JPH04105800A

JPH04105800A - ストローク長さ２段階切替型プレス

Info

Publication number: JPH04105800A
Application number: JP22623990A
Authority: JP
Inventors: Tatsu Miyashita; 宮下　達
Original assignee: Aida Engineering Ltd
Current assignee: Aida Engineering Ltd
Priority date: 1990-08-28
Filing date: 1990-08-28
Publication date: 1992-04-07
Anticipated expiration: 2010-11-08
Also published as: JPH07102479B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、ストローク長さ２段階切替型プレスに関する
。詳しくは、スライド下死点位置を一定としたままスト
ローク長さを２段階に切替えるプレスに関する。

［従来の技術］第３図に、クランク駆動方式のプレス機械を示す。

■は偏心部１０を有するクランクシャフト、５はスライ
ド、６はボルスタ、７はフライホイールで、スライド５
は偏心部１０との連結部Ａに回転支持されたコネクティ
ングロッド３ｏでストローク（ＳＴ）運動される。した
がって、クランクシャフト１の軸線０に対する偏心量が
ｅｌの場合、スライド５の上下ストロークＳＴは２ｅ、
である。

かかるプレス機械では、連結部Ａに第４図に示す如く偏
心ブツシュ２０（第４図では便宜的にハツチングしであ
る。）を介装させ、この偏心ブッシュ２０の偏心部１Ｇ
に対する相対位置を変更して、ストロークＳＴ長さを調
整可能に形成されている場合か多い。

すなわち、第４図（Ａ）、（Ｂ）に示す如く、クランク
シャフト１（偏心部１０）を固定しておいて信心ブツシ
ュ２０の相対位置（角度）を変えた場合、クランクシャ
フト（軸線０）１．＠心部１ｏ、ｉ心ブツシュ２０の各
中心をＯ，Ｐ、Ｑとし、中心Ｏに対する偏心部１０単独
の偏心量をｅ中心Ｐに対する偏心ブツシュ２０単独の偏
心量をｅ２とし、両者１０．２０を連結ピン１５で連結
すれは、第４図（Ａ）の場合の中心Ｏに対する実質偏心
量Ｅはｅｌ＋ｅ２であり、両単独偏心量の和の２倍とな
りストロークを最長とすることかできる。

一方、同（Ｂ）の場合の実質偏心量Ｅはｅ１ｅ２であり
、両単独偏心量の差の２倍となりストローク長さは最小
の［２ＸＥ）となる。

したかって、偏心ブツシュ２０の相対位置を変えれば、
最大ｒ２×（ｅｌ＋ｅ２）〕〜最小〔２（ｅ＋　　　ｅ
２）Ｅの間でストロークＳＴ長さを調整できる。

したがって、かかるスライドストローク長さの調整装置
には、クランクシャフト１（偏心部１０）と偏心ブツシ
ュ２０との結合・分離手段、分離状態において一方を固
定する手段および他方を相対回転させる手段等が必須で
ある。

ここに、従来はかかる結合・分離手段等を、偏心部１０
．偏心ブツシュ２０．コネクテインクロッド３０とは別
個の場所に配設し、かつ偏心部１０内に変位可能に組込
まれた連結ピン１５を出没するもの、と形成されていた
。

詳しくは、例えば特公昭５１−１２１５０号公報の場合
、ロックピン（連結ピン）９に装着された偏心ピン１５
を、外部配設された歯車機構３１゜３３等で駆動される
長寸のスピンドル１５，２２゜２１で回動させて、バネ
１２の付勢力に抗して出没させている。また、同様に外
部配設された回転ディスク４０．偏心ピン４１．ロック
３９等からなる固定手段で偏心ブツシュ６を固着するよ
う形成されている。また、これら歯車機構３１．３３等
や固定手段４０等をハウジング４６，２に格納させてい
る。

