JP2972357B2 - 光学読み取り装置 - Google Patents

光学読み取り装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学読み取り装置に係
り、たとえばフアクシミリ装置、スキヤナー装置等に使
用される光学読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より原稿等を光学的に読み取る光学
読み取り装置がフアクシミリ装置、スキヤナー装置等に
内蔵されて使用されている。その構成例は、原稿を光学
読み取り装置の読み取り部分に対して相対移動させるた
めに設けられる別構成の原稿搬送手段と、光源手段(通
常はLEDアレイ)から発生する光源を原稿面に対して
全体幅に照射する光源手段と、その反射光を電気信号に
変換する光電変換手段(通常はCCD素子)と、原稿幅
の反射光を光電変換手段の小さな幅に収束させるために
複数の反射ミラーを備えた光路手段と、各手段を一体的
に取り付ける光学フレーム部とから成つている。
【0003】この光学フレーム部は多くは板金製であつ
て、例えば板厚が1ミリ前後の鉄板(SPCC)を平板
状態において外形、穴部等を打ち抜き加工した後に、ベ
ンダーにより折り曲げ加工し、スポツト溶接等して箱状
の光学フレーム部の完成品を得るものが一般的である。
図面参照の上で、板金製の光学フレーム部の概要を説明
すると、図7は本願出願人により実用化された構成例の
斜視図である。
【0004】本図において光学フレーム部200は図示
のようにスポツト溶接部を有して曲げ加工される基部2
01と、この基部201の左右縁部において反射ミラー
11,12,13の両端部位を挿通状態で保持する固定
穴部310,320、330を夫々穿設した側壁部材2
02,203を溶接して形成するようにして、反射ミラ
ー間の取り付け精度を確保するようにしている。
【0005】すなわち、複数の反射ミラー間の取り付け
精度確保のために側壁部材202,203を別体物とし
て加工して設ける一方、反射ミラーの全長を全て同じに
して取り付け金具350を圧入して固定している。この
取り付け金具350は図7(b)の横断面図に示すよう
に掛止部350aが側壁部材202の裏側に掛止して脱
落防止されるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、本
願出願人の実用化例において、板金製で光学フレーム部
を形成し穴部に反射ミラーを挿入してから、固定金具を
用いて上述の掛止部350aが側壁部材202の裏側に
掛止させて脱落防止させるようにすると、固定金具の脱
落防止は図れるが、固定金具が上下方向に動いてしまう
一方、掛止部の一部のみが側壁部材202の裏側に掛止
していることから反射ミラーの固定状態が安定しないこ
とが判明した。
【0007】したがつて、本発明は上述の問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは反射ミ
ラーの反射ミラーの固定状態を安定でき、かつ容易に反
射ミラーの着脱ができる光学読み取り装置を提供する点
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】及び
【作用】上述の課題を解決し、目的を達成するために、
本発明の光学読み取り装置は、原稿面を読み取り部に対
して相対移動させて光学読み取りを行なうために、前記
読み取りをする読み取り部分と、該読み取り部に対して
線光源を照射する光源手段と、前記原稿面の反射光を電
気信号に変換する光電変換手段に対して入光にするため
に前記原稿幅の反射光を光電変換手段の幅までに収束さ
せる複数の反射ミラーを備えた光路手段と、光学フレー
ム部とを具備してなる光学読み取り装置であつて、前記
光学フレーム部を上部に開口した箱状に形成するととも
に、前記複数の反射ミラーを所定位置に取り付ける穴部
を前記光学フレーム部の両側壁部において形成し、かつ
前記穴部の内周面一部から連続形成される第1凹部と、
該第1凹部から連続形成されかつ前記第1凹部より幅狭
の第2凹部とを形成してなり、前記第1凹部に嵌る幅を
有した幅広部と、該幅広部から肩部を経て前記第2凹部
に嵌る幅を有した舌部を形成し、該舌部から形成される
把持部とを一方に形成し、他方に前記反射ミラーを脱落
