JPH0410233A - 光学式記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光学式媒体に光ビームを照射して情報を記録
、再生あるいは消去する装置において、記録時は高出力
の光ビームを使用し、再生時には低出力の光ビームを使
用する光学式記録再生装置に関する。

ここで、上述の光学式媒体には、例えば、ライトワンス
型、光磁気型、相変化型等の媒体があり、また、媒体の
形態としてはディスク状、あるいはカード状等種々のも
のがあるが、本発明は、光ビームを用いて記録、再生あ
るいは消去を行う全ての媒体に対して適用可能である。

〔従来の技術〕

各種の光学式記録再生装置においては、フォカシングエ
ラー系、あるいはトラッキングエラー系のサーボ回路等
によって、フォーカシングエラーやトラッキングエラー
がなくなるように光ピツクアップ等を制御している。以
下、光学式媒体の形態として光ディスクを使用した場合
のトラッキングエラー系を例にとって、説明することに
する。

第５図は、従来の３ビーム法によるトラッキングエラー
系の一例を示す概略構成図である。この図において、半
導体レーザー１０１によって生成された光ビームは、ビ
ームスプリッタ１０２を通過し、対物レンズ１０３によ
って光ディスク１０４に集光される。前記光ディスク１
０４にょる反射光は、前記対物レンズ１０３によって並
行光に変換され、再びビームスプリツタ１０２に導かれ
て反射され、分割フォトダイオード１０６に受光される
。前記分割フォトダイオード１０６から出力された各信
号は、減算器１０７によって強度差に対応したトラッキ
ングエラー信号とされる。

このとき、前記減算器１０７から出力されるトラッキン
グエラー信号の大きさが、第６図（ａ）に示すように、
所定の上側しきい値または下側しきい値（図中、破線で
示す）を越えたとき、比較手段１０８はトラッキングず
れ（以下、しきい値を越えたトラッキンググエラーをト
ラッキングずれと称することにする）の異常が発生した
と判定して第６図（ｂ）に示すような異常判定信号を判
定手段１１１に出力する。前記判定手段１１１は、基準
クロックをカウントする等の既知の手段によって、前記
異常判定信号が一定時間継続したとき、ディスク駆動回
路１０９及び半導体レーサ駆動回路１１０に前記異常判
定信号を入力し、ディスク駆動装置１０５及び半導体レ
ーザ１０１の出力を停止させ、記録動作を中断させる。

〔発明か解決しようとする課題〕

上記の如き従来の技術においては、このしきい値による
異常判定は、再生時も記録時も同様に行われていた。従
って、記録後に媒体の基板表面等に傷、はこり等が発生
し、再生時にトラッキングエラー信号がしきい値を越え
て発生した場合、または何らかの理由により、記録後の
前記トラッキングエラー信号の出力が大きくなった場合
等は、トラッキングずれの異常判定信号が出力されて再
生動作が停止され、記録された情報を読めなくなるとい
う問題が生じることになる。

本発明は、この様な従来の問題点に鑑みてなされたもの
で、光ディスク等の光学式媒体の表面等に発生した傷、
はこり等を原因とする再生動作の停止を最小限にし、記
録された情報の読み取り動作の信頼性を向上させること
を目的とする。

〔課題を解決する為の手段〕

上記問題点の解決の為に本発明では、トラッキングのエ
ラー信号出力を所定しきい値と比較し、トラッキングず
れの異常判定を行うか、再生時にはこのトラッキングず
れの異常判定信号の出力自体を止めるようにした。

つまり、記録時には従来技術と同様、トラッキングエラ
ー信号か所定のしきい値から外れた場合は、トラッキン
グずれの異常判定信号を出力するか、再生時においては
前記トラッキングエラー信号が所定しきい値を外れても
、トラッキングすれの異常判定信号を出力しないように
した。

〔作用〕

第４図（ａ）は、オフトラック時と適性ビーム状態の比
較を、第４図（ｂ）はオフフォーカス時と適性ビーム状
態の比較を示す図である。図中で、「Ｔ」はトラックを
示し、「Ｂｌ」、「Ｂ２」、「Ｂ、」はそれぞれ、適性
ビーム状態、オフトラック状態、オフフォーカス状態の
ビームを示す。

