JPH04103067U - 光学読み取り装置 - Google Patents
光学読み取り装置Info
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- JPH04103067U JPH04103067U JP517991U JP517991U JPH04103067U JP H04103067 U JPH04103067 U JP H04103067U JP 517991 U JP517991 U JP 517991U JP 517991 U JP517991 U JP 517991U JP H04103067 U JPH04103067 U JP H04103067U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】耐ノイズ性を向上させるために光電変換手段と
これに接続されるA/D変換手段とを同一基板上に設け
る場合に、A/D変換手段のデジタル出力を基板から外
部に取り出すフラツトケーブルの反発力の影響が読み取
り装置に及ばないようにする。 【構成】原稿面を読み取り部に対して相対移動させて光
学読み取りを行なう光学読み取り装置において、読み取
り部分5と、読み取り部に対して線光源を照射する光源
手段と、光源手段からの反射光を電気信号に変換する光
電変換手段20に入光にするために、原稿幅の反射光を
光電変換手段の幅までに収束させる複数の反射ミラーを
備えた光路手段と、光学基部と、を一体的に具備し、光
電変換手段20と光電変換手段に接続されるA/D変換
手段とを同一基板21上に設け、A/D変換手段のデジ
タル出力を基板から外部に取り出すためのフラツトケー
ブル41bを、十分な全長で形成し、一旦略「U」の字
状に湾曲させてから外部に接続する。
これに接続されるA/D変換手段とを同一基板上に設け
る場合に、A/D変換手段のデジタル出力を基板から外
部に取り出すフラツトケーブルの反発力の影響が読み取
り装置に及ばないようにする。 【構成】原稿面を読み取り部に対して相対移動させて光
学読み取りを行なう光学読み取り装置において、読み取
り部分5と、読み取り部に対して線光源を照射する光源
手段と、光源手段からの反射光を電気信号に変換する光
電変換手段20に入光にするために、原稿幅の反射光を
光電変換手段の幅までに収束させる複数の反射ミラーを
備えた光路手段と、光学基部と、を一体的に具備し、光
電変換手段20と光電変換手段に接続されるA/D変換
手段とを同一基板21上に設け、A/D変換手段のデジ
タル出力を基板から外部に取り出すためのフラツトケー
ブル41bを、十分な全長で形成し、一旦略「U」の字
状に湾曲させてから外部に接続する。
Description
【0001】
本考案は、光学読み取り装置に係り、たとえばフアクシミリ装置、スキヤナー
装置等に使用される光学読み取り装置に関する。
【0002】
従来より原稿等を光学的に読み取る光学読み取り装置がフアクシミリ装置、ス
キヤナー装置等に内蔵されて使用されている。
その構成例は、原稿を光学読み取り装置の読み取り部分に対して相対移動させ
るために設けられる別構成の原稿搬送手段と、光源手段(通常はLEDアレイ)
から発生する光源を原稿面に対して全体幅に照射する光源手段と、その反射光を
電気信号に変換する光電変換手段(通常はCCD素子)と、原稿幅の反射光を光
電変換手段の小さな幅に収束させるために複数の反射ミラーを備えた光路手段と
、各手段を一体的に取り付ける光学フレーム部とから成つている。
【0003】
この光学フレーム部は多くは板金製であつて、例えば板厚が1ミリ前後の鉄板
(SPCC)を平板状態において外形、穴部等を打ち抜き加工した後に、ベンダ
ーにより折り曲げ加工し、スポツト溶接等して箱状の光学フレーム部の完成品を
得るものが一般的である。図面参照の上で、板金製の光学フレーム部の概要を説
明すると、図7は本願出願人により実用化された構成例の斜視図である。
【0004】
本図において光学フレーム部200は図示のようにスポツト溶接部を有して曲
げ加工される基部201と、この基部201の左右縁部において反射ミラー11
,12,13の両端部位を挿通状態で保持する固定穴部310,320、330
を夫々穿設した側壁部材202,203を溶接して形成するようにして、反射ミ
ラー間の取り付け精度を確保するようにしている。
【0005】
すなわち、複数の反射ミラー間の取り付け精度確保のために側壁部材202,
203を別体物として加工して設ける一方、反射ミラーの全長を全て同じにして
取り付け金具350を圧入して固定している。この取り付け金具350は図7(
b)の横断面図に示すように掛止部350aが側壁部材202の裏側に掛止して
脱落防止されるようにしている。
【0006】
一方、上述の光電変換手段であるCCD素子は、回路基板上に実装した後に、
反射ミラーにより集光される光学フレーム部の所定部位に取り付けるようにして
