JPH04103833A - 過給機付エンジンの制御装置 - Google Patents

過給機付エンジンの制御装置

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JPH04103833A
JPH04103833A JP2220714A JP22071490A JPH04103833A JP H04103833 A JPH04103833 A JP H04103833A JP 2220714 A JP2220714 A JP 2220714A JP 22071490 A JP22071490 A JP 22071490A JP H04103833 A JPH04103833 A JP H04103833A
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intake
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individual
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JP2220714A
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Inventor
Takahiro Kawamura
孝博 川村
Yoshihiro Hidehira
秀衡 佳裕
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、エンジン本体に付設された複数のターボ過給
機がエンジン本体の運転状態に応じて動作制御されるも
のとなされたエンジンについて、吸気供給制御を行う過
給機付エンジンの制御装置に関する。
(従来の技術) 車両に搭載されるエンジンにおいて、吸気充填効率をよ
り効果的に向上させるべく、例えば、排気ガスが利用さ
れて作動せしめられ、吸気通路部に導入された吸入空気
を過給するターボ過給機が複数個配設されたものが知ら
れている。斯かる複数個のターボ過給機が備えられたエ
ンジンは、例えば、特開昭59−160022号公報に
も示される如く、エンジン本体から個別に伸びて下流側
部分で合流する2系統の排気通路部に、並設配置された
2個のターボ過給機の各々におけるタービンが夫々配さ
れるとともに、中間部分が2個の分岐通路部分を形成す
るものとされた吸気通路部における2系統の分岐吸気通
路部分に、2個のターボ過給機の各々におけるブロアが
夫々配される構成がとられるものとされる。
このようにエンジン本体に対して並設された2個のター
ボ過給機が、それらの作動状態についてのエンジン本体
の運転状態に応じたシーケンシャル制御が行われるもの
とされる場合には、それらのうちの一方が、エンジン本
体の作動時にその運転状態の如何にかかわらず、そのタ
ービンにエンジン本体からの排気ガスが作用せしめられ
て過給動作を行う1次側ターボ過給機とされるとともに
、他方が、エンジン本体が所定の運転状態、例えば、比
較的高い回転数のもとての運転状態をとるものとされる
ときのみ、そのタービンにエンジン本体からの排気ガス
が作用せしめられて過給動作を行う2次側ターボ過給機
とされ、従って、エンジン本体の運転状態に応じて1次
側ターボ過給機のみが作動する状態と1次側及び2次側
ターボ過給機の両者が作動する状態とがとられ、エンジ
ン本体に対する吸入空気の過給あく、エンジン本体側の
要求に応じて効率よく行われるようにされる。
斯かるシーケンシャル制御が行われる1次側及び2次側
ターボ過給機が備えられたエンジンが、例えば、2個の
ロータを備えたロークリ・エンジンが各ロータを収容し
た第1及び第2のロータ作動部を備える如くに、そのエ
ンジン本体部が第1及び第2の作動部を備えたものとさ
れる場合にあっては、吸気通路部が、1次側ターボ過給
機のブロア及び2次側ターボ過給機のブロアが夫々配さ
れた第1及び第2の分岐吸気通路部分、及び、エンジン
本体における第1及び第2の作動部に夫々接続された第
1及び第2の個別吸気通路部分を有したものとされて、
その第2の分岐吸気通路部分に、それを第2のターボ過
給機のブロアより下流側の位置において開閉制御する吸
気カット弁が設けられ、また、排気通路部が、エンジン
本体における第1及び第2の作動部から夫々伸び、第1
のターボ過給機のタービン及び第2のターボ過給機のタ
ービンが夫々配された第1及び第2の個別排気通路部分
、及び、第1の個別排気通路部分における第1のターボ
過給機のタービンより上流側の位置と第2の個別排気通
路部分における第2のり−ボ過給機のタービンより上流
側の位置とを連通させる連通路部分を有したものとされ
、その第2の個別排気通路部分に、それを第2のターボ
過給機のタービンと連通路部分の一端との間の位置にお
いて開閉制御する排気カット弁が設けられるとともに、
第2の個別排気通路部分における排気カット弁により開
閉制御される位置に対するバイパスを形成する排気洩ら
し通路部が、それを開閉制御する排気洩らし弁が配され
たものとされて設けられる。
そして、第2の分岐吸気通路部分、第2の個別排気通路
部分及び排気洩らし通路部が、夫々、吸気カット弁、排
気カット弁及び排気洩らし弁によって閉状態とされて、
2次側ターボ過給機のタービンにエンジン本体からの排
気ガスが作用せしめられず、かつ、2次側ターボ過給機
のブロア側からの吸気の送出がなされない、1次側ター
ボ過給機のみによる過給動作が行われる状態がとられ、
また、1次側ターボ過給機のみによる過給動作が行われ
る状態のもとで、排気洩らし通路部が排気洩らし弁によ
って開状態とされ、それにより、2次側ターボ過給機の
タービンに排気洩らし通路部を通した比較的少量の排気
ガスが作用せしめられて、2次側ターボ過給機が本格的
に過給動作を行うべく回転駆動されるに先立っての予回
転状態とされる状態がとられ、さらに、2次側ターボ過
給機の予回転状態がとられた後、第2の分岐吸気通路部
分及び第2の個別排気通路部分が、夫々、吸気カット弁
及び排気カット弁によって開状態とされて、2次側ター
ボ過給機のタービンに第2の個別排気通路部分を通じた
排気ガスが作用せしめられ、かつ、2次側ターボ過給機
のブロアにより加圧された吸気が第2の分岐吸気通路部
分を通じて送出されるようにされた、1次側ターボ過給
機に加えて2次側ターボ過給機による過給動作が行われ
る状態がとられる。
(発明が解決しようとする課題) 上述の如くに、第1及び第2の作動部を備えたエンジン
本体部に付設された1次側及び2次側ターボ過給機につ
いてのシーケンシャル制御が行われるにあたり、排気通
路部が、エンジン本体における第1及び第2の作動部か
ら夫々伸び、第1のターボ過給機のタービン及び第2の
ターボ過給機のタービンが夫々配された第1及び第2の
個別排気通路部分、及び、第1の個別排気通路部分にお
ける第1のターボ過給機のタービンより上流側の位置と
第2の個別排気通路部分における第2のターボ過給機の
タービンより上流側の位置とを連通させる連通路部分を
有したものとされ、その第2の個別排気通路部分に、そ
れを第2のターボ過給機のタービンと連通路部分の一端
