JPH04102664A - 軽量断熱複合材およびそれを用いた施工方法 - Google Patents

軽量断熱複合材およびそれを用いた施工方法

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JPH04102664A
JPH04102664A JP21949590A JP21949590A JPH04102664A JP H04102664 A JPH04102664 A JP H04102664A JP 21949590 A JP21949590 A JP 21949590A JP 21949590 A JP21949590 A JP 21949590A JP H04102664 A JPH04102664 A JP H04102664A
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JP
Japan
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semi
composite material
substrate
insulating composite
resin foam
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JP21949590A
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English (en)
Inventor
Ichiro Nakajima
一郎 仲嶋
Keizo Okada
岡田 桂三
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、合成樹脂発泡体を基板とする準不燃軽量又は
不燃の断熱複合材およびそれを用いた施工方法に関する
〔従来の技術〕
今日、準不燃断熱材として、例えばアスベストを含有す
る塩化ビニル系樹脂発泡体が用いられている。
このアスベスト含有塩化ビニル系樹脂発泡体を用いて、
例えばコンクリート躯体の表面に取り付ける場合は、第
5図に示すように、アスベスト含有塩化ビニル系樹脂発
泡体からなる基板(1)の表面に、石綿スレート板を接
着したり、ガラス繊維入りセメントを吹き付けたりする
ことにより外装(2)を形成し、複数個のアンカー(3
)によりコンクリート躯体(4)の表面に取り付け、隣
接する複合材間に目地(5)が施されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来の断熱複合材においては、(イ)外装
(2)が厚いので複合材全体が重くなり(約15kg/
rd) 、そのため、多数のアンカー(3)が必要で取
り付けに手間が掛かり作業能率が低い上に、運搬・取扱
いが容易でないこと、(ロ)外装(2)の厚さが5〜1
2■と厚いので、相隣接せる外装(2)の間に目地(5
)の施工が必要であること、 (ハ)意匠性に限界があること、 など多くの問題を内包している。
本発明は、上記の如き従来の断熱複合材を改良して、上
記のような問題点を解消することを目的とする。
〔課題を解決するための手段] 本発明者はかかる実情に鑑み、上記目的を達成するべく
鋭意研究の結果、準不燃又は不燃断熱材をコンクリート
躯体等に取り付けた場合、■荷重は面で受けるため曲げ
応力がかからず厚みの薄い外装で耐衝撃性があること、
■不燃性の断熱材を用いるので、厚みの薄い外装で耐防
火性があることに着目し、外装材を皮膜化することを考
え、本発明に到達したものである。
即ち、本発明の第1は、無機充填材含有準不燃又は不燃
合成樹脂発泡体からなる基板の表面に、硬質または半硬
質の皮膜層を形成してなることを特徴とする軽量断熱複
合材を、 本発明の第2は、無機充填材含有準不燃又は不燃合成樹
脂発泡体からなる基板を加熱してコンクリート11体等
の曲面表面に合わせて曲面形状に成型して取り付けた後
、該基板の表面に硬質または半硬質の皮膜層を形成する
ことを特徴とする軽量断熱複合材の施工方法を、 本発明の第3は、無機充填材含有準不燃又は不燃合成樹
脂発泡体からなる基板をコンクリート1体等の表面に取
り付けた後、該基板の表面に所望の凹凸模様を刻設し、
該基板の凹凸模様面に、硬質または半硬質の皮膜層を形
成することを特徴とする軽量断熱複合材の施工方法を、 本発明の第4は、無機充填材含有準不燃又は不燃合成樹
脂発泡体からなる基板の表面に半硬質の皮膜層を形成し
てなる軽量断熱複合材を加熱して所望の曲面形状に成型
した後、該軽量断熱複合材をコンクリ−1[体等の表面
に取り付けることを特徴とする施工方法を、 それぞれ内容とするものである。
C作用〕 上記構成の軽量断熱発泡材においては、(1)皮膜層が
薄いので複合材全体が軽量(従来品の例えば約115)
となり、そのため、取付けが容易で、アンカーは不要ま
たは少数ですむ上に、運搬・取扱いが容易であること、 (2)皮膜層の厚さが薄いので、目地処理が不要または
極めて簡単なものでよいこと、 (3)意匠性に富んだ断熱複合材を捉倶できること、 (4)アスベスト以外の無機充填材を使用する場合は、
アスベスト公害の問題がないこと、等の多くの作用効果
