JPH103963A - 防水コネクタ - Google Patents

防水コネクタ

Info

Publication number
JPH103963A
JPH103963A JP15460996A JP15460996A JPH103963A JP H103963 A JPH103963 A JP H103963A JP 15460996 A JP15460996 A JP 15460996A JP 15460996 A JP15460996 A JP 15460996A JP H103963 A JPH103963 A JP H103963A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable plate
main body
housing main
waterproof
connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15460996A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Okabe
敏明 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP15460996A priority Critical patent/JPH103963A/ja
Publication of JPH103963A publication Critical patent/JPH103963A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 防水性に優れると共に、組付け時およびメン
テナンス時の作業性に優れた防水コネクタを提供する。 【解決手段】 本発明の防水コネクタ1は、相手コネク
タと嵌合するハウジング本体2と、ハウジング本体2内
に挿着された防水ゴム栓3と、防水ゴム栓3の後方面を
覆い且つ電線を挿通させる挿通孔を有する固定板12
と、電線を挿通させる挿通孔17を有する可動板13と
から構成されるリアホルダー11と、ハウジング本体2
に対して回動することで可動板13を押動させ固定板1
2から所定間隔だけ離間させる低挿入力レバー22とか
ら構成されている。また、固定板12を係止させる係止
孔6a,6bと共に可動板13をガイドするスリット5
a,5bがハウジング本体2に形成されている。また、
固定板12には係止孔6a,6bに係止される係止突起
15a,15bを備えると共に、可動板13がスリット
5a,5bにガイドされるガイド突起16a,16bを
備えている。また、固定板12が可動板13を係止する
と共に、所定の力の作用により係止状態の可動板13を
解除させて離間させるロックアーム14を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車内に配線さ
れるワイヤーハーネスの接続、或いは電気機器とワイヤ
ーハーネス等の接続に使用される防水コネクタに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】現在の自動車は、諸操作の自動化が進む
とともに、AV機器やナビゲーション装置等も普及して
おり、必然的に電子機器間を接続するワイヤーハーネス
やコネクタ等の接続部材が多用されている。一方、自動
車は雨中の走行等の厳しい自然環境下での使用に備え
て、電子機器やコネクタには漏電防止のための防水構造
が施されている。
【0003】図10および図11に示すように従来の防
水コネクタ41は、合成樹脂を一体成形したハウジング
本体42と、弾性材からなる防水ゴム栓43と、この防
水ゴム栓43の抜け出しを防止するカバー44と、電線
端部に圧着されたコネクタ端子45等を備えている。防
水ゴム栓43は、コネクタ端子45に加締め止めされた
電線45aを伝わってハウジング本体42内に水等が浸
入するのを防止するためのものであり、カバー44は防
水ゴム栓43の後端面を覆う構成になっている。
【0004】防水コネクタ41の組付けは、ハウジング
本体42の例えば後端側から防水ゴム栓43を差し込
み、次いでカバー44を被せて防水ゴム栓43の後端面
全体を覆い、カバー44の内側面に形成した係止孔44
aをハウジング本体42の外側面に形成した係止突起4
2aに係止させて固定される。次に、カバー44に形成
した挿通孔44bから防水ゴム栓43に形成した挿通孔
43aにコネクタ端子45が挿通され、該コネクタ端子
45を防水ゴム栓43の先端側に設けられた端子収納室
(図示省略)内に位置決めして、コネクタ端子45を抜
け出し不可に係止する。
【0005】前記防水コネクタ41は、ハウジング本体
42の前方側、即ち電線45aが引き出されている端部
とは反対側の端部から相手方コネクタ(図示省略)を差
し込み、相手方コネクタ内の相手方コネクタ端子をコネ
クタ端子45に嵌合接続し、電源供給や信号授受等の電
気的接続を行うことができる。また、防水ゴム栓43の
後端面はカバー44により覆われているので、はみ出し
や脱落等の心配はなく、コネクタ内の防水性を確保する
ことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の防水コネクタ41においては、電線45aが常
