JP2798999B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2798999B2
JP2798999B2 JP1253951A JP25395189A JP2798999B2 JP 2798999 B2 JP2798999 B2 JP 2798999B2 JP 1253951 A JP1253951 A JP 1253951A JP 25395189 A JP25395189 A JP 25395189A JP 2798999 B2 JP2798999 B2 JP 2798999B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、例えば光ディスク等の光記録媒体に対して
情報の記録・再生を行なう光ディスク装置に関する。
(従来の技術) 従来、例えば追記型あるいは消去可能型の光ディスク
等の光記録媒体に、光学的に情報を記録あるいは再生す
る光ディスク装置等の情報記録装置においては、光源と
しての半導体レーザ(光出力手段)からの比較的小さい
連続した光出力で光ディスク上からの情報を読取る一
方、比較的大きい所定値以上の断続的に変化する光出力
で光ディスク上に情報を記録するようになっている。し
たがって、上記所定値以上の光出力が光ディスクに照射
された場合は、それが記録を意図したものでなくても光
ディスクに不定な情報を書込んでしまい、既に記録され
ている情報を破壊することになる。
このような光ディスクに既に記録されている情報の破
壊を防止するものとして、例えば特願昭60−100976に開
示されているものがある。この方法は、記録時の再生信
号中にピットが検出されたときに2重書きであると判断
するものである。
第4図はかかる光ディスク装置における光ディスクか
らの反射光波形を示すものである。同図(a)は、再生
時の反射光波形を示す。比較的小さい光出力が得られ、
ピットに対応した位置にレベルの低い部分(暗部)が存
在し、これが有意データとなる。同図(b)は正常時、
つまり無記録領域にデータを記録するときの反射光波形
を示す。記録データに対応した比較的大きい光出力のパ
ルス状波形が得られる。さらに、同図(c)は2重書き
時の反射光波形を示す。上記再生時の反射光波形と正常
記録時の反射光波形が重畳された波形が得られる。そし
て、上記第4図(c)に示す反射光波形を所定のスレッ
ショルドレベルThと比較してピット(暗部)の存在を検
知したときに2重書きと判断するようになっている。つ
まり、記録時の再生信号中にピットを対応する信号が含
まれているか否かにより、現在記録を行っている領域が
未記録領域であるか既記録領域であるかを判断し、2重
書きを防止するようになっている。
しかしながら、上記記録時の再生信号は、例えば記録
ビームのアンダーシュート等の影響を受けて不安定な状
態となるので誤検知や検知漏れが発生し、確実に2重書
きを防止できないという欠点があった。このような欠点
を解消するものとして、記録時の再生信号のうち所定レ
ベルに達しない再生信号中を計数し、この計数値が所定
値以上になった時に2重書きが発生したと判断するもの
が考えられているが、これは上記所定値に至るまでは既
記録データを破壊するようになっている。この際、記録
データを破壊する量はエラー訂正可能な範囲に抑えられ
ているが、一部が破壊された記録データを完全に再生す
るときはエラー訂正回路が正常に稼働することが必須条
件であり、記録データの信頼性が低下することは否めな
いという欠点があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、上記したように記録時の再生信号を用いて
未記録領域であるか既記録領域をであるかを検知して2
重書きを防止しようとするものは欠点を有するので、記
録時の再生信号のうち所定レベルに達しない再生信号を
計数し、この計数値が所定値以上になった時に2重書き
が発生したと判断して2重書きの検知を確実にするもの
が考えられているが、これは上記所定値に至るまでは既
記録データを破壊するので、記録データを破壊する量は
エラー訂正可能な範囲に抑えられるとはいえ、一部が破
壊された記録データを完全に再生するときはエラー訂正
回路が正常に稼働することが必須条件であり、記録デー
タの信頼性が低下することは否めないという欠点を解消
するためになされたもので、誤検知や検知漏れを防止し
て確実に2重書きを防止するとともに、記録データの信
頼性の低下を防止できる光ディスク装置を提供すること