との間の位置において開閉制御する排気カット弁が設け
られたものとされる場合には、第2の個別排気通路部分
が排気カット弁により閉状態とされて、1次側ターボ過
給機のみが過給作動を行うものとされるとき、エンジン
本体における第1の作動部から第1の個別排気通路部分
を通して排出される排気ガスが、第1の個別排気通路部
分を比較的低い通路抵抗が作用する状態で流れて1次側
のターボ過給機のタービンに到達するものとされるのに
対し、エンジン本体における第2の作動部から第2の個
別排気通路部分を通じて排出される排気ガスは、第2の
個別排気通路部分を流れて排気カット弁に到達し、そこ
で排気カット弁により方向を転じられ、連通路部分を通
じて第1の個別排気通路部分に導かれて1次側のターボ
過給機のタービンに到達するものとされる。即ち、エン
ジン本体における第2の作動部から第2の個別排気通路
部分を通じて排出される排気ガスは、第2の個別排気通
路部分及び連通路部分を比較的高い通路抵抗が作用する
状態で流れて1次側のターボ過給機のタービンに到達す
るものとされることになる。
それゆえ、1次側ターボ過給機のみが過給動作を行うも
のとされるもとにあっては、排気ガスの流れに対する通
路抵抗の差に起因して、エンジン本体における第1の作
動部に接続されて、その第1の作動部からの排気ガスが
排出される第1の個別排気通路部分内の排気圧に比して
、エンジン本体における第2の作動部に接続されて、そ
の第2の作動部からの排気ガスが排出される第2の個別
排気通路部分内の排気圧が高められることになり、従っ
て、エンジン本体における第1の作動部に対する排気圧
より、エンジン本体における第2の作動部に対する排気
圧の方が高いものとなってしまう事態が生じる。
このように、エンジン本体における第1及び第2の作動
部の夫々に対する排気圧に差が生しると、第1及び第2
の個別吸気通路部分を通して夫々第1及び第2の作動部
に供給される吸気充填量に排気圧の差に応じた差が生じ
ることになり、その結果、第1及び第2の作動部間にお
いて空燃比制御あるいは点火時期制御等の各種制御にお
ける最適制御条件が異なるものとなってしまうという煩
わしさがもたらされ、また、斯かる際には、第1及び第
2の作動部の動作がそれらのうちのいずれか性能が低い
ものとされる方に合わされることとなって、エンジン本
体が本来の性能を充分に発揮できないものとされること
になる戊がある。
このようなエンジン本体における第1及び第2の作動部
の夫々に対する排気圧の差を解消する策として、通路抵
抗が比較的高いものとなる、エンジン本体における第2
の作動部から第1の個別排気通路部分における1次側の
ターボ過給機のタービンより上流側の位置に至る第2の
個別排気通路部分及び連通路部分の内径を増大させるこ
とが考えられるが、斯かる内径の増大を、例えば、エン
ジン本体が高負荷運転状態とされてエンジン本体におけ
る第2の作動部からの排気ガス量が比較的多量とされる
場合にも、その効果があるように達成することは、第2
の個別排気通路部分及び連通路部分の周囲における各部
材の形状及び配置等からの種々の制約があって極めて困
難とされる。
斯かる点に鑑み、本発明は、第1及び第2の作動部を備
えたエンジン本体部に付設された第1及び第2のターボ
過給機についてのシーケンシャル制御を行うべく、排気
通路部が、エンジン本体における第1及び第2の作動部
から夫々伸び、第1のターボ過給機のタービン及び第2
のターボ過給機のタービンが夫々配された第1及び第2
の個別排気通路部分、及び、第1の個別排気通路部分に
おける第1のターボ過給機のタービンより上流側の位置
と第2の個別排気通路部分における第2の過給機のター
ビンより上流側の位置とを連通させる連通路部分を有し
たものとされ、その第2の個別排気通路部分に、それを
第2の過給機のタービンと連通路部分の一端との間の位
置において開閉制御する排気カット弁が設けられたもの
とされたエンジンについて、その運転状態に応じて1次
側ターボ過給機のみが過給動作を行う状態とすべく、第
2の個別排気通路部分が排気カット弁により閉状態に維
持されるようになす制御を行うにあたり、エンジン本体
における第1及び第2の作動部の夫々に対する排気圧の
差に起因して生じる、第1及び第2の作動部の夫々に供
給される吸気充填量の差を低減することができるものと
された過給機付エンジンの制御装置を提供することを目
的とする。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成すべく、本発明に係る過給機付エンジ
ンの制御装置の第1の態様は、第1のターボ過給機のブ
ロア及び第2のターボ過給機のブロアが夫々配された第
1及び第2の分岐吸気連路部分、及び、エンジン本体に
おける第1及び第2の作動部に夫々接続された第1及び
第2の個別吸気通路部分を有した吸気通路部の第2の分
岐吸気通路部分を、第2のターボ過給機のブロアより下
流側の位置において開閉制御する吸気カット弁と、エン
ジン本体における第1及び第2の作動部がら個別に伸び
、第1のターボ過給機のタービン及び第2のターボ過給
機のタービンが夫々配された第1及び第2の個別排気通
路部分、及び、第1の個別排気通路部分における第1の
ターボ過給機のタービンより上流側の位置と第2の個別
排気通路部分における第2の過給機のタービンより上流
側の位置とを連通させる連通路部分を有した排気通路部
の第2の個別排気通路部分を、第2の過給機のタービン
と連通路部分の一端との間の位置において開閉制御する
排気カット弁と、第2の個別排気通路部分における排気
カット弁により開閉制御される位置に対するバイパスを
形成する排気洩らし通路部を開閉制御する排気洩らし弁
とを備え、さらに、第1の個別吸気通路部分と吸気通路
部における第1のターボ過給機のブロアより上流側の位
置とを連通させる吸気戻し通路部と、第2の分岐吸気通
路部分、第2の個別排気通路部分及び排気洩らし通路部
が、吸気力・7ト弁、排気カット弁及び排気洩らし弁に
より夫々閉状態とされたもとで、第1及び第2の個別排
気通路部分の夫々における排気圧間の差が所定の値以上
であるとき、吸気戻し通路部を開状態とする吸気戻し弁
とが設けられて、構成される。
また、本発明に係る過給機付エンジンの制御装置の第2
の態様は、上述の第1の態様における吸気戻し通路部と
吸気戻し弁とに代えて、第2の個別吸気通路部分と第2
の分岐吸気通路部分における第2のターボ過給機のブロ
アより下流側の位置とを連通させる吸気補充通路部と、
第2の分岐吸気通路部分及び第2の個別排気通路部分が
、吸気カット弁及び排気カット弁により夫々閉状態とさ
れるとともに、排気洩らし通路部が排気洩らし弁により
開状態とされたもとで、第1及び第2の個別排気通路部
分の夫々における排気圧間の差が所定の値以上であると
き、吸気補充通路部を開状態とする吸気補充弁とが設け
られたものに相当するものとして構成される。
さらに、本発明に係る過給機付エンジンの制御装置の第
3の態様は、上述の第1の態様に加えて、さらに、第2
の個別吸気通路部分と第2の分岐吸気通路部分における
第2のターボ過給機のブロアより下流側の位置とを連通
