JPH04105393U - 防火ドア - Google Patents

防火ドア

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JPH04105393U
JPH04105393U JP837791U JP837791U JPH04105393U JP H04105393 U JPH04105393 U JP H04105393U JP 837791 U JP837791 U JP 837791U JP 837791 U JP837791 U JP 837791U JP H04105393 U JPH04105393 U JP H04105393U
Authority
JP
Japan
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fire door
peripheral edge
fire
engaged
stile
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Pending
Application number
JP837791U
Other languages
English (en)
Inventor
義弘 太田
哲朗 中ノ森
進 山内
亮太郎 長谷川
Original Assignee
松下電工株式会社
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Publication date
Application filed by 松下電工株式会社 filed Critical 松下電工株式会社
Priority to JP837791U priority Critical patent/JPH04105393U/ja
Publication of JPH04105393U publication Critical patent/JPH04105393U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】加工方法を大きく変えず、またコストアップを
押さえて、防火ドアとしての性能の向上を図る。 【構成】框1の内周面に設けた凹部2に、鏡板の周縁部
を嵌合させた防火ドアにおいて、周縁部4の端面および
この端面に対向する凹部2の内周面に、相互に係合する
係合部5および被係合部6を形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、防火ドアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は従来の防火ドアであり、框50の内周面に設けた凹部51に、鏡板52 の周縁部53を嵌合させてある。防火ドアは、火事のときドアの手前側から向側 へ燃え移るのを防止する役割をなし、その性格上鏡板52がなるべく長い間框5 0に係止されていることが望ましい。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の防火ドアで耐火試験を行うと、図6に示すように、斜線 で示す部分まで燃焼が進み炭化してしまうと、A部での鏡板50の押さえがなく なり鏡板50は脱落する。このため、ドアの厚さを厚くしたり、加工方法を変え たりして対処する必要があり、製作費用が高くなるという問題点があった。
【0004】 したかって、この考案の目的は、加工方法を大きく変えず、またコストアップ も押さえて、鏡板の脱落を遅延させることができる防火ドアを提供することであ る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
鏡板の周縁部の端面およびこの端面に対向する框に設けた凹部の内周面に、相 互に係合する係合部および被係合部を形成したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
この考案の構成によれば、鏡板と框に設けた係合部および被係合部が炭化して しまうまで鏡板は脱落しない。すなわち、最長、框の一面から鏡板の周縁部の向 側の側面まで炭化が進まない限り鏡板は脱落せず、耐火時間が鏡板の周縁部を炭 化させる時間だけ延びることになる。
【0007】
【実施例】
この考案の一実施例の防火ドアを図1ないし図3に基づいて説明する。この防 火ドアは、不溶性不燃性無機物を含む木材からなり、框1の内周面に設けた凹部 2に、鏡板3の周縁部4を嵌合させてある。また、周縁部4の端面およびこの端 面に対向する凹部2の内周面に、相互に係合する係合部5および被係合部6を形 成している。この場合、係合部5がV字谷形に形成してあり、被係合部6がこれ と嵌合するように山形に形成してある。なお、不溶性不燃性無機物を含む木材の 製作にあたっては、カチオン含有処理液とアニオン含有処理液のうち一方を原料 木材に含浸させたのちに、他方を含浸させることにより、原料木材の組織内に不 溶性不燃性無機物を定着させている。
【0008】 そして、この防火ドアで耐火試験を行うと、図2に示すように、係合部5と被 係合部6が係合しているため、框1の一面から鏡板3の周縁部4の向側の側面ま で(斜線で示す部分)炭化が進まない限り、鏡板は3脱落しない。つぎに、これ を実験例に基づいて説明する。すなわち、図3において、框1の厚さBが40m m、周縁部4の厚さCが16mm、框1の一面から周縁部4の手前側の側面まで の寸法Dが12mmとし、木材の炭化速度を0.5mm/分とした場合、鏡板3 が脱落するまで、 28mm/(0.5mm/分)=56分 となり、乙種防火50分性能を有する。また、甲種防火性能(耐火時間60分) にするためには、 〔(0.5mm/分×60分)−16mm〕×2+16mm=44mm となり、44mm厚のドアで甲種防火性能を有することになる。ここで、従来例 と比較すると、図7において、寸法Bが40mm、寸法Cが16mm、寸法Dが 12mmとし、鏡板が脱落するまで、 12mm/(0.5mm/分)=24分 となり、乙種防火20分性能を有するのみである。これを甲種防火性能にするた めには、(0.5mm/分×60分)×2+16mm=76mm となり、厚さが76mmという極めて厚いドアとなる。
【0009】 この実施例では、周縁部4が全て炭化してしまわない限り、鏡板3が脱落する ことはない。 また、図4はこの考案の他の実施例の防火ドアの要部を示したものである。す なわち、係合部5′を凹形に形成してあり、これと嵌合するように被係合部6′ を凸形に形成してある。また、この場合の実験例について説明すると、寸法Bが 40mm、寸法Cが12mm、寸法Dが16mm、周縁部4の手前側の側面から 係合部5′の向側の内側面までの寸法Eが11mmとし、鏡板3が脱落するまで 、 23mm/0.5mm/分=46分 となり、乙種防火40分性能が得られる。
【0010】 なお、これらの実施例では、鏡板3の周縁部4側を窪むようにしたが逆にする ことも可能である。
【0011】
【考案の効果】
この考案の防火ドアによれば、鏡板と框に設けた係合部および被係合部が炭化 してしまうまで鏡板は脱落しない。すなわち、最長、框の一面から鏡板の周縁部 の向側の側面まで炭化が進まない限り鏡板は脱落せず、耐火時間を長くすること ができる。これにより、加工方法を大きく変えず、またコストアップを押さえて 、防火ドアとしての性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の防火ドアの要部断面平面
図である。
【図2】その作用説明図である。
【図3】その実験例を説明するための説明図である。
【図4】この考案の他の実施例の防火ドアの説明図であ
る。
【図5】従来例の要部断面平面図である。
【図6】その問題点を示す概念図である。
【図7】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 框 2 凹部 3 鏡板 4 周縁部 5,5′ 係合部 6,6′ 被係合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 長谷川 亮太郎 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 框の内周面に設けた凹部に、鏡板の周縁
    部を嵌合させた防火ドアにおいて、前記周縁部の端面お
    よびこの端面に対向する前記凹部の内周面に、相互に係
    合する係合部および被係合部を形成したことを特徴とす
    る防火ドア。
JP837791U 1991-02-22 1991-02-22 防火ドア Pending JPH04105393U (ja)

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JP837791U JPH04105393U (ja) 1991-02-22 1991-02-22 防火ドア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP837791U JPH04105393U (ja) 1991-02-22 1991-02-22 防火ドア

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Publication Number Publication Date
JPH04105393U true JPH04105393U (ja) 1992-09-10

Family

ID=31899446

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP837791U Pending JPH04105393U (ja) 1991-02-22 1991-02-22 防火ドア

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JP (1) JPH04105393U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021070918A (ja) * 2019-10-29 2021-05-06 株式会社ノダ 框組み建具

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