を目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の光ディスク装置は、上記目的を達成するため
に、情報を記録する光記録媒体と、この光記録媒体にパ
ルス状の記録光ビームを放射する光出力手段と、この光
出力手段から放射された記録光ビームの反射光を検出す
る検出手段と、この検出手段により検出された前記反射
光を所定レベルと比較することにより二値化する二値化
手段と、この二値化手段で二値化された信号から所定レ
ベル以下のパルスを検知する検知手段と、この検知手段
で検知された所定レベル以下のパルスを計数する計数手
段と、この計数手段で計数される計数値が所定値以上に
なったとき、前記光出力手段の記録光ビームの放射を停
止せしめる制御手段と、この制御手段からの記録光ビー
ムの放射が停止されたことを示す停止情報を出力する第
1の処理手段と、この第1の処理手段が出力する前記停
止情報に応じて、前記光出力手段からの記録光ビームが
照射された領域に記録されていた情報及びこの領域に記
録しようとした情報を前記光記録媒体の他の領域にそれ
ぞれ記録する第2の処理手段とを具備したことを特徴と
する。
(作用) 本発明は、光出力手段から出力されるパルス状の記録
光ビームの反射光の大きさは、既記録領域から反射され
る場合と未記録領域から反射される場合とでは異なると
いう性質を利用して2重書きを検知するとともに、この
検知結果を外部装置に知らせるもので、光出力手段から
パルス状の記録光ビームを放射し、このパルス状の記録
光ビームの反射光を検出し、この検出された前記反射光
を所定レベルと比較することにより二値化し、この二値
化された信号から所定レベル以下のパルスを検知し、こ
の検知された所定レベル以下のパルスを計数し、この計
数される計数値が所定値以上になったときに当該領域が
既記録領域であるとして記録動作を停止するようにした
ものである。また、この記録動作の停止に伴って、制御
手段は、2重書きであることを示す停止信号を第1処理
手段を介して第2の処理手段を出力し、第2の処理手段
はこの停止信号を受取って、光記録媒体の2重書きとさ
れた領域に記録されている一部が破壊されたデータを読
出し、これを別の領域に再記録するとともに、これから
記録しようとしていたデータも別の領域に記録するよう
にしたものである。このように、比較的安定している記
録光ビームの反射光の大きさを検知するので安定した検
知ができるとともに、複数の所定レベル以下の反射光を
検知してから2重書きと判断するようにしたので、確実
に2重書きを防止でき、さらに、訂正可能な範囲である
といえども一部が破壊されたデータは他の領域に再記録
するようにしたので、記録データの信頼性低下を防止で
きるものとなっている。
(実施例) 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
第1図は本発明の光ディスク装置の概略構成を示すも
のである。図において、光ディスク(光記録媒体)1
は、例えばガラスあるいはプラスチックス等で円形に成
型された基板の表面に、テルルあるいはビスマス等の金
属被膜層がドーナツ形にコーティングされて成るもので
ある。
上記光ディスク1は、スピンドルモータ2によって回
転されるようになっている。このスピンドルモータ2
は、制御回路3からの制御信号に応じて動作する図示し
ないモータ制御回路により回転の始動、停止、あるいは
回転数等が制御されるようになっている。
上記制御回路3は、例えばランダムロジック等により
構成され、上記スピンドルモータ2の回転制御の他、後
述する種々の制御を司る回路を含んでいる。
上記光ディスク1の下方部には、光学ヘッド4が配設
されている。この光学ヘッド4は光ディスク1に対して
情報の記録あるいは再生を行なうもので、半導体レーザ
発振器5、コリメータレンズ6、偏向ビームスプリッタ
7、対物レンズ8、シリンドリカルレンズ9と凸レンズ
10とから成る周知の非点収差光学系11、4分割光検出器
12、及び光検出器13等により構成されている。この光学
ヘッド4は、例えばリニアモータ等によって構成される
移動機構(図示しない)により光ディスク1の半径方向
に移動可能に配設されており、制御部3からの制御信号
に従って記録あるいは再生の対象となる目標トラックへ
移動されるようになっている。
上記半導体レーザ発振器5は、光出力制御回路14から
のドライブ信号S1に応じた発散性のレーザ光(光ビー
ム)を発生するもので、情報を光ディスク1の記録膜1a
