JPH04104358A - マイクロコンピュータ装置 - Google Patents

マイクロコンピュータ装置

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JPH04104358A
JPH04104358A JP22323090A JP22323090A JPH04104358A JP H04104358 A JPH04104358 A JP H04104358A JP 22323090 A JP22323090 A JP 22323090A JP 22323090 A JP22323090 A JP 22323090A JP H04104358 A JPH04104358 A JP H04104358A
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processor
slave
slave processor
memory
master processor
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JP22323090A
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Atsushi Yoshida
淳 吉田
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Microcomputer Engineering Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、マイクロコンピュータ装置に関し、特に、複
数のマイクロプロセッサを用いて、多目的に使用可能な
パーソナルコンピュータまたはワークステーションとす
るマイクロコンピュータ装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、多目的に使用可能なパーソナルコンピュータまた
はワークステーションとするマイクロコンピュータ装置
は、処理能力を高めるため、複数のマイクロプロセッサ
を用いたマルチプロセッサ構成とされる。この場合、マ
イクロコンピュータ装置の複数のマイクロプロセッサの
各々のプロセッサ構成は、制御を容易とするため、汎用
性のある処理能力の高いマイクロプロセッサをマスタプ
ロセッサとし、高速算術演算、入出力制御など専用的な
処理を分担するマイクロプロセッサをスレーブプロセッ
サとして用いる構成とされる。
このように、マイクロプロセッサの一方を汎用処理のた
めのマスタプロセッサとし、他方を専用処理のためのス
レーブプロセッサとする複数のマイクロプロセッサから
構成されるマイクロコンピュータ装置において、複数の
マイクロプロセッサの間のデータ転送を行う場合には、
データ転送を行うプロセッサの制御によりデータ転送が
行なわれる。プロセッサ間のデータ転送を入出力制御の
専用処理の一部として行うと、例えば、マスタプロセッ
サからスレーブプロセッサに対してデータ転送を行う場
合にも、スレーブプロセッサの側でデータ転送処理を行
い、マスタプロッサの処理の負荷を軽減することができ
る。この場合、プロセッサ間データ転送のためのデータ
転送用プログラムは、スレーブプロセッサの側に備えら
れ、データ転送用プログラムの処理は、スレーブプロセ
ッサの入出力制御専用処理の一部として処理される。
スレーブプロセッサは、各々の専用処理のためのプログ
ラムを記憶させたROM (Read 0nly Me
m。
ry)を備える構成とするので、専用処理の内容の種類
が多くなると、ROMとして備えるプログラムが多くな
る。
なお、複数のマイクロプロセッサを備えたマイクロコン
ピュータ装置に関連する公知文献としては、例えば、特
開昭60−147864号公報が挙げられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、マイクロプロセッサの一方を汎用処理のため
のマスタプロセッサとし、他方を専用処理のためのスレ
ーブプロセッサとする複数のマイクロプロセッサから構
