JPH0410552B2 - - Google Patents
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- JPH0410552B2 JPH0410552B2 JP59114410A JP11441084A JPH0410552B2 JP H0410552 B2 JPH0410552 B2 JP H0410552B2 JP 59114410 A JP59114410 A JP 59114410A JP 11441084 A JP11441084 A JP 11441084A JP H0410552 B2 JPH0410552 B2 JP H0410552B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cone
- fiber
- reinforced plastic
- rod
- tension
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Piles And Underground Anchors (AREA)
- Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)
- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
- Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は繊維強化プラスチツクロツドの緊張定
着方法およびその装置に関する。更に詳しくは、
一方向に強化された繊維強化プラスチツクロツド
を大きな引張力作用条件下において破断すること
なく定着せしめ、コンクリート部体等の被処理部
体におけるプレストレスの導入に繊維強化プラス
チツクロツドを有効かつ簡易に利用するための緊
張定着方法およびその装置に関するものである。
着方法およびその装置に関する。更に詳しくは、
一方向に強化された繊維強化プラスチツクロツド
を大きな引張力作用条件下において破断すること
なく定着せしめ、コンクリート部体等の被処理部
体におけるプレストレスの導入に繊維強化プラス
チツクロツドを有効かつ簡易に利用するための緊
張定着方法およびその装置に関するものである。
[従来の技術]
一方向における引張強度を強化した線維強化プ
ラスチツクロツドは従来から知られ各方面に利用
されているが、このような繊維強化プラスチツク
ロツドを高張力鋼材の代りにプレストレスコンク
リート用緊張材として用いるならば、耐食性にお
いて卓越したものとなり高度の腐食環境下におい
てもコンクリートの被覆厚さを特別に大きくする
必要がなく、しかも繊維強化プラスチツクの比重
が鋼材の6分の1程度であるため部体の軽量化を
図り得ることになり、更にはそのヤング率が鋼材
の4分の1程度であるため応力損失も著しく小さ
くて済むなどのメリツトがある。特に前記の腐食
破断に関しては、常時80〜90Kg/mm2のような引張
応力が作用していることから鋼材において認めら
れる応力腐食割れによる破断が複合して発生する
ことを避け得るという利点がある。
ラスチツクロツドは従来から知られ各方面に利用
されているが、このような繊維強化プラスチツク
ロツドを高張力鋼材の代りにプレストレスコンク
リート用緊張材として用いるならば、耐食性にお
いて卓越したものとなり高度の腐食環境下におい
てもコンクリートの被覆厚さを特別に大きくする
必要がなく、しかも繊維強化プラスチツクの比重
が鋼材の6分の1程度であるため部体の軽量化を
図り得ることになり、更にはそのヤング率が鋼材
の4分の1程度であるため応力損失も著しく小さ
くて済むなどのメリツトがある。特に前記の腐食
破断に関しては、常時80〜90Kg/mm2のような引張
応力が作用していることから鋼材において認めら
れる応力腐食割れによる破断が複合して発生する
ことを避け得るという利点がある。
このような緊張材として繊維強化プラスチツク
を用いることについての研究は、1950〜60年代に
わたつてガラス繊維強化樹脂複合体を中心に米
国、英国およびソ連などにおいて行われて来た
が、このものに引張荷重を継続して加えた場合
に、複合体中の個々のガラス繊維に生ずる引張応
力が一様でないため時間の経過とともに引張荷重
が低下する現象、即ち静的疲労が認められ、その
研究利用が一時中断状態となつていた。
を用いることについての研究は、1950〜60年代に
わたつてガラス繊維強化樹脂複合体を中心に米
国、英国およびソ連などにおいて行われて来た
が、このものに引張荷重を継続して加えた場合
に、複合体中の個々のガラス繊維に生ずる引張応
力が一様でないため時間の経過とともに引張荷重
が低下する現象、即ち静的疲労が認められ、その
研究利用が一時中断状態となつていた。
しかし近年になつて、等断面の繊維強化プラス
チツク製品に一定の張力を加えつつ集束、成形、
強化せしめるプルトルージヨン(Pultrusion)法
などが開発され、前記した静的疲労による荷重低
下が大幅に改善され、緊張材としての利用が再び
注目されつつある。
チツク製品に一定の張力を加えつつ集束、成形、
強化せしめるプルトルージヨン(Pultrusion)法
などが開発され、前記した静的疲労による荷重低
下が大幅に改善され、緊張材としての利用が再び
注目されつつある。
[発明が解決しようとする問題点]
ところで前記のような繊維強化プラスチツクロ
ツドを緊張材として利用する場合、高張力鋼材な
どに比べて定着および緊張操作が著しく困難であ
る、という問題点がある。即ち、繊維強化プラス
チツクロツドは強化用繊維によつて一方向にのみ
強化されたものであるから、これを従来の如くチ
ヤツクを用いて引張ると、引張応力と同時に横方
向の圧縮応力が発生し、この圧縮応力に伴つて剪
断応力が発生することとなり、該繊維強化プラス
チツクロツドの途中、特にチヤツク近接部で破損
切断が生じ易くなる。このため、例えば特開昭54
−50652号公報記載のような技術も提案されてい
るが、その定着のための加工が煩雑であり、しか
もその破損切断防止効果は強大な引張力作用条件
下において必ずしも充分でない。
ツドを緊張材として利用する場合、高張力鋼材な