に記録する際は、記録すべき情報に応じてその光強度が
変調された強いレーザ光を発生し、情報を光ディスク1
の記録膜1aから読出して再生する際は、一定の光強度を
有する弱いレーザ光を発生するようになっている。
上記半導体レーザ発振器5から発生された発散性のレ
ーザ光は、コリメータレンズ6によって平行光束に変換
されて偏光ビームスプリッタ7に導かれる。この偏光ビ
ームスプリッタ7に導かれたレーザ光は、偏光ビームス
プリッタ7を透過して対物レンズ8に入射され、この対
物レンズ8によって光ディスク1の記録膜1aに向けて集
束される。
上記対物レンズ8は、レンズ駆動機構としてのレンズ
アクチェータ15により、その光軸方向に移動可能に支持
されている。しかして、フォーカスサーボ回路16からの
サーボ信号S2により光軸方向へ移動されることにより上
記対物レンズ8を通った集束性のレーザ光が光ディスク
1の記録膜1aの表面上に投射され、最小ビームスポット
が光ディスク1の記録膜1aの表面上に形成されるように
なっている。この状態において、対物レンズ8は合焦点
状態となる。
また、上記対物レンズ8は、光軸と直交する方向にも
移動可能になっており、図示しないトラッキングサーボ
回路からのサーボ信号により上記対物レンズ8が光軸と
直交する方向へ移動されるようになっている。そして、
上記対物レンズ8を通った集束性のレーザ光が光ディス
ク1の記録膜1aの表面上に投射され、光ディスク1の記
録膜1aの表面上に形成された記録トラックの上に照射さ
れるようになっている。この状態において、対物レンズ
8は合トラック状態となる。そして上記合焦点及び合ト
ラック状態において、情報の書き込み及び読出しが可能
となる。
一方、光ディスク1の記録膜1aから反射された発散性
のレーザ光は、合焦点時には対物レンズ8によって平行
光束に変換され、再び偏光ビームスプリッタ7に戻され
る。そして、この偏光ビームスプリッタ7で反射されて
シリンドリカルレンズ9と凸レンズ10とから成る非点収
差光学系11によって4分割光検出器12上に導かれ、フォ
ーカスずれが形状の変化として現われる状態で結像され
るようになっている。この4分割光検出器12は、非点収
差光学系11によって結像された光を電気信号に変換する
4個の光検出セルによって構成されている。この4分割
光検出器12で互いに対角に配置された2個の光検出セル
から出力される2組の信号は、それぞれ増幅器17及び18
に供給されるようになっている。
上記フォーカスサーボ回路16は、上記増幅器17及び18
で増幅した2つの信号を入力して誤差増幅を行なう誤差
増幅器19、この誤差増幅器19の出力信号の位相を補正す
る位相補正回路20、この位相補正回路20の出力信号をド
ライバ22に供給するか否かを制御するアナログスイッチ
21、及びアナログスイッチ21からの信号を増幅してアク
チェータ21を駆動するドライバ22により構成されてい
る。このアナログスイッチ21が制御回路3からのフォー
カスオンオフ信号S3によりオンにされた場合に、上記位
相補正回路20からの信号がドライバ22を介してアクチェ
ータ15に供給されることによりフォーカスサーボループ
が形成されるようになっている。
また、上記増幅器17及び18からの出力信号は加算器23
に供給されるようになっている。この加算器23で加算さ
れた信号は、光ディスク1の記録内容を反映したもので
あり、第3図に示したような波形信号として出力され
る。すなわち、無記録領域に記録を行なう正常記録の際
は、第3図(a)に示すように、再生時の信号レベルの
十数倍の信号レベルを有するものが得られるが、既記録
領域に記録を行なういわゆる2重書きの際は、第3図
(b)に示すように、再生時の信号レベルの数倍程度の
信号レベルを有するものが数多く得られる。これは、既
にピットが形成されている箇所に記録光ビームを照射す
るので、そのピット部分では反射光量が少なくなるため
である。このような波形を有する加算器23の出力信号は
二値化回路24に送出されるようになっている。
二値化回路24は、例えばコンパレータにより構成され
るもので、加算器23が出力するアナログ信号を所定のス
レッショルドレベルThと比較することにより二値化を行
なうものである。このスレッショルドレベルThは、未記
録領域に記録を行なう場合の反射光信号レベルより低レ
ベルで、既記録領域に記録を行なう場合の反射光信号レ
ベルより高レベルの信号として設定されるものである。
この二値化回路24で二値化された反射光信号S4は、検知
回路30へ供給されるようになっている。