いる。このCCD素子により光電変換された生信号(アナログ信号を)は8本前
後のリード線を束ねたものをコネクタ接続して、光学フレーム部の近傍において
別体的に設けられる電子基板に対してコネクタを介して送ることで、電子基板に
おいてA−D変換して後続の信号処理を行なうようにしている。
【0007】
しかしながら、上述の光電変換手段であるCCD素子は、光電変換された生信
号(アナログ信号を)は8本前後のリード線を束ねたものをコネクタ接続してい
るが、このように構成すると外部ノイズの影響を受け易くなる。そこで、CCD
素子とAD変換器を同一基板上に実装して、信号線が多いフラツトケーブルなど
を介して外部に接続することが考えられるが、このフラツトケーブルは平面状に
なつており、これを適宜屈曲させて用いるものであるが、これを外部に対して挿
入接続するために屈曲させると、かなりの反発力が生じる結果、光学フレーム部
に対して固定されているCCD基板が動いてしまう。この結果、レンズホルダー
即ち光路に対する位置精度が狂うことになる。
【0008】
したがつて、本考案は上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、耐ノイズ性を向上させるために光電変換手段と光電変換手段に接
続されるアナログ−デジタル変換手段とを同一基板上に設ける場合に、アナログ
−デジタル変換手段のデジタル出力を基板から外部に取り出すフラツトケーブル
の反発力の影響が読み取り装置に及ばないようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】及び
上述の課題を解決し、目的を達成するために、本考案の光学読み取り装置は、
原稿面を読み取り部に対して相対移動させて光学読み取りを行なう光学読み取
り装置において、前記読み取り部分と、該読み取り部に対して線光源を照射する
光源手段と、該光源手段からの反射光を電気信号に変換する光電変換手段に入光
にするために、前記原稿幅の反射光を光電変換手段の幅までに収束させる複数の
反射ミラーと、を備えた光路手段と、光学フレーム部と、を一体的に具備してな
る光学読み取り装置であつて、前記光電変換手段と該光電変換手段に接続される
アナログ−デジタル変換手段とを同一基板上に設け、該アナログ−デジタル変換
手段のデジタル出力を前記基板から外部に取り出すためのフラツトケーブルを、
十分な全長で形成し、一旦略「U」の字状に湾曲させてから外部に接続すること
で、フラツトケーブルの反発力が光学読み取り装置に加わらないようにする。
【0010】
以下、本考案の好適な実施例について図面を参照しながら説明する。図1は光
学ユニツト1を原稿の搬送方向に沿うように破断して示した要部破断図である。
本図において、光学ユニツト1は破線図示の原稿Sが図中の矢印方向に相対移動
される過程で、原稿Sの下側の原稿面を読み取るものであつて、フアクシミリ装
置に内蔵される場合を示している。
【0011】
光学フレーム部2は、底部と壁部とを後述の成型方法により樹脂材料を用いて
一体形成したものであり、上部を開口した箱状に形成されるものである。この光
学フレーム部2には、破線図示の支持部2fが左右に形成される一方、支持部2
eを後側面上部に一体形成しており、これら支持部をフアクシミリ装置の本体に
対して上方から挿入した後に、動かないように押えることでフアクシミリ装置に
対して簡単にセツトできるようにしている。
【0012】
この光学フレーム部2の上部には原稿ガラス5が接着等により設けられており
、原稿Sを光学読み取り装置に対して相対移動させるために設けられる不図示の
原稿搬送手段により搬送される原稿Sの原稿面を略密着状態にして案内する。
この原稿ガラス5を光学フレーム部2に対して固定するために、光学フレーム
部2にはビス10等を用いてガラス台6が設けられている。このガラス台6は原
稿ガラス5に対して開口した開口部を有するとともに、乱反射防止処理面を有し
た反射板7、8が開口部の長手方向に沿う縁部に設けられており、後述のLED
アレイからの光を原稿ガラス5に案内するようにしている。原稿ガラス5は両面
接着テープ等を用いて図示のように、反射板7、8の上に配設される。
【0013】
次に、原稿Sの搬送方向に略直交するように形成される線光源であつて、原稿
面を照射する光源手段は、LED基板3上において一直線状にLEDチツプ4(
光量の大きな緑色発光ダイオード)を実装してなるものである。
このLED基板3は熱容量の大きなアルミ押し出し型材等からなるホルダー9
に固定されており、放熱を図る一方、ホルダー9を光学フレーム部2に対してビ
ス10により上述のガラス台6とともに共締め固定して、LEDチツプ4が原稿
ガラス5の裏面に対して所定角度を有して固定できるようにしている。
【0014】
一方、原稿幅の反射光を光電変換手段であるCCD(チヤージドカプルデバイ
ス)20の小さな幅寸法に収束させるためには十分な光路長の確保が必要であり
