JPH04101382U - 防水シール及び防水シールを用いた防水コネクタ - Google Patents

防水シール及び防水シールを用いた防水コネクタ

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JPH04101382U
JPH04101382U JP1425291U JP1425291U JPH04101382U JP H04101382 U JPH04101382 U JP H04101382U JP 1425291 U JP1425291 U JP 1425291U JP 1425291 U JP1425291 U JP 1425291U JP H04101382 U JPH04101382 U JP H04101382U
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Japan
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terminal
housing
waterproof
seal
waterproof seal
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JP1425291U
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Inventor
剛久 井出
Original Assignee
藤倉電線株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防水シールに挿入される挿入部材に、防水シ
ールの剛性を高めることにより端子挿入時の挿入作業性
及び防水性を高める機能と、端子をハウジングに係止さ
せる機能という2つの機能を設けることにより、部品点
数の増加を防止して全体構成を簡素化した防水コネクタ
の提供を目的とする。 【構成】 防水シール8の剛性を高める補強部15を有
する挿入部材14に、端子6をハウジング7に挿入した
場合に該ハウジング7の外面に係止される係止部18
を、連結部16を介して一体化して設けるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車等において使用される防水コネクタの端子構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の防水コネクタとしては図4に示される構成のものが知られてい る。この防水コネクタは、ワイヤバレル1及びインシュレーションバレル2を有 しかつこれらワイヤバレル1及びインシュレーションバレル2が加締められるこ とにより、絶縁被覆3から導体4が口出しされてなるケーブル5の導体部分及び 絶縁被覆部分がそれぞれ圧着された端子6と、該端子6が挿入自在とされ、かつ 挿入時において該端子6の前端に位置する電気接続部を図示しない他方の端子の 電気接続部に連結させるハウジング7と、前記端子6の後方位置でありかつ前記 ケーブル5の絶縁被覆部の外周面に設けられて、前記端子6をハウジング7に挿 入した場合において前記ハウジング7の内面に接触する防水シール8とを有する ものである。 そして、上記のように構成された防水コネクタでは、端子6がハウジング7内 に挿入された場合に、該端子6の段部6Aがハウジング7内に形成されたランス 9に係止され、また、該ハウジング7の端子挿入口付近に設けられた係止部材1 0により該端子6が後方側から係止される。すなわち、ハウジング7内に挿入さ れた端子6が、ランス9と係止部材10とによりハウジング7に二重係止される ようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記のように構成された防水コネクタにおいては、端子6をハウジ ング7に挿入する場合等に、防水シール8が延びつつある状態で、該防水シール 8を無理にハウジング7内に挿入しようとすると、該防水シール8に均一な力が 加わらないためにねじれが生じて、該防水シール8が円滑に挿入されないことが あり、これによって端子6の挿入作業性が劣るという問題があった。また、端子 6をハウジング7に挿入する場合に、防水シール8がハウジング7の内面に摺動 して該防水シール8がねじれにより正常な位置に挿入できない場合もあり、これ によって該防水シール8のシール性が低下し、更にこの場合、前記防水シール8 が正常な位置に入らないために前記端子6を二重係止させることができなくなる という問題も生じていた。 一方、前述したように、端子6をハウジング7に二重係止するために、該ハウ ジング7に係止部材10を設けるようにしているが、この係止部材10は、符号 10Aで示すヒンジを介してハウジング7一体に設けられたものであり、このよ うな係止部材10と一体化された複雑なハウジング7を製造するためには、高価 な金型が必要となって全体の生産コストが上昇し、また、前記係止部材10を前 記ハウジング7と別体に設けた場合には、部品点数が増してその取扱いが面倒と なるという問題があった。