検知回路30は、記録データS11と上記二値化回路24か
ら出力される反射光信号S4とを入力し、2重書き検知信
号S8を生成するものである。すなわち、記録しようとす
る光ディスク1が未記録であれば、記録データS11(S1
0)に対応して二値化回路24から有意信号が得られる筈
である。そこで、検知回路30では、上記記録データS11
と二値化回路24からの反射光信号S4とが1対1に対応す
るか否かを調べ、記録データS11に対応する反射光信号S
4が得られなかった場合に2重書き検知信号S8を出力す
るものである。この検知回路30からの2重書き検知信号
S8は、カウンタ回路31に供給されるようになっている。
カウンタ回路31は、上記検知回路30が出力する2重書
き検知信号S8の発生回数をカウントし、所定値以上にな
ったら記録禁止信号S9を出力するものである。所定値以
上になったことを検知した際に記録禁止信号S9を出力す
るようにしたのは、例えば光ディスク1にピンホールの
ように初めから反射膜が欠落している部分があると、未
記録領域であっても2重書き検知信号S8が出力され、誤
検知となってしまうからである。上記所定値は次のよう
に決定される。つまり、所定値の上限は、当該装置にお
けるバーストエラー訂正能力により規制される。これは
2重書きによって破壊されたデータが図示しないエラー
訂正回路により修復可能な状態にあるうちに記録を停止
しなければならないからである。一方、上記所定値の下
限は、光ディスク1上のピンホールなどの欠陥の許容範
囲により決定される。つまり、光ディスク1上の欠陥部
分に記録している際は、上記2重書き検知信号S8は出力
され続けるが、当該欠陥部分を通過する前に記録禁止信
号S9が出力されると誤検知となってしまうから許容でき
る最小限の値以上を上記所定値としなければならない。
このカウンタ回路31からの記録禁止信号S9はANDゲート3
3に供給されるとともに、情報の記録を制御しているマ
イクロプロセッサ36に供給される。また、カウンタ回路
31には、上記マイクロプロセッサ36からの制御信号に応
じて制御回路3が発生するクリア信号S12が供給される
ようになっており、カウンタをリセットするようになっ
ている。なお、上記制御回路3とマイクロプロセッサ36
との間の制御信号は、データバス(又はインタフェース
バス)36によって送受されるようになっている。
マイクロプロセッサ36は、上記制御回路3との間での
情報の送受を行うとともに、外部装置としてのホスト装
置37との間で種々の情報の送受を行うようになってい
る。例えば、上記記録禁止信号S9がアクティブになった
ことを検出したマイクロプロセッサ36は、その旨を示す
信号(停止信号)をコード化してホスト装置37に送出す
るようになっている。
ANDゲート33は、ホスト装置37から制御回路3を介し
て供給される記録データS10を一方の入力とし、上記カ
ウンタ回路31が出力する記録禁止信号S9を他方の入力と
して禁止/許可を制御された記録データS11を出力する
ものである。この記録データS11は、波形整形回路32、
検知回路30、及びカウンタ回路31に供給されるようにな
っている。波形整形回路32は、記録データS11を整形
し、後述するドライバ28に供給するものである。
また、上記半導体レーザ発振器5の記録あるいは再生
用レーザ光の発光口と反対側の発光口に対向して設けら
れた、フォトダイオード等の光電変換素子により構成さ
れる光検出器13は、上記半導体レーザ発振器5からのモ
ニタ光が照射されることにより、そのモニタ光を電気信
号(光電流)に変換し、半導体レーザ発振器5の光出力
モニタ信号S5として光出力制御回路14に供給するように
なっている。
上記光出力制御回路14は、半導体レーザ発振器5が出
力する光出力モニタ信号S5を入力してフィードバック制
御を行なうことにより半導体レーザ発振器5の光出力を
一定に保つように制御するものである。すなわち、電流
電圧変換回路25は、光検出器13で光電変換されて電流信
号として取出された光出力モニタ信号S5を入力し、光検
出器13で受光した光強度、つまり半導体レーザ発振器5
の光出力に応じた電圧信号S6に変換して出力するもので
ある。この電流電圧変換回路25が出力する電圧信号S6は
誤差増幅器26に供給される。
誤差増幅器26は、上記電圧信号S6を一方の入力とし、
図示しない定電圧源により発生される基準電圧Vsを他方
の入力として、これら両電圧S6及びVsを比較し、その差
分を増幅して誤差信号として出力するものである。上記