成されるマイクロコンピュータ装置においては、マスタ
プロッサの処理の負荷を軽減するため、専用処理を行う
スレーブプロセッサの側の処理の種類を多くするために
は、それぞれの専用処理のためのプログラムを記憶させ
たROM等の不揮発性メモリを多く備える必要があり、
スレーブプロセッサ側の装置規模が大きくなるという問
題がある。
これは、スレーブプロセッサが動作するためのプログラ
ムが、電源投入後に直ちに動作可能なように全てROM
に書き込まれていることが前提となっているためである
。スレーブプロセッサ用のプログラムメモリの全てを不
揮発性メモリしない場合にも、スレーブプロセッサ用の
メモリの一部には必ずROMを必要とし、電源投入後に
直ちにスレーブプロセッサが動作するために必要なプロ
グラムはROMに書き込まれている必要がある。
従来、スレーブプロセッサのメモリの全てを揮発性メモ
リのRAM (Randam Access Memo
ry)で構成することについては考慮されていない。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので
ある。
本発明の目的は、マスタプロセッサおよびスレーブプロ
セッサの複数のマイクロプロセッサを用いて構成するマ
イクロコンピュータ装置において、スレーブプロセッサ
用のプログラムメモリを揮発性メモリとし、マスタプロ
ッサの制御によりスし/−ブプロセッサ側のプログラム
メモリの内容を任意に設定し、装置規模の増加を防止し
たマイクロコンピュータ装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明のマイクロコンピュー
タ装置は、メインメモリと、マスタプロセッサと、マス
タプロセッサからの指示により動作の停止および開始が
制御されるスレーブプロセッサと、スレーブプロセッサ
用の揮発性プログラムメモリと、マスタプロセッサの初
期立上げ用の不揮発性プログラムメモリであって、マス
タプロセッサの起動後、マスタプロセッサからスレーブ
プロセッサ用の揮発性プログラムメモリに、スレーブプ
ロセッサを動作させるためのプログラムを転送して、マ
スタプロセッサからスレーブプロセッサを起動して、ス
レーブプロセッサを動作させるプログラムを含むプログ
ラムメモリとを備えることを特徴とする。
また、更にアクセス制御回路を備え、該アクセス制御回
路の制御により、スレーブプロセッサを動作させるため
のプログラムは、全てをマスタプロセッサから転送して
スレーブプロセッサ用の揮発性プログラムメモリに設定
し、アクセス制御回路は、スレーブプロセッサ用の揮発
性プログラムメモリに対するマスタプロセッサからのア
クセスを禁止する制御を行うことを特徴とする。
〔作用〕
前記手段によれば、マイクロコンピュータ装置は、メイ
ンメモリと、マスタプロセッサと、マスタプロセッサか
ら指示により動作の停止および開始が制御されるスレー
ブプロセッサと、スレーブプロセッサ用の揮発性プログ
ラムメモリと、マスタプロセッサの初期立上げ用の不揮
発性プログラムメモリとを備えて構成される。マスタプ
ロセッサが初期立上げ用の不揮発性プログラムメモリに
よって、マスタプロセッサは、電源投入時に立ち上げら
れた後、マスタプロセッサからスレーブプロセッサ用の
揮発性プログラムメモリに、スレーブプロセッサを動作
させるためのプログラムを転送する。その後、マスタプ
ロセッサからスレーブプロセッサを起動して、スレーブ
プロセッサを動作を開始させる。
また、更に備えるアクセス制御回路により、マスタプロ
セッサ側およびスレーブプロセッサ側のアドレスバスお
よびデータバスをそれぞれ接続または切断を制御して、
スレーブプロセッサを動作させるためのプログラムの全
てをマスタプロセツサから転送してスレーブプロセッサ
用の揮発性プログラムメモリに設定する。アクセス制御
回路は。
スレーブプロセッサ用の揮発性プログラムメモリに対す
るマスタプロセッサからのアクセスを禁止する制御を行
う。
これより、マイクロコンピュータ装置を構成する複数の
マイクロプロセッサの内、スレーブプロセッサのプロク