させる吸気補充通路部と、第2の分岐吸気通路部分及び
第2の個別排気通路部分が、吸気カット弁及び排気カッ
ト弁により夫々閉状態とされるとともに、排気洩らし通
路部が排気洩らし弁により開状態とされたもとで、第1
及び第2の個別排気通路部分の夫々における排気圧間の
差が所定の値以上であるとき、吸気補充通路部を開状態
とする吸気補充弁とが設けられたものに相当するものと
して構成される。
(作 用) 上述の如くに構成される本発明に係る過給機付エンジン
の制御装置の第1の1!様においては、第2の分岐吸気
通路部分、第2の個別排気通路部分及び排気洩らし通路
部が、吸気カット弁、排気カット弁及び排気洩らし弁に
より夫々閉状態とされて、第1のターボ過給機のみが過
給動作を行い、しかも、第2のターボ過給機が、そのタ
ービンに排気洩らし通路部を通じた比較的少量の排気ガ
スが作用せしめられてとられる予回転状態にもないもの
とされるもとで、第1及び第2の個別排気通路部分の夫
々における排気圧間の差が所定の値以上とされると、第
1の個別吸気通路部分に得られる吸気の一部が、吸気戻
し通路部を這して、吸気通路部における第1のターボ過
給機のブロアより上流側の位置に戻される。それにより
、第1の個別吸気通路部分を通してエンジン本体におけ
る第1の作動部に供給される吸気が減じられて、エンジ
ン本体における第1及び第2の作動部の夫々に対する排
気圧の差に起因して生じる、第1及び第2の作動部の夫
々に供給される吸気充填量の差が低減せしめられる。
また、本発明に係る過給機付エンジンの制御装置の第2
の態様においては、第2の分岐吸気通路部分及び第2の
個別排気通路部分が、吸気カット弁及び排気カット弁に
より夫々閉状態とされるとともに、排気洩らし通路部が
排気洩らし弁により開状態とされて、第1のターボ過給
機のみが過給動作を行い、かつ、第2のターボ過給機が
、そのタービンに排気洩らし通路部を通じた比較的少量
の排気ガスが作用せしめられてとられる予回転状態にあ
るものとされるもとで、第1及び第2の個別排気通路部
分の夫々における排気圧間の差が所定の値以上とされる
と、予回転状態におかれた第2のターボ過給機によって
第2の分岐吸気通路部分における第2のターボ過給機の
ブロアより下流側の位置に得られる吸気が、吸気補充通
路部を通じて、第2の個別吸気通路部分に補充される。
それにより、第2の個別吸気通路部分を通じてエンジン
本体における第2の作動部に供給される吸気が増加せし
められて、エンジン本体における第1及び第2の作動部
の夫々に対する排気圧の差に起因して生じる、第1及び
第2の作動部の夫々に供給される吸気充填量の差が低減
せしめられる。
さらに、本発明に係る過給機付エンジンの制御装置の第
3の態様においては、第1のターボ過給機のみが過給動
作を行い、しかも、第2のターボ過給機が予回転状態に
ないものとされるもとで、第1及び第2の個別排気通路
部分の夫々における排気圧間の差が所定の値以上とされ
ると、第1の個別吸気通路部分に得られる吸気の一部が
、吸気戻し通路部を通じて、吸気通路部における第1の
ターボ過給機のブロアより上流側の位置に戻され、それ
により、第1の個別吸気通路部分を通じてエンジン本体
における第1の作動部に供給される吸気が減じられて、
エンジン本体における第1及び第2の作動部の夫々に対
する排気圧の差に起因して生じる、第1及び第2の作動
部の夫々に供給される吸気充填量の差が低減せしめられ
、また、第1のターボ過給機のみが過給動作を行い、か
つ、第2のターボ過給機が予回転状態にあるものとされ
るもとで、第1及び第2の個別排気通路部分の夫々にお
ける排気圧間の差が所定の値以上とされると、第2の分
岐吸気通路部分における第2のターボ過給機のブロアよ
り下流側の位置に得られる吸気が、吸気補充通路部を通
して、第2の個別吸気通路部分に補充され、それにより
、第2の個別吸気通路部を通じてエンジン本体における
第2の作動部に供給される吸気が増加せしめられて、エ
ンジン本体における第1及び第2の作動部の夫々に対す
る排気圧の差に起因して生しる、第1及び第2の作動部
の夫々に供給される吸気充填量の差が低減せしめられる
(実施例) 第1図は、本発明に係る過給機付エンジンの制御装置の
一例を、それが適用された車両用ロークリ・エンジンと
共に示す。
第1図に示されるロータリ・エンジンは、夫々ロータ1
を収容するとともに一対の点火プラグ2が設けられた第
1及び第2のロータ作動部3及び4を含んで構成された
エンジン本体E@備えたものとされている。そして、第
1のロータ作動部3には、吸気通路部6の下流側部分を
形成する第1の個別吸気通路部分6A及び排気通路部9
の上流側部分を形成する第1の個別排気通路部分9Aが
接続され、また、第2のロータ作動部4には、吸気通路
部6の下流側部分を形成する第2の個別吸気通路部分6
B及び排気通路部9の上流側部分を形成する第2の個別
排気通路部分9Bが接続されている。
吸気通路部6は、上流側部分がエアクリーナ11及び吸
入空気量を検出するエアフローセンサ12が設けられた
共通通路部分とされ、また、中間部分が第1及び第2の
分岐吸気通路部分6C及び6Dに分岐せしめられており
、さらに、下流側部分が、第1及び第2の個別吸気通路
部分6A及び6Bの上流側に、インタークーラ13及び
その下流側に位置するスロットル弁15が配された共通
通路部分を有し、共通通路部分がサージタンク16を介
して第1及び第2の個別吸気通路部分6A及び6Bに連
結されたものとされていて、第1及び第2の個別吸気通
路部分6A及び6Bの夫々には、一対の燃料噴射弁17
が設けられている。−方、排気通路9は、第1及び第2
の個別排気通路部分9A及び9Bにより構成される上流
側部分に、共通排気通路部分9Cにより形成される下流
側部分が連結されており、また、第1の個別排気通路部
分9Aと第2の個別排気通路部分9Bとを連結する連結
通路部分9Dが設けられている。
そして、第1の個別排気通路部分9A内における連結通
路部分9Dの一端より下流側の位置に、1次側ターボ過
給機20のタービン20aが配されており、1次側ター
ボ過給機20のブロア20bは軸によりタービン20a
に連結されて、第1の分岐吸気通路部分6C内に配され
ている。また、第2の個別排気通路部分9B内における
連結通路部分9Dの他端より下流側の位置に、2次側タ
ーボ過給機21のタービン21aが配されており、2次
側ターボ過給機21のブロア21bは軸によりタービン
21aに連結されて、第2の分岐吸気通路部分6D内に
配されている。1次側及び2次側ターボ過給機20及び
21は、第1及び第2のロータ作動部3及び4を備えて
構成されるエンジン零体Eに対して並設配置されている
ことになる。
第2の個別排気通路部分9Bにおける2次側ターボ過給
機21のタービン21aと連結通路部分9Dの他端との
間の位置には、第2の個別排気通路部分9Bを開閉制御
する排気カット弁23が設けられている。また、連結通
路部分9Dを第2の個別排気通路部分9Bにおける2次
側ターボ過給機21のタービン21aと排気カット弁2
3との間の位置に連通させ、第2の個別排気通路部分9
Bにおける排気カット弁23が設けられた位置に対する
