JPH0410448Y2 - - Google Patents

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JPH0410448Y2
JPH0410448Y2 JP5397285U JP5397285U JPH0410448Y2 JP H0410448 Y2 JPH0410448 Y2 JP H0410448Y2 JP 5397285 U JP5397285 U JP 5397285U JP 5397285 U JP5397285 U JP 5397285U JP H0410448 Y2 JPH0410448 Y2 JP H0410448Y2
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fluid
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constant flow
inlet port
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はダイヤフラムを用いた定流量弁に関
し、一層詳細にはダイヤフラムを用いて一方のポ
ートから他方のポートへ一定量の流体を送給する
際、このダイヤフラムを流体圧力に抗して押圧す
るバランススプリング用収納室を前記流体通路よ
り分離構成し、これによつて流体の流量が極度に
増大しても正確に定量制御を行うことが可能な定
流量弁に関する。
先ず、第1図にダイヤフラムを用いた定流量弁
の原理的構成を示す。すなわち、定流量弁2は第
1のボデイ4と第2のボデイ6とからなり、前記
第1ボデイ4と第2ボデイ6とによつてダイヤフ
ラム室8が画成されると共に、このダイヤフラム
室8にはダイヤフラム10が前記ダイヤフラム室
8を二分するように配設されている。そこで、一
方のボデイ4にはコイルスプリング12が収納さ
れ、このコイルスプリング12の先端部は前記ダ
イヤフラム10を押圧するように配置構成されて
いる。また、第2のボデイ6側にあつては前記ダ
イヤフラム10からロツド14が延在し、球状の
弁16と係合する。この弁16は第2のボデイ6
に突出形成された着座部18に着座するよう構成
されている。弁16はコイルスプリング20によ
つて常時は上方へと押圧され、着座部18によつ
て画成される通路22を閉塞する。
このように、弁16とこれを押圧するコイルス
プリング20を収納する弁室24は入口ポート2
6と通路28を介して連通する。一方、第1ボデ
イ4のダイヤフラム室8aは通路30を介して出
口ポート32と連通している。この場合、つまみ
34によつて進退動作するニードル弁36の先端
部分がボデイ6に画成されるダイヤフラム室8b
に臨み、ダイヤフラム室8bから導出される流体
の圧力調整を行う。
第2図は、以上のように構成される定流量弁
を、さらに、実際上使用されている形状に置き換
えた場合を示す。
この場合、第1図に示す構成要素と対応する構
成要素にはその参照符号にaを付して開示し、詳
細な説明は省略する。
そこで、この実際上使用されている定流量弁は
第1図に示す定流量弁と異なり、ニードル弁36
をボデイ内部に組み込んではおらず、むしろ、前
記ニードル弁36に代えて流量計38と絞り40
とを出口ポート32aから外部に導出される管路
42に介装している。そして、この管路42の先
端部はボデイ4aの頂部開口部44に接続してい
る。この場合、前記頂部開口部44はダイヤフラ
ム室8Aに連通し、且つこのダイヤフラム室8A
に形成された別異の孔部46を介して外部に導出
されるよう構成している。なお、図中、参照符号
48並びに49はダイヤフラム10aを挟持する
ための部材を示す。
以上のように構成される従来技術に係る定流量
弁では、入口ポート26aから導入される圧力流
体は弁16aがダイヤフラム10aから延在する
ロツド14aにより下方に押し下げられている
時、通路22aを通り出口ポート32a側へと導
出される。そして、管路42を通流する圧力流体
は絞り40によつて所定圧に絞られダイヤフラム
室8Aに到達する。この結果、ダイヤフラム室8
Aでは、流体はその圧力によりダイヤフラム10
aを押圧し、このようにして入口ポート26aか
ら導入される流体の量が規制されることになる。
ところで、以上のような構成においては、第3
図に示すように、流体の流量が比較的少ない場合
には(第3図a参照)、この定流量弁を経て導出
される流体流量は略一定となり所望の効果が得ら
れる。然しながら、流体の流量が多くなると出力
流量の変動が激しく変化し、設定流量と実際の流
量との間に大きな差異を生ずるに至る(第3図b
参照)。これは第1ボデイ4aのダイヤフラム室
8A内部にバランス用コイルスプリング12aを
組み込むため、このバランス用コイルスプリング
12aの弾発力が流量計38を経てダイヤフラム
室8Aに至る流体の流量により変動し、十分な弾
発力を持つてダイヤフラム10aを押圧しきれな
いという原因による。しかも、ダイヤフラム室8
Aには、既に説明したように、ダイヤフラム自体
並びにダイヤフラムを保持するための部材49が
存在するために流体の種類によつては錆や不純物
が発生し、これが流体自体を汚染するという不都
合も指摘されている。さらにまた、流体は開口部
44から孔部46にダイヤフラム室8Aを介して
恰も屈曲するように通流するため、このダイヤフ
ラム室8Aには異物、不純物が滞留し易くなる虞
れもある。
本考案に係る定流量弁は前記の不都合を全て克
服するためになされたものであつて、バランス用
スプリング収納室を流体の通路とは分離してボデ
イ内部に画成し、この結果、スプリング自体は流
体の流量如何に拘らず所望の弾発力を常時弁本体