ラム用メモリが全て揮発性メモリのRAMであっても、
マスタプロセッサからの制御によって、電源投入時から
のスレーブプロセッサを動作可能とすることができる。
スレーブプロセッサのプログラムメモリがROMであれ
ば、電源投入時の制御は容易となるが、多くの種類の専
用処理機能をスレーブプロセッサで行うためにはROM
容量が多くなり、スレーブプロセッサ側の装置規模が多
くなる。しかし、本発明のマイクロコンピュータ装置に
よれば、スレーブプロセッサのプログラムメモリが全て
RAMであっても、電源投入時からスレーブプロセッサ
を動作可能とすることができ、スレーブプロセッサのプ
ログラムメモリとして安価なRAMを用いて、多くの種
類の専用処理機能に対応できる。
具体的に説明すると、一般に、マスタプロセッサおよび
スレーブプロセッサとなる各々のマイクロプロセッサに
は、自己の動作を停止する信号入力端子としてボルト端
子(HALT端子)および内部動作を初期化し一定の手
順で動作を再開する信号入力端子としてリセット端子(
RESET端子)を備えており、このボルト端子および
リセット端子に信号を与えてマイクロプロセッサの動作
を制御する。マスタプロセッサからスレーブプロセッサ
のボルト端子に信号を入力することにより、スレーブプ
ロセッサの動作を停止させた後、スレーブプロセッサの
揮発性プログラムメモリのRAMにプログラムを転送し
、その後、マスタプロセッサからスレーブプロセッサの
りセラl一端子に信号を入力し、同時にボルト信号を解
除することにとにより、スレーブプロセッサはマスタプ
ロセッサから転送されたプログラムに従って動作するこ
とになる。これにより、スレーブプロセッサ用のプログ
ラムメモリとして、特にROMを用いる必要はなく、安
価のRAMを用いることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を用いて具体的に説明す
る。
第1図は、本発明の一実施例にかかるマイクロコンピュ
ータ装置のシステム構成を示すブロック図である。第1
図において、1はマスタプロセッサ、2はスレーブプロ
セッサ、3は第1のアドレスデコーダ回路、4はマスタ
プロセッサ用のメインメモリ、5はスレーブプロセッサ
用のプログラムメモリ、6はアクセス制御回路、7は第
2のアドレスデコーダ回路である。また、8はマスタプ
ロセッサ側のアドレスバス、9はマスタプロセッサ側の
データバス、/Oはスレーブプロセッサ側のアドレスバ
ス、11はスレーブプロセッサ側のデータバスである。
また、12はスレーブプロセッサのリセット信号線、1
3はスレーブプロセッサのボルト信号線、14は第1の
アクセス制御信号線、15は第2のアクセス制御信号線
である。
メインメモリ4は、マスタプロセッサ1が用いるプログ
ラムメモリおよびデータメモリとなっており、揮発性メ
モリのRAMで構成されている。
また、プログラムメモリ5はスレーブプロセッサ2を動
作させるプログラムを格納するメモリとなっており、こ
のプログラムメモリも、揮発性メモリのRAMで構成さ
れている。アクセス制御回路6は、マスタプロセッサ1
またはスレーブプロセッサ2が、スレーブプロセッサ用
のプログラムメモリ5をアクセスするための制御回路で
あり、マスタプロセッサ側のアドレスバス8およデータ
バス9とスレーブプロセッサ側のアドレスバス/Oおよ
データバス11との間の接続切断制御を行う。
また、第1のアドレスデコーダ回路3は、マスタプロセ
ッサ1のアドレスバス8のアドレス信号をデコードし、
デコード結果により、スレーブプロセッサ2のリセット
信号線12.スレーブプロセッサ2のホルト信号線13
.および第1のアクセス制御信号線14に信号を出力す
る。同様に、第2のアドレスデコーダ回路7は、スレー
ブプロセッサ2のアドレスバス/Oのアドレス信号をデ
コードし、デコード結果により、第2のアクセス制御信
号線15に信号を出力する。
次に、このように構成されているマイクロコンピュータ
装置の動作を説明する。
電源投入時、マスタプロセッサ1は、別に設けられてい
る初期立上げ用の不揮発性プログラムメモリ(図示せず
)の初期立げプログラムにより初期立上げが行なわれ、
