JPH0410585Y2 - - Google Patents

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JPH0410585Y2
JPH0410585Y2 JP1984194101U JP19410184U JPH0410585Y2 JP H0410585 Y2 JPH0410585 Y2 JP H0410585Y2 JP 1984194101 U JP1984194101 U JP 1984194101U JP 19410184 U JP19410184 U JP 19410184U JP H0410585 Y2 JPH0410585 Y2 JP H0410585Y2
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winding
camera body
film
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、フイルムバツクが着脱可能なカメ
ラにおけるカメラとフイルムバツクの連動機構に
関する。
〔従来の技術〕
一般に、120フイルム等のロールフイルムを使
用するカメラにおいては、フイルム装填時にスタ
ート位置から1枚目までのリーダ部分の巻上げに
際しては空撮しなしに巻上げられる機構が採用さ
れており、且つ裏蓋が開放された状態ではフイル
ムカウンタが自動的にスタート位置に復帰し、こ
れに関連して巻止めが解除されるので、巻上操作
を行つてもフイルムカウンタが進まず、巻止機構
はいつまでも解除された状態のままに保たれてい
た(例えば、実開昭53−163124号公報参照)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来のカメラにおけ
る巻止機構にあつては、フイルムバツク側の巻上
信号部材が巻上完了位置にあるか未完了位置にあ
るかを、カメラ本体側も巻上信号部材で検知して
カメラ本体側の巻上げの可否を判別するようにな
つていた。そのため、フイルムバツクをカメラ本
体から取り外した時には、フイルムバツク側の巻
上信号部材がカメラ本体側の巻上信号部材の押圧
を解除し、フイルムバツク側が巻上未完了と同様
の状態となつてカメラ本体側の巻止機構が解除さ
れるものであつた。
また、フイルムバツクの裏蓋を開放した場合も
同様の状態となつてカメラ本体側の巻止機構が解
除されるので、カメラ本体側の巻上操作を行つて
も巻止めがきかず、巻止めに関連して可能となる
レリーズ操作が不能となつて、撮影前にカメラ本
体の作動確認のためのレリーズ操作を行うことが
できない結果となつていた。特に、寒冷時や長期
間使用しなかつた場合等に、カメラ本体が正常に
作動するかどうかを裏蓋を開放してフイルム面側
から確認することができず、使用者に著しい不安
感を与えるものであつた。
このような不都合を解決するため、カメラ本体
側に外部から操作し得る切換部材を設け、この切
換部材を操作することによりフイルムバツク側に
関係なくカメラ本体側の巻止め及びレリーズを可
能とするようにしたものも知られているが、カメ
ラ本体の作動確認の都度切換部材を操作しなけれ
ば巻上げ、巻止め及びレリーズ操作ができず、ま
た、切換部材を戻し忘れて撮影を行うとカメラ本
体だけはセツトされるがフイルムが巻上げられな
いという問題点もあつた。
また、例えば実開昭57−728号公報に示される
ように、裏蓋開放に関連してレリーズ阻止機構及
び巻止機構を解除するようにしたレリーズ阻止解
除装置も知られているが、この状態では常時巻止
めが解除されているので、使用者が不用意に巻上
部材に触れて異常作動を起すおそれがあつた。
この考案はこのような問題点を解決しようとす
るものである。
〔問題点を解決するための手段〕
そのため、この考案によるカメラとフイルムバ
ツクの連動機構は、カメラ本体側の巻上信号部材
とそのカメラ本体に着脱可能なフイルムバツク側
の巻上信号部材とが互いに連接可能であり、上記
カメラ本体側の巻上信号部材が、中立ばねにより
レリーズ操作とそれに続く巻上げ及び巻止めを可
能にする第1の位置へ復帰し得るように付勢され
ると共に、レリーズ操作による巻止め解除に対応
して上記中立ばねの付勢力に抗してレリーズ操作
を不能にする上記第1の位置よりフイルムバツク
側の第2の位置へ駆動され、且つ上記フイルムバ
ツク側の巻上信号部材が、巻上未完了状態で自己
の付勢力により上記カメラ本体側へ進出し、この
カメラ本体側の巻上信号部材をレリーズ操作を不
能にする第3の位置へ駆動するカメラとフイルム
バツクの連動機構であつて、上記フイルムバツク