ところで、スライド下死点位置を一定としたままストロ
ーク長さのみを２段階に切替えるいわゆるストローク長
さ２段階切替プレスがある。

ここに、従来は上記偏心ブツシュ方式の上記スライドス
トローク長さ調整装置を組込み、偏心ブツシュ２０をク
ランクシャフト１（偏心部１０）側にピン１５で一体化
させて偏心量２Ｅに相当するストローク長さか、偏心ブ
ツシュ２０をコネクティングロッド３０側にピン１５で
一体化させて偏心量２ｅ＋に相当するストロークかに切
替えている。

［発明が解決しようとする課題］しかし、上記従来構造によると、プレス運転中、偏心ブ
ツシュ２０は、クランクシャフト１と一体として回転す
るか、クランクシャフト１の回転に関係なく静止（詳し
くは、コネクティングロッド３０とともに揺動）してい
るから−クランクシャフト１（＠心部１０）を下死点位
置で停止させても信心ブツシュ２０か下死点相当位置と
なる保障はない。

したかって、ストローク長さ調整は、信心ブツシュ２０
の停止位置がどこであってもクランクシャフト１を回動
させて両者１０．２０の相対位置を合わせればよいので
比較的簡単であるか、ストロークを一定とすることは繁
雑である。クランクシャフト１を一旦停止した後に、偏
心ブツシュ２０が下死点位置となるように調整回動し、
続いて偏心ブツシュ２０を外部から固定しかつクランク
シャフト１から分離させ、しかる後にクランクシャフト
１を下死点位置に戻し、この下死点位置において両者１
０．２０を連結しなければならないからである。

また、このように従来のスライドストローク長さ調整装
置は、クランクシャフト１内へのピン１５の装着はもと
より、殆どの構成要素（結合分離手段、固定手段、ハウ
ジング等）が外部配設となっているので、プレスが大型
となる欠点がある。

一方、自動化、省力化や多機能化からクラウン内への機
器１部品、配管・配線等の実装密度か高くなる現今では
、それら構成要素の配設スペースを確保すること自体が
相当回器となっている。

ここに、本発明の目的は、外部設置スペースか不要でス
ライド下死点位置を一定としたまま２段階ストローク長
さ調整を迅速かつ容易に行なえる取扱簡単なストローク
長さ２段階切替型プレスを提供することにある。

［課題を解決するための手段］本発明は、クランクシャフトの偏心部とコネクティング
ロッドとの連結部に軸方向に移動可能な偏心ブツシュを
介装し、この偏心ブツシュに、クランクシャフト側の外
歯歯車と噛合可能な内歯歯車とコネクティングロッド側
の内歯歯車と噛合可能な外歯歯車とを設け、偏心ブツシ
ュ側の内歯歯車および外歯歯車を、該偏心部と偏心ブツ
シュとがスライド下死点位置を一定とする相対位置関係
にある場合に、それぞれに対応する歯車に一時期に同時
に噛合うことができるように形成し、偏心ブツシュを軸
方向に移動させて偏心ブツシュ側の内歯歯車および外歯
歯車を対応する外歯歯車および内歯歯車に噛合うように
切替える切替手段を前記コネクティングロッド内に装着
したことを特徴とする。

［作　用］本発明では、偏心ブツシュをコネクティングロッド側か
らクランクシャフト側へ切替える場合、クランクシャフ
トを下死点にて停止させた後に切替手段によって偏心ブ
ツシュを軸方向に移動させる。すると、偏心ブツシュの
外歯歯車はコネクティングロッド側の内歯歯車から外れ
、偏心ブツシュの内歯歯車はクランクシャフト側の外歯
歯車に噛合うので、偏心ブツシュをクランクシャフト側
に一体的に連結できる。

この際、偏心ブツシュの外歯歯車かコネクティングロッ
ド側の内歯歯車から完全に外れる前に、内歯歯車かクラ
ンクシャフト側の外歯歯車に噛合い始める。つまり、−
時的に同時（重複）して噛合う、したがって、切替位置
を下死点に決めておけば偏心ブツシュとクランクシャフ
ト（偏心部）との相対位置は不変である。すなわち、下
死点にて切替動作を行なうから、偏心ブツシュとクラン
クシャフトとの相対位置が変わらす、タイハイドも一定
となる。