バイパスを形成する排気洩らし通路部24が設けられて
おり、排気洩らし通路部24には、それを開閉制御する
排気洩らし弁25が配されている。
排気カット弁23は、ダイアフラム式のアクチュエータ
26によって駆動され、排気カット弁23により第2の
個別排気通路部分9Bが閉状態とされるときには、エン
ジン本体Eにおける第2のロータ作動部4から排出され
、第2の個別排気通路部分9Bを通じた排気ガスが、2
次側ターボ過給機21のタービン21aには供給されず
、排気カット弁23において方向を転しられて、連結通
路部分9Dを通じて第1の個別排気1ilB部分9Aに
おける1次側ターボ過給機20のタービン20aより上
流側の位置に導かれ、エンジン本体Eにおける第1のロ
ータ作動部3から排出され、第1の個別排気通路部分9
Aを流れる排気ガスに合流するものとされる。また、排
気洩らし弁25は、ダイアフラム式のアクチュエータ2
7ムこまって駆動され、アクチュエータ27の圧力室に
は、圧力供給パイプ28を通じて、第1の分岐吸気通路
部分6Cにおける第1のターボ過給機20のブロア20
bより下流側の位置に得られる吸気圧が供給される。
第1の個別排気通路部分9Aには、第1のターボ過給機
20のタービン20aが設けられた位置に対するバイパ
スを形成する接続通路29が設けられており、接続通路
29にはウェイストゲート弁30が配されている。ウェ
イストゲート弁30は、ダイアフラム式のアクチュエー
タ31によって駆動され、アクチュエータ31の圧力室
には圧力供給パイプ33を通じて、第1の分岐吸気通路
部分6Cにおける第1のターボ過給機20のブロア20
bより下流側の位置に得られる吸気圧が供給される。
一方、第2の分岐吸気通路部分6Dには、2次側ターボ
過給機21のブロア21bより下流側であって、第1の
分岐吸気通路部分6Cと第2の分岐吸気通路部分6Dと
の合流部の近傍の位置に、吸気カット弁40が設けられ
ている。吸気カット弁40はダイアフラム式のアクチュ
エータ41によって駆動される。
アクチュエータ41の圧力室には、三方ソレノイド弁4
3の出力ボートから伸びる圧力供給パイプ44が接続さ
れている。三方ソレノイド弁43の入力ボートの一方に
は、第2の分岐吸気通路部分6Dにおける2次側ターボ
過給機21のブロア21bより下流側であって吸気カッ
ト弁40より上流側の位置から伸びる圧力供給パイプ4
5が接続されている。また、三方ソレノイド弁43の入
力ボートの他方は、負圧供給パイプ46を通じて負圧タ
ンク48に接続されている。負圧タンク48には、吸気
通路部6におけるサージタンク16に得られる負圧がチ
エツク弁を通じて供給される。
排気カット弁23を駆動するアクチュエータ26の圧力
室には、三方ソレノイド弁5oの出力ボートから伸びる
圧力供給パイプ51が接続されている。三方ンレノイド
弁50の入力ポートの一方は大気に開放されるとともに
、他方が負圧供給パイプ52を通じて負圧タンク48に
接続されている。
上述の構成に加えて、第1の分岐吸気通路部分6Cにお
ける1次側ターボ過給機20のブロア20bより上流側
の位置と第1の個別吸気通路部分6Aとを連通させる吸
気戻し通路部55が形成されており、吸気戻し通路部5
5には、それを開閉制御する吸気戻し弁56が設けられ
ている。吸気戻し弁56は、ダイアフラム式のアクチュ
エータ58によって駆動され、アクチュエータ58の圧
力室には、三方ソレノイド弁60の出力ボートから伸び
る圧力供給バイブロ1が接続されている。
そして、三方ソレノイド弁60の入力ボートの一方が大
気に開放されるとともに、他方が負圧供給バイブロ2を
通じて負圧タンク48に接続されている。
また、吸気戻し通路部55と第1の分岐吸気通路部分6
Cにおける1次側ターボ過給機20のブロア20bより
下流側の位置とを連結するバイパス63が形成されてお
り、バイパス63は、ダイアフラム式のアクチュエータ
64により駆動される吸気調整弁65によって開閉制御
される。
さらに、第2の分岐吸気通路部分6Dにおける第2のタ
ーボ過給機21のブロア21bと吸気カット弁40との
間の位置と第2の個別吸気通路部分6Bとを連結する吸
気補充通路部66が形成されており、吸気補充通路部6
6には、それを開閉制御する吸気補充弁67が設けられ
ている。吸気補充弁67は、ダイアフラム式のアクチュ
エータ68によって駆動され、アクチュエータ68の圧
力室には、三方ソレノイド弁70の出力ボートから伸び
る圧力供給パイプ71が接続されている。
そして、三方ソレノイド弁70の入力ボートの一方が大
気に開放されるとともに、他方が負圧供給パイプ72を
通して負圧タンク48に接続されている。
三方ソレノイド弁43.50.60及び70の夫々は、
例えば、マイクロコンピュータで構成される制御ユニッ
ト80によって制御される。制御ユニット80には、エ
アフローセンサ12から得られる検出出力信号SA、第
1及び第2のロータ作動部3及び4を備えて構成された
エンジン本体Eにおけるエンジン回転数を検出する回転
数センサ76から得られる検出出力信号SN、スロット
ル弁15の開度(スロットル開度)を検出するスロット
ル開度センサ77から得られる検出出力信号ST、第1
の個別排気通路部分9A内における排気圧を検出する圧
力センサ78から得られる検出出力信号SPI、及び、
第2の個別排気通路部分9B内における排気圧を検出す
る圧力センサ79から得られる検出出力信号SP2が供
給される。
制御ユニット80は、それら各種検出出力信号に基づい
て制御信号El、E2.E3及びE4を形成し、それら
を三方ソレノイド弁43,50.60及び70に夫々供
給する。
斯かるもとで、制御ユニット80から送出される制御信
号E1によって三方ソレノイド弁43がオン状態とされ
て、圧力供給バイブ44が三方ソレノイド弁43を介し
て圧力供給バイブ45に連通せしめられると、アクチュ
エータ41は、その圧力室に第2の分岐吸気通路部分6
Dにおける2次側ターボ過給機21のブロア21bより
下流側に得られる吸気圧が供給される状態とされる。そ
して、アクチュエータ41によって、吸気カット弁40
が、第2の分岐吸気通路部分6Dを2次側ターボ過給機
21のブロア21bより下流側において開状態となす状
態(吸気カット弁40の開状態)をとるものとされる。
これに対し、制御信号E1によって三方ソレノイド弁4
3がオフ状態とされ、圧力供給バイブ44が三方ソレノ
イド弁43を介して負圧供給パイプ46に連通せしめら
れると、アクチュエータ41の圧力室には負圧タンク4
8がらの負圧が供給される。それにより、アクチュエー
タ41によって、吸気カット弁40が、第2の分岐吸気
通路部分6Dを2次側ターボ過給機21のブロア21b
より下流側において閉状態となす状態(吸気カット弁4
0の閉状態)をとるものとされる。
制御ユニット80から送出される制御信号E2によって
三方ソレノイド弁50がオフ状態とされ、圧力供給パイ
プ5工が三方ソレノイド弁5oを介して負圧供給パイプ
52に連通せしめられると、アクチュエータ26の圧力
室に負圧タンク48がらの負圧が供給され、それにより
、アクチュエータ26によって、排気カット弁23が、