記録時においては高出力な光ビームを使用するので、第
４図（ａ）のＢ２のようなトラッキングずれが生じると
、隣接したトラックのデータエリアを破壊してしまう。

また、フォーカシングずれが生じた場合でも、第４図（
ｂ）のＢ、のようなオフフォーカス状態になると、やは
り隣接したトラックに高出力な光ビームが照射され、す
てに記録された情報を破壊してしまう恐れかある。さら
に、オフフォーカス時は光ビームによるエネルギーの集
中が不十分て媒体温度が充分に上昇せず、情報の書込み
ができなくなる場合も起こり得る。

すでに記録された情報を破壊した場合、ライトワンス型
ではその情報の復旧は不可能であるλまた、光磁気型で
は再記録が行えるか、そのためには、情報を常にバック
アップしておくシステム構成等が必要になり、装置が複
雑化して費用が高価となったり時間がかかったりしてし
まう。

上述のように、トラッキングあるいはフォーカシングの
どちらか一方でも異常な状態で記録を行うと、当然のこ
とながら、良好な記録状態が得られなかったり、誤った
情報を記録してしまったりして、正しい記録ができない
。

以上の理由により、記録時においては、適切なしきい値
を設定することによって、一定限度を越えたトラッキン
グずれあるいはフォーカシングすれの判定（異常の検出
）を行い、上記不具合か生じないようにすることが必要
である。つまり、異常判定信号が検出されたときは記録
作業を停止させるのである。

一方、再生時には低出力の光ビームを使用するので、隣
接したトラックへ誤って光ビームが照射されても、すで
に記録されている情報を破壊することはない。よって、
再生時には、トラッキングずれあるいはフォーカシング
ずれの判定を行なわなくても、すでに記録された情報は
何ら影響を受けない。さらに、もし、−時的にトラッキ
ングずれあるいはフォーカシングずれの状態になって、
正しい情報の再生が不能になった場合でも、一般に光学
式記録再生装置は、再生時におけるエラー訂正等の読み
取り補正回路によって、正しい情報を再生することがで
きる。従って、再生時にはトラッキングずれあるいはフ
ォーカシングずれて異常判定信号を出力させ、再生作業
を停止させる必要はない。

〔実施例〕

第１図は、本発明によるトラッキングすれの異常判定信
号発生回路の一実施例を示すものである。

この図に示すトラッキングずれの異常判定信号発生回路
は、光ディスクからの反射光を受光する分割フォトダイ
オード１と、この分割フォトダイオード１から出力され
る各信号の強度差に対応したトラッキングエラー信号を
生成する減算器２と、上側しきい値電圧を生成する上側
しきい値回路３と、下側しきい値電圧を生成する下側し
きい値回路４と、これら各しきい値回路３．４から出力
される各しきい値電圧と前記減算器２から出力されるト
ラッキングエラー信号の値とを比較し、トラッキングエ
ラー信号の大きさが各しきい値を越えているときだけ、
トラッキングずれと判定する比較回路５とを備えている
。

比較回路５は、前記上側しきい値回路３から出力される
上側しきい値電圧と、前記減算器２から出力されるトラ
ッキングエラー信号の値とを比較するコンパレータ６、
及び前記下側しきい値回路４から出力される下側しきい
値電圧と、前記減算器２から出力されるトラッキングエ
ラー信号の値とを比較するコンパレータ７と、さらに、
これら各コンパレータ６．７から出力される信号の論理
和をとるオア回路８とを備えている。そして、前記減算
器２から出力されるトラッキングエラー信号の値が上側
しきい値よりも高いときや、下側しきい値よりも低いと
きは、比較回路５は、これを検知してトラッキングずれ
が発生したと判定し、トラッキングずれの異常を示す異
常判定信号を判定手段１１に出力する。そして、前記判
定手段１１は前記異常判定信号の出力が一定時間継続す
ると、前記異常判定信号をアンド回路９に入力させる。

一方、信号源１０は、前記光ディスク１（１４に対して
書込み処理が行われているときは“Ｈ”信号、読み出し
処理が行われているときは“Ｌ”信号を出力する。この
信号は、前記比較回路５から出力される異常判定信号（
“Ｈ”信号に相当するようにする）とともに、論理積を
とるアンド回路９に導かれ、このアンド回路９からの出
力か、ディスク駆動回路１２や、半導体レーザ、駆動回
路１３に供給される。

