JPH04102619U - ドライヤ−内蔵型気体フイルタ - Google Patents

ドライヤ−内蔵型気体フイルタ

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JPH04102619U
JPH04102619U JP1194891U JP1194891U JPH04102619U JP H04102619 U JPH04102619 U JP H04102619U JP 1194891 U JP1194891 U JP 1194891U JP 1194891 U JP1194891 U JP 1194891U JP H04102619 U JPH04102619 U JP H04102619U
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gas
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filter
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JP1194891U
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正春 渡辺
孝人 平島
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株式会社北沢バルブ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一容器内に複数の機能を収納させて小型に
することができ、且つコストダウンすることができると
ともに、微細な水滴、油滴に加えて微粒子、微生物をも
効率的に除去できるドライヤー内蔵型気体フィルタであ
る。 【構成】 容器11は、外筒12、内筒17、ヘッドキ
ャップ13及び底キャップ19より成る。ヘッドキャッ
プ13には、エアーコンプレッサによって圧縮された原
圧縮空気を流入する流入口14と清浄空気を流出させる
流出口15を形成する。外筒12と内筒17を同心円状
に配設して外周室12aと内周室17aを区画形成し、
前者の外周室12aには、ステンレス繊維等の金属繊
維、無機繊維、或は無機粉末焼結体等で形成した多孔質
または網目構造体である冷却媒体22を収納し、後者の
内周室17aには、中空糸である疎水性高分子多孔質薄
膜からなる精密フィルタ23を収納する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ドライヤー内蔵型の気体フィルタに関し、例えば、エアーコンプレ ッサによって圧縮された空気中に混在する水分、油分、微粒子等を分離し清浄な 空気を簡易的に得るための気体フィルタの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来のフィルタとしては、図2及び図3に示すものが知られている。 従来例を具体的に説明すると、図2において、ステンレス繊維よりなる冷却媒体 1を内装した第一筒体2の上部に流入口3を設け、かつ筒体2の下部を気液分離 室4の上面と連通させ、この気液分離室4の底部にドレイン5を設け、更に、気 体分離室4の上面と第二筒体6の下部を連通させ、この第二筒体6の内部に高分 子繊維から成る吸湿体7を内装し、第2筒体6の上部に流出口8を設けたもので ある。
【0003】 しかし、上記のフィルター構造であると、フィルタの除去効率が低いため、精 密な濾過を要する場合は、図3に示すように、流出口8に設けた配管9の途中に 別途精密フィルタ10を設けて気体の精密濾過を実施しているのが通常である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来例によると、第一筒体2と第二筒体6を複筒式に設けているので、全体が 大型となる問題を有している。また、ステンレス繊維よりなる冷却媒体1と高分 子繊維から成る吸湿体7によって濾過しているので、エアーコンプレッサによっ て圧縮された空気中に混在する水分、油分、微粒子等を分離する場合、極めて除 去効率が低いため、この濾過器とは別に2次側の配管上に精密フィルタを設けな ければならず、配管施工が面倒であるばかりでなく、コストアップの原因ともな っていた。
【0005】 本考案は、上記のような従来の気体フィルタが有している問題点を解決するた めに開発したものであり、同一容器内に複数の機能を収納させることにより小型 化を達成し、且つコストダウンを図ることができ、更には、微細な水滴、油滴に 加えて微粒子、微生物をも効率的に除去することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案は、原気体の流入口と浄化気体の流出口と を容器の上部に設け、この容器の下部に凝縮液体を排出する排出口を設けると共 に、この容器の内部に気体に混在する蒸気を凝縮分離するための冷却媒体と精密 フィルタを設けたドライヤー内蔵型気体フィルタとした。
【0007】 上記した容器は外筒と内筒を同心円状に設けて外周室と内周室を区画形成し、 外周室に精密フィルタを収納すると共に内周室に冷却媒体を収納するのが好まし い。この場合、精密フィルタは疎水性高分子多孔質薄膜であり、特に、疎水性高 分子多孔質薄膜は中空糸形状であるのが望ましい。また、冷却媒体は無機繊維ま たは無機粉焼結体等の実質的に多孔質または網目構造体であるのが好ましい。
【0008】
【作用】
