JPH06123371A - 定流量弁 - Google Patents

定流量弁

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JPH06123371A
JPH06123371A JP29638892A JP29638892A JPH06123371A JP H06123371 A JPH06123371 A JP H06123371A JP 29638892 A JP29638892 A JP 29638892A JP 29638892 A JP29638892 A JP 29638892A JP H06123371 A JPH06123371 A JP H06123371A
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JP
Japan
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pressure fluid
fluid passage
pressure
primary
valve
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JP29638892A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Okazaki
龍夫 岡崎
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕二次圧流体のパイロット圧を用いずに、一次圧
流体と流過中の二次圧流体自体の差圧で作動し、しか
も、構造が簡単な定流量弁を提供する。 〔構成〕ハウジング1内に、一次圧流体通路2および二
次圧流体通路3を設け、両通路2、3の間を、受圧部材
5で仕切るとともに、受圧部材5に弁部材19を設け
る。一次圧流体通路2の出口2bと、二次圧流体通路3
の入口3aとを水量調整バルブ21を有する接続管4で
つなぐ。一次圧流体の圧力変動に体し、一次圧流体通路
2と二次圧流体通路3の流体圧力差で受圧部材4を作動
させ、受圧部材4と一体の弁部材19で一次圧流体通路
2の弁座の開度を制御して圧力が調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一次圧流体の圧力変動
に対して二次圧流体の流量を一定にすることができる定
流量弁に係り、特に、二次圧流体のパイロット圧によら
ないで二次圧流体の流量を一定に保持する定流量弁に関
する。
【0002】
【従来の技術】一次圧流体の流量変動に対して二次圧側
流体の流量を一定に保持する定流量弁としては、二次圧
側の流体のパイロット圧で一次圧流体の通路を制御する
方式のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の定流量弁は二
次圧流体の一部をパイロット圧として、ダイアフラムで
仕切った弁体制御チャンバに導入する構造のため、パイ
ロット圧として働く流体が制御チャンバに滞留し、死に
水となる。そして、この死に水は制御チャンバに長く滞
留するため雑菌が繁殖するおそれがあるとともに、ダイ
アフラムが急激に作動すると滞留していた水の一部が二
次圧流体の本流に混入することがある。このため、特
に、電解アルカリイオン整水装置の配管に使用する場合
はアルカリ飲料水に雑菌が入り込むおそれがあり、衛生
上問題があった。
【0004】また、従来の定流量弁はパイロット圧のた
めの配管を必要とするので構造が複雑で部品点数が多
く、組立性が必ずしもよいとは云えない面があった。
【0005】従って、本発明の目的はパイロット圧流体
の滞留水を作らずに流量を一定に制御することができる
とともに、構造が簡単で組立性のよい定流量弁を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成する手段として、入口および出口を有する一次圧流体
通路と;入口および出口を有する二次圧流体通路と;一
次圧流体通路の出口と二次圧流体通路の入口とを接続す
る接続管と;一次圧流体通路と二次圧流体通路との間を
仕切るとともに、一次圧流体と二次圧流体との差圧によ
り作動する受圧部材と;一次圧流体通路内に形成された
弁座と;前記受圧部材に連動して作動し、受圧部材の作
動量に応じて開度制御される弁部材と;をそれぞれ設け
るようにしたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の定流量弁は、一次圧流体の圧力が変動
すると、一次圧流体と二次圧流体全体の差圧により、受
圧部材が作動し、その作動量に応じて一次圧流体通路の
弁部材の開度制御がなされ、二次圧流体の流量が一定に