よって、スライド下死点位置を一定としたままストロー
ク長さを切替えられる。

［実施例］以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図において、クランクシャフト１（偏心部１０）側
には外歯歯車１１が固設され、コネクティングロッド３
０側には内歯歯車３５が固設されている。

ここに、両者１０．３０の連結部Ａに介装された偏心ブ
ツシュ２０の一端側には、内歯歯車３５と噛合可能な外
歯歯車２５が設けられ、かつ他端側には外歯歯車１１と
噛合可能な内歯歯車２１か設けられている。歯車１１．
２１および２５．３５は、偏心ブツシュ２０を軸線０方
向に移動させる際、−時的に重複しつまり一時期同時に
噛合うものと歯幅か決められている。すなわち、第１図
で示すように歯車２５．３５が完全に外れる前に、歯車
１１．２１は既に噛合い始める。この逆の場合も同じで
ある。なお、各歯車は全周または部分的に設けることか
できる。

ここにおいて、歯車１１．２１．２５．３５は、偏心部
１０（クランクシャフト１）と偏心ブツシュ２０とがス
ライド下死点位置を一定とする相対位置関係にある場合
に噛合わされたものである。

そして、歯車１１．２１が噛合された場合には偏心ブツ
シュ２０の外周面が摺動面Ｃとなり両者１０．２０は一
体運動し、歯車２５．３５が噛合された場合にはその内
周面が摺動面Ｂとなり偏心ブツシュ２０はクランクシャ
フト１（偏心部１０）と相対回転する。

この偏心ブツシュ２０は、図示の通り、クランクシャフ
ト１の軸線Ｏ方向に移動可能に装着され、周面には講２
３が設けられている。８は油供給管２８は油清である。

従来構造による０リング等は必要ない。

一方、コネクティングロッド３０には、切替手段４０が
内蔵されている。なお、切替手段４０は、第２図に示す
如く、左右対称に２Ｍが設けられているか、第１図では
構造説明便宜のため、１組をコネクティングロッド３０
の上部に位置を変えて図示した。

ここに、切替手段４０は、偏心ブツシュ２０を第１図で
左方向または右方向に選択的に移動させかつその状態を
保持させる手段である。コネクティングロッド３０に横
向きにシリンダ室４１を設け、ピストン４２をはめる。

ピストン４２にピン４３を差込み、ピン４３の端部を前
述の清２３に係合させる６したがって、袖口４５に油圧
を加えるとピストン４２を第１図に示す位置へ移動・保
持でき、袖口４６へ油圧を加えた場合には第１図で右側
へ移動させかつその位置に保持させることができる。な
お、４７はシール部材である。

ここに、ピストン４２には段付貫通孔４２ａが設けられ
ており、この貫通孔４２ａに開口部３゜ａからピン４３
を挿入することがてきる。また、ピストン・４２か左右
に移動されない限り、偏心ブツシュ２０はピン４３によ
って左右方向へ移動することはない。

次に、作用を説明する。

偏心ブツシュ２０かコネクティングロッド３０側に連結
され、偏心部１０の単体偏心量ｅ１相当ストローク長さ
（２ｅ、）で運転されていたものを、偏心ブツシュ２０
の単体偏心量相当ストローク長さ（２Ｅ）で運転するよ
うに切替える場合を考える。

クランクシャフト１を下死点にて停止させ、切替手段４
０を動作させて偏心ブツシュ２０をクランクシャフト１
側に連結する。

すなわち、袖口４５からシリンダ室４１に油圧を加える
と、ピストン４２が第１図で左方向に移動しピストン４
３を介して偏心ブツシュ２０を軸線Ｏ方向（左方向）に
移動させる。

すると、歯車１１．２１が噛合い始めるとともに歯車２
５．３５が外れ始める６つまり、歯車１１．２１と２５
．３５の噛合いか重複して行われるので、偏心ブツシュ
２０とクランクシャフトｌ（＠心部１０）との相対位置
は不変である。