に付与することが出来ると共に流体は円滑に入口
ポートから出口ポートへと流れ、従つて、ダイヤ
フラム室には不純物あるいは異物が滞留すること
がなく、流体そのものを清浄に維持することが可
能な定流量弁を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本考案はボデイ
の内部に流体を導入する入口ポートと前記流体を
導出する出口ポートとを画成し、前記ボデイの内
部に第1のダイヤフラムによつて流体通路を遮断
されるバランススプリング収納室を画成すると共
に前記第1ダイヤフラムの作用下に入口ポートか
ら導入される流体を通流遮断する弁体を設け、さ
らに前記出口ポートに近接して前記第1ダイヤフ
ラムに対向する第2のダイヤフラムを配設し、前
記第1ダイヤフラムと第2ダイヤフラムとをロツ
ドによつて係合させ、且つ前記入口ポートと出口
ポートの間に絞りを介装するよう構成することを
特徴とする。
次に、本考案に係る定流量弁について好適な実
施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細
に説明する。
第4図において、参照符号50は本考案に係る
定流量弁を示し、この定流量弁50は第1のボデ
イ部材52と第2のボデイ部材54と第3のボデ
イ部材56とを含む。第1ボデイ部材52は入口
ポート58と出口ポート60とを有すると共に、
その底部に軸線方向下方に指向して開口する螺溝
62を含む。この螺溝62は底部に螺入する蓋部
材64によつて閉塞される。蓋部材64の頂部に
は円柱状の突起部64aが形成され、この突起部
64aを囲繞するように第1のコイルスプリング
66の一端部が前記蓋部材64の上面に着座す
る。螺溝62の上部には弁室68を画成する。そ
こで、この弁室68は前記入口ポート58に連通
すると共に、その内部に円錐台状の弁体70が配
置される。弁体70の底部には第1のコイルスプ
リング66の他端部が係合し、一方、弁体70の
先端部からは弁座71によつて画成される通路7
3を貫通して鉛直方向上方に弁棒72が延在す
る。
弁棒72の先端部は出口ポート60に連通する
孔部に配設された保持部材74の底部を貫通して
第1の挟持部材78の湾曲底部に係合する。第1
挟持部材78のデイスク状の面部はダイヤフラム
76の一側面部に当接し、且つその中心部分から
は前記ダイヤフラム76を貫通してロツド78a
が延在し、当該ロツド78aの先端部は第2ボデ
イ部材54によつて画成されるバランススプリン
グ収納室80の内部を上方へと延在する。第2ボ
デイ部材54の上部には下方へ指向して円柱状の
凸部82が形成され、この凸部82によつて画成
される凹部80aには第2のコイルスプリング8
4の一端部が着座する。第2スプリング84の他
端部側は前記ダイヤフラム76を第1挟持部材7
8と共に挟持する第2挟持部材86に係合する。
そこで、前記凸部82に画成された凹部80a
に第1挟持部材78のロツド78aが臨み、その
先端部は第3挟持部材88から一体的に延在する
ロツド88aと係合する。第3挟持部材88は、
図から諒解されるように、第2ボデイ部材54と
第3ボデイ部材56との間に配設された第2のダ
イヤフラム90を挟持するものであつて、当該第
3挟持部材88は前記第3ボデイ部材56の下端
部に画成された室92に配置され、第4挟持部材
94との間で前記ダイヤフラム90をしつかりと
保持する。
図から容易に諒解されるように、第3ボデイ部
材56は入口ポート96と出口ポート98とを有
し、この入口ポート96と出口ポート98との間
で室100が画成される。なお、図中、参照符号
102は出口ポート60と入口ポート96とを連
通するための管路であり、参照符号104は前記
管路102に介装される絞りを示し、また、参照
符号106は、同様に前記管路102に介装され
る流量計を示す。
本考案に係る定流量弁は基本的には以上のよう
に構成されるものであつて、次にその作用並びに
効果について説明する。
入口ポート58から導入される流体、例えば、
空気、純水あるいは溶剤は弁室68に至る。そこ
で、第1コイルスプリング66によつて上方へと
押圧される弁棒72は、一方において、コイルス
プリング84によつて押圧されるダイヤフラム7
6を介して変位した第1挟持部材78によつて下
方へと押し下げられている。すなわち、通路73
はこの場合、開成されている状態にある。そこ
で、前記流体はこの入口ポート58から通路73
を経て矢印に示す如く出口ポート60から管路1
02に至り、同時に出口ポート60に臨むダイヤ
フラム76を押圧する。この結果、ダイヤフラム
76は上方へと変位する。管路102に至つた流
体は絞り104によつて所定の流量に絞られた
後、流量計106を介して入口ポート96に至
る。第3ボデイ部材56によつて画成される室1
00にこの圧力流体が導入されると、当該流体の
圧力は第3挟持部材88、ダイヤフラム90を押
圧し、従つて、ロツド88aが第1挟持部材78
のロツド78a先端部を下方に押圧する。この結
果、第1挟持部材78と第2挟持部材86に挟持
されたダイヤフラム76は下降する。このように
して、コイルスプリング84の弾発力と絞り10
4の流量制御により、ダイヤフラム76,90は
上下動の振幅を徐々に少なくして最終的に出口ポ
ート98から一定量の流体が外部へ導入されるこ
とになる。
ところで、以上のような構成並びに作用から明
らかな通り、本考案によればバランススプリング
収納室80は一切圧力流体に対して遮蔽された状
態にある。すなわち、バランススプリング収納室
80には流体の導入はなされない。この結果、流
体自体に対して、例えば、錆等によつて不純物が