保たれる。すなわち、二次圧流体通路を流れる流体それ
自体の圧力で弁部材の開度を調整するので滞留水(死に
水)が発生しない。しかも、一次圧流体通路と二次圧流
体通路を、弁部材と一体の受圧部材で仕切るだけでよい
ので構造が簡略化される。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面を参照して説明する。図
1は、本発明の第1実施例に係る定流量弁を示すもの
で、図中、符号1はハウジングであり、このハウジング
1は、上半ブロック1aと下半ブロック1bとを組合わ
せて構成されている。
【0009】下半ブロック1bには、図1に示すよう
に、入口2aと出口2bとを有する一次圧流体通路2が
設けられており、また上半ブロック1aには、入口3a
と出口3bとを有する二次圧流体通路3が設けられてい
る。そして、一次圧流体通路2の出口2bと二次圧流体
通路3の出口3aとは、図1に示すように、接続管4に
より接続されるようになっているとともに、一次圧流体
通路2と二次圧流体通路3との間は、受圧部材5によっ
て仕切られている。
【0010】この受圧部材5は、図1に示すように、形
状保持用の金属円板6と、この金属円板6を被覆する例
えばゴム製の外被材7とを備えており、外被材7の上縁
部には、ダイアフラムなどの可撓性を有するスカート8
が一体に設けられ、スカート8の周縁には、固定リング
9が設けられている。そして、受圧部材5は、この固定
リング9を前記両ブロック1a,1bの間で挾持するこ
とにより、ハウジング1内に固定されるようになってい
るとともに、固定リング9は、両ブロック1a,1b間
のシールリングを兼ねている。
【0011】一次圧流体通路2内は、図1に示すよう
に、仕切壁10により、入口2aを有する上流室11
と、出口2bを有する下流室12とに区画されており、
この仕切壁10に弁座13が設けられている。
【0012】前記受圧部材5の中心部には、図1に示す
ように、弁ロッド14が一体結合されており、この弁ロ
ッド14は一次圧流体通路3の仕切壁10の弁座口を通
して一次圧流体通路2の下方のばね室15まで延在し、
ばね室15のばね16に弾力的に支持されているととも
に、その先端はばね室15と一次圧流体通路2を区画す
るベローズ17により、液密且つ上下動自在に組付けら
れている。また、弁ロッド14の軸芯には一次圧流体通
路2の前記弁座下流室12とばね室16を連通する通路
18が形成されている。
【0013】弁ロッド14には一次圧流体通路2の弁座
上流室11側から弁座13に着離座する弁部材19が一
体に形成されている。そして、この弁部材19は、一次
圧流体通路の入口から導入された水の圧力が弁ロッド1
4の仕切りベローズ17に作用することにより弁座13
を開くとともに、一次圧流体通路の水圧と二次圧流体通
路の水圧の差によって作動する前記受圧部材5と連動し
てその作動量に応じて弁部材19の開度が制御されるよ
うになっている。
【0014】図の実施例では、弁ロッド14とばね室1
0の仕切りベローズ17と、弁部材19の被覆材を同じ
可撓材料で一体成形するとともに、ベローズ17の背面
を弁ロッド14の先端のばね受20で支持し、これによ
り、弁ロッド14が引き上げられるときに、ベローズ1
7が一次圧流体に抗してせり上って撓むように組付けて
ある。
【0015】一般にシールリングで可動部の液密性を保
持する場合は、シールが水で膨潤し、可動部の摩擦抵抗
が変調する傾向があるが、ベローズで仕切ることによっ
てこの問題は解決される。他方、ベローズ14で仕切る
場合は水圧でベローズが破損するという問題があるが、
上記のように水圧側に向けてベローズがせり上るように
組付けることにより、この問題はなくなる。
【0016】一次圧流体通路2の出口2bと二次圧流体
通路3の入口3aを接続する接続部材4には、図1のよ
うに、水量調整バルブ21が設けられている。
【0017】この水量調整バルブ21は、テーパ状の先
端を一次圧流体通路2の出口2bに向け、進退自在に装
着した構成になり、接続部材4のブラケツト22に螺合
し、外部から回転操作して流量を設定できるようにして
ある。
【0018】次に、本実施例の作用を説明する。一次圧
流体通路2の入口2aから供給された一次圧流体はばね
室15との仕切ベローズ17に作用し、弁ロッド14と
共に弁部材19を押し下げて弁座13を開き、弁座13
の下流室12に流れる。下流室12から流出する一次圧
流体は水量調整バルブ21で所定の流量に設定され、接
続管4を通って二次圧流体通路3に流入する。
【0019】二次圧流体が、二次圧流体通路3に流入す
ると、二次圧流体の圧力により受圧部材5が押し戻さ
れ、一次圧流体との圧力が均衡した位置で停止する。こ