どに比べて定着および緊張操作が著しく困難であ
る、という問題点がある。即ち、繊維強化プラス
チツクロツドは強化用繊維によつて一方向にのみ
強化されたものであるから、これを従来の如くチ
ヤツクを用いて引張ると、引張応力と同時に横方
向の圧縮応力が発生し、この圧縮応力に伴つて剪
断応力が発生することとなり、該繊維強化プラス
チツクロツドの途中、特にチヤツク近接部で破損
切断が生じ易くなる。このため、例えば特開昭54
−50652号公報記載のような技術も提案されてい
るが、その定着のための加工が煩雑であり、しか
もその破損切断防止効果は強大な引張力作用条件
下において必ずしも充分でない。
また、従来から、テーパー面を利用したクサビ
構造によつて前記したような繊維強化プラスチツ
クロツドなどを緊張定着することも試みられてい
るが、この場合において、該ロツドは定着手段を
介して緊張操作機構に導かれ、該緊張操作機構に
より緊張力に付与し、この緊張力付与条件下で前
記クサビ構造による定着を図ることになる。
構造によつて前記したような繊維強化プラスチツ
クロツドなどを緊張定着することも試みられてい
るが、この場合において、該ロツドは定着手段を
介して緊張操作機構に導かれ、該緊張操作機構に
より緊張力に付与し、この緊張力付与条件下で前
記クサビ構造による定着を図ることになる。
この従来法においては、第8図に示すように、
緊張操作機構24によつてロツド3に緊張力P1
を作用させた条件下でクサビ構造部材21をコー
ン状テーパー面をもつた外部コーン22中に緊張
力P1とは反対方向の押込力P2を以て押込むこと
となるので、被処理部体25内でロツド3に与え
られていた緊張力P1はこの押込力P2分によつて
減殺されることになる。また、被処理部体25の
外部におけるロツド3には、緊張操作機構24に
よる前記引張力P1に加えてこの押込力P2も作用
することとなるので、該ロツド3は過大な力を受
けることとなり、前記のように引張強度の優れた
繊維強化プラスチツクロツドであつても実際の利
用上にあつてはそれらに使用するP1とP2の大き
さによつては使用が制限されることになる。
緊張操作機構24によつてロツド3に緊張力P1
を作用させた条件下でクサビ構造部材21をコー
ン状テーパー面をもつた外部コーン22中に緊張
力P1とは反対方向の押込力P2を以て押込むこと
となるので、被処理部体25内でロツド3に与え
られていた緊張力P1はこの押込力P2分によつて
減殺されることになる。また、被処理部体25の
外部におけるロツド3には、緊張操作機構24に
よる前記引張力P1に加えてこの押込力P2も作用
することとなるので、該ロツド3は過大な力を受
けることとなり、前記のように引張強度の優れた
繊維強化プラスチツクロツドであつても実際の利
用上にあつてはそれらに使用するP1とP2の大き
さによつては使用が制限されることになる。
[問題点を解決するための手段]
本発明は前記したような従来のものの問題点を
解決するように創案されたものであり、方法とし
ては、繊維強化プラスチツクロツドの一端側を第
1係着手段によつて被処理部体の一側に係着させ
ると共に該繊維強化プラスチツクロツドの他端側
を前記被処理部体の他側に係着する第2係着手段
を介して緊張操作機構に導き、緊張定着させるに
当り、(イ)前記第2係着手段として(a)截頭円錘状に
内部をくり抜いた外部コーンと、(b)該外部コーン
の内部に装着されかつ、その中心部で前記繊維強
化プラスチツクロツドを挿通把持する分割内部コ
ーンによつて構成すると共に(c)該分割内部コーン
における一方の側に前記繊維強化プラスチツクロ
ツド径の1.5倍以上の範囲に亘る応力遷移部を形
成し、(d)しかも前記(a)の外部コーンを外部シリン
ダーとその内部に装着した截頭円錘状のくり抜き
部分を有する中間コーンで構成し、かつ該中間コ
ーンには前記外部シリンダーの外端面から突出し
た押圧操作部を設けておき、(ロ)前記した緊張操作
機構で前記繊維強化プラスチツクロツドに緊張力
を付与し、該緊張力付与条件下で前記中間コーン
の押圧操作部を押圧して該中間コーンを外部シリ
ンダーと内部コーンとの間に挿入することにより
該内部コーンにより繊維強化プラスチツクロツド
を定着し、(ハ)しかる後、前記緊張操作機構の緊張
力を弛緩して被処理部体にプレストレスを与える
と共に該緊張操作機構を取外すことを特徴とする
繊維強化プラスチツクロツドの緊張定着方法であ
る。
解決するように創案されたものであり、方法とし
ては、繊維強化プラスチツクロツドの一端側を第
1係着手段によつて被処理部体の一側に係着させ
ると共に該繊維強化プラスチツクロツドの他端側
を前記被処理部体の他側に係着する第2係着手段
を介して緊張操作機構に導き、緊張定着させるに
当り、(イ)前記第2係着手段として(a)截頭円錘状に
内部をくり抜いた外部コーンと、(b)該外部コーン
の内部に装着されかつ、その中心部で前記繊維強
化プラスチツクロツドを挿通把持する分割内部コ
ーンによつて構成すると共に(c)該分割内部コーン
における一方の側に前記繊維強化プラスチツクロ
ツド径の1.5倍以上の範囲に亘る応力遷移部を形
成し、(d)しかも前記(a)の外部コーンを外部シリン
ダーとその内部に装着した截頭円錘状のくり抜き
部分を有する中間コーンで構成し、かつ該中間コ
ーンには前記外部シリンダーの外端面から突出し
た押圧操作部を設けておき、(ロ)前記した緊張操作
機構で前記繊維強化プラスチツクロツドに緊張力
を付与し、該緊張力付与条件下で前記中間コーン
の押圧操作部を押圧して該中間コーンを外部シリ
ンダーと内部コーンとの間に挿入することにより
該内部コーンにより繊維強化プラスチツクロツド
を定着し、(ハ)しかる後、前記緊張操作機構の緊張
力を弛緩して被処理部体にプレストレスを与える
と共に該緊張操作機構を取外すことを特徴とする
繊維強化プラスチツクロツドの緊張定着方法であ
る。
また、装置としては、繊維強化プラスチツクロ
ツドの一端側を第1の係着手段によつて被処理部
体に係着すると共に該繊維強化プラスチツクロツ
ドの他端側にも第2の係着手段を設けて引張力を
加えた状態で係着させるようにしたものにおい
て、前記した各係着手段が、截頭円錘状に内部を
くり抜いた外部コーンと、該外部コーンの内部に
