JPH04104121A - コンタクトレンズの製造方法 - Google Patents

コンタクトレンズの製造方法

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JPH04104121A
JPH04104121A JP22194390A JP22194390A JPH04104121A JP H04104121 A JPH04104121 A JP H04104121A JP 22194390 A JP22194390 A JP 22194390A JP 22194390 A JP22194390 A JP 22194390A JP H04104121 A JPH04104121 A JP H04104121A
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methacrylate
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浩史 木口
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はコンタクトレンズに関し、特に濡れ性と装用感
に優れるハードコンタクトレンズに関する。
[従来の技術] コンタクトレンズ装用時の異物感を減少させて装用感を
向上させるには、角膜とレンズ表面とのなじみを良くす
ることが重要である。具体的な方法としては、コンタク
トレンズ表面に親水性モノマーであるアクリルアミドを
グラフト重合することにより、レンズ表面の濡れ性を向
上させることがあげられる。さらに、濡れ性を長期にわ
たって保持するため、グラフト鎖を架橋して耐摩耗性を
向上させる方法がある。従来、架橋剤の添加量が多けれ
ば多いほど、架橋の効果が向上しグラフト鎖の耐摩耗性
を向上させることができるとされていた。
[発明が解決しようとする課題] しかし、前述の従来技術では、レンズ上のグラフトポリ
マー層に光散乱が生じるため、レンズ表面が白濁し透明
性が悪くなるという欠点を有していた。そこで本発明は
この問題点を解決するもので、その目的とするところは
、長期にわたって高い濡れ性を保持し、かつ透明性に優
れたコンタクトレンズの製造方法を提供することにある
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために本発明のコンタクトレンズの
製造方法明 (a)少なくとも、アルキルメタクリレー
トとシロキサニルメタクリレート式中XおよびYはC1
〜C5のアルキル基およびZ基からなる群から選ばれ、
Zは構造式 %式%) をもつ基であり、Aは01〜C5のアルキル基を示す。
m、  nは0.又は正の整数を示す。)との共重合物
であるメタクリル酸のエステル化合物のポリマーを原材
料としたコンタクトレンズ基材において、その表面を常
圧あるいは減圧下で放電処理する工程と、 (b)レン
ズ表面に親木性モノマーをグラフト重合する工程とから
成るコンタクトレンズの製造方法において、 (b)工
程中の少なくともアクリルアミド、N、N’−メチレン
ビスアクリルアミドおよび水より成るモノマー水溶液に
おける、N、N’−メチレンビスアクリルアミドの濃度
を10wt%以下にすることを特徴とする。
なお、代表的なメタクリル酸のエステル化合物には以下
のものがあげられる。
ペンタメチルジシロキサニルメチルメタクリレート トリス(トリメチルシロキシ)−γ−メタクリルオキシ
プロピルシラン CH3 ■ CH3−5i−CH3 ζ CH30 CH3−8i−CH3 ― H3 イソブチルヘキサメチルトリシロキサニルメチルメタク
リレート [実施例1] メチルメタクリレート60wt%、トリス(トリメチル
シロキシ)シリルプロピルメタクリレ−1−35wt%
、2−ヒドロキシエチルメタクリレート5wt%の共重
合物よりなるコンタクトレンズ基材を用意した。放電装
置(電極間6センチメードル、電極間電圧270ボルト
、周波数60ヘルツ)にレンズ基材を設置して、0.0
4トールのアルゴン雰囲気中で5秒間グロー放電処理を
した。放電処理したレンズ基材を空気中にさらし、試験
管に入れた。
アクリルアミドとN、N’ −メチレンビスアクリルア
ミドを水に溶解し、モノマー水溶液とした。