ここに含まれるプログラムに従って動作を開始する。こ
のとき、続いて、まず、マスタプロセッサ1は、スレー
ブプロセッサ2をボルト状態にするためのアドレスをア
ドレバス8に発行する。これにより、第1のアドレスデ
コーダ回路3が動作し、デコード結果に従って、ボルト
信号線13の信号をアクティブとし、スレーブプロセッ
サ2をボルト状態とする。これにより、スレーブプロセ
ッサ2の動作は、ボルト信号線13の信号がインアクテ
ィブとなるまで停止する。
次に、マスタプロセッサ1からプログラムメモリ5にス
レーブプロセッサ2を動作させるプログラムを転送する
ため、マスタプロセッサ1からプログラムメモリ5のア
クセスを可能とする指示を与えるアドレスを発行する。
当該アドレスが発行されると、第1のアドレスデコーダ
回路3は、これをデコードし、デコード結果により第1
のアクセス制御信線14にアクセス制御信号を出力し、
アクセス制御回路6に供給される。これにより、アクセ
ス制御回路6が動作し、マスタプロセッサ側のアドレス
バス8およデータバス9とスレーブプロセッサ側のアド
レスバス/Oおよデータバス11との間の信号接続制御
を行う。これにより、マスタプロセッサ1からプログラ
ムメモリ5のアクセスを可能となる。
マスタプロセッサ1は、次に、メインメモリ4に記憶さ
れているスレーブプロセッサ用の該当のプログラムをア
ドレスバス8.データバス9を介して読み出し、アクセ
ス制御回路6を介して、プログラムメモリ5に該当のプ
ログラムのデータ転送を行い格納する。これは、読み出
したプロゲラ]5 ムのデータをデータバス9に出力すると共に、プログラ
ムメモリ5が配置されているマスタプロセッサ1のアド
レス空間のアドレスをアドレスバス8に発生することに
より行う。第1のアドレスデコーダ回路3は、このアド
レスをデコードし、第1のアクセス制御信号線14を介
してアクセス制御回路6に伝達すると、アクセス制御回
路6はマスタプロセッサ側のアドレスバス8とスレーブ
プロセッサ側のアドレスバス/Oとの間の信号接続を行
い、また、マスタプロセッサ側のデータバス9とスレー
ブプロセッサ側のデータバス11との間の信号接続を行
い、データバスlo上に載せられたデータをプログラム
メモリ5に書き込む。この動作を繰り返し行い、転送す
べき該当のプログラムを全てプログラムメモリ5に書き
込むまで続ける。
プログラムメモリ5へのプログラムの転送が終了すると
、次に、マスタプロセッサ1はスレーブプロセッサ2を
リセットするためのアドレスを発行する。これにより、
第1のアドレスデコーダ回路3はそのアドレスをデコー
トし、リセット信号線12にスレーブプロセッサ2をリ
セットするに十分な時間だけアクティブとした↑J上セ
ツト号を出力する。その後、マスタプロセッサ1は、こ
の状態でアクティブとなったままであるボルト信号9を
インアクティブとするためのアドレスを発行すると、第
1のアドレスデコーダ回路3の動作により、ホルト信号
線13の信号がインアクティブとなり、スレーブプロセ
ッサ2はプログラムメモリ5に既に転送されたプログラ
ムにより処理の動作を開始する。
また、マスタプロセッサ1あるいはスレーブプロセッサ
2が、第2のアドレスデコーダ回路7を動作させるアド
レスを発生すると、第2のアドレスデコーダ回路7が動
作して、このアドレスをデコードし、デコード結果によ
り、第2のアクセス制御信号線15を介してアクセス制
御回路6に対して、アクセス制御回路6の動作を許可あ
るいは禁止する信号を供給する。これにより、マスタプ
ロセッサ1がプログラムメモリ5をアクセスすることを
許可あるいは禁止する。これは、例えば、スレーブプロ
セッサがプログラムメモリ5のプログラムにより動作を
行っている間は、マスタプロセッサ1からプログラムメ
モリ5の内容を書換えられると、スレーブプロセッサの
動作が保証できなくなるので、この場合には、マスタプ
ロセッサ1からはプログラムメモリ5のアクセスが禁止
されるようにする。
以上の実施例の説明において、マスタプロセッサ1がデ
ータ転送の制御の処理を全て行うこととしたが、ダイレ
