JPH04103725A - 連続焼鈍炉における無酸化急速冷却装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は連続焼鈍の冷却において急冷ガス）＋２．　Ｈ
ｅで無酸化急速冷却する装置に関する。

Ｕ従来の技術］ 連続焼鈍炉の冷却帯におけるストリップ冷却は材質、表
面性状、板形状さらに生産性等に影響する重要な操業工
程である。

連続焼鈍ラインでの冷却手段としてはガスを吹付けるガ
ス冷却、ガスに水を混じたミスト冷却、水中に浸漬冷却
する水冷さらにロール冷却がある。

ガス冷却はストリップを酸化させることなく冷却できる
特長があるが冷却速度を水冷のように速くてきないとい
う課題があり、板厚か例えば０．６＋＋ｕｎ以上のスト
リップではその傾向がある。ミスト冷却と水冷は冷却速
度を速くできるが、ストリップか酸化し表面に酸化膜が
できるから、酸洗等により酸化膜を除く工程が必要にな
る。

ロール冷却では無酸化でストリップを冷却でき、冷却速
度もミスト冷却前みの急冷ができると言われているが、
しかしストリップ通板が難しくまた、板形状に強い影響
を受は冷却ムラ、形状不良を生しるおそれがある。

このように各冷却手段には長所、短所があるか、ガス冷
却では無酸化で且つ均一冷却が可能という長所を有する
ことから、それを生かしながら冷却速度の高速化を図る
ことが検討され、その一つとして例えば特開昭６１−１
１７２３３号公報ではストリップへのガス吹付速度を高
めることか提案されている。

また冷却能の大なＨ２ガスの濃度を高めたガスで冷却し
急冷化することが特公昭５５−１９６９号にボされてい
る。

このような提案等から、ガス冷却の冷却速度は速められ
改善がみられるが、ガス吹付速度を高速化した場合は冷
却されるストリップの揺れが増大し、冷却装置や炉壁等
に接触する恐れが生じるので通板速度を遅くしたり、ま
た揺れ抑制のために新たに押えロールを設置しなければ
ならないと言う問題がある。

Ｈ２ガス濃度を高めた冷却では該Ｈ２ガスの熱伝導率が
高いことから、冷却速度は速められるが、工業的な連続
焼鈍炉の操業時には空気か炉に入込むことが時々あるの
で、Ｈ２濃度を高めた際は爆発の危険か生しることから
、工業的な連続焼鈍炉では係る冷却は実施されてないの
が実情である。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明はＨ２濃度を高めた或いは１００％Ｈ２カスを連
続焼鈍炉の冷却帯において、冷媒としストリップ冷却に
活用せんとする際、爆発を絶対的に防止し、工業的に安
定して強制冷却できる無酸化急速冷却することを目的と
する。

［課題を解決するための手段］ その要旨はストリップを連続焼鈍する炉の冷却帯におい
て、冷却帯の入口及び出口に設けた炉内雰囲気遮断装置
と、冷却帯を臨ませて設けた冷却帯雰囲気中の酸素を検
出する酸素検出器と、酸素検出器からの信号により冷却
帯内に不活性パージガスを吹き込み装置と、不活性ガス
雰囲気箱内に設けられ急冷ガスをガス噴射装置に圧送す
るガス圧送装置とからなることを特徴とする連続焼鈍炉
における無酸化急速冷却装置にある。

以下、本発明について一実施例に基つき図面を参照し詳
細に説明する。

この実施例の連続焼鈍炉は、第２図に示すように加熱ｆ
１、均熱ｆ２、冷却！Ｆ３、過時効帯４および二次冷却
帯５が設けられ、各ＩＩｌ：域に設けられたハースロー
ル６を介してストリップ７を通板し連続焼鈍する。

冷却帯３では所定焼鈍温度に均熱されたストリップ７を
過時効処理に適する温度へ、例えば８５０〜６８０℃か
ら２５０〜４５０℃に急冷ガス例えばＨ２ガスを吹付は
強制冷却するゾーンである。