装着されかつその中心部に前記繊維強化プラスチ
ツクロツドを挿通把持する挿嵌溝が形成されると
共に軸方向に沿つて複数個に分割された内部コー
ンとで構成され、それらの内部コーンには前記外
部コーンの内部に装着されかつその中心部に設け
た挿嵌溝内で繊維強化プラスチツクロツドを挟持
した状態で該外部コーンの端面部分から前記繊維
強化プラスチツクロツド径の1.5倍以上の長さ範
囲に亘つて突出又は凹入した応力遷移部を形成し
たことを特徴とする繊維強化プラスチツクロツド
の緊張定着装置である。
ツドの一端側を第1の係着手段によつて被処理部
体に係着すると共に該繊維強化プラスチツクロツ
ドの他端側にも第2の係着手段を設けて引張力を
加えた状態で係着させるようにしたものにおい
て、前記した各係着手段が、截頭円錘状に内部を
くり抜いた外部コーンと、該外部コーンの内部に
装着されかつその中心部に前記繊維強化プラスチ
ツクロツドを挿通把持する挿嵌溝が形成されると
共に軸方向に沿つて複数個に分割された内部コー
ンとで構成され、それらの内部コーンには前記外
部コーンの内部に装着されかつその中心部に設け
た挿嵌溝内で繊維強化プラスチツクロツドを挟持
した状態で該外部コーンの端面部分から前記繊維
強化プラスチツクロツド径の1.5倍以上の長さ範
囲に亘つて突出又は凹入した応力遷移部を形成し
たことを特徴とする繊維強化プラスチツクロツド
の緊張定着装置である。
前述のような本発明の方法によるときは、繊維
強化プラスチツクロツドの他端側が第2係着手段
を介してジヤツキ等の緊張操作機構に導かれて緊
張操作を受ける場合において、その第2係着手段
が、截頭円錘状に内部をくり抜いた外部コーン
と、該外部コーンの内部に、中心部でロツドを挿
通把持するように複数個に分割された内部コーン
とによつて構成され、かつ該外部コーンが外部シ
リンダーとその内部に装着した中間コーンで形成
され、しかも該中間コーンには前記外部シリンダ
ーの外端面から突出した押圧操作部を設けている
ので、緊張操作機構で繊維強化プラスチツクロツ
ドに緊張力を付与した条件下で前記中間コーンを
その押圧操作部に力を加えることにより外部シリ
ンダーと内部コーンとの間に挿入することがで
き、それによつてロツドの何れの部分においても
中間コーン押込みによる悪影響を与えることなし
に、しかもバランスした係着力を内部コーンの挾
着面全般で作用させることができる。
強化プラスチツクロツドの他端側が第2係着手段
を介してジヤツキ等の緊張操作機構に導かれて緊
張操作を受ける場合において、その第2係着手段
が、截頭円錘状に内部をくり抜いた外部コーン
と、該外部コーンの内部に、中心部でロツドを挿
通把持するように複数個に分割された内部コーン
とによつて構成され、かつ該外部コーンが外部シ
リンダーとその内部に装着した中間コーンで形成
され、しかも該中間コーンには前記外部シリンダ
ーの外端面から突出した押圧操作部を設けている
ので、緊張操作機構で繊維強化プラスチツクロツ
ドに緊張力を付与した条件下で前記中間コーンを
その押圧操作部に力を加えることにより外部シリ
ンダーと内部コーンとの間に挿入することがで
き、それによつてロツドの何れの部分においても
中間コーン押込みによる悪影響を与えることなし
に、しかもバランスした係着力を内部コーンの挾
着面全般で作用させることができる。
そして、前述のような本発明による装置は、外
部コーンが引張られることにより内部コーンに対
してクサビ作用を与え、ロツドの把持されている
部分を挾着締着してロツドに対し好ましい引張力
を与え得るが、この場合において前記したような
応力遷移部が外部コーン部体の端面からロツド径
の1.5倍以上の長さ範囲に亘つて形成されている
ので、ロツドに作用している横圧力が急激に変化
して内部コーンの先端部付近でロツドが破断する
ことを有効に防止する。
部コーンが引張られることにより内部コーンに対
してクサビ作用を与え、ロツドの把持されている
部分を挾着締着してロツドに対し好ましい引張力
を与え得るが、この場合において前記したような
応力遷移部が外部コーン部体の端面からロツド径
の1.5倍以上の長さ範囲に亘つて形成されている
ので、ロツドに作用している横圧力が急激に変化
して内部コーンの先端部付近でロツドが破断する
ことを有効に防止する。
[実施例]
以下、本発明によるものの具体的な実施態様を
添付図面によつて説明する。第1図〜第6図は本
発明による緊張定着装置の例を説明するものであ
り、第7図は本発明方法を実施する際に好適に使
用される緊張操作機構の構造を示すものである。
添付図面によつて説明する。第1図〜第6図は本
発明による緊張定着装置の例を説明するものであ
り、第7図は本発明方法を実施する際に好適に使
用される緊張操作機構の構造を示すものである。
本発明にあつては、第1図に示すような係着手
段Aが用いられ、これにより繊維強化プラスチツ
クロツド3の端部はコンクリート部体等のような
プレストレスの付与される被処理部体に対して適
宜に定着される。なお、このようにしてロツド3
に係着された前記係着手段Aに緊張操作機構を作
用させることによつてロツド3に引張力を付与す
ることもできる。このような係着手段Aは、截頭
円錘状に内部をくり抜いた一体の外部コーン1
と、該外部コーン1の内部に装着されその内部係
接面1aに接合するテーパ状接合面2aを外面に
形成すると共に中心部に前記繊維強化プラスチツ
クロツド3を挿通把持する挿嵌溝2bを形成し、
しかも軸方向に沿つて複数個に分割された内部コ
ーン2,2より成つている。それらの内部コーン
2,2は組合せて前記外部コーン1の内部に装着
され、かつその挿嵌溝2b,2b内に前記ロツド
3を挾持し、該ロツド3に対し実質的に緊張力を
作用させない状態で、該外部コーン1の固定部側
端面1eより前記ロツド3の直径に対し少くとも
1.5倍以上、好ましくは2〜5倍の長さlだけ突
出した応力遷移部2c,2cを形成したものであ
る。
段Aが用いられ、これにより繊維強化プラスチツ
クロツド3の端部はコンクリート部体等のような
プレストレスの付与される被処理部体に対して適
宜に定着される。なお、このようにしてロツド3
に係着された前記係着手段Aに緊張操作機構を作
用させることによつてロツド3に引張力を付与す