を奏する。
また、上記構成の施工方法では、前記作用・効果のうち
(1)、(2)および(3)の作用効果を奏する。
(実施例〕 以下、本発明の実施例を第工図〜第4図に基づいて説明
する。
本実施例の軽量断熱複合材は、第1図に示すように、ロ
ックウール含有塩化ビニル系樹脂発泡体からなる基板を
例にして説明すれば、該基板(11)の表面に、モルタ
ル、セメント等により硬質の皮膜層(12)を形成し、
または、樹脂モルタル、ペイント等により半硬質の皮膜
層(12)を形成してなるものである。基板(11)の
厚さは特に制限されず、所望の不燃性、断熱性等により
適宜選定すればよいが、通常25〜50m程度が好まし
い。皮膜層(12)の厚さは3閣以下が好ましく、これ
により複合材全体の重量は3kg/rrf程度と従来の
複合材の約115に軽量化できる。
半硬質の皮膜層を設けた複合材は、加熱により変形する
ので曲面部への施工が可能である。
本発明でいう準不燃又は不燃合成樹脂発泡体として特に
好ましいものは、無機充填材を含有する塩化ビニル系樹
脂又は塩素化塩化ビニル系樹脂を主成分とする発泡体で
ある。
そして、この発泡体に用いる塩化ビニル系樹脂(以下、
PVCと称す)とは、ポリ塩化ビニル単独又は塩化ビニ
ルを50重量%以上含有する塩化ビニル系共重合体或い
はそれらと塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、熱可塑性
ポリウレタン、アクリロニトリル−ブタジェン共重合体
、塩素化ポリエチレン、メタクリル酸エステル−アクリ
ル酸エステル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体
、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体等ポリ塩化ビニ
ルと相溶性を有する樹脂の少なくとも1種以上との混合
物であり、該混合物中のポリ塩化ビニルが50重量%以
上であるような混合物が挙げられる。
一方、塩素化塩化ビニル系樹脂(以下、CPVCと称す
)とは、前記PVCを塩素化した樹脂のみならず、二〇
PVCと相溶性を有するブレンド用樹脂、例えば塩化ビ
ニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、熱可塑性
ポリウレタン、アクリロニトリル−ブタジェン共重合体
、塩素化ポリエチレン、メタクリル酸エステル−アクリ
ル酸エステル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体
、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体等の少なくとも
1種との混合物であって、該混合物中のブレンド用樹脂
の量が50重量%以下であるものをも含む。
塩素化される塩化ビニル系樹脂としては、前記のように
PVCの他、塩化ビニル系樹脂を50重量%以上含有す
る共重合体を使用することもできる。
そして、塩素化の方法は従来公知の何れの方法によって
もよく、例えば紫外線照射下での光塩素化法等が好適に
利用される。
また、無機充填材としては例えば無機繊維状物と無機粒
状物が挙げられる。このうち、無機繊維状物は高温下に
曝したときの体積保持効果が良好である。これは、無機
繊維状物は発泡体中で相互にからまってネットワークを
形成するため、優れた形状安定性を有するもきと推定さ
れる。
そして、無機繊維状物としては平均繊維長が10μm〜
50閣程度の石綿、ガラス繊維、岩綿、グラスファイバ
ー等が好適であり、無機粒状物としては平均粒子径が0
.01−0.03μm程度のタルク、炭酸カルシウム、
水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、酸化亜鉛、
雲母、ベントナイト、クレー、シリカ等が好適である。
また、無機粒状物としてシラスバルーン等の中空体を用
いることもできる。この無機充填材は単独で用いても、
また2種以上を併用してもよい。
かかる無機充填材の含有量は、発泡体中に含有させるべ
き量及び発泡倍率並びにコスト等を考慮して定められる
が、通常塩素化塩化ビニル系樹脂100重量部に対して
5〜1000重量部である。
本発明の発泡体は、WO39109796号明細書等に
開示されている製造法等によって製造される。
次に、無機充填材を含有するこれら発泡体の発泡倍率は
10〜100倍、好ましくは30〜90倍、更に好まし
くは30〜50倍から適宜選択されその厚みも適宜選択
される。
このようにして製造される発泡体は、熱伝導率、圧縮強
度、吸水率、加工性の面で外壁としての必要性能を確保
する点で優れた性能を有している。
上記構成の軽量断熱複合材を例えばコンク+J +ト製
体(13)の表面に取り付けるには、該複合材を型枠と
するコンクリート打込工法により取り付ける方法が好適
である。この場合、該複合材全体の重量が軽いので、コ
ンクリートの硬化時の接着力により充分に接着固定され
、アンカーは不要または使用しても少数でよい。また、
皮膜層(12)が薄いので目地処理は不要であるが、必
要に応じて塗装等の簡単を目地処理を施してもよい。