側に、裏蓋の閉止時には上記フイルムバツク側の
巻上信号部材を釈放し、この裏蓋の開放に関連し
てフイルムバツク側の巻上信号部材にカメラ本体
側から当接してこの巻上信号部材をその付勢力に
抗して上記カメラ本体側から後退させる裏蓋連動
部材を設け、上記裏蓋の開放時に上記カメラ本体
側の巻上信号部材が上記中立ばねの付勢力により
上記第1の位置に変位し得るようにしたものであ
る。
〔作用〕
上記のように構成することにより、裏蓋開放に
よつて裏蓋連動部材がフイルムバツク側の巻上信
号部材をその付勢力に抗してカメラ本体側から後
退させる。これにより、カメラ本体側の巻上信号
部材が中立ばねの付勢力により第1の位置に変位
し得るようになり、余分の操作を必要とすること
なく通常撮影と同様なレリーズ操作とそれに続く
巻上げ及び巻止めが可能になる。
〔実施例〕
以下、添付図面を参照してこの考案の実施例を
説明する。
第1図乃至第5図はこの考案の一実施例を示す
もので、第1図乃至第3図は裏蓋閉止状態、第4
図及び第5図は裏蓋開放状態をそれぞれ示してい
る。
また、仮想線Aはカメラ本体1とフイルムバツ
ク2との結合面を示すものである。
カメラ本体1には、切欠部101aを有する巻
止板101が軸102を介して図示しない巻上部
材と一体に設けられ、この巻上部材に連動する図
示しない巻上輪列を介してシヤツタやミラー駆動
部材(一眼レフカメラの場合)がチヤージされる
と共に、フイルムバツク2のフイルムが巻上げら
れる。
この巻止板101の切欠部101aに一端10
3aが係脱するカメラ本体側の巻止部材である巻
止レバー103は、カメラ本体1に軸104で枢
着され、ばね105によつて図で右旋方向に付勢
され、その他端103bはピン109に係合して
いる。このピン109は、輪106で固定部に軸
支されて巻上げに連動して反時計方向に回動し、
レリーズ時にばね107によつて時計方向に回動
する信号駆動部材108に植設されている。
この信号駆動部材108の段部108aは、軸
110で固定部に枢着されてばね111によつて
図で左旋方向に付勢される係止レバー112の一
端112aに係脱自在であり、係止レバー112
の他端112bは、軸113で軸支されてシヤツ
タ駆動系又はミラー下降作動系に連動して反時計
方向に回動する回転部材114のピン115に係
脱可能である。
信号駆動部材108にはまた、軸116で駆動
爪117が枢着されている。この駆動爪117
は、信号駆動部材108との間に係着されたばね
118によつて左旋習性が与えられ、折曲部11
7aによつてその回転が係止されており、先端爪
部117bは、軸119によつて枢着されて中立
ばね120によつて中立位置に保持されるカメラ
本体側の巻上信号部材121の一端折曲部121
aに係脱自在になつている。
そして、この巻上信号部材121の他端近くの
折曲部121bは、巻止レバー103の突起10
3cに係脱自在であり、他の折曲部121cは後
述するフイルムバツク側の巻上信号部材201に
連動している。
また、巻止レバー103の絶縁された折曲部1
03dは可動接片122aに係脱し、この可動接
片122aは固定接片122bと共にシヤツタの
レリーズ回路に直列に挿入された常閉型の接点1
22を構成している。
一方、カメラ本体1に着脱自在なフイルムバツ
ク2には、長孔201aとガイド軸202によつ
てフイルムバツク側の巻上信号部材201が図で
水平方向に摺動自在に装着され、ばね203によ
つてカメラ本体1の方向に付勢されている。
この巻上信号部材201の前端折曲部201b
に植設された伝達ピン204は、カメラ本体側の
巻上信号部材121の折曲部121cに係合して
いる。
また、巻上信号部材201の後端の突起201
cは、軸205でフイルムバツク2に枢着されて
ばね206を係着して図で左端習性を有するT字
状の割出レバー207の一端に係合しており、こ
の割出レバー207の折曲部207aは、フイル
ム巻取りに連動して1回転以内回転する公知のカ
ウンタ割出板208に係脱自在である。
カウンタ割出板208は、フイルムの撮影枚数
に対応する複数の歯208aと凹部208bを有
し、フイルム巻上げに連動して回転するカウンタ
歯車209に植設されたピン210が緩嵌する長
孔208cが設けられ、ピン210との間にばね
211を係着して、カウンタ歯車209の回転方
向に対してカウンタ割出板208の歯のピツチの
ほぼ半分の量だけ進退(回動)可能である。
割出レバー207と同軸205にフイルム巻止
レバー212が枢着され、割出レバー207との
間にばね213を係着して図で左旋習性を有し、
その突起212bが割出レバー207の折曲部2