、このために光路手段には複数の反射ミラー11,12,13を配設して、図中
の一点鎖線で示した光路を形成するようにして、反射光をレンズユニツト15と
レンズホルダー17に入光するようにして、最後にCCD20によつて電気信号
に変換するようにしている。
【0015】
これらの反射ミラー11,12,13は上記の光路を形成させるために片面に
鏡面を形成するとともに、高い平面精度を有しており、夫々が所定の角度を有し
て光学フレーム部2に対して精度良く固定される。また、光学フレーム部2には
各反射ミラーの底面を案内するミラーガイド部2a,2b,2cが一体形成され
ており、反射ミラーを光学フレーム部2のミラー固定穴部(後述する)の反対側
に挿入する際に案内できるようにして容易にセツトし、固定金具(後述する)に
より脱落防止されて固定される。以上の組み立て後に蓋体24を接着等して設け
て、内部を遮光し防塵を図る。
【0016】
さらにまた、CCD20はCCD基板21上に実装固定される一方、CCD基
板21はレンズホルダー17から一体的に設けられる取り付け部17aの端面に
対して固定されており、レンズホルダー17を介して入光した反射光はCCD2
0の受光部位に確実に向かうようにされている。
このCCD20により光電変換された生信号(アナログ信号)は外部ノイズの
影響を受易いことから、CCD基板21上にはCCD20に接続されるAD変換
素子22がさらに実装されており、CCD基板21上においてアナログ信号をデ
ジタル信号に直接変換して耐ノイズ性を高めるようにしている。
【0017】
このデジタル信号を複数のフラツトケーブル、コネクタを介して光学フレーム
部2の近傍において別体的に設けられる電子基板に対して送ることで後続の信号
処理を行なうようにしている。
次に、図2は光学フレーム部2の成型過程の斜視図であり、光学フレーム部2
を一体樹脂成型する様子を示しており、射出成型装置の移動型及び固定型と、キ
ヤビテイ、エジエクタピン等は省略している。
【0018】
さて、上述したように光学フレーム部2全体は比較的に高い精度を確保して一
体形成されなけらばならないが、特に上述の反射ミラー11,12,13を取り
付けるために、光学フレーム部2の左右側面において対向して形成されるミラー
固定穴部31,32,33の相対位置関係は高い精度を確保する必要がある。
図2において、二点鎖線で示した右スライドコア100と、左スライドコア1
10は射出成型装置の移動型及び固定型の型開閉方向に略直交する図中の矢印V
方向に移動するものである。これらの右スライドコア100と左スライドコア1
10には、ミラー固定穴部31,32,33を形成する雄型部101,102,
103が高い精度で夫々固定されており、型閉めの際にミラー固定穴部31,3
2,33を高い精度で形成する一方、右スライドコア100と左スライドコア1
10は不図示のスライド案内部材により相対位置精度を確保されて図中の矢印V
方向に移動される。
【0019】
以上説明の射出成型装置において、型閉め後に、成型材料の変性PPOとガラ
スとウンモ他の混合樹脂材料の溶融状態のものをキヤビテイ内に注入後に、硬化
を待ち、型開きして光学フレーム部2の完成品を得る。この完成品のミラー固定
穴部31,32,33は左右のスライドコアにより相対位置精度が十分に確保さ
れることになる。尚、光学フレーム部2の内面は乱反射防止のために黒色塗装が
必要な場合には、混合樹脂材料に予めカーボン等の顔料を混入させておけば良い
。ここで、混合樹脂材料は上述の変性PPO(ポリ・フエニレン・オキサイド)
PPE(変性PPO)またはポリカーボネイト等がある。
【0020】
続いて、図3は光学フレーム部2に反射ミラーを組みつける様子を示した外観
図である。以上のようにミラー固定穴部31,32,33の相対位置を高い精度
で形成した光学フレーム部2に対して、反射ミラー11,12,13を一方から
挿入し、上述のミラーガイド部2a,2b,2cにより途中を案内して、図中の
破線矢印X方向に移動してミラー固定穴部31,32,33内に挿入する。
【0021】
この後に、例えばステンレスバネ製の固定金具35を反射ミラーとミラー固定
穴部の間の凹部に圧入して、反射ミラーを光学フレーム部2に対して固定する。
また、反射ミラーを取り外す場合には両側の固定金具35を外してから、反射ミ
ラーを抜き出す。
以上説明のように光学フレーム部2を高い精度で一体形成することで、反射ミ
ラー11,12,13を光学フレーム部2に対して高い精度で固定することがで
きる。また、保守修理の際等において、反射ミラーを清掃、交換する際には、光
学ユニツト1全体をフアツクスから上方に取り外してから、反射ミラーの取り外
し取り付け作業を簡単に行なうことができる。さらに、反射ミラーは従来のよう
に全て同じ全長にする必要がなくなるので、光路の収束点に近い反射ミラー13
の全長を他よりも短くしたものを使用することで、装置全体をより小型化できる
。
【0022】