第2の個別排気通路部分9Bを2次側ターボ過給機21
のタービン21aより上流側において閉状態とする状態
(排気カット弁23の閉状態)をとるものとされる。一
方、制御信号E2によって三方ソレノイド弁50がオン
状態とされ、圧力供給バイブ51が三方ソレノイド弁5
0を介して大気に開放されると、アクチュエータ26の
圧力室に大気圧が導入される。それにより、アクチュエ
ータ26によって、排気カット弁23が、第2の個別排
気通路部分9Bを2次側ターボ過給機21のタービン2
1aより上流側において開状態とする状態(排気カット
弁23の開状態)をとるものとされる。
また、制御ユニット80から送出される制御信号E3に
よって三方ソレノイド弁60がオン状態とされ、圧力供
給バイブロ1が三方ソレノイド弁60を介して負圧供給
バイブロ2に連通せしめられると、アクチュエータ58
の圧力室に負圧タンク48からの負圧が供給され、それ
により、アクチュエータ58によって、吸気戻し弁56
が、吸気戻し通路部55を開状態とする状態(吸気戻し
弁56の開状態)をとるものとされ、その結果、第1の
個別吸気通路部分6Aに得られる吸気の一部が、吸気戻
し通路部55を通じて、第1の分岐吸気通路部分6Cに
おける1次側ターボ過給機20のブロア20bより上流
側の位置に戻される。
一方、制御信号E3によって三方ソレノイド弁60がオ
フ状態とされ、圧力供給バイブロ1が三方ソレノイド弁
60を介して大気に開放されると、アクチュエータ58
の圧力室に大気圧が導入される。それにより、アクチュ
エータ58によって、吸気戻し弁56が、吸気戻し通路
部55を閉状態とする状態(吸気戻し弁56の閉状態)
をとるものとされる。
なお、スロットル弁15が全閉状態とされるときには、
バイパス63が吸気調整弁65によって開状態とされ、
第1の分岐吸気通路部分6Cにおける1次側ターボ過給
機20のブロア20bより下流側の位置に得られる吸気
圧が、第1の分岐吸気通路部分6Cにおける1次側ター
ボ過給機20のブロア20bより上流側の位置に戻され
る。
さらに、制御ユニット80から送出される制御信号E4
によって三方ソレノイド弁70がオン状態とされ、圧力
供給パイプ71が三方ソレノイド弁70を介して負圧供
給パイプ72に連通せしめられると、アクチュエータ6
8の圧力室に負圧タンク48からの負圧が供給され、そ
れにより、アクチュエータ70によって、吸気補充弁6
7が、吸気補充通路部66を開状態とする状態(吸気補
充弁67の閉状M>をとるものとされ、その結果、第2
の分岐吸気通路部分6Dにおける2次側ターボ過給機2
1のブロア21bより下流側の位置に得られる吸気圧が
、吸気補充通路部66を通じて、第2の個別吸気通路部
分6Bに補充される。一方、制御信号E4によって三方
ソレノイド弁7oがオフ状態とされ、圧力供給パイプ7
1が三方ソレノイド弁70を介して大気に開放されると
、アクチュエータ68の圧力室に大気圧が導入される。
それにより、アクチュエータ68によって、吸気補充弁
67が、吸気補充通路部66を閉状態とする状態(吸気
補充弁67の閉状態)をとるものとされる。
第2図は、排気洩らし弁25.排気カット弁23、吸気
カント弁40.吸気戻し弁56及び吸気補充弁67の動
作状態の一例を示す特性図であり、縦軸にスロットル開
度THがとられ、横軸にエンジン回転数NEがとられて
いて、スロットル開度THの最大値はDmであられされ
ている。斯がる第2図に示される例においては、排気洩
らし弁25は、エンジン本体Eが吸入空気量Q1をもっ
て作動する状態及び回転数N1をもって作動する状態を
あられす曲線L1に従って閉状態から開状態、もしくは
、開状態から閉状態へと移行する。
それに対し、吸気カット弁40は、エンジン本体Eが吸
入空気量Q1より大なる吸入空気量Q2をもって作動す
る状態及び回転数N1より大なる回転数N2をもって作
動する状態をあられす曲線L2に従って開状態から閉状
態へと移行し、また、エンジン本体Eが吸入空気量Q2
より大なる吸入空気量Q5をもって作動する状態及び回
転数N2より大なる回転数N5をもって作動する状態を
あられす曲線L5に従って閉状態から開状態へと移行す
る。さらに、排気カット弁23は、エンジン本体Eが吸
入空気量Q2より大で吸入空気量Q5より小なる吸入空
気量Q3をもって作動する状態及び回転数N2より大で
回転数N5より小なる回転数N3をもって作動する状態
をあられす曲線L3に従って開状態から閉状態へと移行
し、また、エンジン本体Eが吸入空気量Q3より大で吸
入空気量Q5より小なる吸入空気量Q4をもって作動す
る状態及び回転数N3より大で回転数N5より小なる回
転数N4をもって作動する状態をあられす曲線L4に従
って閉状態から開状態へと移行する。
従って、第2図に示される特性図上において、曲線L1
を高域側限界とする動作領域4曲線L1と曲線L4との
間の動作領域、及び、曲線L4とL5との間の動作領域
が、1次側ターボ過給機20のみが過給動作を行うこと
になるエンジン本体Eの運転状態に対応し、また、曲線
L5を低域側限界とする動作領域が、1次側及び2次側
ター ボ過給機20及び21の両者が過給動作を行うこ
とになるエンジン本体Eの運転状態に対応し、さらに、
曲線Llと曲mL4との間の動作領域が、2次側ターボ
過給機21が予回転状態をとることになるエンジン本体
Eの運転状態に対応する。
そして、吸気戻し弁56は、圧力センサ78から得られ
る検出出力信号SPIがあられす第1の個別排気通路部
分9Aの排気圧と圧力センサ79から得られる検出出力
信号SP2があられす第2の個別排気通路部分9Bの排
気圧との差が所定値以上であることを条件として、第2
図の特性図における曲線L1に従って開状態から閉状態
に、もしくは、閉状態から開状態に移行する。また、吸
気補充弁67は、圧力センサ78から得られる検出出力
信号SP1があられす第1の個別排気通路部分9Aの排
気圧と圧力センサ79から得られる検出出力信号SP2
があられす第2の個別排気通路部分9Bの排気圧との差
が所定値以上であることを条件として、第2図の特性図
における曲線L1に従って閉状態から開状態に、もしく
は、開状態から閉状態に移行し、さらに、曲線L1に従
って閉状態から開状態に移行した後、曲線L4に従って
開状態から閉状態に移行する。
斯かるもとで、エンジン本体Eが、アクセルペダルの踏
込量が増加せしめられてスロットル弁15の開度が増大
され、検出出力信号SAがあられす吸入空気量が増大せ
しめられる状態のもとに作動する、加速が行われる状況
においては、先ず、エンジン本体Eの運転状態が、曲線
L1を高域側限界とする動作領域及び曲線L1と曲線L
4との間の動作領域に対応するものであるとき、制御ユ
ニット80は、三方ソレノイド弁43及び50に夫々、
例えば、低レベルをとる制御信号E1及びE2を供給し
て、三方ソレノイド弁43及び50をオフ状態に保つ。
その結果、吸気カット弁40及び排気カット弁23が閉
状態に維持されて、1次側ターボ過給機20のみが過給
動作を行う状態とされる。
次に、エンジン本体Eに供給される吸入空気量が増大し
て曲線L4を越えるものとなり、エンジン本体Eの運転