【0004】 この考案は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、前記防水シールのハ ウジングに対する挿入作業性と防水性とを高め、かつ端子に対する二重係止を円 滑に行わせるとともに、簡易な構成と最小限の部品点数とにより、生産コストを 低下させ、かつ取扱いを容易にすることが可能な防水コネクタ及び防水シールの 提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、第1の本考案として示した防水シールでは、先 端側に位置するシール本体がケーブルの端子に連結可能とされ、かつ後端側に位 置するシール本体に挿入部材が挿入されてなり、 前記挿入部材は、シール本体内に挿入され該シールより高い剛性を有する材料 により形成された補強部と、該補強部にその一端部が連結され該補強部から外方 に向けて延びるように配置された連結部と、該連結部の他端部に連結されて前記 端子が挿入されるハウジングの外側に形成されたロック爪に係止可能な係止部と からなることを特徴としている。 第2の考案として示した防水コネクタでは、ケーブルの末端に設けられた端子 と、該端子が挿入されて該端子を他方の端子に電気的に接続するハウジングと、 ハウジング内に設けられて、該端子をハウジング内に挿入した場合に該端子を係 止するランスと、端子の後方位置に設けられて該端子をハウジングに挿入した場 合に前記ハウジングの内面に接触する防水シールとを有し、 前記防水シールには、前記防水シールの内部にケーブルの長さ方向に沿って挿 入され、かつ防水シールより高い剛性を有する材料により形成された補強部と、 前記補強部にその一端部が連結され該補強部から外方に向けて延びるように配置 された連結部と、該連結部の他端部に連結されて、前記端子をハウジングに挿入 した場合に該ハウジング外側に形成されたロック爪に係止される係止部とからな る挿入部材が設けられていることを特徴としている。
【0006】
【作用】
第1の考案に示す防水シールを端子に連結させた防水コネクタ及び第2の考案 に示す防水コネクタによれば、防水シール内に、該防水シールより高い剛性の材 料により形成された挿入部材の補強部が配置されていることから、端子をハウジ ング内に挿入した場合に、該防水シールが変形することが防止でき、これによっ て端子挿入後において、防水シールをハウジング内に密着させて、該防水シール の防水性を向上させることが可能となる。また、端子挿入時において、防水シー ルの変形を防止できることから、端該防水シールのねじれをも防止することがで き、これによって該防水シールのハウジングに対する挿入作業性を向上させるこ とが可能となる。 一方、防水シールの剛性を高めかつ端子の挿入作業性を向上させる機能を有す る前記挿入部材に、端子をハウジングに挿入した場合に該ハウジングの外面に係 止される係止部が更に設けられていることから、該係止部と、該ハウジング内に 設けられたランスとによって、端子をハウジングに二重係止することができる。 また、この係止部による端子の係止に際しては、補強部と係止部とを連結するよ うに設けられケーブルの外方に向けて伸びる連結部を、例えば作業者等が手で前 方に押圧することにより、前記係止部を簡単にハウジング外側のロック爪に係合 させることができる。 すなわち、本考案の防水コネクタによれば、一つの挿入部材に、防水シールの 剛性を高めかつ端子挿入時の挿入作業性を高める機能と、端子をハウジングに二 重係止させる機能という2つの機能が設けられ、これによって部品点数の増加を 防止し全体構成が簡素化されるものである。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1〜図3を参照して説明する。 なお、本実施例において従来の技術と構成を共通にする箇所に同一符号を付し 、その説明を簡略化する。 まず、図1において符号14で示すものは、端子6の防水シール8内に挿入さ れて該防水シール8と一体化された挿入部材である。 この挿入部材14は、図2の(a)及び(b)に示すように、防水シール8内 にケーブル5の長さ方向に沿って挿入された補強部15と、該補強部15に対し て略直角となる位置関係でありかつケーブル5の外方に向けて伸び、前記補強部 15と後述する係止部18とを連結する連結部16と、端子6をハウジング7に 挿入した場合に、その先端部がハウジング7の外面に形成されたロック爪17に 係止される係止部18とを有し、かつこれら補強部15と連結部16と係止部1 8とが一体化されたものである。 そして、このように構成された挿入部材14の補強部15により、端子6をハ ウジング7内に挿入する際に防水シール8が伸びる、ねじれる等の変形が防止さ れ、一方、係止部18により、端子6をハウジング7に挿入した場合に、その先 端部がハウジング7の外面に形成されたロック爪17に係止されて、前記端子6 がハウジング7内に固定されるようになっている。なお、前記端子6はハウジン グ7内に挿入された場合に該ハウジング7内に形成されたランス9により係止さ れるようになっており、該ランス9と、前記挿入部材14の係止部18とにより 、端子6のハウジング7に対する二重係止が確実になされるようになっている。