該冷却ｆ３を拡大して第１図に示す。冷却帯３の入口路
８および出口路９に炉内雰囲気遮断装置１０を設け、隣
接の均熱帯２および過時効帯４から雰囲気ガスが流れ込
むのを防いでいる。炉内雰囲気遮断装置１０としては通
板路をはさみ且つ小間隔をおいて遮蔽ロール１１を設け
、遮蔽ロール１１間に遮断ガス噴射器１２を臨ませて構
成されている。しかし、炉内雰囲気遮断装置１０は前記
実施例に限らず、炉内雰囲気の混入を防ぐのであれば如
何ようの構成でもよい。

１３は酸素検出器で、冷却帯３の底部側に臨ませて設け
られ、冷却帯雰囲気中の酸素を検出するものである。１
８は不活性パージガスを吹込装置であり、前記酸素検出
器１３で混入酸素が検出されると該信号が人力され不活
性パージガス例えばＮ２．Ａｒ、Ｈｅ等を冷却帯３内に
吹込み酸素をパージ或いは酸素濃度を低減し爆発を未然
に防止する。

１４は不活性ガス雰囲気箱１５に設けられたガス圧送装
置で、急冷ガス例えばＨ，、Ｈｅを、空気を混入するこ
となく送圧を高め、ストリップ７を指向して設けられた
ガス噴射装置１６例えばノズル或いはヘラグーに圧送す
る。

また、不活性ガス雰囲気箱１５内に熱交換器１７を設け
てもよく、この実施例ではそのようにされている。

構成は以上のようになさねており、次に作用について述
へる。

ストリップ７を所定温度例えば７００℃に加熱・均熱し
過時効温度４００℃に冷却するにあたり、Ｈ２ガスか供
給され充満された不活性ガス霊囲気箱１５に設けられた
ガス圧送装置１４で、急冷ガス例えばＨ２ガスを空気を
混入することなく送圧を高めガス噴射装置Ｉ６に送り、
ストリップ７に噴射し強制冷却する。

かかる冷却では急冷ガスのＨ２ガスか空気が混入される
ことかなく昇圧されるから、これにより冷却帯３には酸
素が混入しない筈であるが、実操業の連続焼鈍炉では炉
壁に酸素源となる水分を含んだススや、水滴が付着しま
た炉壁に微細な孔が経時使用によりできて、これらに起
因して冷却帯３内に空気が混入する。このような現象は
連続焼鈍炉の補修後の再稼動開始時、成るいは操業条件
の変更後などに発生することが多いが、本発明では冷却
帯３内の雰囲気ガス中の酸素を検圧するようにしている
から、混法酸素は酸素検出器】３て検出され、その信号
で不活性パージガスを冷却帯３に入れ酸素のバージ或い
は酸素濃度を素早く低減させるから爆発を生しることな
く急冷ガスのＨ２ガスによる強制急速冷却が、安全にな
される。

［発明の効果コ 本発明は以上のように、連続焼鈍炉の冷却帯におけるガ
ス冷却が急速に行われ、ガス冷却固有の無酸化で板形状
を良好等の冷却がなされる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す図、第２図は本発明の
一実施例における連続焼鈍炉の概要を示す図である。 １・・・加熱ｆ　　　　　２・・・均熱帯３・・・冷却
帯　　　　　　４・・・過時効帯５・・・二次冷却帯　
　　６・・・ハースロール７・・・ストリップ　　　８
・・・入口路９・・・出口路　　　　　１０・・・雰囲
気遮断装置１１・・・遮蔽ロール　　１２・・・遮断ガ
ス噴射器１３・・・酸素検出器　　１４・・・ガス圧送
装置１５・・・不活性ガス霊囲気箱 １６・・・ガス噴射装置 第 １　図 他４名 冷却帯 ハースロール ストリップ 入口路 出口路 雰囲気遮断装置 ａｉｉｉｉロール 遮蔽カス噴射器 酸素構出８ ガス圧送装置 不、ｉ！ｉ−序カス雰同気箱 カス唄Ｉ′Ｉ装置 執交換器

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　ストリップを連続焼鈍する炉の冷却帯において、冷
   却帯の入口および出口に設けた炉内雰囲気遮断装置と、
   冷却帯を臨ませて設けた冷却帯雰囲気中の酸素を検出す
   る酸素検出器と、酸素検出器からの信号により冷却帯内
   に不活性パージガスを吹き込み装置と、不活性ガス雰囲
   気箱内に設けられ急冷ガスをガス噴射装置に圧送するガ
   ス圧送装置とからなることを特徴とする連続焼鈍炉にお
   ける無酸化急速冷却装置。