次に、図4は光学フレーム部に対して反射ミラーを取り付ける様子を示した要
部破断斜視図である。本図において、光学フレーム部2のミラー固定穴部31を
代表して述べるが、上述のミラー固定穴部32,33に関しても同様に構成され
ている。
図中、二点鎖線で図示した高さを有する反射ミラー11は、図3に基づいて説
明したように、反射ミラー11よりも隙間分が高くされたミラー固定穴部31の
一方から挿通されて、図示のように光学フレーム部2と略同一に端面が位置され
て、反射ミラー11の反射面11aがミラー固定穴部31の固定面31aに当接
した状態で付勢力を得て保持される。
【0023】
固定金具35はこの付勢力を反射ミラーに与えるために、図中の破線矢印方向
に移動されて、ミラー固定穴部31の空間部31bに圧入される。ミラー固定穴
部31は光学フレーム部2の壁面と略同一の厚さ寸法Fを有する一方、空間部3
1bに続いて幅寸法Aを有する第1凹部36と、第1凹部36に続いて幅寸法B
を有する第2凹部37とが連続形成されている。
【0024】
一方、固定金具35はステンレス鋼等のバネ板材料を絞り加工、外形打ち抜き
後に、曲げ加工して図示のような外形に形成される。固定金具35は曲げ部35
aを支点にしてバネ力により外側に開くようにされる一方、突起部35gが絞り
加工等されており、この突起部35gが反射ミラー11の反射面11aの裏側を
一点で押圧するようにして、反射ミラー11を安定して保持できるようにしてい
る。
【0025】
幅広部35fの幅寸法Cは上述の第1凹部36の幅寸法Aよりもクリアランス
分だけ小さくされる一方、曲げ部35aに向かつて幅狭にされており、破線図示
方向に圧入する際に、無理無く挿入できるようにしている。幅広部35fの図中
の手前部分は直角に曲げ加工されて鍔部35bを形成しており、この鍔部35b
が反射ミラー11の端部に当接して反射ミラー11の脱落を防止する。
【0026】
一方、幅広部35fの反対側には、肩部35eに続いて光学フレーム部2の壁
面の厚さ寸法Fよりも若干分が長い寸法Eを有するとともに、幅寸法Bよりも若
干分が小さい幅寸法Dを有する舌部35dが形成されている。この舌部35dは
さらに直角曲げされており、把持部35Cを形成している。
以上説明の構成の固定金具35を曲げ部35aによる反発力に抗して空間部3
1bに圧入して行き、鍔部35bが反射ミラー11の端部に当接するまで移動す
ると、舌部35dが第2凹部37に入るとともに、続いて肩部35eがミラー固
定穴部31の裏側部位38に対向する位置に入り込む。この結果、固定金具35
は抜け防止される。
【0027】
この固定金具35を抜き出すためには、鍔部35bと把持部35Cを掴み互い
に近ずくように移動させることで、肩部35eを裏側部位38から外した後に引
き出すようにする。
以上説明の固定金具を使用することで、反射ミラーの脱落防止が図れるととも
に簡単に反射ミラーが着脱できるので作業効率を向上できる。また、反射ミラー
のの反射面に触れること無く作業ができる。
【0028】
次に、図5は光学組み立て体の底面図である。本図において、既に説明済みの
部分は符合を付して説明を割愛して、特徴部分に限定して述べると、光学フレー
ム部2にはフランジ部2gがレンズホルダー17を囲うように一体形成されてお
り、このフランジ部2gの内側にカバー45を取り付けるようにしている。
また、レンズホルダー17からはカバー45の取り付け面をなす垂直部17b
が一体形成されており、カバー45を取り付けた状態では、レンズユニツト15
を含むレンズホルダー17を防塵保護できるようにしている。
【0029】
更に、上述のCCD基板21の左側には、26芯前後のフラツトケーブル41
がコネクタ40から出ている。ここで、フラツトケーブル41は直にCCD基板
21上にハンダ付けしても良い。
図6は光学ユニツト1をフアツクス本体50に組み付けた様子の要部側面図で
ある。本図において、既に説明済みの部分は符合を付して説明を割愛して、特徴
部分に限定して述べると、図中二点鎖線図示のフアツクス本体50に対して、光
学ユニツト1をセツトする。
【0030】
フアツクス本体50の底部には電子基板56がビス止めされておりコネクタ4
0を介して、図5のフラツトケーブル41が接続される。フラツトケーブル41
は図示のように、先ず夫々のコネクタ40に対する挿入方向に一致してから、略
直角に曲げる屈曲部41aを有しており、湾曲部41bを形成している。
CCD基板21上にはA−D変換器22が実装されており、CCD20のアナ
ログ信号をデジタル信号に直接変換して耐ノイズ性を高めるようにしている。こ
のように構成するとA−D変換器22からの出力信号線の本数が増加して、フラ
ツトケーブル41の本数(芯数)を26本前後にしなけらばならない。
【0031】
フラツトケーブル41は通常は平面状になつており、これを適宜屈曲させて用
いるものであるが、フラツトケーブル41を電子基板56に対して挿入接続する
