JPH04104285U - 赤外線レーザマーキング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 プリズム９及びハームミラー１０により反射
される赤外線レーザ光４と光軸と一致する可視光線であ
る単色光５を発生するフィルタ３及び可視光発生器２を
設けてある。 【効果】 赤外線レーザ光に単色光が混合されているの
で、レーザビームが肉眼で見ることが出来、ワークの位
置決めが容易に出来る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、赤外線レーザマーキング装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

図２は従来の赤外線レーザマーキング装置の一例を示す概略図である。従来、 この種の赤外線レーザマーキング装置は、半導体装置の外郭体にマーキングをし たり、あるいは電子部品のトリミング等に使用されてきた。そしてその構造は、 例えば図２に示すように、赤外線レーザ光４を発振するレーザ発振器１と、赤外 線レーザをワーク８の表面に収束させる集光レンズ７とで構成されている。

【０００３】 この赤外線レーザマーキング装置で、ワーク８の表面に印字する場合は、ワー ク８を図示していないステージで位置決めし、ワーク８とレーザ発振器１を含む レーザヘッドとを相対的に動かし、所定のパターンを印字を加工していた。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

通常、赤外線レーザは肉眼では見ることが出来ないので、ワークとの位置決め には、あらかじめレーザビームをダミーのワークに照射し、そのスポット加工後 の位置を装置に記憶させ、その記憶された位置でステージ位置制御し、ワークと レーザビームスポットとの相対位置を決めていた。しかしながらこのレーザビー ムスポット位置の再現性が悪く、しばしばワークに印字するときに位置ずれを起 すという問題があった。

【０００５】 本考案の目的は、かかる問題を解消する赤外線レーザマーキング装置を提供す るものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案の赤外線レーザマーキング装置は、集光レンズより射出する赤外線レー ザ光の光軸と一致させる単色光を発生する可視光発生器を備えている。

【０００７】

【実施例】

次に、本考案について図面を参照して説明する。

【０００８】 図１は本考案の一実施例を示す赤外線レーザマーキング装置の概略図である。 本考案の赤外線レーザマーキング装置は、赤外線レーザビームと同軸に単色光を 混合して、レーザビームを肉眼でも見えるようにしたことである。すなわち、図 １に示すように、レーザ発振器１より発振する赤外線レーザ光４を屈折させるプ リズム９と、種々の波長をもつ単色光を含む光を発生する可視光発生器２と、こ の可視光発生器２より発生する光より例えば赤色である単色光５を抽出するフィ ルタ３と、プリズム９から反射する赤外線レーザ光４を反射するとともに単色光 ５を通過し、混合光線を形成するハーフミラー１０とを設けたことである。

【０００９】 次に、この赤外線レーザマーキング装置の動作を説明する。まず、ワーク８を ステージに搭載する。次に、可視光発生器２より光を発生させ、単色光５をワー ク８の表面に照射する。次に、この単色光５のスポット光によりワーク８を位置 決めする。次に、レーザ発生器１より赤外線レーザ光４を発振させ、ワーク８に 印字する。このとき、可視光発生器２の点灯を維持したままでも良いし、消灯し てもよい。

【００１０】

【考案の効果】

以上説明したように本考案は赤外線レーザ光と単色光の光軸を一致させ、ワー クに照射させることにより、赤外線レーザ光線の可視化が図れ、ワークのどこに 集光されているのか肉眼で判断できるので、ワークに印字する位置ずれを起すこ とのない赤外線レーザマーキング装置が得られるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す赤外線レーザマーキング
装置の概略図である。

【図２】従来の赤外線レーザマーキング装置の一例を示
す概略図である。

【符号の説明】

１ レーザ発振器 ２ 可視光発生器 ３ フィルタ ４ 赤外線レーザ光 ５ 単色光 ７ 集光レンズ ８ ワーク ９ プリズム

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 集光レンズより射出する赤外線レーザ光
   の光軸と一致させる単色光を発生する可視光発生器を備
   えることを特徴とする赤外線レーザマーキング装置。