に直線状になっているとは限らず、メンテナンス時或い
は布線により図11に想像線で示したように曲げられる
ことがある。この場合、矢印Xで示すように防水ゴム栓
43と電線45aとの間に隙間が形成され、この隙間か
ら水等が浸入する可能性がある。すなわち、防水コネク
タ41のシール性が低下することで、使用環境の厳しい
状況下では事故の原因になりかねない。このようなシー
ル性低下の防止対策として、防水ゴム栓43やカバー4
4の板厚を大きくすることが考えられるが、コネクタ端
子45の挿入時に摩擦抵抗が大きくなって電線45aが
座屈し挿入困難になってしまうという問題がある。
【0007】本発明の目的は、水等に対するシール性に
優れているうえに、組付け時およびメンテナンス時の作
業性に優れた防水コネクタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る上記課題
は、下記1)〜5)に記載の防水コネクタによって解決
することができる。 1)上記請求項1記載の防水コネクタであって、相手コ
ネクタと嵌合するハウジング本体と、該ハウジング本体
内に挿着された防水ゴム栓と、該防水ゴム栓を挿通して
前記ハウジング本体から導出される電線端部に接続され
た所定数のコネクタ端子とを備えた防水コネクタにおい
て、前記防水ゴム栓の後方面を覆い且つ前記電線を挿通
させる挿通孔を有する固定板と、前記電線を挿通させる
挿通孔を有する可動板とから構成されるリアホルダーが
設けられており、前記ハウジング本体内に前記固定板を
係止させる係止孔が形成されると共に、前記可動板をガ
イドするスリットが形成され、前記可動板を前記固定板
から所定間隔だけ押動離間可能に装着していることを特
徴とする防水コネクタ。 2)上記請求項2記載の防水コネクタであって、前記ハ
ウジング本体に対して回動可能であり、該回動すること
で前記可動板を押動させ前記固定板から所定間隔だけ離
間させる低挿入力レバーが設けられていることを特徴と
する請求項1記載の防水コネクタ。
【0009】3)上記請求項3記載の防水コネクタであ
って、前記固定板が前記係止孔に係止される係止突起を
備えると共に、前記可動板が前記スリットにガイドされ
るガイド突起を備えていることを特徴とする請求項1お
よび2記載の防水コネクタ。 4)上記請求項4記載の防水コネクタであって、前記固
定板が前記可動板を係止すると共に、所定の力の作用に
より係止状態の前記可動板を解除させて離間させるロッ
クアームを備えていることを特徴とする請求項1乃至3
記載の防水コネクタ。 5)上記請求項5記載の防水コネクタであって、前記低
挿入力レバーが前記可動板を押動する作用と共に、前記
ハウジング本体内へ嵌合される相手方コネクタの引き込
み作用及び前記ハウジング本体からの相手方コネクタの
抜け防止を兼ね備えていることを特徴とする請求項2記
載の防水コネクタ。
【0010】上記構成の防水コネクタによれば、ハウジ
ング本体内に挿着された防水ゴム栓は、リアホルダーを
構成する固定板によって後方からの抜けが抑えられ、電
線は固定板から所定間隔だけ離間した可動板を介してハ
ウジング本体後端から導出される。また、固定板のハウ
ジング本体への固定は、固定板に形成した係止突起がハ
ウジング本体に形成された係止孔に係止されることで行
われる。また、可動板の押動は、可動板のガイド突起が
ハウジング本体に形成されたスリット内を摺動すること
で安定的に行われる。この可動板の押動は、低挿入力レ
バーの回動によって行われる。この低挿入力レバーは、
相手方コネクタをハウジング本体内に引き込むと共に抜
け防止を兼ね備えている。従って、低挿入力レバーの回
動作用によってコネクタ相互の嵌合接続と、電線の変形
によるシール性の低下防止を一挙に行うことができ、シ
ール性の向上と共に作業性の向上を図ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した防水コネ
クタの一実施の形態例を図1乃至図9に基づいて詳細に
説明する。図1は本発明を適用した防水コネクタの構成
を示す斜視図、図2はリアホルダーの組付工程を示す斜
視図、図3は図2における要部の部分断面図、図4はコ
ネクタ端子の組付工程を示す斜視図、図5は図4におけ
る要部の部分断面図、図6は防水コネクタの組付け完了
状態を示す斜視図、図7は図6における要部の部分断面
図、図8は相手方コネクタとの嵌合状態を示す作動説明
図、図9は図8における嵌合完了状態を示す作動説明図
である。なお、実施の形態の説明あたっては、先ず防水
コネクタの基本的な構成について説明し、次いでリアホ
ルダーの作用やシール性の低下防止作用、更に相手方コ
ネクタとの接続作用等を説明する。
【0012】図1に示すように本実施の形態例の防水コ
ネクタ1は、合成樹脂を一体成形したハウジング本体2
と、このハウジング本体2内に組付られる防水ゴム栓3
と、リアホルダー11とを備えている。このリアホルダ
ー11は、コネクタ端子4に接続された電線4bに作用
する引張力による防水ゴム栓3の位置ずれや変形を抑え
る機能を有している。ハウジング本体2は、相手方コネ
クタ21(図8参照)を差し込む前端側とリアホルダー
