JPH04102183U - コンセント - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 壁に取り付けたコンセントにコードリールを
設けて、コンセントを延長可能とする。 【構成】 壁１２に設けたコンセント収納部１６の裏側
にコードリール２２を設け、このコードリール２２に巻
き取ったコード２４にコンセント本体１８を接続し、コ
ンセント本体１８をコンセント収納部１６に着脱可能に
取り付ける。 【効果】 コンセント本体をコンセント収納部から取り
外して、コードリールからコードを巻き戻すことによ
り、コンセント本体を延長できる。また、大型化するコ
ードリールをコンセント収納部の裏側に設けたことによ
り、このコードリールが室内に突出するのを防止でき
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、コードを引き伸し可能に設けたコンセントに関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、電気器具を使用する場合、壁面に取り付けてあるコンセントにプラグ を差し込んで電気を取り入れる。この場合、コンセントの位置が遠い場合は延長 コードを用いる必要がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、接続用の延長コードは適宜長さに予め設定してあり、延長コー ドが長すぎてしまうのが常である。このように延長コードが長すぎると、余剰コ ード部分が乱雑に散らばって、外観上見苦しくなると共に、コードに足を引っ掛 けてしまうおそれがある。

【０００４】 このため、コード巻取式の延長コードがあるが、このコード巻取式の場合はか なり大型化するコード巻取部分（コードリール）を設けてあるため、このコード 巻取部分が邪魔になってしまうという課題があった。

【０００５】 そこで、本考案はかかる従来の課題に鑑みて、壁に設けたコンセント自体に延 長機能を持たせたコンセントを提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

かかる目的を達成するために本考案は、壁に設けたコンセント収納部と、この コンセント収納部の裏側に配置するコードリールと、このコードリールに巻き取 られ、かつ、前記コンセント収納部を貫通するコードと、このコードに接続して 前記コンセント収納部に着脱可能に取り付くコンセント本体とを備えることによ り構成する。

【０００７】

【作用】

以上の構成により本考案のコンセントにあっては、コードリールにコードを巻 き取った状態で、コンセント本体をコンセント収納部に装着しておくことにより 、通常のコンセントとして使用することができる。また、コンセント本体をコン セント収納部から離脱してこれを引っ張ることにより、コードリールからコード が巻き戻されて、コンセント本体をコンセント収納部から延長することができる 。更に、前記コードリールをコンセント収納部の裏側に配置したことにより、大 型化するこのコードリールが室内に突出するのを防止できる。

【０００８】

【実施例】

以下本考案の実施例を図に基づいて詳細に説明する。即ち、図１から図３は本 考案の一実施例を示すコンセント１０で、このコンセント１０は、壁１２の一部 に形成した切除部分１４にコンセント収納部１６を埋設状態で取り付ける。この コンセント収納部１６には、コンセント本体１８の外側形状に略沿った凹部２０ を形成する。そして、このコンセント収納部１６内に、コンセント本体１８を着 脱可能に取り付ける。

【０００９】 一方、前記コンセント収納部１６の裏側（壁１２の内部）にコードリール２２ を取り付け、前記コンセント本体１８に接続するコード２４を巻き取る。このコ ード２４は通常の使用で延長するに十分な長さを有し、コンセント収納部１８を 移動可能に貫通する。また、コードリール２２には電気配線２６を接続し、この 電気配線２６とコード２４とを電気的に接続することにより、前記コンセント本 体１８に電気を供給する。尚、前記コードリール２２の外側はボックス２８で覆 ってある。

【００１０】 ところで、前記コードリール２２はコード２４の巻き取りおよび巻き戻しが可 能となっており、例えば、掃除機のコードリールのように、巻取方向に付勢した ドラムを設け、このドラムにコード２４を巻き取る構造となっている。また、コ ード２４を引っ張ることにより、ドラムは付勢力に抗して回転してコード２４を 巻き戻すことができる。

【００１１】 以上の構成により本実施例のコンセント１０にあっては、コードリール２２に コード２４を巻き取った状態で、コンセント本体１８をコンセント収納部２０に 装着しておくことにより、図２に示した通常の使用状態となる。

【００１２】 一方、コード２４を延長したい時には、コンセント収納部２０からコンセント 本体１８を離脱し、このコンセント本体１８を引っ張ることにより、コードリー ル２２からコード２４が巻き戻され、図３に示すようにコンセント本体１８を延 長することができる。従って、このようにコンセント本体１８を延長することに より、これに接続しようとする電気器具のコードが短い場合にも、他の延長コー ドを用いること無くコンセント１０への接続を可能とする。

【００１３】 ところで、本実施例では大型化するコードリール２２をコンセント収納部２０ の裏側に配置して、このコードリール２２が室内に突出しないようにしたので、 外観上の見栄えを良くすると共に、このコードリール２２が障害となるのを防止 できる。また、前記コード２４を延長した際に、コンセント本体１８が配線の途 中に配置されることになるが、このコンセント本体１８自体は小型のため障害と なることはない。

【００１４】 尚、前記コードリール２２は、コード２４の引っ張りを停止した時点でドラム の戻り回転を停止し、かつ、コード２４の巻き戻し時には図外のボタン等を操作 することにより、停止を解除して巻き取りを行う構造とすることもできる。

【００１５】

【考案の効果】

以上説明したように本考案のコンセントは、壁に設けたコンセント収納部の裏 側にコードリールを配置し、このコードリールに巻き取られるコードに接続した コンセント本体を、前記コンセント収納部に着脱可能に取り付けたので、コンセ ント本体をコンセント収納部から離脱してこれを引っ張ることにより、このコン セント本体をコンセント収納部から延長することができる。従って、電気器具の コードの長さが足りない場合に、他の延長コードを用いること無く前記コンセン ト本体を延長して、これを用いることができる。また、この時のコードの延長量 は長さの不足分に応じて延長することができ、余分なコードが乱雑に散らばるこ ともない。

【００１６】 更に、大型化する前記コードリールをコンセント収納部の裏側に配置したので 、このコードリールが室内に突出するのを防止して、外観上の見栄えを良くでき ると共に、このコードリールが障害になるのを防止できるという各種優れた効果 を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す断面図である。

【図２】本考案の一実施例における通常の使用状態を示
す斜視図である。

【図３】本考案の一実施例における延長状態を示す斜視
図である。

【符号の説明】

１０ コンセント １２ 壁 １６ コンセント収納部 １８ コンセ
ント本体 ２２ コードリール ２４ コード

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 壁に設けたコンセント収納部と、このコ
   ンセント収納部の裏側に配置するコードリールと、この
   コードリールに巻き取られ、かつ、前記コンセント収納
   部を貫通するコードと、このコードに接続して前記コン
   セント収納部に着脱可能に取り付くコンセント本体とを
   備えたことを特徴とするコンセント。