通過する 空気を浄化するためのフィルターを装着するためのものであるが、従来、図５に 示すように、フィルター０１を装着する枠体０２の外側にコイルスプリング０３ の一端を連結し、このコイルスプリング０３の他端側に設けた係止部０４を換気 扇Ａの整流用カバー１外側から当該整流用カバー１の端縁に係止して、枠体０２ を整流用カバー１に対して着脱自在に装着している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このため、コイルスプリング０３が外側に露出される状態で、枠体０２が整流 用カバー１に装着されることとなり、外観を損なう欠点がある。 本考案は上記実情に鑑みてなされたものであって、枠体の整流用カバーに対す る装着構造を工夫することにより、外観を損なうことなく、枠体を整流用カバー に対して装着できる換気扇用フィルターの装着具を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するための本考案の特徴構成は、換気扇の通風路を囲む整流用 カバーに対して当該整流用カバーの周部を囲む姿勢で着脱自在に装着される枠体 と、前記枠体の開口部にフィルターを着脱自在に装着する装着部とが備えられ、 前記フィルターが前記枠体を介して前記通風路を塞ぐ姿勢に装着される換気扇用 フィルターの装着具であって、前記枠体の内側を前記整流用カバーに連結して、 当該枠体を前記整流用カバーに対して着脱自在に装着する連結部材が備えられて いる点にあり、かかる構成から次の作用効果を奏する。

【０００５】

【作用】

枠体の内側を整流用カバーに連結して当該枠体を整流用カバーに対して装着す るから、フィルターを枠体に装着した状態で、連結部材が枠体及びフィルターの 裏側に隠れる。

【０００６】

【考案の効果】

従って、外観を損なうことなく、枠体を整流用カバーに対して装着できる。 請求項２記載の換気扇用フィルターの装着具は、前記連結部材が、前記通風路 を通して前記整流用カバーの端縁に係止連結される係止連結部を備えているから 、整流カバー側に別途被連結部を格別設けることなく、枠体を整流カバーに対し て簡便に装着できる。 請求項３記載の換気扇用フィルターの装着具は、前記係止連結部が前記枠体側 に連結されている可撓性の帯材一端側に設けられ、前記係止連結部が、前記帯材 を前記整流用カバーの整流面に沿わせる姿勢で、前記整流用カバーの端縁に係止 連結されるから、連結部材を通風路を通して整流用カバーの端縁に係止連結する にもかかわらず、当該連結部材によって通風抵抗が増大しにくい。 特に、換気扇の羽根と整流用カバーとの間隔が狭い場合には、連結部材が羽根 の回転の邪魔になりにくい利点がある。

【０００７】

【実施例】

〔実施例〕 図１乃至図３は、換気扇Ａの通風路Ｂを囲む整流用化粧カバー１に対して当該 整流用化粧カバー１の周部を囲む姿勢で着脱自在に装着される枠体２と、枠体２ の開口部にフィルター３を着脱自在に装着する装着部４とが備えられ、フィルタ ー３が枠体２を介して通風路Ｂを塞ぐ姿勢に装着される換気扇用フィルターの装 着具を示す。 前記換気扇Ａは、壁体Ｃの通気用貫通孔に固定され、羽根５がステー５ａを介 して保持されている。 前記枠体２はプラスチックで形成され、その上側には、整流用化粧カバー１の 上面に接当してそのずれ下がりを阻止するずれ落ち阻止片２ａが一体形成されて いるとともに、その内側には、当該枠体２を整流用化粧カバー１に対して装着す る連結部材６の取付け用リブ２ｂが一体形成されている。 前記フィルター３は、マット状ガラス繊維３ａの周縁部を断面コの字状の紙製 枠材３ｂで補強して構成されている。 前記装着部４は、フィルター３周縁の紙製枠材３ｂが嵌め込まれる段部を枠体 ２開口部に形成して構成され、紙製枠材３ｂに連設した舌片３ｃを段部４に形成 したスリット状の貫通孔４ａに係入して、当該フィルター３の段部４からの脱落 が阻止される。 前記連結部材６は、一端側が取付け用リブ２ｂに連結されるコイルスプリング ６ａに可撓性の帯材としての板ばね状の薄い金属製帯板６ｂを連結して構成され 、帯板６ｂの遊端部を折り返して、整流用化粧カバー１の端縁１ａに係止連結さ れる係止連結部６ｃが形成されている。 そして、図４に示すように、各々の連結部材６を通風路Ｂに通して引っ張り、 係止連結部６ｃを整流用化粧カバー１の端縁１ａに係止することで、枠体２の内 側がコイルスプリング６ａの付勢力で整流用化粧カバー１に対して連結され、帯 板６ｂはその板面が整流用化粧カバー１の曲面状の整流面１ｂに沿う姿勢に弾性 変形する。 尚、枠体２は、換気扇Ａから外した整流用化粧カバー１に装着するのが作業性 の点で有利であるが、換気扇Ａに取り付けたままの整流用化粧カバー１に対して 装着しても良い。

