JPH0410193A - 盗難防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は展示中の保護対象品が管理エリアの外へ不正に
持ち出されたことを検出する盗難防止装置に関するもの
である。

従来の技術 第４図は保護対象品１とこの保護対象品１に装着される
タグ装置２を示す。タグ装置２には、第５図に示すよう
に警報器３と電池４などが内蔵されており、通常は警報
器３の動作がスイッチ部５によってオフされている。ｇ
Ａ護対象品１が展示されている店内の出入口８の付近に
は、第６図と第７図に示すように規定区域Ａに電波Ｂを
発射するアンテナ６が設置されている。７は客と店開と
が金銭と商品である保護対象品１との受渡しが行われる
チエツクアウトテーブルである。アンテナ６に信号を与
えている送信機１０は第５図に示すように電力増幅部１
１と発振回路１２および電源１３で構成されている。

通常の販売形態では、チエツクアウトテーブル７で店開
が特別な手順でタグ装！２を保護対象品１から取り外し
たうえで商品たけ客に引き渡され、客がタグ装置２の装
着されていない商品を持ってチエツクアウトテーブル７
から規定区域Ａを通って出入口８から店外に出る。

万引状態では、タグ装置２の付いた保護対象品１が規定
区域Ａを通った際に、タグ装置２の受信部９がアンテナ
６から発射されている電波Ｂを検出してスイッチ部５を
動作させ、警報器３がオンして付近に警報音を発生して
、万引が発生したことをいち早く店開に報知する。

発明が解決しようとする課題 電波Ｂの周波数はＵＨＦ帯で、アンテナ６としては数エ
レメントの八木アンテナが使用されている。

このような従来の盗難防止装置では、規定区域Ａを出入
口８の付近の狭い範囲に限定するようにアンテナ６の据
え付け、エレメントなどが工夫されているか、充分に狭
いエリアだけに規定することが難しく、チエツクアウト
テーブル７から出入口８までの間の距離を充分に短くし
て使用することが回器であった。

また、タグ装置２を簡単な遮蔽材で被いながら規定区域
Ａを通過するような不正行為が発生した場合には、遮蔽
材で電波Ｂが完全に遮断されてしまって受信部９に届か
なくなってしまうため盗難の発生を防止できなかった。

本発明は規定範囲Ａを従来よりも狭い範囲に限定するこ
とができ、しかも動作が確実な盗難防止装置を提供する
ことを目的とする。

課題を解決するための手段 本発明の盗難防止装置は、規定区域に可聴周波数帯の誘
導場を形成する送信装置と、保護対象品に装着され前記
誘導場に鎖交したことを検出して警報を発生するタグ装
！と、前記タグ装置の電源回路に介装されタグ装置が展
示位置から動かされたことを検出して通電を開始する移
動センサ部とを設けたことを特徴とする。

作用 この構成によると、送信装置によって可聴周波数帯の誘
導場が規定区域に放射される。保護対象品が展示位置か
ら持ち上けられるまでは、移動センサがタグ装置の電源
回路の通電をオフ状態にしている。保護対象品が持ち上
げられると、移動センサがタグ装置の電源回路への通電
を開始し、保護対象品が前記の規定区域を通過すると、
タグ装置は送信装置によって放射されている可聴周波数
帯の誘導場を検出して警報を発生する。

実施例 以下、本発明の一実施例を第１図〜第３図に基づいて説
明する。なお、従来例を示す第４図〜第７図と同様の作
用をなすものには同一の符号を付けて説明する。

第２図は本発明の盗難防止装置を示し、送信装置を構成
するアンテナ６と送信５９１０においては、送信機１０
の送信周波数が可聴周波数帯の１２．５キロヘルツに変
更されているとともに、アンテナ６が八木アンテナに代
ってＩｆ！横寸法が５０ｘ　１００センチメートル程度
の枠型に捲回された実用的な大きさのループコイル１４
に変更されている。ループコイル１４は保護対象品ｌが
展示されている店内の出入口８の付近の規定区域Ａに誘
導場を形成するように配置されている。

タグ装置２の受信部９のアンテナもｆ７榊寸法か数セン
チメートル角の枠型に捲回されたループコイル１５に変
更され、第１図に示すようにタグ装！２のケーシングの
内側の外周部に配設されている。

警報器３と電池４ならびにスイッチ部５などが実装され
プリント配線基板〔図示せず〕は、ループコイル１５の
内側に配！されている。

タグ装！２の電ａ回路には、第２図に示すようにスイッ
チ部５と警報器３への通電を制御する移動センサ部１７
が介装されているにの移動センサ部１７は第３図に示す
ように、移動センサ１８と自己保持用のフリップフロッ
プ１９と電源回路を開閉する開閉部２０とで構成されて
いる。移動センサ１８は、基端がタグ装置２に固定され
先端に重錘２１が取り付けられた導電性ロッド２２と、
導電性ロッド２２の先端を取り囲むようにタグ装置２に
固定された導電性環状体２３とで構成されている。