勿論、本発明の軽量断熱材は接着剤、モルタル、ボルト
等を用いて内装材等にも広く用いられることは云うまで
もなく、この場合には、非常に軽量であるので接着剤の
量も少なくてよく、またボルトの数も少なくてよい。
上記施工方法では、軽量断熱複合材が平板状のものを示
したが、第2図に示すように、樹脂発泡体を加熱して所
望の曲面形状(14)に成型した基板(IIA)の表面
に、皮膜層(12)を形成し、意匠性に冨んだ軽量断熱
複合材とすることもできる。
また、第3図に示すように、樹脂発泡体に所望の凹凸模
様(15)を刻設した基板(11B)の表面に皮膜層(
12)を形成し、意匠性に富んだ軽量断熱複合材として
もよい。
更に、第4図に示すように、樹脂発泡体を波形状(16
)に成型した基板(IIC)の表面に皮膜層(12)を
形成し、意匠性に冨んだ軽量断熱複合材とすることも可
能である。
上記第2図〜第4図に示す軽量断熱複合材は、いずれも
意匠性に冨み、平板状の複合材では得ることのできない
、美粧性に優れ興趣に冨む軽量複合断熱材を提供するこ
とができる。
尚、上記第2図〜第4図に示した意匠性に冨む軽量複合
断熱材は、予め工場等において作製しておいてもよいが
、施工現場において、施工場所の曲面形状等に合わせて
先ず基板であるロックウール含有塩化ビニル系樹脂発泡
体を加熱して曲面形状や波形状に成型してコンクリート
m1体等に取り付けた後、硬質または半硬質の皮膜層を
形成さ廿たり、また該基板をコンクリート躯体等に取り
付けた後、所望の凹凸模様を刻設し、該凹凸模様面に半
硬質の皮膜層を形成させることも可能である。
更にまた該基板の表面に半硬質の皮膜層を形成してなる
軽量断熱複合材を加熱してコンクリート躯体等の取り付
は表面の形状に合わせて曲面形状に成型した後に取り付
ける方法も可能である。
〔発明の効果〕
本発明は、以上説明したように構成されているので、以
下の利点を存する; (1)皮膜層が薄いので複合材全体が軽量である。
そのため、取付けが容易で、アンカーが不要または少数
ですむので作業性が著しく向上する。また運搬や取扱い
が容易である。
(2)皮膜層の厚さが薄いので、目地処理が不要または
極めて簡単なものでよい。
(3)意匠性に冨んだ複合材を提供することができるの
で、建築物等の外観の美粧性を一層高めることができる
(4)施工場所の表面形状に合わせて曲面形状面や凹凸
形状面等への施工も容易に行うことができる。
(5〕アスベスト以外の無機充填材、例えばロックウー
ル等を使用すれば、アスベスト公害の問題がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の軽量断熱複合材の一実施例及びそれを
用いた施工方法を説明するための断面図、第2図は本発
明の軽量断熱複合材の他の実施例を示す断面図、第3図
は本発明の軽量複合断熱材の別の実施例を示す断面図、
第4図は本発明の軽量複合断熱材のさらに他の実施例を
示す断面図、第5図は従来の断熱複合材の一例を示す断
面図である。 11A、  11B、I】C・・・基板12・・・皮膜
層 13・・・コンクリート躯体 14・・・曲面形状 15・・・凹凸模様 16・・・波形状 第1図 第5図 第2図 A 第3図 \ 第4 図 rc

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、無機充填材含有準不燃又は不燃合成樹脂発泡体から
    なる基板の表面に、硬質または半硬質の皮膜層を形成し
    てなることを特徴とする軽量断熱複合材。 2、基板が、無機充填材含有準不燃又は不燃合成樹脂発
    泡体を加熱して所望の曲面形状に成型してなる請求項1
    記載の軽量断熱複合材。 3、基板が、無機充填材含有準不燃又は不燃合成樹脂発
    泡体に所望の凹凸模様を刻設してなる請求項1記載の軽
    量断熱複合材。 4、基板が塩化ビニル系樹脂発泡体である請求項1乃至
    3の各項記載の軽量断熱複合材。 5、壁外断熱に用いた請求項1乃至4の各項記載の軽量
    断熱複合材。 6、無機充填材含有準不燃又は不燃合成樹脂発泡体から
    なる基板を加熱してコンクリート躯体等の曲面表面に合
    わせて曲面形状に成型して取り付けた後、該基板の表面
    に硬質または半硬質の皮膜層を形成することを特徴とす
    る軽量断熱複合材の施工方法。 7、無機充填材含有準不燃又は不燃合成樹脂発泡体から
    なる基板をコンクリート躯体等の表面に取り付けた後、
    該基板の表面に所望の凹凸模様を刻設し、該基板の凹凸
    模様面に、硬質または半硬質の皮膜層を形成することを
    特徴とする軽量断熱複合材の施工方法。 8、無機充填材含有準不燃又は不燃合成樹脂発泡体から
    なる基板の表面に半硬質の皮膜層を形成してなる軽量断
    熱複合材を加熱して所望の曲面形状に成型した後、該軽
    量断熱複合材をコンクリート躯体等の表面に取り付ける
    ことを特徴とする施工方法。 9、基板として塩化ビニル系樹脂発泡体を用いる請求項
    6乃至8の各項記載の施工方法。
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