07bに当接することによつて回転が係止され
て、両レバー207,212が一体となつてい
る。
さらに、カメラ本体側から図示しない巻上輪列
を経て反時計方向に回転するフイルム巻上軸21
4には、巻止爪車215が一体的に固設され、そ
の歯部にはフイルム巻止レバー212の爪部21
2aが係脱自在になつている。
前述の割出レバー207にはピン216が植設
され、このピン216には、軸217で枢着され
たL字状の巻止解除レバー218の一端が係合
し、その他端は巻上信号部材201の折曲部20
1bに係合している。
割出レバー207の他のピン219には、軸2
20で枢着されて強力なばね221によつて左旋
習性を有する裏蓋連動部材222の一端222a
が係脱可能である。
この裏蓋連動部材222の他端のピン223
は、軸224で枢着された中間レバー225の一
端に係合し、中間レバー225の他端は、軸22
6で枢着されてばね227で右旋習性を有する裏
蓋信号伝達部材228の一端のピン229に係合
し、この裏蓋信号伝達部材228の上端部は巻上
信号部材201の折曲部201dに係合し得る位
置にある。また、裏蓋連動部材222の突起22
2bは裏蓋230に係脱自在である。
なお、全体を通じて相関連するばねの強弱関係
を強い方から列記すると、ばね221,107,
206,203,105,120の順になる。
この実施例は以上のような構成からなるもの
で、第1図乃至第3図は何れも裏蓋230が閉止
状態にあり、第1図はカメラ本体1側及びフイル
ムバツク2側が共に巻上げが完了して撮影が可能
な状態を示しており、カメラ本体側の巻止板10
1は巻止レバー103に係止されていて、接点1
22は自己の発条力により閉成されてレリーズ可
能状態にあり、フイルムバツク側の巻止爪車21
5はフイルム巻止レバー212に係止されてい
て、巻上操作は不能である。
また、カメラ本体側の信号駆動部材108は係
止レバー112に係止されて蓄勢状態に保たれ、
巻上信号部材121は中立ばね120によつて中
立状態である第1の位置Iを保つており、その折
曲部121bは巻止レバー103の突起103c
に近接した位置にある。
一方、フイルムバツク側の割出レバー207の
折曲部207aはカウンタ割出板208の凹部2
08bに嵌入して左旋状態にあり、フイルム巻止
レバー212はばね213によつてその爪部21
2aが巻止爪車215を係止している。
さらに裏蓋連動部材222は、突起222bが
裏蓋230に押され、ばね221に抗して右旋状
態にあるので、裏蓋信号伝達部材228はばね2
27によつて右旋し、巻上信号部材201の折曲
部201dから離脱した位置にある。
この状態からカメラ本体1側がレリーズされる
と、第2図に示すようにシヤツタ又はミラーの作
動に連動して回転部材114が反時計方向に回動
し、その回動終期にピン115が係止レバー11
2をばね111に抗して右旋させる。
これにより信号駆動部材108が釈放され、ば
ね107によつて時計方向に回動し、そのピン1
09が巻止レバー103をばね105に抗して左
旋させ、巻止板101の係止が解除されて巻上げ
可能状態となり、接点122が開放されてレリー
ズ不能状態となる。
同時に、駆動爪117の爪部117bが折曲部
121aを押圧し、巻上信号部材121を中立ば
ね120を抗して左行させて巻止解除位置に対応
する第2の位置となし、その先端折曲部121
cが伝達ピン204を介してフイルムバツク側の
巻上信号部材201をばね203に抗して左行さ
せるので、その折曲部201bに押されて巻止解
除レバー218が左旋し、その一端でピン216
が下方に押圧されて割出レバー207がばね20
6に抗して右旋し、その一端折曲部207aがカ
ウンタ割出板208の凹部208bから離脱す
る。
それにより、カウンタ割出板208はばね21
1によつて時計方向に歯208aのピツチのほぼ
半分だけ回動し、同時に割出レバー207の折曲
部207bが突起212bを上方に押圧してフイ
ルム巻止レバー212を右旋させ、先端爪部21
2aが巻止爪車215から離脱してフイルムの巻
止めが解除される。
そして、信号駆動部材108の回動終期になる
と、駆動爪117と折曲部121aとの係合が外
れるので、巻上信号部材121は自由になつて中
立ばね120により時計方向に回動し、第1の位
置に復帰しようとする。
巻上信号部材201が自由になると、巻上信号
部材201はばね203によつてカメラ本体側へ
右行し、伝達ピン204が折曲部121cを右方
に押圧するので、カメラ本体側の巻上信号部材1
21は中立ばね120に抗して右旋し、巻上信号