のため、弁部材19の開度が一定となり、二次圧流体通
路ぁの出口3bのから送りだされる二次圧流体の流量が
一定となる。
【0020】一次圧流体の圧力が変動すると、ハウジン
グ1内の一次圧流体と二次圧流体通路3を通る流体全体
の間に圧力差が生じ、この差圧により受圧部材5が作動
して弁部材19の開度が変化し、一次圧流体通路1と二
次圧流体通路3の圧力が同圧となる。このため、二次圧
流体通路3の出口3bから送り出される二指圧流体の流
量は常にほぼ一定になる。
【0021】すなわち、一次圧流体の圧力が上昇する
と、二次圧流体通路3の流体圧力が上昇するが、直ちに
二次圧流体通路3の流体全体で受圧部材5を図の下方へ
押し下げるため、受圧部材5と一体の弁部材19も図の
下方へ押し下げられ、弁座13の開度が増加して一次圧
流体の圧力を下げる。その結果、二次圧流体の流出量は
一定に保たれる。
【0022】一方、一次圧流体の圧力が低下すると、二
次圧量体の圧力が低下して受圧部材5を二次圧流体通路
3側へ押し上げられるとともに、一次圧流体通路2の弁
座13の開度が除々に狭められ圧力補正がなされるので
二次圧流体の流出量は一定になる。
【0023】図中、23は受圧部材5の位置を検出する
リードスイッチなどの装着部材であり、その先端は受圧
部材5のストッパを兼ねている。
【0024】
【発明の効果】本発明の定流流量弁は二次圧流体通路を
流れる流体全体で受圧部材を作動させて定流量制御を行
なうので、ハウジング内に滞留水(死に水)が生じな
い。従って、滞留汚水が飮用水に混入するおそれがなく
なるので、特に、電解イオン水整水装置の給排水路等に
使用する場合に便利である。
【0025】二次圧流体通路を通る水の全体で受圧部材
を作動させるので、応答性及び安定性が著しく向上す
る。
【0026】 パイロット圧の配管が不要になり、ま
た、ハウジングの内部構造が簡素化されるので組立が容
易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による定流量弁の縦断面図
【符号の説明】
1…ハウジング、 2…一次圧流体通路、 3…二次圧
流体通路、 4…接続管、 5…受圧部材、 6…金属
円板、7…外被材、 8…スカート、 9…固定リン
グ、 10…仕切壁、 11…上流室、 12…下流
室、 13…弁座、14…弁ロッド、 15…ばね室、
…16ばね、 17…ベローズ、 18…通路、 1
9…弁部材、 20…バネ受、21…水量調整バルブ、
22…ブラケット、 23…リードスイッチ装着部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口および出口を有する一次圧流体通路
    と;入口および出口を有する二次圧流体通路と;一次圧
    流体通路の出口と二次圧流体通路の入口とを接続する接
    続管と;一次圧流体通路と二次圧流体通路との間を仕切
    るとともに、一次圧流体と二次圧流体との差圧により作
    動する受圧部材と;一次圧流体通路内に形成された弁座
    と;前記受圧部材に連動して作動し、受圧部材の作動量
    に応じて開度制御される弁部材と;を具備することを特
    徴とする定流量弁。
  2. 【請求項2】 一次圧流体通路と二次圧流体通路の間の
    接続管に水量調整バルブを設けたことを特徴とする請求
    項1記載の定流量弁。
  3. 【請求項3】 二次圧流体通路に、受圧部材の作動量を
    規制するストッパを設けたことを特徴とする請求項1記
    載の定流量弁。
JP29638892A 1992-10-08 1992-10-08 定流量弁 Pending JPH06123371A (ja)

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JP29638892A JPH06123371A (ja) 1992-10-08 1992-10-08 定流量弁

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1321841A1 (en) * 2001-12-20 2003-06-25 Advance Denki Kougyou Kabushiki Kaisha Constant flow valve and constant flow mixing method
JP2007232252A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Rinnai Corp ガスガバナ

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