ることもできる。このような係着手段Aは、截頭
円錘状に内部をくり抜いた一体の外部コーン1
と、該外部コーン1の内部に装着されその内部係
接面1aに接合するテーパ状接合面2aを外面に
形成すると共に中心部に前記繊維強化プラスチツ
クロツド3を挿通把持する挿嵌溝2bを形成し、
しかも軸方向に沿つて複数個に分割された内部コ
ーン2,2より成つている。それらの内部コーン
2,2は組合せて前記外部コーン1の内部に装着
され、かつその挿嵌溝2b,2b内に前記ロツド
3を挾持し、該ロツド3に対し実質的に緊張力を
作用させない状態で、該外部コーン1の固定部側
端面1eより前記ロツド3の直径に対し少くとも
1.5倍以上、好ましくは2〜5倍の長さlだけ突
出した応力遷移部2c,2cを形成したものであ
る。
前記した外部コーン1の他端側には係止段1d
を形成し座金などを介して被処理部体の一側に係
止定着し、或いはジヤツキその他の緊張機構によ
る緊張(引張)作用を与え得るようになつてい
る。応力遷移部2cは後述する第4,5図のよう
にテーパ状に内側に凹入した切欠部7として形成
してもよい。
を形成し座金などを介して被処理部体の一側に係
止定着し、或いはジヤツキその他の緊張機構によ
る緊張(引張)作用を与え得るようになつてい
る。応力遷移部2cは後述する第4,5図のよう
にテーパ状に内側に凹入した切欠部7として形成
してもよい。
前記のような本発明のものが具体的にコンクリ
ート部体のようなプレストレスの付与される被処
理部体4に適用される態様の1例について説明す
ると、第6図に示す通りであつて、被処理部体4
の両側に係着手段AとBを対設し、一方の係着手
段Aによつて一端部を定着されたロツド3の他端
部を他方の係着手段Bを介して導出し緊張操作機
構8を作用させて引張力を与え他方の係着手段B
で被処理部対4の他側面に定着することとなる。
ート部体のようなプレストレスの付与される被処
理部体4に適用される態様の1例について説明す
ると、第6図に示す通りであつて、被処理部体4
の両側に係着手段AとBを対設し、一方の係着手
段Aによつて一端部を定着されたロツド3の他端
部を他方の係着手段Bを介して導出し緊張操作機
構8を作用させて引張力を与え他方の係着手段B
で被処理部対4の他側面に定着することとなる。
この場合において、単にクサビ機構を利用した
従来からの係着手段を用いると、前記した第8図
について説明したような不利がある。そこで前記
したような本発明の技術を用い、しかも第8図の
ような不利を的確に回避することについて本発明
者等は更に検討を重ね、別に第2図及び第3図に
示すような係着手段Bをも開発した。即ち、この
第2図及び第3図に示すものは、前記した緊張操
作機構によるロツド3への引張力は殆んど抵抗な
しに被処理部体4内のロツド3に与え、こうして
充分な緊張状態が与えられた後において、ロツド
3に与えられた緊張力を実質的に減殺することな
く、かつロツド3を損傷しないで定着させるよう
にしたものである。
従来からの係着手段を用いると、前記した第8図
について説明したような不利がある。そこで前記
したような本発明の技術を用い、しかも第8図の
ような不利を的確に回避することについて本発明
者等は更に検討を重ね、別に第2図及び第3図に
示すような係着手段Bをも開発した。即ち、この
第2図及び第3図に示すものは、前記した緊張操
作機構によるロツド3への引張力は殆んど抵抗な
しに被処理部体4内のロツド3に与え、こうして
充分な緊張状態が与えられた後において、ロツド
3に与えられた緊張力を実質的に減殺することな
く、かつロツド3を損傷しないで定着させるよう
にしたものである。
その具体的構成について説明すると、第1図に
示したものにおける外部コーン1を、この場合に
おいては外部シリンダー5と中間コーン11とで
構成する。つまり前記したコンクリート部体の如
き被処理部体4の他側面に対して固設された外部
シリンダー5内に截頭円錘状に内部がくり抜かれ
た一体の中間コーン11と、該中間コーン11の
内部に空〓なく装着された分割内部コーン12,
12とにより構成される。該内部コーンは中間コ
ーン11の内部係接面11aに接合するテーパ状
接合面12aを外面に形成すると共に中心部に前
記ロツド3を挿通把持する挿嵌溝12bを形成
し、しかも軸方向にそつて複数個に分割されたも
のであつて、前記分割内部コーン12,12には
前記中間コーン11の係着手段A側の側面11e
より係着手段A方向に前記ロツド3の直径に対し
1.5倍以上、好ましくは2〜5倍突出した応力遷
移部12c,12cを形成している。そして、前
記外部シリンダー5には鍔部5bを形成すると共
に被処理部体4に座金6を添設して被処理部材4
に係止するようになつている。
示したものにおける外部コーン1を、この場合に
おいては外部シリンダー5と中間コーン11とで
構成する。つまり前記したコンクリート部体の如
き被処理部体4の他側面に対して固設された外部
シリンダー5内に截頭円錘状に内部がくり抜かれ
た一体の中間コーン11と、該中間コーン11の
内部に空〓なく装着された分割内部コーン12,
12とにより構成される。該内部コーンは中間コ
ーン11の内部係接面11aに接合するテーパ状
接合面12aを外面に形成すると共に中心部に前
記ロツド3を挿通把持する挿嵌溝12bを形成
し、しかも軸方向にそつて複数個に分割されたも
のであつて、前記分割内部コーン12,12には
前記中間コーン11の係着手段A側の側面11e
より係着手段A方向に前記ロツド3の直径に対し
1.5倍以上、好ましくは2〜5倍突出した応力遷
移部12c,12cを形成している。そして、前
記外部シリンダー5には鍔部5bを形成すると共
に被処理部体4に座金6を添設して被処理部材4
に係止するようになつている。
なお、前記したような本発明によるものは、前
記係着手段Bに関して、第4図と第5図に示すよ
うな構造を採用することもできる。即ち内部コー
ン12に関して、ロツド3の導入側に、テーパ〓
間である応力遷移部7を形成したもので、該応力
遷移部7については、第5図に示す如く、その開
口端側がロツド3の径dに対して0.05〜0.1dの幅
をもち、長さが2〜5d程度が好ましい。そして
前記した係接面11aと接合面12aのロツド3
周面に対する角度は、3.5〜6.5°が好ましく、この