基準電圧Vsは、再生に必要な光出力を得るための一定電
圧であり、上記電圧信号S6を基準電圧Vsに近付けるべく
フィードバック制御されることにより、半導体レーザ発
振器5から一定の光出力が得られるようになっている。
上記誤差増幅器26からの誤差信号はドライバ28に供給さ
れるようになっている。
ドライバ28には、上述した波形整形回路32から、記録
すべき情報に応じた記録パルス信号S7が供給されるよう
になっており、これにより記録のための光出力が上記半
導体レーザ発振器5から出力されるようになっている。
なお、上記ドライバ28には、再生時には、誤差増幅器26
が出力する電圧信号が入力され、記録時には、直前の再
生時に入力されていた電圧値をサンプルホールド回路
(図示しない)で保持した電圧信号が入力されるように
なっており、これら2つの入力が記録を行なうが再生を
行なうかによって切換えられるようになっている。そし
て、記録、再生いずれの場合にも再生時の光出力のレベ
ルでフィードバック制御が行なわれるようになってい
る。
次に、上記のように構成される光ディスク装置におい
て、記録時の2重書きを抑止する場合の動作について、
第2図のタイミングチャートを参照しつつ説明する。
まず、記録動作を行うに先立って、半導体レーザ発振
器5の発光出力の妥当性をチェックする初期動作を行な
う。つまり、制御回路3からフォーカスオンオフ信号S3
を出力することによりアナログスイッチ21をオフにす
る。これにより、フォーカスサーボループが切断され、
対物レンズ8はフォーカッシング制御から開放される。
次いで、制御回路3から、レンズアクチェータ15を強制
的に移動させるための信号(図示しない)がドライバ22
を介してレンズアクチェータ15に供給される。これによ
り対物レンズ8は強制的に第1図中点線で示す位置に強
制的に移動されてデフォーカス状態が作り出される。こ
のデフォーカス状態で、光出力制御回路14に電力が供給
されることにより半導体レーザ発振器5がオンにされて
レーザビームの出力が開始される。これにより半導体レ
ーザ発振器5から発生されるモニタ光は、光検出器13で
光出力に応じた電流に変換されて光出力モニタ信号S5と
して出力される。電流電圧変換回路25は、この光出力モ
ニタ信号S5を電圧信号S6に変換し、誤差増幅器26に供給
する。誤差増幅器26では、予め設定されている基準電圧
Vsと電圧信号S6とを比較し、その後差分を誤差信号とし
て出力する。この誤差信号は、「電圧信号S6>基準信号
Vs」であれば半導体レーザ発振器5の光出力を小さく
し、「電圧信号S6<基準信号Vs」であれば半導体レーザ
発振器5の光出力を大きくする信号である。この誤差信
号をドライバ28に供給することによりフィードバックル
ープが形成されて基準電圧Vsと電圧信号S6とが等しくな
るように制御され、これにより半導体レーザ発振器5の
光出力が一定に保たれる。
次に、制御回路3はドライバ22を介してアクチェータ
15を駆動することにより対物レンズ8を合焦点位置方向
へ移動させる。そして、合焦点位置に至ったことが検出
された際、アナログスイッチ21をオンにしてフォーカス
サーボループを接続し、初期動作を完了する。以降は、
フォーカスサーボループによる自動フォーカス制御が行
なわれ、光ディスク1からの情報の読出し、書込み等の
通常の動作が行なわれる。
このような状態において、第2図(a)に示すよう
に、ホスト装置37からマイクロプロセッサ36を介して送
られてきた記録データに対応して、制御回路3からパル
ス状の記録データS10が出力される。この際、カウンタ
回路31から出力される記録禁止信号S9は、制御回路3か
らクリア信号S12が供給されることにより高レベルに初
期設定されている。したがって、記録データS10はANDゲ
ート33を介して波形整形回路32に供給され、さらにドラ
イバ28に供給される。これにより半導体レーザ発振器5
は記録データS10に応じた断続的な高光出力のレーザ光
を発光する。このレーザ光はコリメータレンズ6によっ
て平行光束に変換されて偏光ビームスプリッタ7に導か
れる。この偏光ビームスプリッタ7に導かれたレーザ光
は、偏光ビームスプリッタ7を透過して対物レンズ8に
入射され、この対物レンズ8によって光ディスク1の記
録膜1aに向けて集束される。これにより記録膜1a上にピ
ットが形成され情報記録が行われる。
一方、上記記録動作時に光ディスク1の記録膜1aから
反射された発散性のレーザ光は、対物レンズ8によって
平行光束に変換され、再び偏光ビームスプリッタ7に戻