フ1−メモリアクセスコン1−ローラを用いることによ
り、メインメモリ4からプログラムメモリ5へのプログ
ラム転送を行うようにしても良い。また、スレーブプロ
セッサ用のプログラムメモリ5に格納するプログラムの
供給源は、メインメモリ4に替えて、マスタプロセッサ
1に接続される外部記憶装置とすることもできる。この
場合にも、通常のデータ転送の制御により、外部記憶装
置からスレーブプロセッサ2用のプログラムメモリ5に
該当プログラムのデータ転送を行うことかできる。
第2図は、本発明の他の実施例にかかるマイクロコンピ
ュータ装置を説明する要部の構成を示すブロック図であ
る。第2図の要部構成のブロック回路は、第1図のブロ
ック図における一点鎖線で囲まれたブロックに置き替え
られる。第2図において、2oはアドレスデコーダ、2
1はデータラッチ回路、22はアドレス比較回路、23
はラッチされたデータ信号を出力するラッチデータ線、
24は比較結果信号線、25はアドレスデコード信号線
、26はアドレス生成回路、27はデータバスゲートで
ある。
アドレス生成回路26は、マスタプロセッサ1側のアド
レスバス8のアドレスを受けて、プログラムメモリ5を
アクセスするためのアドレスを生成し、生成したアドレ
スは、スレーブプロセッサ2側のアドレスバス/Oに出
力する。データバスゲート27は、マスタプロセッサ1
側のデータバス9とスレーブプロセッサ2側のデータバ
ス11との間を結合し、またはデータバスの間を切断す
る。
この他の実施例において、例えば、プログラムメモリ5
のアドレスを0番地から99番地とし、プログラムメモ
リ5に格納するプログラムは、マスタプロセッサ1のア
ドレス空間の200番地から299番地に配置されてい
るものとする。マスタプロセッサ1がデータラッチ回路
21にデータをラッチするためのアドレスをマスタプロ
セッサ側のアドレスバス8に出力すると、アドレスデコ
ーダ20は、このアドレスをデコードし、アドレスデコ
ード信号線25を介してデータラッチ回路21にデータ
のラッチを指示する。このとき、マスタプロセッサ1は
データバス/Oに200番地および299番地のアドレ
スに相当するデータ信号を出力し、この2つのデータ信
号(200番地アドレス、299番地アドレス)をデー
タラッチ回路21がラッチし、それぞれのアドレスデー
タをデータ信号線23aおよび23bに出力する。
この後、マスタプロセッサ1がアクセスを行うために、
アドレスバス8上に200番地から299番地のアドレ
スを出力すると、アドレス比較回路22が動作し、マス
タプロセッサ1からマスタプロセッサ側のアドレスバス
8に出力されているアドレスが200番地から299番
地の範囲であるときには、比較結果信号線24がアクテ
ィブ信号となり、200番地から299番地の範囲外で
あるときには、比較結果信号線24がインアクティブ信
号となる。アドレス生成回路26は比較結果信号線24
からの信号を受けて、比較結果信号がアクティブとなっ
ている時は、マスタプロセッサ1側のアドレスバス8に
出力されているアドレス値から200を減じた値をスレ
ーブプロセッサ2側のアドレスバス1oに出力する。ま
た、このとき、データバスゲート27は、マスタプロセ
ッサ1側のデータバス9とスレーブプロセッサ2側のデ
ータバス12を結合する。これにより、マスタプロセッ
サ1は、200番地から299番地のアドレス領域にて
プログラムメモリ5の○番地から99番地の領域のアク
セスを行うことが可能となる。
第3図は、別の他の実施例にかかるマイクロコンピュー
タ装置の要部の構成を示すブロック図である。第3図に
おいて、1はマスタプロセッサ、2はスレーブプロセッ
サ、8はマスタプロセッサ側のアドレスバス、9はマス
タプロセッサ側のデータバス、/Oはスレーブプロセッ
サ側のアドレスバス、11はスレーブプロセッサ側のデ
ータバスである。30はアドレスデコーダ、31はスレ
ーブプロセッサ用のデータメモリ、32はデータメモリ
のアドレスバス、33はデータメモリのデータバス、3
4はアドレスデコード信号、35はアクセス制御回路で
ある。
マスタプロセッサ1がデータメモリ31をアクセスする