ような角度については第1図における係接面1a
と接合面2aの場合においても同じである。更に
内部コーン12が中間コーン11内に完全に引込
まれ、或いは内部コーン12が中間コーン11と
共に外部シリンダー5内に完全に引込まれた状態
における前記応力遷移部2c又は12cの外部コ
ーン1又は中間コーン11の端面1e又は11e
からの突出長さlについては、ロツド直径dに対
し1〜2d程度に選ぶことが好ましい。
記係着手段Bに関して、第4図と第5図に示すよ
うな構造を採用することもできる。即ち内部コー
ン12に関して、ロツド3の導入側に、テーパ〓
間である応力遷移部7を形成したもので、該応力
遷移部7については、第5図に示す如く、その開
口端側がロツド3の径dに対して0.05〜0.1dの幅
をもち、長さが2〜5d程度が好ましい。そして
前記した係接面11aと接合面12aのロツド3
周面に対する角度は、3.5〜6.5°が好ましく、この
ような角度については第1図における係接面1a
と接合面2aの場合においても同じである。更に
内部コーン12が中間コーン11内に完全に引込
まれ、或いは内部コーン12が中間コーン11と
共に外部シリンダー5内に完全に引込まれた状態
における前記応力遷移部2c又は12cの外部コ
ーン1又は中間コーン11の端面1e又は11e
からの突出長さlについては、ロツド直径dに対
し1〜2d程度に選ぶことが好ましい。
一方、前記した緊張操作機構8としては任意の
ものを採用し得るが、好ましい機構としては油圧
式のセンサーホール式ジヤツキーがある。
ものを採用し得るが、好ましい機構としては油圧
式のセンサーホール式ジヤツキーがある。
このようなセンターホール式ジヤツキとしては
第7図に示す本発明者等の開発したものが好適で
ある。即ちこの緊張操作機構は、第7図の如く、
中心部に前記したようなロツド(図示せず)を挿
通する貫通孔31が形成された本体30に対して
ロツド締着部体40が連結され、本体30には前
端側に発条34を介して定着スライド部体32を
内装すると共にそのロツド締着部体40側には緊
張用スライド部体33が内装され、それら両スラ
イド部体32,33間の内側にはガイド部体34
が設けられていて油圧によるスライド作用を案内
するようになつている。本体30の中間部には緊
張用接手部36aを有する第1油圧室36が形成
され、その先端側には定着用接手部37aを有す
る第2油圧室37が設けられ、更にそのロツド締
着部体40側には弛緩用接手部38aを有する第
3油圧室38が形成されている。また、前記した
ロツド締着部体40には締着スライド41の両側
に固定用接手部42aを有する第4油圧室42と
開放用接手部43aを有する第5油圧室43とが
形成され、締着スライド41の尾端部には連繋部
材44を介して挾着部体45が連結され、該挾着
部体45の先端部はテーパ面45aを形成し、係
接部体46の傾斜接合面46aと接合されてい
る。
第7図に示す本発明者等の開発したものが好適で
ある。即ちこの緊張操作機構は、第7図の如く、
中心部に前記したようなロツド(図示せず)を挿
通する貫通孔31が形成された本体30に対して
ロツド締着部体40が連結され、本体30には前
端側に発条34を介して定着スライド部体32を
内装すると共にそのロツド締着部体40側には緊
張用スライド部体33が内装され、それら両スラ
イド部体32,33間の内側にはガイド部体34
が設けられていて油圧によるスライド作用を案内
するようになつている。本体30の中間部には緊
張用接手部36aを有する第1油圧室36が形成
され、その先端側には定着用接手部37aを有す
る第2油圧室37が設けられ、更にそのロツド締
着部体40側には弛緩用接手部38aを有する第
3油圧室38が形成されている。また、前記した
ロツド締着部体40には締着スライド41の両側
に固定用接手部42aを有する第4油圧室42と
開放用接手部43aを有する第5油圧室43とが
形成され、締着スライド41の尾端部には連繋部
材44を介して挾着部体45が連結され、該挾着
部体45の先端部はテーパ面45aを形成し、係
接部体46の傾斜接合面46aと接合されてい
る。
その操作について説明すると、第4油圧室42
に圧油が送り込まれることによつて締着スライド
41および挾着部体45が図示左方にスライドし
て貫通孔31から挿通されたロツドを挾着固定
し、この状態で第1油圧室36に油圧が送り込ま
れるとスライド部体33および締着部体40が一
体として図示右方にスライドして挾着固定されて
いるロツドに引張力を与える。こうして所定の引
張力が与えられたならば第2油圧室37に油圧を
送り込んだ定着スライド部体32を図示左方に押
進し、前記した第1図〜第4図の中間コーン11
の端面11eを押圧し係着手段Bをロツドに係着
すると共に該係着手段Bを介してコンクリート部
体などの被処理部体4にプレストレスを与える。
以上のようにしてプレストレスを与えた後におい
て第3油圧室38に圧油を作用させるとスライド
部体33が復動して係着手段Bより外部側におけ
るロツドに作用していた緊張力を弛緩することが
でき、次いで第5油圧室43に圧油を送り込んで
ロツドに対する挾着部体45の挾着を解放する。
に圧油が送り込まれることによつて締着スライド
41および挾着部体45が図示左方にスライドし
て貫通孔31から挿通されたロツドを挾着固定
し、この状態で第1油圧室36に油圧が送り込ま
れるとスライド部体33および締着部体40が一
体として図示右方にスライドして挾着固定されて
いるロツドに引張力を与える。こうして所定の引
張力が与えられたならば第2油圧室37に油圧を
送り込んだ定着スライド部体32を図示左方に押
進し、前記した第1図〜第4図の中間コーン11
の端面11eを押圧し係着手段Bをロツドに係着
すると共に該係着手段Bを介してコンクリート部
体などの被処理部体4にプレストレスを与える。
以上のようにしてプレストレスを与えた後におい
て第3油圧室38に圧油を作用させるとスライド
部体33が復動して係着手段Bより外部側におけ
るロツドに作用していた緊張力を弛緩することが
でき、次いで第5油圧室43に圧油を送り込んで
ロツドに対する挾着部体45の挾着を解放する。
次に、前述したような本発明によるものについ