状態が曲線L4と曲線L5との間の動作領域に対応する
ものとなるとき、制御ユニット80は、三方ソレノイド
弁43に引き続き低レベルをとる制御信号E1を供給す
るとともに、三方ソレノイド弁50に高レベルをとる制
御信号E2を供給して、三方ソレノイド弁43をオフ状
態に維持するとともに、三方ソレノイド弁50をオン状
態となし、排気カット弁23を開状態となす。斯かる際
、排気カント弁23が開状態とされるに先立って、吸入
空気量が曲線Llを越えるものとなるとき、排気洩らし
弁25が開状態とされる。それにより、吸気カット弁4
0及び排気カット弁23が閉状態とされたもとで、少量
の排気ガスが2次側ターボ過給機21のタービン21a
に排気洩らし通路部24を通じて導入される。その結果
、2次側ターボ過給機21のタービン21aが排気洩ら
し通路部24を通じて流れる排気ガスによって回転駆動
され、排気カット弁23が開状態とされるに先立って、
2次側ターボ過給機21が予回転状態におかれる。そし
て、排気カット弁23が開状態とされると、2次側ター
ボ過給機21のタービン21aが第2の個別排気通路部
分9Bを通じた排気ガスにより回転駆動される状態とさ
れる。
そして、吸入空気量がさらに増大して曲線L5を越える
ものとなり、エンジン本体Eの運転状態が曲線L5を低
域側限界とする動作領域に対応するものとなると、制御
ユニット80は、三方ソレノイド弁43及び50に夫々
、例えば、高レベルをとる制御信号E1及びE2を供給
して、三方ソレノイド弁43及び50をオン状態とする
。それにより、排気カット弁23に加えて吸気カット弁
40も開状態とされて、2次側ターボ過給機21により
加圧された吸入空気が第2の分岐吸気通路部分9Bを通
じてエンジン本体Eに供給され、1次側及び2次側ター
ボ過給機20及び21の両者が過給動作を行う状態とさ
れる。
さらに、制御ユニット80は、上述の如くの1次側及び
2次側ターボ過給機20及び21についての過給動作制
御に関連して、1次側ターボ過給機20のみが過給動作
を行う状態のもとにおいで、エンジン本体Eにおける第
1及び第2のロータ作動部3及び4の夫々についての吸
気充填量の均等化を図る吸気充填量制御を行う。斯かる
制御ユニット80による吸気充填量制御にあっては、制
御ユニット80は、エンジン本体Eの運転状態が、1次
側ターボ過給機20のみが過給動作を行うものとされる
とともに、2次側ターボ過給機21が予回転状態にない
ものとされる状態にあって、圧力センサ78から得られ
る検出出力信号SPIがあられす第1の個別排気通路部
分9Aの排気圧と圧力センサ79から得られる検出出力
信号SP2があられす第2の個別排気通路部分9Bの排
気圧との差が所定値以上であるときには、三方ソレノイ
ド弁60及び70に、夫々、例えば、高レベルをとる制
御信号E3及び低レベルをとる制御信号E4を供給して
、三方ソレノイド弁60をオン状態となすとともに三方
ソレノイド弁70をオフ状態となす。それにより、吸気
戻し弁56が開状態とされるとともに、吸気補充弁67
が閉状態に維持され、第1の個別吸気通路部分6Aに得
られる吸気の一部が、吸気戻し通路部55を通して、第
1の分岐吸気通路部分6Cにおける1次側ターボ過給機
20のブロア20bより上流側の位置に戻される。
エンジン本体Eの運転状態が、■次側ターボ過給機20
のみが過給動作を行うものとされるとともに、2次側タ
ーボ過給機21が予回転状態にないものとされる状態に
あっては、エンジン本体Eにおける第1のロータ作動部
3から伸びる第1の個別排気通路部分9Aを流れる排気
ガスに対する通路抵抗より、エンジン本体Eにおける第
2のロータ作動部4から伸びる第2の個別排気通路部分
9B及び連結通路部分9Dを流れる排気ガスに対する通
路抵抗が大となり、第1のロータ作動部3に対する排気
圧より第2のロータ作動部4に対する排気圧の方が高く
なって、第1のロータ作動部3における吸気充填量が第
2のロータ作動部4における吸気充填量より大となる傾
向にあるが、上述の如くに、第1の個別吸気通路部分6
Aに得られる吸気の一部が、吸気戻し通路部55を通じ
て、第1の分岐吸気通路部分6Cにおける1次側ターボ
過給機20のブロア20bより上流側の位置に戻される
ことにより、第1の個別吸気通路部分6Aを通じてエン
ジン本体Eにおける第1のロータ作動部3に供給される
吸気量が減じられて、エンジン本体Eにおける第1及び
第2のロータ作動部3及び4の夫々についての吸気充填
量の均等化が図られる。
また、制御ユニット80は、エンジン本体Eの運転状態
が、1次側ターボ過給機20のみが過給動作を行うもの
とされるとともに、2次側ターボ過給機21が予回転状
態にあるものとされる状態にあって、圧力センサ78か
ら得られる検出出力信号SP1があられす第1の個別排
気通路部分9Aの排気圧と圧力センサ79から得られる
検出出力信号SP2があられす第2の個別排気通路部分
9Bの排気圧との差が所定値以上であるときには、三方
ソレノイド弁60及び70に、夫々、例えば、低レベル
をとる制御信号E3及び高レベルをとる制御信号E4を
供給して、三方ソレノイド弁60をオフ状態となすとと
もに三方ソレノイド弁70をオン状態となす。それによ
り、吸気戻し弁56が閉状態とされるとともに、吸気補
充弁67が開状態に維持され、予回転状態にある2次側
ターボ過給機21によって第2の分岐吸気通路部分6D
における2次側ターボ過給機21のブロア21bより下
流側の位置に得られる吸気圧が、吸気補充通路部66を
通して、第2の個別吸気通路部分6Bに補充される。
エンジン本体Eの運転状態が、1次側ターボ過給機20
のみが過給動作を行うものとされるとともに、2次側タ
ーボ過給機21が予回転状態にあるものとされる状態に
あっても、エンジン本体Eにおける第1のロータ作動部
3から伸びる第1の個別排気通路部分9Aを流れる排気
ガスに対する通路抵抗より、エンジン本体Eにおける第
2のロータ作動部4から伸びる第2の個別排気通路部分
9B及び連結通路部分9Dを流れる排気ガスに対する通
路抵抗が大となり、第1のロータ作動部3に対する排気
圧より第2のロータ作動部4に対する排気圧の方が高く
なって、第1のロータ作動部3における吸気充填量が第
2のロータ作動部4における吸気充填量より大となる傾
向にあるが、上述の如くに、予回転状態にある2次側タ
ーボ過給機21によって第2の分岐吸気通路部分6Dに
おける2次側ターボ過給機21のブロア21bより下流
側の位置に得られる吸気圧が、吸気補充通路部66を通
じて、第2の個別吸気通路部分6Bに補充されることに
より、第2の個別吸気通路部分6Bを通じてエンジン本
体Eにおける第2のロータ作動部4に供給される吸気量
が増大せしめられて、エンジン本体Eにおける第1及び
第2のロータ作動部3及び4の夫々についての吸気充填
量の均等化が回られる。
さらに、制御ユニット80は、その後、エンジン本体E
の運転状態が、1次側及び2次側ターボ過給機20及び
21の両者が過給動作を行うものとされる状態とされる
と、三方ソレノイド弁70に、低レベルをとる制御信号
E4を供給して、三方ソレノイド弁70をオフ状態とな
す。それにより、吸気戻し弁56が閉状態に維持される