防止する顎部を形成するとともに、前記鍔部と前記舌部
とが外側に開くように付勢力を発生する付勢力発生部と
を有する固定金具を用いて、前記反射ミラーを前記穴部
に着脱自在に固定するように働く。
【0009】また、好ましくは、前記光学フレーム部は
樹脂成型品であつて前記穴部と一体成型し、かつ前記固
定金具をバネ板材料で形成し、前記付勢力発生部を湾曲
させて形成する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面を
参照しながら説明する。図1は光学ユニツト1を原稿の
搬送方向に沿うように破断して示した要部破断図であ
る。本図において、光学ユニツト1は破線図示の原稿S
が図中の矢印方向に相対移動される過程で、原稿Sの下
側の原稿面を読み取るものであつて、フアクシミリ装置
に内蔵される場合を示している。
【0011】光学フレーム部2は、底部と壁部とを後述
の成型方法により樹脂材料を用いて一体形成したもので
あり、上部を開口した箱状に形成されるものである。こ
の光学フレーム部2には、破線図示の支持部2fが左右
に形成される一方、支持部2eを後側面上部に一体形成
しており、これら支持部をフアクシミリ装置の本体に対
して上方から挿入した後に、動かないように押えること
でフアクシミリ装置に対して簡単にセツトできるように
している。
【0012】この光学フレーム部2の上部には原稿ガラ
ス5が接着等により設けられており、原稿Sを光学読み
取り装置に対して相対移動させるために設けられる不図
示の原稿搬送手段により搬送される原稿Sの原稿面を略
密着状態にして案内する。この原稿ガラス5を光学フレ
ーム部2に対して固定するために、光学フレーム部2に
はビス10等を用いてガラス台6が設けられている。こ
のガラス台6は原稿ガラス5に対して開口した開口部を
有するとともに、反射板7、8が開口部の長手方向に沿
う縁部に設けられており、後述のLEDアレイからの光
を原稿ガラス5に案内するようにしている。原稿ガラス
5は両面接着テープ等を用いて図示のように、反射板
7、8の上に配設される。
【0013】次に、原稿Sの搬送方向に略直交するよう
に形成される線光源であつて、原稿面を照射する光源手
段は、LED基板3上において一直線状にLEDチツプ
4(光量の大きな緑色発光ダイオード)を実装してなる
ものである。このLED基板3は熱容量の大きなアルミ
押し出し型材等からなるホルダー9に固定されており、
放熱を図る一方、ホルダー9を光学フレーム部2に対し
てビス10により上述のガラス台6とともに共締め固定
して、LEDチツプ4が原稿ガラス5の裏面に対して所
定角度を有して固定できるようにしている。
【0014】一方、原稿幅の反射光を光電変換手段であ
るCCD(チヤージドカプルデバイス)20の小さな幅
寸法に収束させるためには十分な光路長の確保が必要で
あり、このために光路手段には複数の反射ミラー11,
12,13を配設して、図中の一点鎖線で示した光路を
形成するようにして、反射光をレンズユニツト15とレ
ンズホルダー17に入光するようにして、最後にCCD
20によつて電気信号に変換するようにしている。
【0015】これらの反射ミラー11,12,13は上
記の光路を形成させるために片面に鏡面を形成するとと
もに、高い平面精度を有しており、夫々が所定の角度を
有して光学フレーム部2に対して精度良く固定される。
また、光学フレーム部2には各反射ミラーの底面を案内
するミラーガイド部2a,2b,2cが一体形成されて
おり、反射ミラーを光学フレーム部2のミラー固定穴部
(後述する)の反対側に挿入する際に案内できるように
して容易にセツトし、固定金具(後述する)により脱落
防止されて固定される。以上の組み立て後に蓋体24を
接着等して設けて、内部を遮光し防塵を図る。
【0016】さらにまた、CCD20はCCD基板21
上に実装固定される一方、CCD基板21はレンズホル
ダー17から一体的に設けられる取り付け部17aの端
面に対して固定されており、レンズホルダー17を介し
て入光した反射光はCCD20の受光部位に確実に向か
うようにされている。このCCD20により光電変換さ
れた生信号(アナログ信号)は外部ノイズの影響を受易
いことから、CCD基板21上にはCCD20に接続さ
れるAD変換素子22がさらに実装されており、CCD