本考案における気体フィルタは、上記のように構成したので、容器の上部に設 けた流入口より原気体が流入して外筒の外周室を下降し、外周室内の冷却媒体に 接触することにより凝縮して容器の下部において水分、油分が分離され、次いで 、気体は内筒の内周室を上昇し、内周室内の精密フィルタにより最終的に未分離 の微細な水滴、油滴及び微細粒子や微生物を捕捉して浄化気体を容器の上部に設 けた流出口より流出させ、清浄な乾燥空気を供給する。
【0009】
【実施例】
図3は、本考案におけるドライヤー内蔵型気体フィルタの一実施例を示したも のであり、具体的には、エアーコンプレッサによって圧縮された空気を清浄な空 気に濾過する例を示したものである。 容器11は、外筒12、内筒17、ヘッドキャップ13及び底キャップ19よ り構成される。上記の外筒12の上部にヘッドキャップ13をOリング18を介 して螺着し、このヘッドキャップ13の下部に底キャップ19をOリング20を 介して螺着する。ヘッドキャップ13には、エアーコンプレッサによって圧縮さ れた原圧縮空気を流入する流入口14と清浄空気を流出させる流出口15を形成 し、この流出口15と連通する突設筒部16を設け、この突設筒部16に内筒1 7の上端を固着する。
【0010】 外筒12と内筒17を同心円状に配設して外周室12aと内周室17aを区画 形成し、前者の外周室12aには、ステンレス繊維等の金属繊維、無機繊維、或 は無機粉末焼結体等で形成した多孔質または網目構造体である冷却媒体22を収 納し、後者の内周室17aには、中空糸である疎水性高分子多孔質薄膜からなる 精密フィルタ23を収納する。更に、底キャップ19の内部に気液分離室19a を設け、この気液分離室19aで凝縮した水分、油分を分離してドレイン21か ら排出させる。
【0011】 上記した疎水性の高分子膜は、例えばポリプロピレン、ポリエチレン等のポリ オレフィン系樹脂ないしはポリテトラフロロエチレン等のフッ素系樹脂等よりな る微細多孔質膜を用いている。この微細多孔質膜は、気体及び水蒸気を通過させ るが、水を通過させることなく、極めて濾過精度が高い性質を有している。また 、流入口14の一部14aには、オリフィスを設けるのが好ましい。
【0012】 次に上記実施例の作用を説明する。 エアーコンプレッサによって圧縮された原圧縮空気が容器11の上部に設けた流 入口14より流入して外筒12と内筒17との間に設けた円形状の外周室12a 内に拡散されながら下降すると、この場合、圧縮空気に混在する水分、油分は圧 縮時の発熱により気化しているが、外周室12a内のステンレス繊維等の冷却媒 体22に接触することにより冷却または断熱膨張により凝縮して蒸気から液滴に なり、容器11の下部に設けた気液分離室19aにおいて水分、油分が分離され 、次いで、やや圧縮された空気は内筒17の内周室17aを上昇し、内周室17 a内の中空糸膜23の精密フィルタにより最終的に未分離の微細な水滴、油滴及 び微細粒子や微生物を捕捉して浄化された空気を容器11の上部に設けた流出口 15より流出させ、清浄な乾燥空気を供給する。また、気液分離室19aにおい て水分、油分は底キャップ19に設けたドレイン21より排出させる。 なお、上記の例はエアーコンプレッサによって圧縮された空気を清浄する場合 について説明したが、この例に限ることなくその他の原気体を清浄気体にする場 合についても利用できることは勿論である。
【0013】
【考案の効果】
本考案における気体フィルタは、次のような優れた効果が得られる。 即ち、同一容器内に複数の機能を収納させることにより製品を小型にすることが できるとともに、コストダウンを図ることができ、経済性にも優れている。更に は、従来の簡易エアードライヤでは除去できない微細な水滴、油滴に加えて微粒 子、微生物をも高効率に除去できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案における気体フィルタの一実施例を示す
縦断面図である。
【図2】従来のフィルタを示した縦断面図である。
【図3】従来のフィルタに別体の精密フィルタを設けた
従来例の説明図である。
【符号の説明】
11 容器 12 外筒 12a 外周室 14 流入口 15 流出口 17 内筒 17a 内周室 22 冷却媒体 23 精密フィルタ

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原気体の流入口と浄化気体の流出口とを
    容器の上部に設け、この容器の下部に凝縮液体を排出す
    る排出口を設けると共に、この容器の内部に気体に混在
    する蒸気を凝縮分離するための冷却媒体と精密フィルタ
    を設けたことを特徴とするドライヤー内蔵型気体フィル
    タ。
  2. 【請求項2】 上記した容器は、外筒と内筒を同心円状
    に設けて外周室と内周室を区画形成し、外周室に精密フ
    ィルタを収納すると共に内周室に冷却媒体を収納したこ
    とを特徴とする請求項1のドライヤー内蔵型気体フィル
    タ。
  3. 【請求項3】 精密フィルタは、疎水性高分子多孔質薄
    膜であることを特徴とする請求項1又は2のドライヤー
    内蔵型気体フィルタ。
  4. 【請求項4】 疎水性高分子多孔質薄膜は、中空糸形状
    であることを特徴とする請求項1乃至3のドライヤー内
    蔵型気体フィルタ。
  5. 【請求項5】 冷却媒体は無機繊維または、無機粉焼結
    体等の実質的に多孔質または網目構造体であることを特
    徴とする請求項1乃至3のドライヤー内蔵型気体フィル
    タ。
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