て具体的な使用結果について説明する。第1図に
示すものの場合において、繊維強化プラスチツク
ロツド3として炭素繊維強化プラスチツクロツド
(該ロツドは直径6mmで繊維混入率(Vf)63%の
もので、使用した炭素繊維はPAN系(ポリアク
リロニトリル系)の引張強度300Kg/mm2のもので
あり、マトリツクスはアクリルエポキシ樹脂のも
の)を用い、また、前記した応力遷移部2c,2
cの突出長さは25mmとして、9本のロツドについ
て引張試験した結果は、平均値は182.8Kg/mm2で
あつて±4.3Kg/mm2の誤差範囲Rであり、設計強
度としては178Kg/mm2程度を採り得る。一方この
ような一方向強化のプラスチツクロツドに関する
引張強度に関しては混合則を用いて理論的にその
引張強度を推定することが可能であつて、これに
よつて求めた理論値は189.7Kg/mm2であつた。即
ち前記の試験値はその最低値をとつても理論値の
約95%となるものであつて、本発明によるものが
頗る好ましい結果を得られることは明らかであ
る。
て具体的な使用結果について説明する。第1図に
示すものの場合において、繊維強化プラスチツク
ロツド3として炭素繊維強化プラスチツクロツド
(該ロツドは直径6mmで繊維混入率(Vf)63%の
もので、使用した炭素繊維はPAN系(ポリアク
リロニトリル系)の引張強度300Kg/mm2のもので
あり、マトリツクスはアクリルエポキシ樹脂のも
の)を用い、また、前記した応力遷移部2c,2
cの突出長さは25mmとして、9本のロツドについ
て引張試験した結果は、平均値は182.8Kg/mm2で
あつて±4.3Kg/mm2の誤差範囲Rであり、設計強
度としては178Kg/mm2程度を採り得る。一方この
ような一方向強化のプラスチツクロツドに関する
引張強度に関しては混合則を用いて理論的にその
引張強度を推定することが可能であつて、これに
よつて求めた理論値は189.7Kg/mm2であつた。即
ち前記の試験値はその最低値をとつても理論値の
約95%となるものであつて、本発明によるものが
頗る好ましい結果を得られることは明らかであ
る。
そして、このような本発明のものに対し比較例
として、前記と同じ繊維強化プラスチツクロツド
3を従来法に従い応力遷移部2cの全くないもの
で緊張係着させた場合は、同じく9本平均で
161.5Kg/mm2であるが、R=15.4Kg/mm2であつて、
設計強度としては145Kg/mm2程度とせざるを得ず、
この程度では引張強度的にランクの低い素材を用
いた場合と同じであつて、折角の190Kg/mm2級の
ロツド材を使用した意義が大きく失われる。この
応力遷移部2cが8mmとした場合には同じく9本
平均で170.8Kg/mm2、R=10.3Kg/mm2であつて、
設計強度としては160Kg/mm2となり、本発明のも
のに比べ折角応力遷移部を形成しても設計強度で
は10%程度低く、その効果を有効に得ることがで
きない。
として、前記と同じ繊維強化プラスチツクロツド
3を従来法に従い応力遷移部2cの全くないもの
で緊張係着させた場合は、同じく9本平均で
161.5Kg/mm2であるが、R=15.4Kg/mm2であつて、
設計強度としては145Kg/mm2程度とせざるを得ず、
この程度では引張強度的にランクの低い素材を用
いた場合と同じであつて、折角の190Kg/mm2級の
ロツド材を使用した意義が大きく失われる。この
応力遷移部2cが8mmとした場合には同じく9本
平均で170.8Kg/mm2、R=10.3Kg/mm2であつて、
設計強度としては160Kg/mm2となり、本発明のも
のに比べ折角応力遷移部を形成しても設計強度で
は10%程度低く、その効果を有効に得ることがで
きない。
更に、前記の炭素繊維強化プラスチツクロツド
を用い、従来のような応力遷移部のない単なるク
サビ型係着手段を用いて第6図のように緊張操作
機構8で2.8tの引張力を付与し、この状態で係着
手段の内部コーンを押入し定着させたところ内部
コーン押入時の摩擦によつてそのコンクリート部
体4内のロツドにおける引張力は1.2tに減少して
いることが確認された。また、このような試験に
関して係着手段における内部コーンの挿入をより
強く行うならばコンクリート部体外部における係
着手段と緊張操作機構との間において2.8tの引張
力が作用してロツドの破断荷重に達することが判
明した。
を用い、従来のような応力遷移部のない単なるク
サビ型係着手段を用いて第6図のように緊張操作
機構8で2.8tの引張力を付与し、この状態で係着
手段の内部コーンを押入し定着させたところ内部
コーン押入時の摩擦によつてそのコンクリート部
体4内のロツドにおける引張力は1.2tに減少して
いることが確認された。また、このような試験に
関して係着手段における内部コーンの挿入をより
強く行うならばコンクリート部体外部における係
着手段と緊張操作機構との間において2.8tの引張
力が作用してロツドの破断荷重に達することが判
明した。
このような従来法に対しコンクリート部体等の
被処理部体4の一側に第1図の係着手段Aを用い
てロツドを定着すると共に該被処理部体4の他側
においては第4図に示したような係着手段Bを用
いて緊張操作機構8による引張力を同じく2.8t付
与し、次いで係着手段Bにおける中間コーン11
を圧入して定着させた被処理部体4にプレストレ
スを与えた場合においては、該被処理部体4中に
おける引張力は2.73tであり、この引張力は油圧
ジヤツキである緊張操作機構8の弛緩を完了し、
取外した後においても維持されており、コンクリ
ート部体内外の何れであるを問わずロツド破段は
全く認められなかつた。
被処理部体4の一側に第1図の係着手段Aを用い
てロツドを定着すると共に該被処理部体4の他側
においては第4図に示したような係着手段Bを用
いて緊張操作機構8による引張力を同じく2.8t付
与し、次いで係着手段Bにおける中間コーン11
を圧入して定着させた被処理部体4にプレストレ
スを与えた場合においては、該被処理部体4中に
おける引張力は2.73tであり、この引張力は油圧
ジヤツキである緊張操作機構8の弛緩を完了し、
取外した後においても維持されており、コンクリ
ート部体内外の何れであるを問わずロツド破段は