この場合、前記光ディスク１０４に対して書込み処理か
行われているときは、上側しきい値回路３から所定の値
をもつ上側しきい値電圧が出力されるとともに、下側し
きい値回路４から所定の値をもつ下側しきい値電圧が出
力される。

従って、第２図（ａ）に示す如く、前記減算器２から出
力されるトラッキングエラー信号が破線で示したしきい
値を外れると、比較回路５はこれを検知して、トラッキ
ングすれか発生したと判定し、アンド回路９からは第２
図（ｂ）に示すように、異常判定信号をディスク駆動回
路１２、半導体レーザ駆動回路１３等に出力して、記録
動作を停止させる。よって、トラッキングずれに起因し
て、隣接トラックに記録された情報を破壊する等の、誤
動作を防止することができる。

また、前記光ディスク１０４に対して読み出し処理が行
われているときは、第３図（ａ）に示すように前記減算
器２から出力されるトラ・ソキングエラー信号がしきい
値を外れても、アンド回路９からは、第３図（ｂ）に示
すようにトラッキングずれの異常判定信号は出力されな
い。

これによって、前記光ディスク１０４の表面等に傷、は
こり等の欠陥か発生して、再生時にトラッキングずれが
発生しても、前記光ディスクに書き込まれている情報の
再生動作を続けることができる。

以上、実施例ではトラッキングエラー系について述べた
が、本発明はフォーカシングエラー系についても適用で
きるものである。

さらに、実施例以外の手段として、記録時と再生時の選
択手段に連動するリレー等をアンド回路の代わりに設け
て、再生時には異常判定信号が出力しないようにしても
、同様の効果を得ることができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば光ディスク等の光
学式媒体に発生した欠陥等に起因して、トラッキングず
れの異常判定信号あるいはフォーカンングずれの異常判
定信号が発生しても、再生時に限りドライブ装置が停止
しないようにすることができる。これにより、記録動作
中は誤って他の情報を破壊することなく情報の書込みが
でき、しかも再生時には既に記録されている情報を長い
間中断させることなく、読み出すことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による光学式記録再生装置の一実施例
を示すブロック図、 第２図（ａ）、（ｂ）は、各々同実施例の記録時の動作
を説明する波形図、 第３図（ａ）、（ｂ）は、各々同実施例の再生時の動作
を説明する波形図、 第４図（ａ）は、オフトラック時と適性ビーム状態の比
較を示す概略図、 第４図（ｂ）は、オフフォーカス時と適性ビーム状態の
比較を示す概略図、 第５図は、各種光学式媒体を使用する光学式記録再生装
置における、３ビーム法による一般的なトラッキングエ
ラー検出系の一例を示す概略構成図、 第６図（ａ）、（ｂ）は、各々第５図に示すトラッキン
グエラー検出系の動作を説明するための波形図である。 〔主要部分の符号の説明〕 １、分割フォトダイオード ２、減算器 ３、上側しきい値発生回路 ４、下側しきい値発生回路 ５、比較回路 ６．７．コンパレータ ８、オア回路 ９、アンド回路 ＩＯ９信号源 １１、判定手段 １２、ディスク駆動回路 １３、半導体レーザ駆動回路 １０１、半導体レーザ １０２、ビームスプリッタ ｌ　０３゜ １０４゜ ０５゜ ０６゜ ０７゜ ０８゜ ０９゜ １０゜ 対物レンズ 光ディスク ディスク駆動装置 分割フォトダイオード 減算器 比較手段 ディスク駆動回路 半導体レーザ駆動回路

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 フォーカシングあるいはトラッキングのエラー信号を所
   定のしきい値を基準とし、前記基準となるしきい値から
   外れた場合には、異常判定信号が出力される、フォーカ
   シングあるいはトラッキングの異常信号発生回路を有す
   る光学式記録再生装置において、 記録時と再生時とを識別する信号によって、再生時には
   前記異常判定信号の出力を止める手段を備えたことを特
   徴とする、光学式記録再生装置。