保護対象品１か展示されている状態では、フリップフロ
ップ１９がリセット状態にあって、開閉部２０は、電池
４からスイッチ部５への通電回路をオフ状態にしている
。保護対象品１が展示位置から持ち上げられると、その
際の加速度によってロッド２２と環状体２３とが接触し
て、フリップフロップ１９のセット端子Ｓがローレベル
に反転してこのフリップフロップ１９がセットされ、出
力Ｑがハイレベルにセットされて開閉部２０がオンして
、スイッチ部５への通電が開始される。スイッチ部５は
送信５１１Ｇに接続されたループコイル１４から発生し
ている誘導場の磁束１６に鎖交して規定値以上の電圧が
ループコイル１５に誘起したことを検出したときに警報
器３への通電を開始して警報を発生するように構成され
ている。

なお、ループコイル１４を実用的な大きさにした場合に
は、使用周波数の１２．５−！ロヘルツに比べてその枠
面積が小さいため、前記の規定区域Ａとなる範囲を、ル
ープコイル１４か設置されているところから１〜２メー
トルのところに容易に限定することができる。したがっ
て、チエツクアウトテーブル７から出入口８までの間の
距離を充分に短くして使用することができる。

また、使用周波数がＵＨＦ帯の従来の装置では、タグ装
置２を簡単な遮蔽材で被いながら規定区域Ａを通過する
ような不正行為が発生した場合には、遮蔽材で電波Ｂが
完全に遮断されてしまって受信部９に届かなくなってし
まうため盗難の発生を防止できなかったが、可聴周波数
帯の１２．５キロヘルツを使用した本発明の装置では、
使用周波数の波長の違いから、タグ装置２゛が簡単な遮
蔽材で被われてしまってもループコイル１４から発生し
ている誘導場の磁束１６を遮断することはできず、磁束
１６がタグ装置２のループコイル１５に鎖交して警報器
３が確実に警報を発生する。

ＵＨＦ帯に比べて可聴周波数帯ではノイズの影響を受け
やすいため、誤動作を防止するためには送信ｌ１１０か
らキャリアだけでなくて、特定コードのデータで変調し
た信号を送信し、タグ装置２のスイッチ部５には特定コ
ードのデータが含まれているかを確認する照合回路を設
け、照合の結果が一致した場合に限って警報器３を動作
させることによって信頼性を満足することかできる。上
記のような照合回路をタグ装置２に設けた場合には電池
４の消費電力が増大するが、移動センサ部１７を設けて
待機中の消費電力を低減しているため、長期間にわたっ
て安定した動作を実現できる。

上記の実施例では可聴周波数帯の周波数として１２．５
キロヘルツを使用したが、数キロヘルツ−２０キロヘル
ツが送信装置のアンテナの製作上などがら好ましい。

発明の効果 以上のように本発明によれば、規定区域に可聴周波数帯
の誘導場を形成する送信装置と、保護対象品に装着され
前記誘導場に鎖交したことを検出して警報を発生するタ
グ装置と、前記タグ装置の電源回路に介装されタグ装！
が展示位置から動かされたことを検出して通電を開始す
る移動センサ部とを設けたため、送信装置のアンテナを
実用的な大きさにした場合には、規定区域をそのアンテ
ナか設置されているところから１〜２メートルのところ
に容易に限定することができ、チエツクアウトテーブル
から出入口までの間の距離を充分に短くして使用するこ
とができる。タグ装置を簡単な遮蔽材で被いながら規定
区域を通過するような不正行為が発生しても、可聴周波
数帯を使用した本発明の装置では、磁束が遮断されてし
まうことがなく、確実に警報を発生できる。

さらに、展示位置に保護対象品が並べられて′いる待機
中は移動センサ部かタグ装置の消費電力を低減する構成
であるため、誤動作を防止するためにタグ装置に各種の
照合回路などを設けて消費電力が増大した場合であって
も、長期間にわたって安定した動作を実現することかで
・きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の盗難防止装置に使用するタグ装置とそ
れが装着される保護対象品の斜視図、第２図は本発明の
盗難防止装置の構成図、第３図は移動センサ部の構成図
、第４図は従来の盗難防止装置に使用するタグ装置とそ
れが装着される保護対象品の斜視図、第５図は従来の盗
難防止装置の構成図、第６図と第７図は店内の出入口付
近の概略縦断面図と平面図である６ １・・・保護対象品、２・・・タグ装置、６・・・アン
テナ、７・・・チエツクアウトテーブル、８・・・出入
口、１０・・・送信機、１４．１５・・・ループコイル
、１６・・・誘導場の磁束、１７・・・移動センサ部、
１８・・・移動センサ、Ａ・・・規定区域。 代理人　　　森　　本　　義　　弘 罷　／図 第４ 図 第 図 ２ρ 移動乞ンブ音ヤ 第 図 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、規定区域に可聴周波数帯の誘導場を形成する送信装
   置と、保護対象品に装着され前記誘導場に鎖交したこと
   を検出して警報を発生するタグ装置と、前記タグ装置の
   電源回路に介装されタグ装置が展示位置から動かされた
   ことを検出して通電を開始する移動センサ部とを設けた
   盗難防止装置。