11を差し込む後端側とが開口された箱体であり、側壁
2a,2bの長手方向に後述するリアホルダー11をガ
イドするためのスリット5a,5bが形成されている。
また、スリット5a,5bの終端近傍の対向した位置に
リアホルダー11を係止する係止孔6a,6bが設けら
れていると共に、リアホルダー11の後端側からの抜け
出しを防止する係止突起7a,7bが設けられている。
また、ハウジング本体2の外側には回転自在に低挿入力
レバー22が設けられている。
【0013】また、防水ゴム栓3は略板状体であり、ハ
ウジング本体2の後端側からハウジング本体2内の所定
位置の内壁に圧接するように挿着される。この防水ゴム
栓3には、後述するコネクタ端子4を挿通するための挿
通孔8が所定間隔で穿設されている。なお、防水ゴム栓
3はハウジング本体2の後端側から挿入され、ハウジン
グ本体2内の端子収納室の後端側に位置決めされる。
【0014】また、リアホルダー11は、固定板12と
可動板13との2部材から構成されており、組付け段階
では重合わされている。この固定板12と可動板13は
ハウジング本体2内に組付けられた後に引き離されるも
のである。更に、固定板12の四隅には後端側に向けて
柱状のロックアーム14が設けられ、両側面には係止孔
6a,6bに係止する係止突起15a,15bが設けら
れている。また、図3に示すように固定板12には端子
挿通孔18が設けられている。
【0015】また、可動板13は基本的に板状体である
が、四隅にロックアーム14に係合する切り込みが形成
されており、両側端の対向した位置にスリット5a,5
bに嵌め込まれるガイド突起16a,16bが設けられ
ている。また、可動板13にはコネクタ端子4を挿通す
る挿通孔17が所定間隔で設けられている。なお、図3
に示すように固定板12と可動板13とを重ねた状態で
は挿通孔17,18が連通し、ハウジング本体2内に組
付けられた状態では防水ゴム栓3に形成した挿通孔8と
連通するようになっている。
【0016】次に、ハウジング本体2への各部材の組付
けを説明する。先ず、図1に示すようにハウジング本体
2の後端側から防水ゴム栓3が差し込まれ、ハウジング
本体2内の所定位置に位置決めされる。次いで、リアホ
ルダー11をハウジング本体2の後端側から嵌挿される
が、この段階ではロックアーム14によって固定板12
と可動板13は重ね合わされた状態で一体化されてい
る。
【0017】そして、リアホルダー11は、可動板13
に形成されたガイド突起16a,16bがスリット5
a,5bに差し込まれ、そのままスリット5a,5bに
ガイドされた状態でハウジング本体2内の所定位置まで
押し込まれる。このとき、固定板12に形成された係止
突起15a,15bがハウジング本体2に形成された係
止孔6a,6bに係止され、係止時のクリック感によっ
て正規に係止されたことが確認される。また、可動板1
3はロックアーム14との係合と共にガイド突起16
a,16bとスリット5a,5bとの係合作用により仮
係止状態にある。
【0018】図2および図3に示すように、この段階で
は防水ゴム栓3の後端面全体がリアホルダー11により
覆われ、しかも挿通孔8,18,17が連通状態に配置
されている。次いで、コネクタ端子4が矢印A方向から
各挿通孔17に差し込まれる。この時、コネクタ端子4
の先端に設けた接続部4aが挿通孔8を挿通する間に防
水ゴム栓3の弾性作用によって一時的に抵抗感が増大す
るが、接続部4aが挿通孔8を通り抜けた段階で抵抗感
が減少し、正規に挿通したことを検知することができ
る。このようにして、所定数のコネクタ端子4が各挿通
孔17に順次挿通され、端子収納室内の正規位置に位置
決めされると、図4に示すように電線4bが挿通孔17
からハウジング本体2の後端側に導出される。そして、
図5に示すように電線4bがハウジング本体2内で防水
ゴム栓3の挿通孔8内に弾性的に挟まれたようになり、
電線4bを伝わる水等の浸入を防止することができる。
【0019】上述した組付工程では、図1、図2、図4
に示すように低挿入力レバー22はハウジング本体2の
外側に立てられた状態にある。低挿入力レバー22は、
支点23を中心にして回動するように構成され、後端側
に回動させた場合に下側になる側面は円弧状の押動部2
4に形成されている。そして、防水ゴム栓3とリアホル
ダー11、及びコネクタ端子4を組付けた後、低挿入力
レバー22を後端側に回動させると押動部24によりガ
イド突起16a,16bがスリット5a,5bにガイド
されながら後端側に押動される。
【0020】この結果、可動板13は、ハウジング本体
2に固定された固定板12から引き離され、図6に示す
ように低挿入力レバー22が最大に回動した位置で係止
突起7a,7bに当接するようになる。従って、図7に
示すように固定板12と可動板13との間には間隔Lが
設定され、可動板13は係止突起7a,7bとの係止と
スリット5a,5bのガイド作用により抜け出すことは
ない。しかも、図1に示すように低挿入力レバー22の
内側面には係止孔22aが形成され、ハウジング本体2
の側板2a,2bには係止突起2c(但し、各図には一
方のみが図示されている)が形成されている。従って、
係止孔22aが係止突起2cに係止されることで低挿入