【0008】 ここで、上記挿入部材14を有する端子6のハウジング7に対する取付状態に ついて図3を参照して説明する。 端子6をハウジング7内に挿入した場合には、まず、端子6の段部6Aにハウ ジング7内のランス9が係合される、すなわち、ランス9により端子6がハウジ ング7内に係止される。そして、この状態において、挿入部材14の連結部16 は、挿入方向Aに対して逆向きの方向にたわんで、補強部15に対して直角より 若干大きめの角度に配置されており、このような位置関係に設けられた2つの連 結部16を、作業者が矢印A方向に手でそれぞれ押圧することにより、該係止部 18付近の連結部16とロック爪17とがそれぞれ弾性変形し、これにより、該 係止部18がロック爪17に係合されるようになっている。その結果、端子6が ハウジング7内に二重係止されるようになっている。 なお、本実施例の防水コネクタの場合、ランス9により端子6がハウジング7 内に係止された状態において、挿入部材14の連結部16が挿入方向Aに対して 逆向きの方向にたわむように構成されたものであるので、例えば、ランス9によ り端子6がハウジング7内に係止されない場合には、上述したような連結部16 が挿入方向Aに対して逆向きの方向にたわむ状態が得られず、これにより、係止 部18をロック爪17に係合させることができない。すなわち、ランス9により 端子6がハウジング7内に係止された場合にのみ、係止部18にロック爪17を 係止させることができる、二重係止が行えるものである。 また、本実施例においては、挿入部材14を、2組の補強部15、連結部16 、係止部18により形成したが、これら補強部15、連結部16、係止部18の 組数については特に限定されない。
【0009】 以上説明したように、本実施例に示す防水コネクタによれば、防水シール8の 剛性を高めることによって、端子挿入時の挿入作業性及び防水性を高める機能を 有する挿入部材14に、端子6をハウジング7に挿入した場合に該ハウジング7 の外面に係止される係止部18が連結部16を介して一体に設けられている。 すなわち、一つの挿入部材14に、端子挿入時の挿入作業性及び防水性を高め る機能と、端子6をハウジング7に二重係止させる機能という2つの機能が設け られ、この一点の挿入部材14に前記2つの機能を有するものであるので、全体 として部品点数の増加を抑制することができ、その結果として全体構成が簡素化 される効果が得られるものである。
【0010】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、第1の考案に示す防水シールを端子に連結さ せてなる防水コネクタ、及び第2の考案に示す防水コネクタによれば、一つの挿 入部材に、防水シールの剛性を高めることにより端子挿入時の挿入作業性と防水 性とを高める機能と、端子をハウジングに二重係止させる機能という2つの機能 が設けられ、これによって部品点数の増加を防止して、全体構成が簡素化されか つ取扱いを容易にすることができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】挿入部材を有してなる端子の外観を示す図。
【図2】(a)は(b)のIIーII線に沿った防水コ
ネクタの断面を示す図、(b)は防水コネクタを後方か
ら視た図。
【図3】端子をケーシングに挿入した状態を示す断面
図。
【図4】従来の防水コネクタを示す図。
【符号の説明】
5 ケーブル 6 端子 7 ハウジング 8 防水シール(シール本体) 9 ランス 14 挿入部材 15 補強部 16 連結部 17 ロック爪 18 係止部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端側に位置するシール本体がケーブル
    の端子に連結可能とされ、かつ後端側に位置するシール
    本体に挿入部材が挿入されてなり、前記挿入部材は、シ
    ール本体内に挿入され該シールより高い剛性を有する材
    料により形成された補強部と、該補強部にその一端部が
    連結され該補強部から外方に向けて延びるように配置さ
    れた連結部と、該連結部の他端部に連結されて前記端子
    が挿入されるハウジングの外側に形成されたロック爪に
    係止可能な係止部とからなることを特徴とする防水シー
    ル。
  2. 【請求項2】 ケーブルの末端に設けられた端子と、該
    端子が挿入されて該端子を他方の端子に電気的に接続す
    るハウジングと、ハウジング内に設けられて、該端子を
    ハウジング内に挿入した場合に該端子を係止するランス
    と、端子の後方位置に設けられて該端子をハウジングに
    挿入した場合に前記ハウジングの内面に接触する防水シ
    ールとを有する防水コネクタにおいて、前記防水シール
    の内部にケーブルの長さ方向に沿って挿入され、かつ防
    水シールより高い剛性を有する材料により形成された補
    強部と、前記補強部にその一端部が連結され該補強部か
    ら外方に向けて延びるように配置された連結部と、該連
    結部の他端部に連結されて、前記端子をハウジングに挿
    入した場合に該ハウジング外側に形成されたロック爪に
    係止される係止部とからなる挿入部材を有することを特
    徴とする防水シールを用いた防水コネクタ。
JP1425291U 1991-02-20 1991-02-20 防水シール及び防水シールを用いた防水コネクタ Withdrawn JPH04101382U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19707988C2 (de) * 1996-02-28 1999-07-22 Yazaki Corp Steckverbinder
JP2010177041A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 Yazaki Corp コネクタ

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Effective date: 19950518