全く認められなかつた。
なお前述の実験例は炭素繊維を補強材とする繊
維強化プラスチツクロツドであるが、ガラス繊維
やアラミド繊維(例えば「ケブラー」、「テクノー
ラ」等の商品名で知られるもの)を補強材とする
ロツドを用いた場合においても具体的数値が変動
する程度で、同様の結果が得られる。なかでも
「テクノーラ」を補強材とするロツドを用いた場
合は炭素繊維を補強材とするものに比べて約20%
近くも大きな破断強度を示すので、好適に用いる
ことができる。
維強化プラスチツクロツドであるが、ガラス繊維
やアラミド繊維(例えば「ケブラー」、「テクノー
ラ」等の商品名で知られるもの)を補強材とする
ロツドを用いた場合においても具体的数値が変動
する程度で、同様の結果が得られる。なかでも
「テクノーラ」を補強材とするロツドを用いた場
合は炭素繊維を補強材とするものに比べて約20%
近くも大きな破断強度を示すので、好適に用いる
ことができる。
[発明の効果]
前述したような本発明方法によるときは、緊張
操作機構による引張力の付与が円滑かつ安定に行
われると共にロツドに対するこの引張力付与状態
での被処理部体に対するロツドの定着が初期引張
力に対する損失の殆んどない状態で円滑に達成さ
れ、しかも、このような定着に当つて該定着のた
めの係着手段と緊張操作機構との間のロツドに対
し異常に高い引張力を作用せしめることなしに有
効に達成され、何れにしてもロツドの破断損傷を
見ることの殆んどない条件でこの種ロツドの緊張
定着を簡易かつ有効に実施し得るものであるか
ら、工業的効果の大きい発明である。
操作機構による引張力の付与が円滑かつ安定に行
われると共にロツドに対するこの引張力付与状態
での被処理部体に対するロツドの定着が初期引張
力に対する損失の殆んどない状態で円滑に達成さ
れ、しかも、このような定着に当つて該定着のた
めの係着手段と緊張操作機構との間のロツドに対
し異常に高い引張力を作用せしめることなしに有
効に達成され、何れにしてもロツドの破断損傷を
見ることの殆んどない条件でこの種ロツドの緊張
定着を簡易かつ有効に実施し得るものであるか
ら、工業的効果の大きい発明である。
また、前述したような本発明の定着装置による
ときは、一方向に強化されたこの種繊維強化プラ
スチツクロツドを大きな引張力作用条件下におい
て破断することなく、安定かつ的確に定着し得る
ものであることは明らかであり、それによつて従
来一般の鋼材によるものに比し軽量性と耐食性と
を充分に利用せしめ繊維強化プラスチツクロツド
の有する優れた引張強度性と相俟つて配筋量を大
幅に減少せしめ、また前述したような軽量性など
が相俟つて頗る有利なプレストレスコンクリート
を提供し得るものであるから、工業的の大きい発
明である。
ときは、一方向に強化されたこの種繊維強化プラ
スチツクロツドを大きな引張力作用条件下におい
て破断することなく、安定かつ的確に定着し得る
ものであることは明らかであり、それによつて従
来一般の鋼材によるものに比し軽量性と耐食性と
を充分に利用せしめ繊維強化プラスチツクロツド
の有する優れた引張強度性と相俟つて配筋量を大
幅に減少せしめ、また前述したような軽量性など
が相俟つて頗る有利なプレストレスコンクリート
を提供し得るものであるから、工業的の大きい発
明である。
図面は本発明の実施態様を示すものであつて、
第1図は本発明による係着手段の1例についての
縦断面図、第2図はその被処理部体への係着手段
を適用した例についての縦断面図、第3図はその
定着作用状態の説明図、第4図はその変形例につ
いての縦断面図、第5図はその部分的な構成関係
説明図、第6図は被処理部体に対する緊張操作の
ための装置の構成説明図、第7図は本発明を実施
する際に使用できる本発明者等の開発した緊張操
作機構の部分切欠側面図である。また、第8図は
従来の方法及び装置を示すもので、緊張機構側で
の従来の係着手段の操作関係説明図である。 これらの図面において、1は外部コーン、1a
はその内部係接面、1dはその係止段部、1eは
その固定部側端面、2は内部コーン、2aはその
テーパ状接合面、2bはその挿嵌溝、2cはその
応力遷移部、3は繊維強化プラスチツクロツド、
4は被処理部体、5は外部シリンダーを示す。
第1図は本発明による係着手段の1例についての
縦断面図、第2図はその被処理部体への係着手段
を適用した例についての縦断面図、第3図はその
定着作用状態の説明図、第4図はその変形例につ
いての縦断面図、第5図はその部分的な構成関係
説明図、第6図は被処理部体に対する緊張操作の
ための装置の構成説明図、第7図は本発明を実施
する際に使用できる本発明者等の開発した緊張操
作機構の部分切欠側面図である。また、第8図は
従来の方法及び装置を示すもので、緊張機構側で
の従来の係着手段の操作関係説明図である。 これらの図面において、1は外部コーン、1a
はその内部係接面、1dはその係止段部、1eは
その固定部側端面、2は内部コーン、2aはその
テーパ状接合面、2bはその挿嵌溝、2cはその
応力遷移部、3は繊維強化プラスチツクロツド、
4は被処理部体、5は外部シリンダーを示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 繊維強化プラスチツクロツドの一端側を第1
係着手段によつてプレストレスの付与される被処
理部体の一側に係着させると共に該繊維強化プラ
スチツクロツドの他端側を前記被処理部体の他側
に係着する第2係着手段を介して緊張操作機構に
導き、該繊維強化プラスチツクロツドを緊張定着
させるに当り、 (イ) 前記第2係着手段を、(a)截頭円錘状に内部を
くり抜いた外部コーンと(b)該外部コーンの内部
に装着されかつその中心部で前記繊維強化プラ
スチツクロツドを挿通把持する分割内部コーン
とによつて構成すると共に、(c)該分割内部コー
ンにおける一方の側に前記繊維強化プラスチツ
クロツド径の1.5倍以上の範囲に亘る応力遷移
部を形成し、(d)しかも前記(a)の外部コーンを外
部シリンダーとその内部に装着した截頭円錘状
のくり抜き部分を中心部に有する中間コーンと
で構成し、かつ該中間コーンの一端には前記外
部シリンダーの外端面から突出した押圧操作部
を設けておき、 (ロ) 前記した緊張操作機構で繊維強化プラスチツ