混入する虞れが一切回避され、さらにまた、図か
ら容易に諒解されるように、管路102を介して
導入される流体は入口ポート96から略直線方向
に画成される出口ポート98へと指向して流出す
る。すなわち、流体の送給は極めて円滑に行わ
れ、従つて、従来技術のように特定部分に不純物
等が滞留する虞れはない。このことは、流量が増
加したとしても、その増加に対応して極めて正確
に応答することが可能な流量弁として機能するこ
とを意味する。そこで、本考案者が実験を行つた
ところ、第5図に示すように、例えば、二次側流
量が毎分10に設定されている場合に略一次側圧
力を1乃至4Kgf/cm2に増量しても一定量が出力
側から得られ、一方、例えば、二次側流量を毎分
26に設定したとしても一次側圧力の増強にも拘
らず、略一定の出力が得られることが確認され
た。
本考案によれば、以上のように極めて簡単な構
成でありながら流量の増減に拘らず、常に、出力
ポートからは設定値に対応する出力流量が得ら
れ、しかも、長期間の使用に亘つても流体自体に
不純物の混入がなされる虞れがなく、従つて、耐
用性に優れ且つ精緻な二次側出力を導出する定流
量弁を得ることが可能となつた。
以上、本考案について好適な実施例を挙げて説
明したが、本考案はこの実施例に限定されるもの
ではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲におい
て種々の改良並びに設計の変更が可能なことは勿
論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術に係るダイヤフラムを組み込
んだ定流量弁の原理的構成説明図、第2図は第1
図の定流量弁を現実に製品化した場合の構成を示
す縦断説明図、第3図は第2図に示す定流量弁を
使用した時の流量特性図、第4図は本考案に係る
定流量弁の縦断説明図、第5図は本考案に係る定
流量弁を使用して得られた流量特性図である。 50……定流量弁、52,54,56……ボデ
イ部材、58……入口ポート、60……出口ポー
ト、62……螺溝、64……蓋部材、66……コ
イルスプリング、68……弁室、70……弁体、
74……保持部材、76……ダイヤフラム、84
……コイルスプリング、100……室、90……
ダイヤフラム、102……管路、104……絞
り、106……流量計。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ボデイの内部に流体を導入する入口ポートと
    前記流体を導出する出口ポートとを画成し、前
    記ボデイの内部に第1のダイヤフラムによつて
    流体通路を遮断されるバランススプリング収納
    室を画成すると共に前記第1ダイヤフラムの作
    用下に入口ポートから導入される流体を通流遮
    断する弁体を設け、さらに前記出口ポートに近
    接して前記第1ダイヤフラムに対向する第2の
    ダイヤフラムを配設し、前記第1ダイヤフラム
    と第2ダイヤフラムとをロツドによつて係合さ
    せ、且つ前記入口ポートと出口ポートの間に絞
    りを介装するよう構成することを特徴とする定
    流量弁。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項記載の定流量
    弁において、第1ダイヤフラムと第2ダイヤフ
    ラムとの間に配設されるロツドは分離構成さ
    れ、夫々のロツドは前記第1ダイヤフラムの保
    持部材と第2ダイヤフラムの保持部材からバラ
    ンススプリング室内に延在して互いに係合自在
    に構成してなる定流量弁。
JP5397285U 1985-04-11 1985-04-11 Expired JPH0410448Y2 (ja)

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JP5397285U JPH0410448Y2 (ja) 1985-04-11 1985-04-11

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JP5397285U JPH0410448Y2 (ja) 1985-04-11 1985-04-11

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JPS61175678U JPS61175678U (ja) 1986-11-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE533456C2 (sv) * 2009-02-05 2010-10-05 Tour & Andersson Ab Ventil försedd med en delta p-funktion och en flödesbegränsningsfunktion
JP5780304B2 (ja) * 2011-08-10 2015-09-16 株式会社村田製作所 バルブ、燃料電池システム
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NL2012981B1 (en) * 2014-06-11 2017-01-17 Heineken Supply Chain Bv Beverage dispensing system, beverage container and pressurizing system for use in a beverage dispensing system or container.

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