基板21上においてアナログ信号をデジタル信号に直接
変換して耐ノイズ性を高めるようにしている。
【0017】このデジタル信号を複数のフラツトケーブ
ル、コネクタを介して光学フレーム部2の近傍において
別体的に設けられる電子基盤に対して送ることで後続の
信号処理を行なうようにしている。次に、図2は光学フ
レーム部2の成型過程の斜視図であり、光学フレーム部
2を一体樹脂成型する様子を示しており、射出成型装置
の移動型及び固定型と、キヤビテイ、エジエクタピン等
は省略している。
【0018】さて、上述したように光学フレーム部2全
体は比較的に高い精度を確保して一体形成されなけらば
ならないが、特に上述の反射ミラー11,12,13を
取り付けるために、光学フレーム部2の左右側面におい
て対向して形成されるミラー固定穴部31,32,33
の相対位置関係は高い精度を確保する必要がある。図2
において、二点鎖線で示した右スライドコア100と、
左スライドコア110は射出成型装置の移動型及び固定
型の型開閉方向に略直交する図中の矢印V方向に移動す
るものである。これらの右スライドコア100と左スラ
イドコア110には、ミラー固定穴部31,32,33
を形成する雄型部101,102,103が高い精度で
夫々固定されており、型閉めの際にミラー固定穴部3
1,32,33を高い精度で形成する一方、右スライド
コア100と左スライドコア110は不図示のスライド
案内部材により相対位置精度を確保されて図中の矢印V
方向に移動される。
【0019】以上説明の射出成型装置において、型閉め
後に、成型材料の変性PPOとガラスとウンモ他の混合
樹脂材料の溶融状態のものをキヤビテイ内に注入後に、
硬化を待ち、型開きして光学フレーム部2の完成品を得
る。この完成品のミラー固定穴部31,32,33は左
右のスライドコアにより相対位置精度が十分に確保され
ることになる。尚、光学フレーム部2の内面は乱反射防
止のために黒色塗装が必要な場合には、混合樹脂材料に
予めカーボン等の顔料を混入させておけば良い。ここ
で、混合樹脂材料は上述の変性PPO(ポリ・フエニレ
ン・オキサイド)、PPE(変性PPO)またはポリカ
ーボネイト等がある。
【0020】続いて、図3は光学フレーム部2に反射ミ
ラーを組みつける様子を示した外観図である。以上のよ
うにミラー固定穴部31,32,33の相対位置を高い
精度で形成した光学フレーム部2に対して、反射ミラー
11,12,13を一方から挿入し、上述のミラーガイ
ド部2a,2b,2cにより途中を案内して、図中の破
線矢印X方向に移動してミラー固定穴部31,32,3
3内に挿入する。
【0021】この後に、例えばステンレスバネ製の固定
金具35を反射ミラーとミラー固定穴部の間の凹部に圧
入して、反射ミラーを光学フレーム部2に対して固定す
る。また、反射ミラーを取り外す場合には両側の固定金
具35を外してから、反射ミラーを抜き出す。以上説明
のように光学フレーム部2を高い精度で一体形成するこ
とで、反射ミラー11,12,13を光学フレーム部2
に対して高い精度で固定することができる。また、保守
修理の際等において、反射ミラーを清掃、交換する際に
は、光学ユニツト1全体をフアツクスから上方に取り外
してから、反射ミラーの取り外し取り付け作業を簡単に
行なうことができる。さらに、反射ミラーは従来のよう
に全て同じ全長にする必要がなくなるので、光路の収束
点に近い反射ミラー13の全長を他よりも短くしたもの
を使用することで、装置全体をより小型化できる。
【0022】次に、図4は光学フレーム部に対して反射
ミラーを取り付ける様子を示した要部破断斜視図であ
る。本図において、光学フレーム部2のミラー固定穴部
31を代表して述べるが、上述のミラー固定穴部32,
33に関しても同様に構成されている。図中、二点鎖線
で図示した高さを有する反射ミラー11は、図3に基づ
いて説明したように、反射ミラー11よりも隙間分が高
くされたミラー固定穴部31の一方から挿通されて、図
示のように光学フレーム部2と略同一に端面が位置され
て、反射ミラー11の反射面11aがミラー固定穴部3
1の固定面31aに当接した状態で付勢力を得て保持さ
れる。
【0023】固定金具35はこの付勢力を反射ミラーに
与えるために、図中の破線矢印方向に移動されて、ミラ
ー固定穴部31の空間部31bに圧入される。ミラー固