とともに、吸気補充弁67も閉状態とされ、吸気戻し通
路部55及び吸気補充通路部66の夫々が閉状態におか
れるものとされる。
上述の如くに、1次側及び2次側ターボ過給機20及び
21についての過給動作制御に加えて吸気充填量制御を
行う制御ユニット80を構成するマイクロコンピュータ
が、吸気充填量制御を行うニアたって実効するプログラ
ムの一例について、第3図に示されるフローチャートを
参照して述べる。
第3回のフローチャートにより示される加速過給圧制御
のためのプログラムにおいては、スタート後、ステップ
81において、検出出力信号SA。
SN、ST、SPI及びSF3を取り込み、続くステッ
プ82において、検出出力信号STが示すスロットル開
度と検出出力信号SNが示すエンジン回転数とによりあ
られされるエンジン本体Eの運転状態を第2図に示され
る特性図に照合して、エンジン本体Eの運転状態が1次
側ターボ過給機20のみが過給動作を行うものとされる
状態か否かを判断する。その結果、エンジン本体Eの運
転状態が1次側ターボ過給機20のみが過給動作を行う
ものとされる状態であるときには、ステップ83におい
て、検出出力信号SPIがあられす第1の個別排気通路
部分9Aの排気圧と検出出力信号SP2があられす第2
の個別排気通路部分9Bの排気圧との差が所定値以上で
あるか否かを判断する。
ステップ83での判断の結果、第1の個別排気通路部分
9Aの排気圧と第2の個別排気通路部分9Bの排気圧と
の差が所定値以上である場合には、ステップ84におい
て、排気洩らし弁25が閉状態とされているか否かを判
断する。そして、排気洩らし弁25が閉状態とされてい
る場合には、ステップ85において、三方ソレノイド弁
60に高レベルをとる制御信号E3を供給して、三方ソ
レノイド弁60をオン状態とするとともに、ステップ8
6において、三方ソレノイド弁70に低レベルをとる制
御信号E4を供給して、三方ソレノイド弁70をオフ状
態とする。それにより、吸気戻し通路部55が開状態と
されるとともに、吸気補充通路部66が閉状態に維持さ
れる。そして、その後、ステップ81に戻る。
一方、ステップ84での判断の結果、排気洩らし弁25
が開状態とされている場合には、ステップ87において
、三方ソレノイド弁60に低レベルをとる制御信号E3
を供給して、三方ソレノイド弁60をオフ状態とすると
ともに、ステップ88において、三方ソレノイド弁70
に高レベルをとる制御信号E4を供給して、三方ソレノ
イド弁70をオン状態とする。それにより、吸気戻し通
路部55が閉状態とされるとともに、吸気補充通路部6
6が開状態とされる。そして、その後、ステップ81に
戻る。
また、ステップ82での判断の結果、エンジン本体Eの
運転状態が、1次側ターボ過給機20のみが過給動作を
行うものとされる状態でなく、1次側及び2次側ターボ
過給機20及び21の両者が過給動作を行うものとされ
る状態であるときには、ステップ89において、三方ソ
レノイド弁70がオフ状態とされているか否かを判断す
る。そして、三方ソレノイド弁70がオン状態とされて
いる場合には、ステップ90において、三方ソレノイド
弁70に低レベルをとる制御信号E4を供給して三方ソ
レノイド弁70をオフ状態とし、その後、ステップ81
に戻り、また、三方ソレノイド弁70がオフ状態とされ
ている場合には、直接番こステップ81に戻る。
なお、上述の例は、本発明に係る過給機付エンジンの制
御装置が、2個のロータ作動部を有するものとされたロ
ークリ・エンジンに適用されたものとされているが、本
発明に係る過給機付エンジンの制御装置は、斯かるロー
クリ・エンジンへの適用に限られるものではなく、例え
ば、夫々が作動部を構成する2個のシリンダバンクを備
えるものとされたV型多気筒エンジンや水平対向型多気
筒エンジンにも、上述の場合と同様にして適用できるこ
と勿論である。
(発明の効果) 以上の説明から明らかな如く、本発明に係る過給機付エ
ンジンの制御装置によれば、第1及び第2の作動部を備
えたエンジン本体部に付設された第1及び第2のターボ
過給機についてのシーケンシャル制御を行うべく、排気
通路部が、エンジン本体における第1及び第2の作動部
から夫々伸び、第1のターボ過給機のタービン及び第2
のターボ過給機のタービンが夫々配された第1及び第2
の個別排気通路部分、及び、第1の個別排気通路部分に
おける第1のターボ過給機のタービンより上流側の位置
と第2の個別排気通路部分における第2のターボ過給機
のタービンより上流側の位置とを連通させる連通路部分
を有したものとされ、その第2の個別排気通路部分に、
それを第2のターボ過給機のタービンと連通路部分の一
端との間の位置において開閉制御する排気カット弁が設
けられたものとされたエンジンについて、第1のターボ
過給機のみが過給動作を行う状態とすべく、第2の個別
排気通路部分が排気カット弁により閉状態に維持される
ようになす制御を行うにあたり、第2のターボ過給機が
予回転状態にないものとされるもとで、第1及び第2の
個別排気通路部分の夫々における排気圧間の差が所定の
値以上とされるとき、エンジン本体における第1の作動
部に吸気を供給する第1の個別吸気通路部分に得られる
吸気の一部が、吸気戻し通路部を通じて、吸気通路部に
おける第1のターボ過給機のブロアより上流側の位置に
戻されることにより、第1の作動部に供給される吸気量
が減じられ、あるいは、第2のターボ過給機が予回転状
態にあるものとされるもとで、第1及び第2の個別排気
通路部分の夫々における排気圧間の差が所定の値以上と
されるとき、第2の分岐吸気通路部分における第2のタ
ーボ過給機のブロアより下流側の位置に得られる吸気圧
が、吸気補充通路部を通じて、エンジン本体における第
2の作動部に吸気を供給する第2の個別吸気通路部分に
補充されることにより、第2の作動部に供給される吸気
量が増大せしめられるので、エンジン本体の運転状態が
第1のターボ過給機のみが過給動作を行うものとされる
状態にあるもとての、第1及び第2の作動部の夫々につ
いての吸気充填量の均等化が図られて、エンジン本体に
おける第1及び第2の作動部の夫々に対する排気圧の差
に起因して生じる、第1及び第2の作動部の夫々に供給
される吸気充填量の差が低減甘しめられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る過給機付エンジンの制御装置の一
例をそれが適用されたロークリ・エンジンの主要部と共
に示す概略構成図、第2図は第1図に示される例の動作
説明に供される特性図、第3図は第1図に示される例に
おける制御ユニットに用いられたマイクロコンピュータ
が、吸気充填量制御にあたって実行するプログラムの一
例を示すフローチャートである。 図中、3は第1のロータ作動部、4は第2のロータ作動
部、6Aは第1の個別吸気通路部分、6Bは第2の個別
吸気通路部分、6Cは第1の分岐吸気通路部分、6Dは
第2の分岐吸気通路部分、9Aは第1の個別排気通路部
分、9Bは第2の個別排気通路部分、9Dは連結通路部
分、20は1次側ターボ過給機、21は2次側ターボ過
給機、23は排気カット弁、24は排気洩らし通路部、