その際、第1表に従って各成分の重量比を変えた6種類
の水溶液を用意した。各々の水溶液を2゜5mlずつ試
験管に分取してレンズ基材全体がモノマー水溶液に浸る
ようにし7′:。窒素ガス置換後、減圧封管した。試験
管を80°Cの恒温槽中に60分置き、レンズ基材表面
に千ツマ−をグラフト重合した(試料No、1〜6)。
また、従来法との比較のため、架橋剤未添加の10wt
%アクリルアミドモノマー水溶液を用いた試料を作製し
た(比較例1〜6)。この時の重合条件は、試料No、
’1〜6の時と全く同様であった。
グラフト処理後のレンズについて、可視光(480nm
)での透過率を測定し、レンズの白濁具合いを評価した
。この結果を第1表に掲げる。
第1表 ”AAm  ニアクリルアミド MBAAm:N、N’−メチレンビスアクリルアミド引
き続き、透過率の高がった白濁のないレンズ(第1表、
試料No、1〜4と同じもの)につぃて、それぞれ耐摩
耗性を確認する試験を行った。
まず、洗剤をまぶした掌で1000往復こすり洗いをし
た。次に、こすり後のレンズ表面の接触角を測定し、あ
らかじめ記録しておいたこすり前の接触角との差をみる
ことにより、グラフトポリマーの剥離具合いを評価した
比較のために架橋剤を添加しない10wt%アクリルア
ミド水溶液系でのグラフト処理品(第1表、比較例1〜
6と同じもの)について試料N o。
1〜4と同様の操作を行った。
なお、接触角の測定は液滴法にて行い、溶媒は水を使用
した。これらの結果を第2表に掲げる。
第2表 [実施例2] メチルメタクリレ−1−60wt%、トリス(トリメチ
ルシロキシ)シリルプロピルメタクリレート35wt%
、2−ヒドロキシエチルメタクリレ−ト5 w t%の
共重合物よりなるコンタクトレンズ基材を用意した。電
極間路@3. 5センチメートル、電極間電圧15キロ
ボルト、周波数60ヘルツのコロナ放電処理装置の電極
間に厚み1.5ミリメートルのスペーサで作った空間に
このレンズ基材を設置し、放電処理をおこなった。尚、
片面ずつ、両面に40秒ずつ放電処理をした。
次に実施例1と同様に、成分比を変えたモノマー水溶液
にを2.5mlずつ試験管に用意し、それぞれにレドッ
クス触媒としてモール塩(硫酸第一鉄アンモニウム)を
加えてかくはんし、溶解した。そこへ放電処理したレン
ズ基材を入れ、窒素ガス置換後、減圧封管した。試験管
を30〜50°Cの恒温槽中に40〜90分置き、レン
ズ基材表面に千ツマ−をグラフト重合した(試料No、
1〜6)。
また、比較のため、架橋剤未添加の10wt%アクリル
アミドモノマー水溶液を用いた試料を作製した。 (比
較例1〜6)この時の重合条件は、試料No、1〜60
時と全く同様であった。
グラフト処理後のレンズについて、可視光(480nm
)での透過率を測定し、レンズの白濁具合いを評価した
。この結果を第3表に掲げる。
第3表 ’ AA+n ニアクリルアミド MBAAm:N、N’−メチレンビスアクリルアミド引
き続き、透過率の高かった白濁のないレンズ(第1表、
試料N’o、  1〜4と同じもの)について、それぞ
れ耐摩耗性を確認する試験を行った。
まず、洗剤をまぶした掌で1000往復こすり洗いをし
た。次に、こすり後のレンズ表面の接触角を測定し、あ
らかじめ記録しておいたこすり前の接触角との差をみる
ことにより、グラフトポリマーの剥離具合いを評価した
比較のために架橋剤を添加しない10wt%アクリルア
ミド水溶液系でのグラフト処理品(第1表、比較例1〜
6と同じもの)について試料No。
1〜4と同様の操作を行った。
なお、接触角の測定は液滴法にて行い、溶媒は水を使用
した。これらの結果を第4表に掲げる。
第4表 第1表および第3表より明らかように、少なくとも、ア
クリルアミド、N、N’ −メチレンビスアクリルアミ
ド、水より成る重合溶液において、N、N’ −メチレ
ンビスアクリルアミドが10wt%以下のもの(試料1
〜4)が可視光の透過に優れており、レンズ表面の白濁
は観察されなかった。また、このときの透過率の値は、
10wt%アクリルアミド水溶液系での重合!I!1<
比較例1〜6)に劣るものではなく、コンタクトレンズ
の透明性としては十分満足な値であった。一方、N。
No−メチレンビスアクリルアミドが10w’t%を超
えるもの(試料No、5.6)についてはレンズ表面が