定穴部31は光学フレーム部2の壁面と略同一の厚さ寸
法Fを有する一方、空間部31bに続いて幅寸法Aを有
する第1凹部36と、第1凹部36に続いて幅寸法Bを
有する第2凹部37とが連続形成されている。
【0024】一方、固定金具35はステンレス鋼等のバ
ネ板材料を絞り加工、外形打ち抜き後に、曲げ加工して
図示のような外形に形成される。固定金具35は曲げ部
35aを支点にしてバネ力により外側に開くようにされ
る一方、突起部35gが絞り加工等されており、この突
起部35gが反射ミラー11の反射面11aの裏側を一
点で押圧するようにして、反射ミラー11を安定して保
持できるようにしている。
【0025】幅広部35fの幅寸法Cは上述の第1凹部
36の幅寸法Aよりもクリアランス分だけ小さくされる
一方、曲げ部35aに向かつて幅狭にされており、破線
図示方向に圧入する際に、無理無く挿入できるようにし
ている。幅広部35fの図中の手前部分は直角に曲げ加
工されて鍔部35bを形成しており、この鍔部35bが
反射ミラー11の端部に当接して反射ミラー11の脱落
を防止する。
【0026】一方、幅広部35fの反対側には、肩部3
5eに続いて光学フレーム部2の壁面の厚さ寸法Fより
も若干分が長い寸法Eを有するとともに、幅寸法Bより
も若干分が小さい幅寸法Dを有する舌部35dが形成さ
れている。この舌部35dはさらに直角曲げされてお
り、把持部35Cを形成している。以上説明の構成の固
定金具35を曲げ部35aによる反発力に抗して空間部
31bに圧入して行き、鍔部35bが反射ミラー11の
端部に当接するまで移動すると、舌部35dが第2凹部
37に入るとともに、続いて肩部35eがミラー固定穴
部31の裏側部位38に対向する位置に入り込む。この
結果、固定金具35は抜け防止される。
【0027】この固定金具35を抜き出すためには、鍔
部35bと把持部35Cを掴み互いに近ずくように移動
させることで、肩部35eを裏側部位38から外した後
に引き出すようにする。以上説明の固定金具を使用する
ことで、反射ミラーの脱落防止を図つて安定状態で固定
できる一方、顎部と把持部を掴んで簡単に反射ミラーが
着脱できるので作業効率を向上できる。また、反射ミラ
ーの反射面に触れること無く作業ができる。
【0028】次に、図5は光学組み立て体の底面図であ
る。本図において、既に説明済みの部分は符合を付して
説明を割愛して、特徴部分に限定して述べると、光学フ
レーム部2にはフランジ部2gがレンズホルダー17を
囲うように一体形成されており、このフランジ部2gの
内側にカバー45を取り付けるようにしている。また、
レンズホルダー17からはカバー45の取り付け面をな
す垂直部17bが一体形成されており、カバー45を取
り付けた状態では、レンズユニツト15を含むレンズホ
ルダー17を防塵保護できるようにしている。
【0029】更に、上述のCCD基板21の左側には、
26芯前後のフラツトケーブル41がコネクタ40から
出ている。ここで、フラツトケーブル41は直にCCD
基板21上にハンダ付けしても良い。図6は光学ユニツ
ト1をフアツクス本体50に組み付けた様子の要部側面
図である。本図において、既に説明済みの部分は符合を
付して説明を割愛して、特徴部分に限定して述べると、
図中二点鎖線図示のフアツクス本体50に対して、光学
ユニツト1をセツトする。
【0030】フアツクス本体50の底部には電子基板5
6がビス止めされておりコネクタ40を介して、図5の
フラツトケーブル41が接続される。フラツトケーブル
41は図示のように、先ず夫々のコネクタ40に対する
挿入方向に一致してから、略直角に曲げる屈曲部41a
を有しており、湾曲部41bを形成している。CCD基
板21上にはA−D変換器22が実装されており、CC
D20のアナログ信号をデジタル信号に直接変換して耐
ノイズ性を高めるようにしている。このように構成する
とA−D変換器22からの出力信号線の本数が増加し
て、フラツトケーブル41の本数(芯数)を26本前後
にしなけらばならない。
【0031】フラツトケーブル41は通常は平面状にな
つており、これを適宜屈曲させて用いるものであるが、
フラツトケーブル41を電子基板56に対して挿入接続
するために屈曲させると、かなりの反発力が生じる。こ
の反発力が電子基板56と、CCD基板22の間に作用
