JPH04101939A

JPH04101939A - 自動給紙装置

Info

Publication number: JPH04101939A
Application number: JP2214993A
Authority: JP
Inventors: Hisayoshi Nagase; 久喜永瀬
Original assignee: Konica Minolta Inc
Current assignee: Konica Minolta Inc
Priority date: 1990-08-16
Filing date: 1990-08-16
Publication date: 1992-04-03

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は、複写機やファクシミリ装置等に装着され、複
数枚重ねの用紙を１枚ずつ分離しながら搬送する自動給
紙装置に関する。

〈従来技術〉業務用、家庭用として普及しているファクシミリ装置に
おいては、通常、自動給紙装置が備えられている。

自動給紙装置は、周知のようにオペレータの介在なしに
、複数枚の原稿を自動的に１枚ずつ分離して画像読み取
り部に搬送できるようにした機能を有するものである。

第４図は、このような従来の自動給紙装置の腰部の一例
を示す（特開平１−１７６７２５号公報参照）。

図において、原稿繰り込みローラｌは、紙面と直交する
方向に複数個並列して配置されている。

繰り込みローラｌには、所定の傾斜をもつガイド板２が
近接して配置され、原稿の繰り込み方向を規制している
。

前記繰り込みローラ１に対し、その外周面に摺接してパ
ッド圧調整機構３が設けられる。

パッド圧調整機構３は、周知のように所定の形状をなす
板バネ３１とその下面に粘着された分離パッド３２とて
構成され、分離パット３２か所定の圧力を以て繰り込み
ローラ１の周面に摺接する。また、複数の繰り込みロー
ラｌの間の部分において、分離パッド３２の下面に、紙
押さえ板４か連結されている。

そして、複数枚重ねの原稿が、ガイド板２に案内されて
搬送されると、紙押さえ板４により、繰り込みローラ１
周面に付勢されつつ送りこまれ、繰り込みローラｌと分
離パッド３２との共働で１枚ずつ分離されて、装置内部
に設けられた光学読み取り部に給紙される。

この光学読み取り部において、原稿の画像内容が光学的
に読み取られることになる。

〈発明が解決しようとする課題〉ところで自動給紙装置においては、大量の原稿が勢いよ
く挿入されると、その運動量によって分離パッドを板バ
ネの付勢力に抗して押し上げて複数枚の原稿が重なった
まま、分離パッドと繰り込みローラとの間をくぐり抜け
て給紙されてしまうという所謂重送を生じるおそれがあ
る。

かかる重送対策として、第４図に示すものでは、分離パ
ッド３２の下面に、分離パッド３２と繰り込みローラ１
との接触面の手前で原稿の進入可能な隙間を狭める重送
防止板５を固定している。

また、第５図に示すように分離パッド３２の上面ニ分離
パッド３２と繰り込みローラ１との接触面近くまで延び
る補強板６を固定して分離パッド３２の押し上げを防止
するようにしたものもある。

しかしながら、かかる重送防止対策を施した従来の自動
給紙装置においては、大量の原稿挿入時における重送防
止機能を発揮できるものの、１０〜２０枚程度の原稿が
勢いよく挿入された場合には、かかる重送防止機能を発
揮できないことかあった。

即ち、大量の原稿が挿入される場合は、上記手段によっ
て一旦原稿全体の勢いを止めてしまえば分離パッドによ
る分離機能を発揮でき、重送を防止できる。

これに対し、図示のように１０〜２０枚程度の原稿Ｐか
勢いよく挿入された場合は、厚さか薄いため分離パッド
３２と繰り込みローラ１との接触面に殆どそのままの勢
いて進入し、分離パッド３２と繰り込みローラ１との間
に作用する楔効果によって複数枚の原稿Ｐか分離されな
いまま同時に給紙されてしまうことかあった。

本発明は、このような従来の自動給紙装置の問題点に鑑
みなされたもので、原稿の挿入時による勢いを弾性吸収
して分離パッドと繰り込みローラによる分離機能を十分
に発揮させることにより、大量の原稿挿入時は勿論、１
０〜２０枚程度の原稿挿入時でも確実に重送を防止でき
るようにした自動給紙装置を提供することを目的とする
。