場合、マスタプロセッサ1側のアドレスバス8にデータ
メモリ31のアドレスを出力する。
アドレスデコーダ30は、このアドレスをデコートし、
デコートした結果をアドレスデコード信号線34を介し
てアクセス制御回路35に伝達する。
これにより、アクセス制御回路35はマスタプロセッサ
1からデータメモリ31をアクセス可能となるように、
マスタプロセッサ1側のアドレスバス8とデータメモリ
31側のアドレスバス32とを結合し、またマスタプロ
セッサ1側のデータバス/Oとデータメモリ31側のデ
ータバス33とを結合する。
スレーブプロセッサ2がデータメモリ31をアクセスす
る場合も、同様にして、アクセス制御回路35によって
スレーブプロセッサ2側のアドレスバス/Oとアドレス
バス32を結合し、スレーブプロセッサ2側のデータバ
ス12とデータバス33を結合する。マスタプロセッサ
1から見てデータ用メモリ31を共有メモリとしてアク
セスするかあるいはI/Oアクセスとするかは、デコー
ドする対象をマスタプロセッサ1が出力するメモリアド
レスとするか、I/Oアドレスとするかの違いのみであ
る。
第4図は、更に別の他の実施例にかかるマイクロコンピ
ュータ装置の要部の構成を示すブロック図である。第4
図において、■はマスタプロセッサ、2はスレーブプロ
セッサ、4はマスタプロセ=23 ッサ用のメインメモリ、8はマスタプロセッサ側のアド
レスバス、9はマスタプロセッサ側のデータバス、/O
はスレーブプロセッサ側のアドレスバス、11はスレー
ブプロセッサ側のデータバス、31はスレーブプロセッ
サ用のデータメモリである。40はアドレスデコーダ、
41はダイレクトメモリアクセスコントローラ(DMA
C)、42はアドレスデコード信号線、43はスレーブ
プロセッサへのバス要求信号線、44はマスタプロセッ
サへのバス要求信号線である。
データメモリ31からメインメモリ4ヘデータ転送を行
う場合、スレーブプロセッサ2はダイレクトメモリアク
セスコントローラ41を動作させるためのアドレスをス
レーブプロセッサ2側のアドレスバス/Oに出力すると
、アドレスデコーダ40が当該アドレスをデコードし、
アドレスデコード信号線42を介してダイレクトメモリ
アクセスコントローラ41を起動する。ダイレクトメモ
リアクセスコントローラ41は、まず、バス要求信号線
43によりスレーブプロセッサ2にバス要求した後、ス
レーブプロセッサ2側のアドレスバス/Oおよびデータ
バス11によって、データメモリ31の読み出し動作を
行い、転送するデータを得る。次に、バス要求信号線4
4によりマスタプロセッサ1にバス要求した後、マスタ
プロセッサ側のアドレスバス8およびデータバス9によ
り、先に読み出しているデータメモリ31からのデータ
をメインメモリ4に書き込む。また、メインメモリ4か
らデータメモリ3]へのデータ転送を行う場合は、ダイ
レクトメモリアクセスコントローラ41の起動後、ダイ
レクトメモリアクセスコントローラ41はバス要求信号
線44によりマスタプロセッサ1にバス要求した後、マ
スタプロセッサ側のアドレスバス8およびデータバス9
によりメインメモリ4を読み出して転送するデータを得
る。次にバス要求信号線43によりスレーブプロセッサ
2にバス要求した後、スレーブプロセッサ2側のアドレ
スバス/Oおよびデータバス11によって、転送データ
をスレーブプロセッサ用のデータメモリ3に書き込む。
以上、本実施例のマイクロコンピュータ装置を説明した
が、本実施例および他の実施例にかかるマイクロコンピ
ュータ装置の要点をまとめれば、次のようになる。
(1)マスタプロセッサがスレーブプロセッサの動作を
任意に停止および再開させる機能を有し、スレーブプロ
セッサを動作させるためのプログラムは、スレーブプロ
セッサの動作の停止中にマスタプロセッサがスレーブプ
ロセッサのプログラムメモリとしての揮発性メモリ(R
AM)にプログラムを転送し、プログラムの転送終了の
後に、マスタプロセッサがスレーブプロセッサの動作を
再開させる。
(2)マスタプロセッサあるいはスレーブプロセッサの
指示によって、アクセス制御回路がマスタプロセッサ側