される。そして、この偏光ビームスプリッタ7で反射さ
れてシリンドリカルレンズ9と凸レンズ10とから成る非
点収差光学系11によって4分割光検出器12上に結像され
る。この際、書込みを行なっている光ディスク1の領域
が既に記録済みの領域であると、第2図(b)に示すよ
うに、光強度レベルの異なった反射光波形が得られる。
この4分割光検出器12で光電変換された信号は、それぞ
れ増幅器17及び18に供給される。そして、増幅器17及び
18で増幅された信号の一方は誤差増幅器19以下のフォー
カスサーボ回路16に供給され、フォーカッシング制御に
使用される。また、増幅器17及び18で増幅された信号の
他方は加算器23に供給されて加算が行われた後、二値化
回路24に供給される。
二値化回路24は、第3図に示すように、上記加算器23
からの信号と所定のスレッショルドレベルThとを比較す
ることにより、第2図(c)に示すような二値化された
反射光信号S4を出力する。この際に、既に形成されてい
るピットに照射されたレーザ光は、その反射光が小さい
ため、有意データとして現れてこない(第2図(c)中
点線部分)。そして、この反射光信号S4は検知回路30に
供給される。
検知回路30は、図示しないフリップフロップを備えて
おり、このフリップフロップはANDゲート33から出力さ
れる記録データS11の立上がりのエッジでセットされ、
上記反射光信号S4の立上がりのエッジでリセットされる
ものである。このフリップフロップの出力が、第2図
(d)に示すように、2重書き検知信号S8として検知回
路30から出力される。
カウンタ回路31は、上記2重書き検知信号S8を入力
し、他方の入力である記録データS11の立ち上がりのエ
ッジで上記2重書き検知信号S8のレベルを捕え、内蔵す
る図示しないカウンタのカウントパルス(第2図(e)
参照)を生成する。このカウントパルスをカウンタにて
計数して所定値を計数した時に記録禁止信号S9を低レベ
ルにする。これにより、ANDゲート33の一方の入力が低
レベルになり記録データS10の出力が抑止される。した
がって、以降は記録データS11は出力されず、波形整形
回路32の出力も抑止され、光ディスク1への記録は禁止
される。そして、かかる記録禁止状態はマイクロプロセ
ッサ36からの指令により制御回路3からクリア信号S12
が出力されるまで維持されることとなる。これにより2
重書きを防止している。また、上記記録禁止信号S9はマ
イクロプロセッサ36にも供給されているので、マイクロ
プロセッサ36は上記記録禁止信号S9を受け取ると、2重
書きが発生した旨をホスト装置37に知らせる。以下、ホ
スト装置37は、例えばホスト装置37の表示部に2重書き
が発生した旨を表示してオペレータに知らせるととも
に、光ディスク1の2重書きが発生したブロックのデー
タを光ディスク1の他のブロックに再記録すべき旨をマ
イクロプロセッサ36に指示する。マイクロプロセッサ36
は、ホスト装置37からの指示に従い、上記一部が破壊さ
れたブロックのデータをエラー訂正を行いながら再生
し、その光ディスク1のホスト装置37により指示された
他のブロックに再記録する処理を行う。
このように、光ディスク1からの反射光量が小さいも
のを検知したら直ちに2重書きであると判断するのでは
なく、反射光量が小さいものを所定数以上検知したとき
に、2重書きであると判断するようにしたので、誤検知
や検知もれを大幅に減らすことができるものとなってい
る。
また、光ディスク1からの反射光量の小さいものを所
定数以上検知するまでは、既記録領域のデータを破壊す
ることになるが、この破壊されるデータ量はエラー訂正
可能な範囲となるように設定されており、記録データの
再生は可能である。しかしながら、上記一部が破壊され
たデータは、その信頼性が低下しており、将来に亙って
安定して再生できるとは限らない。そこで、上記のよう
にホスト装置37の指示のもとに、マイクロプロセッサ36
により上記一部が破壊されたデータを再生し、別のブロ
ックにエラーのない状態で再度記録しておくことによ
り、記録データの信頼性を高く維持している。
以上のように、半導体レーザ発振器5から出力される
パルス状の記録光ビームが光ディスク1により反射され
る際の反射光の大きさは、既に記録済みの領域から反射
される場合と未記録の領域から反射される場合とでは異
なるという性質を利用し、半導体レーザ発振器5からパ
ルス状の記録光ビームを放射し、このパルス状の記録光
ビームが光ディスク1により反射される反射光を所定の