クロツドに緊張力を付与し、該緊張力付与条件
下で前記中間コーンの押圧操作部を押圧して該
中間コーンを外部シリンダーと内部コーンとの
間に挿入することにより、該内部コーンにより
繊維強化プラスチツクロツドを定着し、 (ハ) しかる後、前記緊張操作機構の緊張力を弛緩
して被処理部体にプレストレスを与えると共に
該緊張操作機構を取外す、 ことを特徴とする繊維強化プラスチツクロツドの
緊張定着方法。 2 繊維強化プラスチツクロツドの一端側を第1
係着手段によつてプレストレスの付与される被処
理部体の一側に係着すると共に該繊維強化プラス
チツクロツドの他端側にも第2係着手段を設けて
引張力を加えた状態で被処理部体の他側に係着さ
せるようにした装置において、前記した各係着手
段が、截頭円錘状に内部をくり抜いた外部コーン
と、該外部コーンの内部に装着されかつその中心
部に前記繊維強化プラスチツクロツドを挿通把持
する挿嵌溝を有すると共に軸方向に沿つて複数個
に分割された内部コーンとで構成され、該内部コ
ーンには前記外部コーンの内部に装着されかつ挿
嵌溝内に繊維強化プラスチツクロツドを挾持した
状態で該外部コーンの端面部分から前記繊維強化
プラスチツクロツド径の1.5倍以上の長さ範囲に
亘る応力遷移部を形成したことを特徴とする繊維
強化プラスチツクロツドの緊張定着装置。 3 プレストレスの付与される被処理部体の一側
に第1係着手段を取付けると共に該被処理部体の
他側に第2係着手段を設け、該第2係着手段にお
ける外部コーンを、外部シリンダーと該外部シリ
ンダーの内部に装着されかつ截頭円錘状に内部を
くり抜いた中間コーンとで構成し、該中間コーン
の内部に分割内部コーンを装着せしめ、かつ該内
部コーンにおける繊維強化プラスチツクロツド挿
嵌溝面と前記した外部コーンの外面とを平行状態
とした特許請求の範囲第2項に記載の繊維強化プ
ラスチツクロツドの緊張定着装置。 4 応力遷移部が外部コーンの端面部分から突出
した内部コーン一体の延出部分として形成された
特許請求の範囲第2項に記載の繊維強化プラスチ
ツクロツドの緊張定着装置。 5 応力遷移部が外部コーンの端面部分から凹入
した内部コーンの切欠部分として形成された特許
請求の範囲第2項に記載の繊維強化プラスチツク
ロツドの緊張定着装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59114410A JPS60258370A (ja) | 1984-06-06 | 1984-06-06 | 繊維強化プラスチックロッドの緊張定着方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59114410A JPS60258370A (ja) | 1984-06-06 | 1984-06-06 | 繊維強化プラスチックロッドの緊張定着方法およびその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60258370A JPS60258370A (ja) | 1985-12-20 |
| JPH0410552B2 true JPH0410552B2 (ja) | 1992-02-25 |
Family
ID=14636988
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59114410A Granted JPS60258370A (ja) | 1984-06-06 | 1984-06-06 | 繊維強化プラスチックロッドの緊張定着方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60258370A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018024836A (ja) * | 2016-08-04 | 2018-02-15 | 三洋化成工業株式会社 | 洗浄剤組成物 |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0640737Y2 (ja) * | 1986-02-24 | 1994-10-26 | 株式会社春本鉄工所 | 線材の定着具 |
| JPS63219747A (ja) * | 1987-03-06 | 1988-09-13 | 小林 一輔 | プラスチツクロツドの緊張定着装置 |
| JPS6433344A (en) * | 1987-07-30 | 1989-02-03 | Sumitomo Const | Anchor tool for polymer tension material |
| JPH0626573Y2 (ja) * | 1988-05-18 | 1994-07-20 | 鹿島建設株式会社 | 定着体 |
| JPH0616553U (ja) * | 1992-08-04 | 1994-03-04 | 株式会社ピー・エス | Pc鋼材の定着体 |
| JPH06173391A (ja) * | 1992-12-02 | 1994-06-21 | P S Co Ltd | 埋め込み定着体 |
| EP2631392A1 (de) * | 2012-02-21 | 2013-08-28 | Sika Technology AG | Vorrichtung zur Krafteinleitung in Zugglieder aus faserverstärkten Kunststoff-Flachbandlamellen |
-
1984
- 1984-06-06 JP JP59114410A patent/JPS60258370A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018024836A (ja) * | 2016-08-04 | 2018-02-15 | 三洋化成工業株式会社 | 洗浄剤組成物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60258370A (ja) | 1985-12-20 |
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