白濁し、その透過率は大幅に減じた。
また、第2表および第4表より明かなように、こすり後
の接触角の上昇は、架橋剤を添加したもの(試料No、
1〜4)については大幅に抑制され、レンズ表面の水濡
れ性は保持された。この結果により、白濁のないグラフ
トコンタクトレンズの耐久性は十分大きく、商品価値が
あることが確認された。
以上、耐久性に富み、かつレンズ表面に白濁のないグラ
フトコンタクトレンズを作ることができた。
本発明の実施例をSi系PMMA製コンタクトレンズと
を用いて説明してきたがこれに限ることなく、その他の
ハードコンタクトレンズや、シリコンラバーなどのソフ
トコンタクトレンズについても同様な結果を得ている。
さらに、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレン、ポリ
塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、アセテート、ポリエ
ステル、ポリビニルアルコール、ポリスチレン、ポリカ
ーボネート、その他様々なプラスチックフィルムの表面
処理に対しても同様な結果が得られた。
更に、上にあげた樹脂を使用した各種包装材、農業用保
水材、または人工臓器などの医療用製品にも応用が可能
である。
また、架橋剤としてグリセリンジアクリレート、トリメ
チロールプロパントリアクリレートなどのアクリレート
系、およびエチレングリコールジメタクリレート、ジエ
チレングイコールジメタクリレート、 トリエチレング
リコールジメタクリレート、1,3−ブタンジオールジ
メタクリレートなどのメタクリレート系を用いても同様
な結果が得られた。
[発明の効果] 以上述べたように、発明によれば、N、  N“−メチ
レンビスアクリルアミドの流加量を請求の範凹に記した
通り制限することによって、グラフト鎖の耐摩耗性を向
上させ、長期にわたり高い濡れ性を保持することができ
た。しかも表面白濁は生成せず、レンズ本来の光学特性
は劣化しなかった。
従って、本発明は装用感に優れるコンタクトレンズの製
造に関し、たいへん有効であるといえる。
以  上 出願人 セイコーエプソン株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (a)少なくとも、アルキルメタクリレートとシロキサ
    ニルメタクリレート( ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中XおよびYはC_1〜C_5のアルキル基およびZ
    基からなる群から選ばれ、Zは構造式 ▲数式、化学式、表等があります▼ をもつ基であり、AはC_1〜C_5のアルキル基を示
    す。m、nは0、又は正の整数を示す。)との共重合物
    であるメタクリル酸のエステル化合物のポリマーを原材
    料としたコンタクトレンズ基材において、その表面を常
    圧あるいは減圧下で放電処理する工程と、(b)レンズ
    表面に親水性モノマーをグラフト重合する工程とから成
    るコンタクトレンズの製造方法において、(b)工程中
    の少なくともアクリルアミド、N,N’−メチレンビス
    アクリルアミドおよび水より成るモノマー水溶液におけ
    る、N,N’−メチレンビスアクリルアミドの濃度を1
    0wt%以下にすることを特徴とするコンタクトレンズ
    の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5391589A (en) * 1991-12-10 1995-02-21 Seiko Epson Corporation Contact lens and method of producing a contact lens

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5391589A (en) * 1991-12-10 1995-02-21 Seiko Epson Corporation Contact lens and method of producing a contact lens

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