部材201の突起201cが割出レバー207に
当接した位置で巻上信号部材201の右行が停止
し、カメラ本体側の巻上信号部材121の回動も
停止する。
また、フイルムバツク2側の巻上信号部材20
1の右行により、割出レバー207はばね206
によつて左旋し、その一端折曲部207aが第3
図に示すようにカウンタ割出板208の歯208
aの頂面に当接するに及んでその回動が停止し、
第3図に示す第3の位置に保たれ、巻上未完了
状態となる。
この時、巻上信号部材201の折曲部201d
は、なお裏蓋信号伝達部材228から離脱した位
置にあり、フイルム巻止レバー212は第2図の
状態から若干左旋してその爪部212aが巻止爪
車215の歯部に近づくが、両者が係合すること
なくフイルムは依然として巻上可能状態に保たれ
ている。
第3図に示す巻上未完了状態からカメラ本体側
の図示しない巻上部材を時計方向に巻上げると、
軸102を介して一体をなす巻止板101が同動
し、さらに巻止板101の回動に連動するカメラ
本体側の巻上輪列を介して信号駆動部材108が
反時計方向に回動し、その段部108aが係止レ
バー112に係止されてばね107は蓄勢状態に
保持され、同時に回転部材114も時計方向に回
動する。
このカメラ本体1側の巻上輪列に連動してフイ
ルムバツク2側の巻上輪列も巻上げられ、フイル
ムが所定量巻上げられると、公知の摩擦車を介し
てカウンタ割出板208が時計方向に回転して、
その凹部208bに割出レバー207の折曲部2
07aが係合するに及んで、フイルム巻止レバー
212が巻止爪車215の回転を係止してフイル
ムバツク側の巻上げが完了する。
その後は図示しないクラツチ機構により、フイ
ルム巻上輪列の回転は停止してカメラ本体側だけ
が巻上げられ、すでに述べたように、巻止板10
1の回動が巻止レバー103に係止されるに及ん
で全体の巻上げが完了し、接点122は閉成され
てレリーズ可能状態になり、巻上完了後は信号駆
動部材108及び回転部材114は歯車連結を解
かれて逆転可能状態に保たれている。
次に、第1図に示した巻上完了状態から、裏蓋
230を開放すると、裏蓋連動部材222が裏蓋
230による拘束を解かれ、ばね221によつて
左旋し、その一端222aがピン219を左方に
押圧して割出レバー207をばね206に抗して
右旋させ、折曲部207b、突起212bを介し
て割出レバー207と一体をなすフイルム巻止レ
バー212も右旋する。
割出レバー207の右旋により、その一端折曲
部207aがカウンタ割出板208から離脱し、
また、図示しない周知の機構により、フイルムの
進行に連動して回転する摩擦車とカウンタ割出板
208との連結が解かれるので、カウンタ割出板
208は自由になつて自己の復帰力によりスター
ト位置に復帰して、次のフイルム装填に対する準
備がなされる。同時に、割出レバー207により
右行を規正されていた巻上信号部材201がばね
203によつて右行しようとする。
裏蓋連動部材222の左旋により、割出レバー
207の右旋に並行して、中間レバー225を介
して裏蓋信号伝達部材228がばね227に抗し
て左旋し、その先端部が右行しようとする巻上信
号部材201の折曲部201dを左方に押圧する
ので、巻上信号部材201はばね203に抗して
第1の位置まで左行して第4図に示す状態とな
る。
この状態では、フイルムバツク側の巻上信号部
材201が巻上完了位置と同等の位置にあつて、
カメラ本体側の巻上信号部材121が中立ばね1
20の付勢力によつて第1の位置にあり、接点
122が閉成状態にあるのでそのままレリーズ操
作が可能であり、レリーズ操作によりフイルムバ
ツク側の巻上信号部材201は第1の位置から
第2の位置を経て第1の位置に復帰するの
で、巻上げ、巻止め、レリーズの一連の操作を繰
返し行うことができる。
この状態で裏蓋230を閉じると、ばね221
に抗して裏蓋連動部材222が右旋するので、裏
蓋信号伝達部材228がばね227によつて右旋
し、その先端部が折曲部201dから離脱して巻
上信号部材201の移動範囲外に退避する。
さらに、第5図は第3図に示した巻上未完了状
態から裏蓋230を開放した場合を示し、フイル
ムバツク側は第4図と同様の状態にあつて、巻上
信号部材201は第1の位置にあり、カメラ本
体側の巻上信号部材121も中立ばね120によ
つて第1の位置に復帰しているが、巻止レバー
103が信号駆動部材108のピン109に駆動
されて左旋状態にあるので、接点122は開放状
態にあつてこのままではレリーズ操作は不可能で
ある。
この状態からカメラ本体側を巻上げると第4図
と同様の状態となり、接点122が閉成されてレ