スレッショルドレベルと比較することにより二値化し、
この二値化された信号から所定レベル以下のパルスを検
知回路30で検知し、この所定レベル以下のパルス数をカ
ウンタ回路31で計数してその計数値が所定値以上になっ
たときに当該領域が既記録領域であると判断して記録動
作を停止するようにしたので、比較的安定している記録
光ビームの反射光の大きさを検知することとなり、安定
した検知ができるとともに、複数の所定レベル以下の反
射光を検知してから2重書きと判断するようにしたの
で、確実に2重書きを防止できるものとなっている。さ
らに、上記記録動作の停止に従って、制御回路3は2重
書きである旨の信号をマイクロプロセッサ36に出力し、
マイクロプロセッサ36はさらに外部装置としてのホスト
装置37に出力して再記録の指示を仰ぎ、ホスト装置37の
指示の下にマイクロプロセッサ36は上記2重書きが発生
したブロックのデータを再生して他のブロックにエラー
の内状態で再記録するようにしたので、記録データの信
頼性低下を防止できるものとなっている。
なお、上記実施例では、記録データS10(S11)の立上
がり及び立ち下がりのエッジを用いて検知回路30、カウ
ンタ回路31等を動作させる場合について説明したが、記
録の方法や波形整形回路32の構成等によって記録データ
S10(S11)と反射光信号S4との位相は変化するので、記
録の方法や波形整形回路32の構成等に応じて適宜動作タ
イミングを変更するようにすれば、上記実施例と同様の
効果を奏する。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、誤検知や検知漏
れを防止して確実に2重書きを防止するとともに、記録
データの信頼性の低下を防止できる光ディスク装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の一実施例を示すもので、
第1図は光ディスク装置の概略構成を示すブロック図、
第2図は動作を説明するためのタイミングチャート、第
3図は正常記録時及び2重書き時の反射光の状態を説明
するための図であり、第4図は従来の2重書き防止の動
作を説明するための図である。 1……光ディスク、2……スピンドルモータ、3……制
御回路(制御手段)、4……光学ヘッド、5……半導体
レーザ発振器(光出力手段)、8……対物レンズ、12…
…4分割光検出器、13……光検出器、14……光出力制御
回路、15……レンズアクチェータ、25……電流電圧変換
回路、24……二値化回路、30……検知回路(検知手
段)、31……カウンタ回路(計数手段)、32……波形整
形回路、33……ANDゲート(制御手段)、35……データ
バス、36……マイクロプロセッサ(第1の処理手段)、
37……ホスト装置(第2の処理手段)。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−66231(JP,A) 特開 昭61−16035(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 7/00 G11B 19/04 G11B 19/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報を記録する光記録媒体と、 この光記録媒体にパルス状の記録光ビームを放射する光
    出力手段と、 この光出力手段から放射された記録光ビームの反射光を
    検出する検出手段と、 この検出手段により検出された前記反射光を所定レベル
    と比較することにより二値化する二値化手段と、 この二値化手段で二値化された信号から所定レベル以下
    のパルスを検知する検知手段と、 この検知手段で検知された所定レベル以下のパルスを計
    数する計数手段と、 この計数手段で計数される計数値が所定値以上になった
    とき、前記光出力手段の記録光ビームの放射を停止せし
    める制御手段と、 この制御手段からの記録光ビームの放射が停止されたこ
    とを示す停止情報を出力する第1の処理手段と、 この第1の処理手段が出力する前記停止情報に応じて、
    前記光出力手段からの記録光ビームが照射された領域に
    記録されていた情報及びこの領域に記録しようとした情
    報を前記光記録媒体の他の領域にそれぞれ記録する第2
    の処理手段と、 を具備したことを特徴とする光ディスク装置。
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