のアドレスバスおよびデータバスと、スレーブプロセッ
サ側のプログラムメモリのアドレスバスおよびデータバ
スとを、それぞれ結合しまたは切断する。これにより、
マスタプロセッサからスレーブプロセッサのプログラム
メモリのアクセスを許可し、または禁止する。
(3)スレーブプロセッサのプログラムメモリの先頭ア
ドレスのオフセット値をマスタプロセッサから任意に設
定する機能を付加する(第2図)。
これにより、メインメモリの任意位置のプログラムを、
スレーブプロセッサのプログラムメモリに容易に転送で
きる。
(4)スレーブプロセッサのデータメモリをマスタプロ
セッサのアドレス空間内に配置し、マスタプロセッサお
よびスレーブプロセッサが共にアクセス可能とする。
(5)スレーブプロセッサのデータメモリをマスタプロ
セッサの工/○アドレス空間内に配置することにより、
マスタプロセッサは、I/Oアクセスと同じ処理機能に
よりスレーブプロセッサのデータメモリをアクセス可能
とする。
(6)スレーブプロセッサが制御可能なダイレクトメモ
リアクセスコントローラ(DMC)によりスレーブプロ
セッサのデータメモリのデータとマスタプロセッサのメ
インメモリとの間でデータ転送を行う。
以上、本発明を実施例にもとづき具体的に説明したが、
本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であること
は言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上、説明したように、本発明によれば、スレーブプロ
セッサ用のプログラムメモリを安価な揮発性メモリ(R
AM)により構成できるため、スレーブプロセッサ側の
装置規模が大きくならず、経済的であるばかりでなく、
スレーブプロセッサの動作させるためのプログラムを全
てマスタプロセッサからの転送によりスレーブプロセッ
サを与えるため、マスタプロセッサがスレーブプロセッ
サの動作により実現される機能を任意に制御可能とする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例にかかるマイクロコンピュ
ータ装置のシステム構成を示すブロック図、 第2図は、本発明の他の実施例にかかるマイクロコンピ
ュータ装置を説明する要部の構成を示すブロック図、 第3図は、別の他の実施例にかかるマイクロコンピュー
タ装置の要部の構成を示すブロック図、第4図は、更に
別の他の実施例にかかるマイクロコンピュータ装置の要
部の構成を示すブロック図である。 図中、1・・マスタプロセッサ、2・スレーブプロセッ
サ、3・・第1のアドレスデコーダ回路、4・・・マス
タプロセッサ用のメインメモリ、5・・・スレーブプロ
セッサ用のプログラムメモリ、6・・アクセス制御回路
、7・・・第2のアドレスデコーダ回路、8・・・マス
タプロセッサ側のアドレスバス、9 ・マスタプロセッ
サ側のデータバス、/O・・スレーブプロセッサ側のア
ドレスバス、11・・スレーブプロセッサ側のデータバ
ス、12・・スレーブプロセッサのリセット信号線、1
3・・スレーブプロセッサのボルト信号線、14・・第
1のアクセス制御信号線、15・・・第2のアクセス制
御信号線、2o・・アドレスデコーダ、21・・・デー
タラッチ回路、22・・アドレス比較回路、23・・・
ラッチされたデータ信号を出力するラッチデータ線、2
4・・比較結果信号線、25・アドレスデコード信号線
、26・アドレス生成回路、27・・データバスゲート
、30・・アドレスデコーダ、31・・・スレーブプロ
セッサ用のデータメモリ、32・・データメモリのアド
レスバス、33・・データメモリのデータバス、34 
・71へレスデコード信号、35 アクセス制御回路、
40・アドレスデコーダ、41・・・ダイレクトメモリ
アクセスコントローラ(DMAC)、42・・アドレス
テコ−1−信号線、43・・スレーブプロセッサへのバ
ス要求信号線、44−・マスタプロセッサへのバス要求
信号線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、メインメモリと、マスタプロセッサと、マスタプロ