そして、歯車２５．３５が外れた後に、歯車１１．２１
が完全に噛合う。

したかって、スライド下死点位置を一定としたままスト
ロークを２段階（２×Ｅ、２×ｅ１）に切替えることか
できる。

しかして、この実施例によれば、偏心ブツシュ２０をク
ランクシャフト１の軸ｉｏ力方向移動可能に装着し、ス
ライド下死点位置を一定とする状態で噛合うようにセッ
トされた歯車２５．３５．１１．２１の噛合せを切替え
て、偏心ブツシュ２０をコネクティングロッド３０＠ま
たはクランクシャフト１　（１０）側に選択的に連結す
る切替手段４０を設け、かつこの手段４０をコネクティ
ングロッド３０内に内装した構成であるから一従来の如
く結合分離手段や固定手段を外部配設する必要かなく、
プレスを小型化できるとともにクラウン内の有効スペー
スの拡大を図りつつ、シリンダ室４Ｉに油圧を加えるな
けで迅速かつ容易にスライド下死点位置つまりダイハイ
ドを一定に保持したままストローク長さを切替えること
ができる。

また、傷心ブツシュ２０のクランクシャフトｌ（偏心部
１０）側まなはコネクティングロッド３０ｒｐＪヘノ連
結ハ、歯車１１．２１．２５．３５の噛合せによって行
なうので、大きな伝達力に耐え長期に亘る安定運転か保
障されかつ小型かつ安価である。しかも、歯車の噛合切
替は信心ブツシュ２０の軸方向移動により行なうので、
クランクシャフト１　（１０）と偏心ブツシュ２０とコ
ネクティングロッド３０との摺動面Ｂ、Ｃには、従来構
造の場合の油漏れ防止用オーリング等を介装させる必要
かなく、構造簡単で安定運転を保証できる。

さらに、袖口４５．４６への油圧を切替るたけでよいか
ら、自動化か容易である。

［発明の効果］本発明によれは、偏心ブツシュをクランクシャフトの軸
方向に移動可能に装着し、スライド下死点位置を一定と
する位置で噛合う歯車ｍ横と、偏心ブツシュをコネクテ
インクロツド側またはクランクシャフト側に選択的に移
動させかつその位置を保持する切替手段とを設け、かつ
この手段をコネクティングロッドに内装させた構成であ
るから、従来スライドストローク長さ調整装置の外部配
設機器等を一掃でき、プレス機械の小型化、内部有効ス
ペースの拡大化を達成しつつスライド下死点位置を一定
としたままストローク長さの２段切替を迅速かつ容易に
行える。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す断面図、第２図は同じ
く正面図、第３図はクランク駆動方式のプレス機械を説
明するための図および第４図は偏心ブツシュを用いたス
ライドストローク長さ調整装置を説明するための図であ
る。 ■・・・クランクシャフト５・・・スライド１０・・・偏心部１１・・・外歯歯車２０・・・偏心ブツシュ２１・・・内歯歯車２３・・・溝、２５・・・外歯歯車３０・・・コネクテインクロッ３５・・・内歯歯車４０・・・切替手段４１・・・シリンダ室、４２・・・ピストン、４３・・・ビン。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）クランクシャフトの偏心部とコネクティングロッ
ドとの連結部に軸方向に移動可能な偏心ブッシュを介装
し、この偏心ブッシュに、クランクシャフト側の外歯歯車と
噛合可能な内歯歯車とコネクティングロッド側の内歯歯
車と噛合可能な外歯歯車とを設け、偏心ブッシュ側の内
歯歯車および外歯歯車を、該偏心部と偏心ブッシュとが
スライド下死点位置を一定とする相対位置関係にある場
合に、それぞれに対応する歯車に一時期に同時に噛合う
ことができるように形成し、偏心ブッシュを軸方向に移動させて偏心ブッシュ側の内
歯歯車および外歯歯車を対応する外歯歯車および内歯歯
車に噛合うように切替える切替手段を前記コネクティン
グロッド内に装着したことを特徴とするストローク長さ
２段階切替型プレス。