リーズ操作が可能となる。
なお、上記実施例においては、裏蓋開放により
フイルムバツク側の巻上信号部材201を第1の
位置まで駆動するようにしたが、裏蓋信号伝達
部材228の駆動量を大きくとつて、巻上信号部
材201を第2の位置まで駆動するようにして
もよく、この場合はフイルムバツク側の巻上信号
部材201は不動のまま、巻上げ、巻止め、レリ
ーズの諸操作が可能となる。
なおまた、この実施例においては、カメラ本体
側及びフイルムバツク側の巻上信号部材が巻上完
了、巻止解除及び巻上未完了の各位置に対応する
第1、第2、第3の位置,,を有するよう
にしたので、巻上完了状態のカメラ本体に巻上未
完了状態のフイルムバツクを装着した場合や、巻
上未完了状態のカメラ本体に巻上完了状態のフイ
ルムバツクを装着した場合も、カメラ本体側を巻
上げることにより両者を巻上完了状態となし得る
ものであり、これらの場合も裏蓋を開放した状態
で巻上げ、巻止め及びレリーズの諸操作が可能で
ある。
以上に述べた実施例では、カメラ本体側の巻上
信号部材121が、第1、第2、第3の位置,
,の3位置を有し、フイルム巻上完了時に、
フイルムバツク側の巻上信号部材201がカメラ
本体1から遠去かる方向(図では左方)に移動す
る場合について説明したが、例えば前述の実開昭
53−163124号公報に見られるように、フイルムバ
ツク側の巻上信号部材201が巻上完了位置と巻
上未完了位置の2位置のみを有し、フイルム巻上
完了時にカメラ本体1に近付く方向に移動する従
来の一般のカメラにあつても、裏蓋開放時に上記
巻上信号部材201をカメラ本体側へ駆動するよ
うにすることにより、巻上げ、巻止め及びレリー
ズが可能となる。
〔考案の効果〕 以上述べたように、この考案によるカメラとフ
イルムバツクの連動機構は、フイルムバツク側
に、裏蓋開放に関連してフイルムバツク側の巻上
信号部材を自己の付勢力に抗してカメラ本体側か
ら後退させる裏蓋連動部材を設けたので、カメラ
本体側の巻上信号部材が中立ばねの付勢力によつ
て、レリーズ操作とそれに続く巻上げ及び巻止め
を可能にする第1の位置に変位し得るようにな
り、実際の撮影に先立つてカメラの作動確認や性
能テストを行うことができる優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例における裏蓋閉止
時の巻上完了状態を示す機構図、第2図は同じく
その巻止解除状態を示す機構図、第3図は同じく
その巻上未完了状態を示す機構図、第4図は同じ
く裏蓋開放時の巻上完了状態を示す機構図、第5
図は同じくその巻上未完了状態を示す機構図であ
る。 1……カメラ本体、2……フイルムバツク、1
01……巻止板、103……巻止レバー、12
1,201……巻上信号部材、222……裏蓋連
動部材、230……裏蓋。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 カメラ本体1側の巻上信号部材121とそのカ
    メラ本体に着脱可能なフイルムバツク2側の巻上
    信号部材201とが互いに連接可能であり、 上記カメラ本体側の巻上信号部材121が、中
    立ばね120によりレリーズ操作とそれに続く巻
    上げ及び巻止めを可能にする第1の位置へ復帰し
    得るように付勢されると共に、レリーズ操作によ
    る巻止め解除に対応して上記中立ばね120の付
    勢力に抗してレリーズ操作を不能にする上記第1
    の位置よりフイルムバツク2側の第2の位置へ駆
    動され、 且つ上記フイルムバツク側の巻上信号部材20
    1が、巻上未完了状態で自己の付勢力により上記
    カメラ本体側へ進出し、該カメラ本体側の巻上信
    号部材121をレリーズ操作を不能にする第3の
    位置へ駆動するカメラとフイルムバツクの連動機
    構であつて、 上記フイルムバツク側に、裏蓋230の閉止時
    には上記フイルムバツク側の巻上信号部材201
    を釈放し、該裏蓋230の開放に関連して該フイ
    ルムバツク側の巻上信号部材201にカメラ本体
    側から当接して該巻上信号部材201をその付勢
    力に抗して上記カメラ本体側から後退させる裏蓋
    連動部材222を設け、上記裏蓋230の開放時
    に上記カメラ本体側の巻上信号部材121が上記
    中立ばね120の付勢力により上記第1の位置に
    変位し得るようにしたことを特徴とするカメラと
    フイルムバツクの連動機構。
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