25は排気洩らし弁、40は吸気カット弁、43゜50
.60及び70は三方ソレノイド弁、55は吸気戻し通
路部、56は吸気戻し弁、66は吸気補充通路部、67
は吸気補充弁、80は制御ユニットである。 第2図 排気カッ)弁23

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1のターボ過給機のブロア及び第2のターボ過給
    機のブロアが夫々配された第1及び第2の分岐吸気通路
    部分、及び、エンジン本体における第1及び第2の作動
    部に夫々接続された第1及び第2の個別吸気通路部分を
    有した吸気通路部の上記第2の分岐吸気通路部分を、上
    記第2のターボ過給機のブロアより下流側の位置におい
    て開閉制御する吸気カット弁と、 上記エンジン本体における第1及び第2の作動部から個
    別に伸び、上記第1のターボ過給機のタービン及び上記
    第2のターボ過給機のタービンが夫々配された第1及び
    第2の個別排気通路部分、及び、上記第1の個別排気通
    路部分における上記第1のターボ過給機のタービンより
    上流側の位置と上記第2の個別排気通路部分における上
    記第2の過給機のタービンより上流側の位置とを連通さ
    せる連通路部分を有した排気通路部の上記第2の個別排
    気通路部分を、上記第2の過給機のタービンと上記連通
    路部分の一端との間の位置において開閉制御する排気カ
    ット弁と、 上記第2の個別排気通路部分における上記排気カット弁
    により開閉制御される位置に対するバイパスを形成する
    排気洩らし通路部を開閉制御する排気洩らし弁と、 上記第1の個別吸気通路部分と上記吸気通路部における
    上記第1のターボ過給機のブロアより上流側の位置とを
    連通させる吸気戻し通路部と、 上記第2の分岐吸気通路部分、第2の個別排気通路部分
    及び排気洩らし通路部が、上記吸気カット弁、排気カッ
    ト弁及び排気洩らし弁により夫々閉状態とされたもとで
    、上記第1及び第2の個別排気通路部分の夫々における
    排気圧間の差が所定の値以上であるとき、上記吸気戻し
    通路部を開状態とする吸気戻し弁と、 を備えて構成される過給機付エンジンの制御装置。 2 第1のターボ過給機のブロア及び第2のターボ過給
    機のブロアが夫々配された第1及び第2の分岐吸気通路
    部分、及び、エンジン本体における第1及び第2の作動
    部に夫々接続された第1及び第2の個別吸気通路部分を
    有した吸気通路部の上記第2の分岐吸気通路部分を、上
    記第2のターボ過給機のブロアより下流側の位置におい
    て開閉制御する吸気カット弁と、 上記エンジン本体における第1及び第2の作動部から個
    別に伸び、上記第1のターボ過給機のタービン及び上記
    第2のターボ過給機のタービンが夫々配された第1及び
    第2の個別排気通路部分、及び、上記第1の個別排気通
    路部分における上記第1のターボ過給機のタービンより
    上流側の位置と上記第2の個別排気通路部分における上
    記第2の過給機のタービンより上流側の位置とを連通さ
    せる連通路部分を有した排気通路部の上記第2の個別排
    気通路部分を、上記第2の過給機のタービンと上記連通
    路部分の一端との間の位置において開閉制御する排気カ
    ット弁と、 上記第2の個別排気通路部分における上記排気カット弁
    により開閉制御される位置に対するバイパスを形成する
    排気洩らし通路部を開閉制御する排気洩らし弁と、 上記第2の個別吸気通路部分と上記第2の分岐吸気通路
    部分における上記第2のターボ過給機のブロアより下流
    側の位置とを連通させる吸気補充通路部と、 上記第2の分岐吸気通路部分及び第2の個別排気通路部
    分が、上記吸気カット弁及び排気カット弁により夫々閉
    状態とされるとともに、上記排気洩らし通路部が上記排
    気洩らし弁により開状態とされたもとで、上記第1及び
    第2の個別排気通路部分の夫々における排気圧間の差が
    所定の値以上であるとき、上記吸気補充通路部を開状態
    とする吸気補充弁と、を備えて構成される過給機付エン
    ジンの制御装置。 3 第1のターボ過給機のブロア及び第2のターボ過給
    機のブロアが夫々配された第1及び第2の分岐吸気通路
    部分、及び、エンジン本体における第1及び第2の作動
    部に夫々接続された第1及び第2の個別吸気通路部分を
    有した吸気通路部の上記第2の分岐吸気通路部分を、上
    記第2のターボ過給機のブロアより下流側の位置におい
    て開閉制御する吸気カット弁と、 上記エンジン本体における第1及び第2の作動部から個
    別に伸び、上記第1のターボ過給機のタービン及び上記
    第2のターボ過給機のタービンが夫々配された第1及び
    第2の個別排気通路部分、及び、上記第1の個別排気通
    路部分における上記第1のターボ過給機のタービンより
    上流側の位置と上記第2の個別排気通路部分における上
    記第2の過給機のタービンより上流側の位置とを連通さ
    せる連通路部分を有した排気通路部の上記第2の個別排
    気通路部分を、上記第2の過給機のタービンと上記連通
    路部分の一端との間の位置において開閉制御する排気カ
    ット弁と、 上記第2の個別排気通路部分における上記排気カット弁
    により開閉制御される位置に対するバイパスを形成する
    排気洩らし通路部を開閉制御する排気洩らし弁と、 上記第1の個別吸気通路部分と上記吸気通路部における
    上記第1のターボ過給機のブロアより上流側の位置とを
    連通させる吸気戻し通路部と、 上記第2の分岐吸気通路部分、第2の個別排気通路部分
    及び排気洩らし通路部が、上記吸気カット弁、排気カッ
    ト弁及び排気洩らし弁により夫々閉状態とされたもとで
    、上記第1及び第2の個別排気通路部分の夫々における
    排気圧間の差が所定の値以上であるとき、上記吸気戻し
    通路部を開状態とし、その後、上記排気洩らし通路部が
    上記排気洩らし弁により開状態とされたとき上記吸気戻
    し通路部を閉状態とする吸気戻し弁と、 上記第2の個別吸気通路部分と上記第2の分岐吸気通路
    部分における上記第2のターボ過給機のブロアより下流
    側の位置とを連通させる吸気補充通路部と、 上記第2の分岐吸気通路部分及び第2の個別排気通路部
    分が、上記吸気カット弁及び排気カット弁により夫々閉
    状態とされるとともに、上記排気洩らし通路部が上記排
    気洩らし弁により開状態とされたもとで、上記第1及び
    第2の個別排気通路部分の夫々における排気圧間の差が
    所定の値以上であるとき、上記吸気補充通路部を開状態
    とする吸気補充弁と、を備えて構成される過給機付エン
    ジンの制御装置。
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