力レバー22がハウジング本体2に固定され、可動板1
3が確実に固定されることになる。また、可動板13
は、低挿入力レバー22を元の方向に回動しない限り後
端側に押され続けるので、ハウジング本体2の後端側は
可動板13によって閉塞状態になる。
【0021】この構成で注目すべきことは、図7に想像
線で示すように電線4bが引かれて変位しても、挿通孔
17と間隔Lとにより規制され、防水ゴム栓3の挿通孔
8との圧接位置まで変形しないことである。従って、挿
通孔8と電線4bとの間に隙間が形成されることはな
く、電線4bの一部が変位しても挿通孔8の全域にわた
って電線4bとの圧接が損なわれることはない。よっ
て、防水作用の低下を防止することができ、防水コネク
タの信頼性を大幅に向上させることができる。
【0022】なお、図8に示すように防水コネクタ1に
相手方コネクタ21を接続する場合は、低挿入力レバー
22を立てておき、低挿入力レバー22に形成した円弧
状のガイド溝25の開口端25aをハウジング本体2の
前端側に位置決めする。そして、相手方コネクタ21を
ハウジング本体2に差し込むと、相手方コネクタ21の
両側面に設けたガイド突起26が開口端25a内に差し
込まれる。
【0023】次に、低挿入力レバー22を矢印B方向に
回動させると、低挿入力レバー22の円弧面24がガイ
ド突起16a,16bに当接するとともに、ガイド突起
26がガイド溝25内に入り込む。この状態から、低挿
入力レバー22をさらに矢印B方向へ回動させると、円
弧面24によりガイド突起16a,16bがハウジング
本体2の後端側に押動される。そして、図9に示すよう
にストッパー22bがハウジング本体2に当接する位置
まで回動させると、ガイド突起16a,16bが最大ス
トローク押動される。この結果、図7で説明したように
固定板12と可動板13との間に間隔Lが設定され、係
止孔22aと係止突起2cの作用により可動板13が固
定されることになる。
【0024】一方、相手方コネクタ21に設けたガイド
突起26は、低挿入力レバー22のガイド溝25内に完
全に入り込むので、相手方コネクタ21はハウジング本
体2内に引き込まれて完全嵌合することになり、コネク
タ相互の電気的接続が確実に行われることになる。
【0025】このように本実施の形態例における防水コ
ネクタ1は、低挿入力レバー22を回動させるという簡
単な操作で相手方コネクタ21との電気的接続を容易に
行うと共に、電線4bの引き等に起因する防水作用の低
下を確実に防止することができる。従って、防水コネク
タ1の信頼性向上はもとより、防水コネクタ1を適用し
た装置の信頼性を大幅に向上させることができる。更
に、相手方コネクタ21およびリアホルダー11の取り
外しは、低挿入力レバー21を逆方向に回動させること
により簡単に行うことができ、メンテナンス時の作業性
の向上を図ることができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る防水コ
ネクタは、防水ゴム栓の後方面を覆い且つ電線を挿通さ
せる挿通孔を有する固定板と、電線を挿通させる挿通孔
を有する可動板とから構成されるリアホルダーが設けら
れており、ハウジング本体内に固定板を係止させる係止
孔が形成されると共に、可動板をガイドするスリットが
形成され、可動板を固定板から所定間隔だけ押動離間可
能に装着している。また、ハウジング本体に対して回動
可能であり、回動することで可動板を押動させ固定板か
ら所定間隔だけ離間させる低挿入力レバーが設けられて
いる。また、固定板が係止孔に係止される係止突起を備
えると共に、可動板がスリットにガイドされるガイド突
起を備えている。また、固定板が可動板を係止すると共
に、所定の力の作用により係止状態の可動板を解除させ
て離間させるロックアームを備えている。さらに、低挿
入力レバーが可動板を押動する作用と共に、ハウジング
本体内へ嵌合される相手方コネクタの引き込み作用及び
ハウジング本体からの相手方コネクタの抜け防止を兼ね
備えている。
【0027】従って、防水ゴム栓がリアホルダーを構成
する固定板によって抑えられ、且つ防水ゴム栓と固定板
とを挿通した電線が固定板から所定間隔だけ離間した可
動板に挿通されてハウジング本体後端から導出される。
よって、電線が引き等により変位しても、固定板と可動
板との所定間隔によって電線の変位が防水ゴム栓との圧
接位置に及ぶことがなく、防水ゴム栓のシール性を確実
に向上させることができる。
【0028】また、固定板のハウジング本体への固定
は、固定板に形成した係止突起がハウジングに形成され
た係止孔に係止されることで行われ、固定板と可動板と
の離間は可動板がハウジング本体に形成されたスリット
によりガイドされながら安定的に行われる。また、可動
板を離間させるための押動は、相手方コネクタをハウジ
ング本体内に引き込む嵌合機能を備え、ハウジング本体
に回動自在に設けられた低挿入力レバーの回動によって
行われる。従って、コネクタ相互の嵌合と電線の変位に
よるシール性の低下防止が、低挿入力レバーの回動作用
で一挙に行うことができ、組付け時およびメンテナンス
時の作業性の著しい向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した防水コネクタの一実施の形態