〈課題を解決するための手段〉このため本発明にかかる自動給紙装置は、分離パッドを
装置本体に対して給紙方向スライド自由で、かつ、該給
紙方向と逆向きの弾性付勢力を持たせて装着した構成と
した。

〈作用〉勢いよく挿入された原稿か、分離パッド（連結体を含む
ユニット）に当たると、分離パッドを弾性付勢力に抗し
てスライドさせ、これにより、原稿の運動エネルギーが
弾性吸収され、分離パッドと繰り込みローラとの接触面
に到るまでに勢いを止められているため、十分な分離機
能か発揮され、重送防止効果を高められる。

〈実施例〉以下に、本発明の実施例を図面に基ついて説明する。

第１の実施例を示す第１図において、分離ノ々ツド７１
は、板バネ７２及び紙押さえ板７３と共に、ねじ７４に
よってスライド部材７５に固定され、これら各部材によ
り、装置本体と別体のパッドユニット７か形成される。

前記スライド部材７５は、上側ガイド板８に形成された
長孔８１に、給紙方向スライド自由に嵌合して取り付け
られる。

また、一端か装置本体に係合し、他端か前記スライド部
材７５に係合して、該スライド部材７５を給紙方向と逆
方向に付勢するトーションノくネ９か設けられる。

その他の構成は、従来例と同様であり、同一符号を付し
、説明を省略する。

次に、本実施例の作用を説明する。

ガイド板２に案内されて勢いよく挿入された多数枚重ね
の原稿Ｐが紙押さえ板７３に当たると、その運動エネル
ギーにより、スライド部材７５が長孔８１に案内されな
がら、トーションバネ９の付勢力に抗して、パッドユニ
ット７が下方に移動する。

これにより、原稿Ｐの運動エネルギーがトーションバネ
９の弾性エネルギに変換される形で吸収されることとな
り、原稿Ｐが、分離パッド７１と繰り込みローラ１との
接触面に達する時には、その勢いは大幅に減じられてい
る。

したがって、原稿Ｐは分離パッド７１と繰り込みローラ
ｌの共働作用により、１枚ずつ確実に分離されて給紙さ
れる。

特に、１０〜２０枚程度の原稿Ｐか勢いよく挿入された
ような場合でも、原稿Ｐの運動エネルギーはパッドユニ
ット７の移動と共に徐々に吸収されるため、分離パッド
７１と繰り込みローラ１との接触面に勢いよく進入する
ことを防止でき、分離機能を確実に発揮できるのである
。

第２図は、第２の実施例を示し、スライド部材７５をコ
イルスプリング１０によって給紙方向と逆向きの付勢力
を与えるようにしたものである。

第３図は、第３の実施例を示し、紙押さえ板７３の上端
部を延設して板バネの機能を持たせ、長孔８１を貫通さ
せた先端のフック部７３ａを装置本体の固定ピン１１に
係止することにより、パッドユニット７に給紙方向と逆
向きの付勢力を与えるようにしたものである。

第２及び第３の実施例も、弾性付勢力を与える手段を変
更しただけであるから、第１の実施例と同様、原稿を確
実に分離して給紙することができる。

〈発明の効果〉以上説明したように本発明によれば、勢いよく挿入され
た原稿の運動エネルギーを弾性エネルギーに変換して吸
収する構成としたため、分離パッドと繰り込みローラと
の共働により原稿を確実に１枚ずつ分離して給紙するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は夫々本発明の第１〜第３の実施例を示
す縦断面図、第４図及び第５図は夫々異なる従来例を示
す縦断面図である。１・・・繰り込みローラ　　２・・・ガイド板　　７・
・・パッドユニット　　８・・・長孔　　９・・・トー
ションバネ　　ｌＯ・・・コイルスプリング　　１１・
・・固定ピン７１・・・分離パッド　　７３ａ・・・フ
ック部　　７５・・・スライド部材第１図第２図特許出願人　　　　コニカ株式会社

Claims

【特許請求の範囲】

ガイド板に案内されて挿入された複数枚重ねの原稿を、
繰り込みローラーと該繰り込みローラーの表面に押圧付
勢された分離パッドとの間に１枚ずつ分離して挟みつつ
給紙するようにした自動給紙装置において、分離パッド
を装置本体に対して給紙方向スライド自由で、かつ、該
給紙方向と逆向きの弾性付勢力を持たせて装着したこと
を特徴とする自動給紙装置。