    セッサからの指示により動作の停止および開始が制御さ
    れるスレーブプロセッサと、スレーブプロセッサ用の揮
    発性プログラムメモリと、マスタプロセッサの初期立上
    げ用の不揮発性プログラムメモリであって、マスタプロ
    セッサの起動後、マスタプロセッサからスレーブプロセ
    ッサ用の揮発性プログラムメモリに、スレーブプロセッ
    サを動作させるためのプログラムを転送して、マスタプ
    ロセッサからスレーブプロセッサを起動して、スレーブ
    プロセッサを動作させるプログラムを含むプログラムメ
    モリとを備えることを特徴とするマイクロコンピュータ
    装置。 2、請求項1に記載のマイクロコンピュータ装置におい
    て、更にアクセス制御回路を備え、該アクセス制御回路
    の制御により、スレーブプロセッサを動作させるための
    プログラムは、全てをマスタプロセッサから転送してス
    レーブプロセッサ用の揮発性プログラムメモリに設定し
    、アクセス制御回路は、スレーブプロセッサ用の揮発性
    プログラムメモリに対するマスタプロセッサからのアク
    セスを禁止する制御を行うことを特徴とするマイクロコ
    ンピュータ装置。 3、請求項2に記載のマイクロコンピュータ装置におい
    て、アクセス制御回路は、マスタプロセッサ側のアドレ
    スバスおよデータバスと、スレーブプロセッサ側のアド
    レスバスおよデータバスとの間の信号接続切断制御を行
    い、アクセスが禁止されたスレーブプロセッサ用の揮発
    性プログラムメモリのアクセス禁止の解除をスレーブプ
    ロセッサからの制御により行うことを特徴とするマイク
    ロコンピュータ装置。 4、請求項1に記載のマイクロコンピュータ装置におい
    て、スレーブプロセッサ用の揮発性プログラムメモリに
    格納するプログラムは、マスタプロセッサのメインメモ
    リの記憶空間における任意の位置に配置可能とし、スレ
    ーブプロセッサ用のプログラムは、複数個をメインメモ
    リに格納し、スレーブプロセッサ用の揮発性プログラム
    メモリに転送するプログラムを複数個のプログラムのい
    ずれかとし、プログラムを切換えてスレーブプロセッサ
    を動作させることを特徴とするマイクロコンピュータ装
    置。 5、請求項1に記載のマイクロコンピュータ装置におい
    て、更に、マスタプロセッサおよびスレーブプロセッサ
    で共用する共有メモリを備え、マスタプロセッサおよび
    スレーブプロセッサの起動後、共有メモリを介して、マ
    スタプロセッサとスレーブプロセッサとの間のデータ交
    換を行うことを特徴とするマイクロコンピュータ装置。 6、請求項1に記載のマイクロコンピュータ装置におい
    て、更にマスタプロセッサがスレーブプロセッサ用のデ
    ータメモリを備え、マスタプロセッサおよびスレーブプ
    ロセッサの起動後、マスタプロセッサのI/Oアドレス
    空間を介して、マスタプロセッサがスレーブプロセッサ
    用のデータメモリをアクセスすることにより、マスタプ
    ロセッサとスレーブプロセッサとのデータ交換を行うを
    特徴とするマイクロコンピュータ装置。 7、請求項6に記載のマイクロコンピュータ装置におい
    て、更にダイレクトメモリアクセスコントローラを備え
    、マスタプロセッサおよびスレーブプロセッサの各プロ
    セッサの起動後、マスタプロセッサとスレーブプロセッ
    サとのデータ交換を、スレーブプロセッサにより起動さ
    れるダイレクトメモリアクセスコントローラによりスレ
    ーブプロセッサ用のデータメモリから、マスタプロセッ
    サのメインメモリへのデータ転送あるいはその逆方向の
    データ転送により行うことを特徴とするマイクロコンピ
    ュータ装置。
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