例を示す斜視図である。
【図2】リアホルダーの組付工程を示す斜視図である。
【図3】図2における要部の部分断面図である。
【図4】コネクタ端子の組付工程を示す斜視図である。
【図5】図4における要部の部分断面図である。
【図6】防水コネクタの組付け完了状態を示す斜視図で
ある。
【図7】図6における要部の部分断面図である。
【図8】相手方コネクタとの嵌合状態を示す作動説明図
である。
【図9】図8における嵌合完了状態を示す作動説明図で
ある。
【図10】従来の防水コネクタの一例を示す斜視図であ
る。
【図11】図10における要部の部分断面図である。
【符号の説明】
1 防水コネクタ 2 ハウジング本体 3 防水ゴム栓 4 コネクタ端子 5a,5b スリット 6a,6b 係止孔 7a,7b 係止突起 8 挿通孔 11 リアホルダー 12 固定板 13 可動板 15a,15b 係止突起 16a,16b ガイド突起 17,18 挿通孔 21 相手方コネクタ 22 低挿入力レバー 26 ガイド突起 L 間隔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手コネクタと嵌合するハウジング本体
    と、該ハウジング本体内に挿着された防水ゴム栓と、該
    防水ゴム栓を挿通して前記ハウジング本体から導出され
    る電線端部に接続された所定数のコネクタ端子とを備え
    た防水コネクタにおいて、 前記防水ゴム栓の後方面を覆い且つ前記電線を挿通させ
    る挿通孔を有する固定板と、前記電線を挿通させる挿通
    孔を有する可動板とから構成されるリアホルダーが設け
    られており、 前記ハウジング本体内に前記固定板を係止させる係止孔
    が形成されると共に、前記可動板をガイドするスリット
    が形成され、前記可動板を前記固定板から所定間隔だけ
    押動離間可能に装着していることを特徴とする防水コネ
    クタ。
  2. 【請求項2】 前記ハウジング本体に対して回動可能で
    あり、該回動することで前記可動板を押動させ前記固定
    板から所定間隔だけ離間させる低挿入力レバーが設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載の防水コネク
    タ。
  3. 【請求項3】 前記固定板が前記係止孔に係止される係
    止突起を備えると共に、前記可動板が前記スリットにガ
    イドされるガイド突起を備えていることを特徴とする請
    求項1および2記載の防水コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記固定板が前記可動板を係止すると共
    に、所定の力の作用により係止状態の前記可動板を解除
    させて離間させるロックアームを備えていることを特徴
    とする請求項1乃至3記載の防水コネクタ。
  5. 【請求項5】 前記低挿入力レバーが前記可動板を押動
    する作用と共に、前記ハウジング本体内へ嵌合される相
    手方コネクタの引き込み作用及び前記ハウジング本体か
    らの相手方コネクタの抜け防止を兼ね備えていることを
    特徴とする請求項2記載の防水コネクタ。
JP15460996A 1996-06-14 1996-06-14 防水コネクタ Pending JPH103963A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15460996A JPH103963A (ja) 1996-06-14 1996-06-14 防水コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15460996A JPH103963A (ja) 1996-06-14 1996-06-14 防水コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH103963A true JPH103963A (ja) 1998-01-06

Family

ID=15587931

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15460996A Pending JPH103963A (ja) 1996-06-14 1996-06-14 防水コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH103963A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001071855A1 (en) * 2000-03-20 2001-09-27 Sung Gyun Eun Terminal assembly with waterproof structure
EP1715551A2 (en) 2005-04-22 2006-10-25 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. A connector and a method of assembling it
