JPH04104351U - パラレル入出力シミユレータ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】パラレル入出力シミュレータ５の信号入力部
は、ファームウェアを開発すべきターゲットマシン６の
インタフェースに対応する複数のインタフェースを有
し、シミュレート用の信号を発生する。信号出力表示部
２は、信号入力部１の発生信号に対するターゲットマシ
ン６からの出力を表示する。入出力切替操作部３は、パ
ワレル入出力シミュレータ５の入出力切替操作を行な
い、この操作によって切替制御部４がターゲットマシン
６との間でシミュレート入出力を実行する。 【効果】多種多様な形式のインタフェースの被シミュレ
ートＩ／Ｏ入出力装置に対する簡素な構成の汎用シミュ
レータ機能を提供することができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はパラレル入出力シミュレータに関し、特に多種のインタフェースを備 えた情報処理装置のファームウェア開発の際にシミュレータ入出力の授受用に使 用するパラレル入出力シミュレータに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種のシミュレータは、開発すべき情報処理装置に特定のものを作る か、もしくはパソコン等を使ってシミュレータプログラムを作成していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来、パラレルインタフェースを用いて操作表示パネルや他の装置等と接続す る装置を開発する際、開発すべき装置固有のパネルやシミュレータを作成するか 、パソコン等を用いたシミュレータプログラムの作成で対応していたが、開発初 期の段階でパラレル入出力シミュレータのチェックを行ないたい場合に、パネル やシミュレータができるまで評価できなかったり、小さな装置の場合には、試作 レベルのパネルやシミュレータを作成するとコスト面や時間的に問題があり、ま た従来のシミュレータでは固有のインターフェースにしか対応できないという欠 点がある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案のパラレル入出力シミュレータは、多種のインタフェースを含む情報処 理装置に入力を供給してそのファームウェア開発に供するパラレル入出力シミュ レータであって、前記多種のインタフェースに対応したインタフェースを介して 所定の形式のシミュレータ入力を出力する信号入力部と、前記シミュレータ入力 に対応する前記情報処理装置のシミュレータ出力を表示する信号出力表示部と、 前記シミュレータ入力とシミュレータ出力の切替操作を行なう入出力切替操作部 と、この入出力切替操作部の操作に対応して前記情報処理装置とのシミュレータ 入出力の授受を行なう切替制御部とを備えて構成される。

【０００５】

【実施例】

次に、本考案について図面を参照して説明する。

【０００６】 図１は本考案の一実施例のブロック図である。

【０００７】 図１に示す実施例は、シミュレートすべき対象のターゲットマシン６に備えた パラレルインタフェースに対応したインタフェースを介して所定の形式のシミュ レータ入力を出力する信号入力部１と、シミュレータ入力に対応するターゲット マシン６のシミュレータ出力を表示する信号出力表示部２と、シミュレータ入力 とシミュレータ出力の切替操作を行なう入出力切替操作部３と、入出力切替操作 部３の操作に対応してターゲットマシンとのシミュレータ入出力の授受を行なう 切替制御部４とを備えたパラネル入出力シミュレータ５として構成される。

【０００８】 図２は、図１のパラレル入出力シミュレータの正面図である。以下図２を併用 しつつ図１の実施例の動作について説明する。

【０００９】 全体は図２に示すパワースイッチ１２で動作状態とされる。本実施例では、タ ーゲットマシン６に供給するシミュレータ入力としては、それぞれが８ビット構 成データによるＤ0 ，Ｄ1 およびＤ2 の３ポートデータとしているが、このポー ト９の内容はシミュレータの運用目的に応じてデータビット構成とともに任意に 設定しうる。各ポートデータに対応する入出力切替スイッチは入出力切替操作部 ３に含まれ、ＯＵＴ側に倒すとポートデータを所定のインタフェースを介して信 号入力部１から出力し、ＩＮ側に倒すとターゲットマシン６からのシミュレータ 出力を信号出力表示部２に供給するように切り替える。

【００１０】 インタフェース切替スイッチ８は、信号入力部１がターゲットマシン６の内蔵 する複数のインタフェースに対応して信号入力部１に備えるインタフェース選択 用のスイッチである。

【００１１】 入力信号切替スイッチは、ハイレベル（Ｈ）のロウレベル（Ｌ）との切り分け で所望の８ビットデータを設定し、表示用ＬＥＤ１０はこの８ビットデータに対 するターゲットマシン６からの信号を表示する。

【００１２】 操作としては、入出力切替スイッチ７のＯＵＴ設定により指定する各ポート９ の入力設定を行う。出力に設定時はＩＮ設定としターゲットマシン６からの信号 を表示用ＬＥＤに表示し、入力に設定時は信号をターゲットマシン６に供給する 。また、インタフェース切替スイッチ８により、リレーやフォトカプラ等のイン タフェースの選択を行なう。尚インタフェースの内容については、ボード差し替 え、ユニット交換によって容易に可能としている。

【００１３】 切替操作部４からの信号による入出力とインタフェースの切替が行なわれ、信 号入力部１および信号出力表示部２をターゲットマシン６のポートの設定に合わ せて接続し、信号入力部１で信号を設定しターゲットマシン６に送信し、出力を 出力表示部２に表示する。

【００１４】

【考案の効果】

以上説明したように本考案は、入出力切替およびインタフェース切替を可能と してパラレル入出力シミュレータを構成することにより、ケーブルで信号を合わ せるだけで、多種多様な被シミュレート装置としてのＩ／Ｏ入出力装置のインタ フェースに対して、簡単な入力信号設定で安価で汎用的なファームウェア開発支 援ができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例のブロック図である。

【図２】図１の実施例の正面図である。

【符号の説明】

１ 信号入力部 ２ 信号出力表示部 ３ 入出力切替操作部 ４ 切替制御部 ５ パラレル入出力シミュレータ ６ ターゲットマシン ７ 入出力切替スイッチ ８ インタフェース切替スイッチ ９ ポート １０ 表示用ＬＥＤ １１ 入力信号切替スイッチ １２ パワースイッチ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 多種のインタフェースを含む情報処理装
   置に入力を供給してそのファームウェア開発に供するパ
   ラレル入出力シミュレータであって、前記多種のインタ
   フェースに対応したインタフェースを介して所定の形式
   のシミュレータ入力を出力する信号入力部と、前記シミ
   ュレータ入力に対応する前記情報処理装置のシミュレー
   タ出力を表示する信号出力表示部と、前記シミュレータ
   入力とシミュレータ出力の切替操作を行なう入出力切替
   操作部と、この入出力切替操作部の操作に対応して前記
   情報処理装置とのシミュレータ入出力の授受を行なう切
   替制御部とを備えて成ることを特徴とするパラレル入出
   力シミュレータ。