ために屈曲させると、かなりの反発力が生じる。
この反発力が電子基板56と、CCD基板22の間に作用すると、光学フレー
ム部2に対して固定されているCCD基板22が動いてしまう結果、レンズホル
ダー17即ち光路に対する位置精度が狂うことになる。
【0032】
そこで、フラツトケーブル41を、図6に図示のようにコネクタ40に対する
挿入方向に一致させてから略直角に曲げる屈曲部41aと、大きな半径Rを有し
た湾曲部41bを形成してからコネクタ40間に接続することで、反発力の発生
を防止してCCD基板22が動かないようにして、レンズホルダー17即ち光路
に対する位置精度に影響が無いようにしている。
【0033】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の光学読み取り装置によれば、耐ノイズ性を向上
させるために光電変換手段と光電変換手段に接続されるアナログ−デジタル変換
手段とを同一基板上に設ける場合に、アナログ−デジタル変換手段のデジタル出
力を基板から外部に取り出すフラツトケーブルの反発力の影響が読み取り装置に
及ばないようにできる。
【図1】光学ユニツト1を原稿の搬送方向に沿つて破断
して示した要部破断図である。
して示した要部破断図である。
【図2】光学フレーム部2の成型過程の斜視図である。
【図3】光学フレーム部2に反射ミラーを組みつける様
子を示した外観図である。
子を示した外観図である。
【図4】光学フレーム部に対して反射ミラーを取り付け
る様子を示した要部破断斜視図である。
る様子を示した要部破断斜視図である。
【図5】光学ユニツト1の底面図である。
【図6】光学ユニツト1をフアツクス本体50に組み付
けた様子の要部側面図である。
けた様子の要部側面図である。
【図7】本願出願人により実用化された構成例の斜視図
である。
である。
1 光学ユニツト
2 光学フレーム部
3 LED基板
11 反射ミラー
12 反射ミラー
13 反射ミラー
17 レンズユニツト
20 CCD
21 CCD基板
31 ミラー固定穴部
32 ミラー固定穴部
33 ミラー固定穴部
40 コネクター
41 フラツトケーブル
50 フアツクス本体
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(72)考案者 中野 裕嗣
東京都太田区下丸子3丁目30番2号 キヤ
ノン株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 原稿面を読み取り部に対して相対移動さ
せて光学読み取りを行なう光学読み取り装置において、
前記読み取り部分と、該読み取り部に対して線光源を照
射する光源手段と、該光源手段からの反射光を電気信号
に変換する光電変換手段に入光にするために、前記原稿
幅の反射光を光電変換手段の幅までに収束させる複数の
反射ミラーと、を備えた光路手段と、光学フレーム部
と、を一体的に具備してなる光学読み取り装置であつ
て、前記光電変換手段と該光電変換手段に接続されるア
ナログ−デジタル変換手段とを同一基板上に設け、該ア
ナログ−デジタル変換手段のデジタル出力を前記基板か
ら外部に取り出すためのフラツトケーブルを、十分な全
長で形成し、一旦略「U」の字状に湾曲させてから外部
に接続することを特徴とする光学読み取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP517991U JPH04103067U (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | 光学読み取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP517991U JPH04103067U (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | 光学読み取り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04103067U true JPH04103067U (ja) | 1992-09-04 |
Family
ID=31735519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP517991U Withdrawn JPH04103067U (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | 光学読み取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04103067U (ja) |
-
1991
- 1991-02-12 JP JP517991U patent/JPH04103067U/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19950518 |