JP2010174797A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Denso Corp 燃料供給装置
WO2015146570A1 (ja) * 2014-03-26 2015-10-01 矢崎総業株式会社 コネクタ
CN105811159A (zh) * 2015-01-20 2016-07-27 菲尼克斯电气公司 具有线路插入装置的插式连接器部件

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001071855A1 (en) * 2000-03-20 2001-09-27 Sung Gyun Eun Terminal assembly with waterproof structure
EP1715551A2 (en) 2005-04-22 2006-10-25 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. A connector and a method of assembling it
JP2006302769A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
US7252547B2 (en) 2005-04-22 2007-08-07 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Connector
JP4678227B2 (ja) * 2005-04-22 2011-04-27 住友電装株式会社 コネクタ
JP2010174797A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Denso Corp 燃料供給装置
US8297260B2 (en) 2009-01-30 2012-10-30 Denso Corporation Fuel supply system
WO2015146570A1 (ja) * 2014-03-26 2015-10-01 矢崎総業株式会社 コネクタ
JP2015185519A (ja) * 2014-03-26 2015-10-22 矢崎総業株式会社 コネクタ
US9601869B2 (en) 2014-03-26 2017-03-21 Yazaki Corporation Connector
CN105811159A (zh) * 2015-01-20 2016-07-27 菲尼克斯电气公司 具有线路插入装置的插式连接器部件
CN105811159B (zh) * 2015-01-20 2021-02-19 菲尼克斯电气公司 具有线路插入装置的插式连接器部件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3180016B2 (ja) 半嵌合防止コネクタ
JP2580724Y2 (ja) 機器直付用シールドコネクタ
US5252088A (en) Sealed pass through electrical connector
US5718596A (en) Connector engaging structure
JP3705452B2 (ja) 半嵌合防止コネクタ
JPS5826469A (ja) 電気コネクタ
JPH11233206A (ja) 可動コネクタの接続構造
US6638090B2 (en) Waterproof connector used for a flexible flat cable
JPH05217610A (ja) コネクタ
JPS63292584A (ja) 電気コネクタ
WO1997036346A1 (en) Sealed electrical connector
JP2006510169A (ja) 端子位置維持(assurance)システムを有する電気コネクタ
EP0646993B1 (en) Electrical connector assembly with cam lever lock mechanism
US5865636A (en) Seal for use with an electrical connector comprising insulation displacement type contacts
US6036535A (en) Cable end cap for power cable tap connector
JPH103963A (ja) 防水コネクタ
EP3540868A1 (en) Locking electrical receptacle
US6132245A (en) Electrical connector for a speaker cabinet
EP0592102B1 (en) Sealed electrical connector
JPH076801A (ja) 圧接コネクタの電線保持機構
JP2003059552A (ja) プラグコネクタ
JPH0822870A (ja) フラットケーブルの端末防水構造
JPH07288157A (ja) コネクタの嵌合表示機構
CN219393769U (zh) 一种连接器
JP3282960B2 (ja) 防水コネクタ