すると、光学フレーム部2に対して固定されているCC
D基板22が動いてしまう結果、レンズホルダー17即
ち光路に対する位置精度が狂うことになる。
【0032】そこで、フラツトケーブル41を、図6に
図示のようにコネクタ40に対する挿入方向に一致させ
てから略直角に曲げる屈曲部41aと、大きな半径Rを
有した湾曲部41bを形成してからコネクタ40間に接
続することで、反発力の発生を防止してCCD基板22
が動かないようにして、レンズホルダー17即ち光路に
対する位置精度に影響が無いようにしている。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光学読み
取り装置によれば、反射ミラーの反射ミラーの固定状態
を安定でき、かつ容易に反射ミラーの着脱ができる光学
読み取り装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光学ユニツト1を原稿の搬送方向に沿つて破断
して示した要部破断図である。
【図2】光学フレーム部2の成型過程の斜視図である。
【図3】光学フレーム部2に反射ミラーを組みつける様
子を示した外観図である。
【図4】光学フレーム部に対して反射ミラーを取り付け
る様子を示した要部破断斜視図である。
【図5】光学ユニツト1の底面図である。
【図6】光学ユニツト1をフアツクス本体50に組み付
けた様子の要部側面図である。
【図7】本願出願人により実用化された構成例の斜視図
である。
【符号の説明】
1 光学ユニツト 2 光学フレーム部 3 LED基板 11 反射ミラー 12 反射ミラー 13 反射ミラー 17 レンズユニツト 20 CCD 21 CCD基板 31 ミラー固定穴部 32 ミラー固定穴部 33 ミラー固定穴部 35 固定金具 35a 曲げ部 35b 鍔部 35d 舌部 35e 肩部 35g 突起部 36 第1凹部 37 第2凹部 38 内面部 50 フアツクス本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 裕嗣 東京都太田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−15774(JP,A) 実開 平4−87810(JP,U) 実開 昭63−106267(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/028

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿面を読み取り部に対して相対移動さ
    せて光学読み取りを行なうために、前記読み取りをする
    読み取り部分と、該読み取り部に対して線光源を照射す
    る光源手段と、前記原稿面の反射光を電気信号に変換す
    る光電変換手段に対して入光にするために前記原稿幅の
    反射光を光電変換手段の幅までに収束させる複数の反射
    ミラーを備えた光路手段と、光学フレーム部とを具備し
    てなる光学読み取り装置であつて、前記光学フレーム部
    を上部に開口した箱状に形成するとともに、前記複数の
    反射ミラーを所定位置に取り付ける穴部を前記光学フレ
    ーム部の両側壁部において形成し、かつ前記穴部の内周
    面一部から連続形成される第1凹部と、該第1凹部から
    連続形成されかつ前記第1凹部より幅狭の第2凹部とを
    形成してなり、前記第1凹部に嵌る幅を有した幅広部
    と、該幅広部から肩部を経て前記第2凹部に嵌る幅を有
    した舌部を形成し、該舌部から形成される把持部とを一
    方に形成し、他方に前記反射ミラーを脱落防止する顎部
    を形成するとともに、前記鍔部と前記舌部とが外側に開
    くように付勢力を発生する付勢力発生部とを有する固定
    金具を用いて、前記反射ミラーを前記穴部に着脱自在に
    固定することを特徴とする光学読み取り装置。
  2. 【請求項2】 前記光学フレーム部は樹脂成型品であつ
    て前記穴部と一体成型し、かつ前記固定金具をバネ板材
    料で形成し、前記付勢力発生部を湾曲させて形成したこ
    とを特徴とする請求項1の光学読み取り装置。
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