【０００８】 〔別実施例〕 ア．装着対称となる換気扇の形式は特に限定されず、ウインドファンや円筒形の 軸流ファンであっても良く、また、整流用カバーのみを単独で取り外せない形式 の換気扇であっても良い。 イ．換気扇の形式が円筒形の軸流ファンである場合には、羽根車を囲んでいる円 筒状のケーシングが整流用カバーに該当する。 ウ．枠体の正面視での形状は特に限定されず、円形の環状であっても良い。 エ．枠体の内側を整流用カバーに連結する連結部材は、枠体の内側を整流用カバ ーにねじ止めするものであっても良い。 オ．連結部材を構成する可撓性の帯材としては、板ばね状の薄い金属製帯板に限 定されず、樹脂製の薄い帯板、更には可撓性の線材、例えば金属線や金属或いは 繊維製の撚線であっても良い。 カ．実施例で示したコイルスプリングと薄い金属製帯板とからなる連結部材に代 え、全体が板ばね状の薄い金属製帯板からなる連結部材或いはバネ材を一平面内 で波形に湾曲させた帯状の偏平波形バネやゴム製の平帯材であっても良い。

【０００９】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

【図１】換気扇用フィルターの装着具の背面図

【図２】換気扇用フィルターの装着具の正面図

【図３】図１のIII−III線矢視図

【図４】使用状態を示す要部の拡大断面図

【図５】従来例の説明図

【符号の説明】

１ 整流用カバー １ａ 端縁 １ｂ 整流面 ２ 枠体 ３ フィルター ４ 装着部 ６ 連結部材 ６ｂ 帯材 ６ｃ 係止連結部 Ａ 換気扇 Ｂ 通風路

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 換気扇Ａの通風路Ｂを囲む整流用カバー
   １に対して当該整流用カバー１の周部を囲む姿勢で着脱
   自在に装着される枠体２と、前記枠体２の開口部にフィ
   ルター３を着脱自在に装着する装着部４とが備えられ、
   前記フィルター３が前記枠体２を介して前記通風路Ｂを
   塞ぐ姿勢に装着される換気扇用フィルターの装着具であ
   って、前記枠体２の内側を前記整流用カバー１に連結し
   て、当該枠体２を前記整流用カバー１に対して着脱自在
   に装着する連結部材６が備えられている換気扇用フィル
   ターの装着具。
2. 【請求項２】 前記連結部材６が、前記通風路Ｂを通し
   て前記整流用カバー１の端縁１ａに係止連結される係止
   連結部６ｃを備えている請求項１記載の換気扇用フィル
   ターの装着具。
3. 【請求項３】 前記係止連結部６ｃが前記枠体２側に連
   結されている可撓性の帯材６ｂ一端側に設けられ、前記
   係止連結部６ｃが、前記帯材６ｂを前記整流用カバー１
   の整流面１ｂに沿わせる姿勢で、前記整流用カバー１の
   端縁１ａに係止連結される請求項２記載の換気扇用フィ
   ルターの装着具。