JPH04101199U - Led信号灯の気密構造 - Google Patents

Led信号灯の気密構造

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JPH04101199U
JPH04101199U JP1040791U JP1040791U JPH04101199U JP H04101199 U JPH04101199 U JP H04101199U JP 1040791 U JP1040791 U JP 1040791U JP 1040791 U JP1040791 U JP 1040791U JP H04101199 U JPH04101199 U JP H04101199U
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flange
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protrusion
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新吾 乙部
光男 小野田
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スタンレー電気株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な作業によりハウジングとカバーとを固
定でき、これらの内部に収容した電子部品が錆びること
なく、安定した発光効率を維持できるLED信号灯を提
供する。 【構成】 フランジ状張出部15を備えた有底筒体でな
りLED13を収容するハウジング12と、フランジ状
張出部16を備えたカバー14とを、それぞれのフラン
ジ状張出部にて重合固定するLED信号灯の気密構造に
おいて、一方のフランジ状張出部16から他方のフラン
ジ状張出部15の張出縁部を挟抱する突出部が延びてお
り、しかも両フランジ状張出部の合わせ面15a,16
aのいずれか一方には他方の面との間に隙間をつくるよ
うに介在する凸部15bを設けて、該隙間に接着剤17
を充填固化してなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、多数の発光ダイオード(以下、LEDという)を密閉状態でケース 内に収容したLED信号灯に係り、特にLED信号灯の気密構造に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば鉄道等に使用される信号機として、多数のLEDを並べることに より構成される面光源を利用したLED信号灯が知られており、このような信号 灯としては、図3に示すものが広く用いられている。
【0003】 図において、LED信号灯1は、開口部に鍔状の張出部2aが形成され、光を 透過しない材料で浅い有底円筒状に形成されたハウジング2と、該ハウジング2 内に配設されたプリント基板Pの上面に並列的に実装された多数のLED3と、 光を透過する材料で形成され且つハウジング2の開口部と同径の開口部を備え、 その周囲にフランジ状張出部4aが形成された有底筒体でなるカバー4とから構 成されている。
【0004】 この信号灯1は内部に収容されたLED3が発光し、この照明光がカバー4を 透過して外部へ出射するようになっている。 ここで、LED信号灯1は例えば鉄道線路沿いなどの屋外等に設置されること から、雨水等に晒されることが多く、ハウジング1内に水や湿気が侵入すると、 LED3自体やこれを駆動するために基板Pに実装されている各電子部品の接点 部などに錆びが進行し、LED3の発光効率が低下するなどの問題があった。 そこで、LED信号灯1の性能を長期間に渡って安定して維持するためには、 LED3等の各電子部品が収容されているハウジングを気密(液密)的に密閉す ることが必要となる。 そのため、上記LED信号灯1にあっては、ハウジング1とカバー2の開口部 の周囲にそれぞれ鍔状の張出部2a,4aを形成し、これらの張出部の対向面に 接着剤を塗布して両者を密着させて固定し、次いでハウジング2の図示しない貫 通孔から真空装置等により排気して内部を気密にするようにしていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記LED信号灯1にあっては、ハウジング2とカバー4の鍔状張 出部2a,4aの合わせ面となる張出面は完全に平滑な面として仕上げることが 困難であり、僅かな凹凸が残ったり、部分的なソリが生じたりしてしまう。 このため、これら張出面を合わせて接着すると、僅かながら隙間ができること があり、この隙間から湿気を含んだ外気がハウジング1内に侵入し、LED信号 灯1を長期間使用する間にはLED3や各電子部品の接点部が錆びてしまって、 LED3の発光効率が低下するという問題があった。
【0006】 また、上記合わせ面を平面に形成してこれらを接着してハウジング2とカバー 4とを固定しようとすると、これらハウジング2とカバー4の各開口部が重なる ように完全に位置合わせすることが困難であるという作業上の欠点もあった。
【0007】 本考案は以上の点に鑑みて案出されたもので、簡単な作業によりLEDを収容 するハウジングとカバーとを固定でき、しかも内部に収容した電子部品が錆びる ことなく、長期間使用しても安定した発光効率を維持できるLED信号灯の気密 構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、本考案の一態様によれば、開口部周囲にフランジ状張出部を備え た多数のLEDを収容するハウジングと、周囲に同様にフランジ状張出部を備え たカバーとを有し、該両フランジ状張出部を密接に重合固定することにより、上 記ハウジングの開口部を覆って内部に空間を画成するように形成されるLED信 号灯の気密構造において、一方のフランジ状張出部から他方のフランジ状張出部 の張出縁部を挟抱する突出部が延びており、しかも両フランジ状張出部の合わせ 面のいずれか一方には他方の面との間に隙間をつくるように介在する凸部が設け られていて、該隙間に接着剤を充填固化してなることによって、達成される。
【0009】 また、上記目的は、本考案の他の態様によれば、開口部周囲にフランジ状張出 部を備えた多数のLEDを収容するハウジングと、周囲に同様にフランジ状張出 部を備えたカバーとを有し、該両フランジ状張出部を密接に重合固定することに より、上記ハウジングの開口部を覆って内部に空間を画成するように形成される LED信号灯の気密構造において、上記両フランジ状張出部の合わせ面のいずれ か一方には凹所が形成されており、他方の合わせ面には上記凹所に嵌合して両合 わせ面の間に隙間をつくるように介在する嵌合突部が設けられており、該隙間に 接着剤を充填固化させてなることによって、達成される。
【0010】
【作用】
上記構成によれば、ハウジングとカバーのそれぞれの開口部周囲に形成された フランジ状張出部の一方に形成された突出部が他方の張出縁部を挟むように突出 しているから、この突出部を利用することにより、ハウジングとカバーとの各開 口部が完全に重なるように位置合わせされる。
【0011】 しかも、ハウジングとカバーのフランジ状張出部を重合した際の合わせ面にで きる隙間に接着剤を充填すれば、この接着部は外部との間で完全に気密性を保つ から、ハウジング内に雨水や湿気が侵入することがなく、そのためハウジング内 のLED等の各電子部品が錆びて、その作動効率が低下することがない。
【0012】 また、ハウジングとカバーのフランジ状張出部の合わせ面に形成された凹所と 嵌合凸部を利用することにより、上記と同様の位置合わせができる。 さらに、この嵌合凸部が両合わせ面間に介在することによって生じる隙間に、 接着剤を充填することにより形成される接着部によってハウジング内の気密性が 完全に保持されることになり、内部の電子部品等が錆に侵されることがない。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の好適な実施例を、添付図面中の図1及び図2を参照しながら詳 細に説明する。
【0014】 図1は本考案に係るLED信号灯の気密構造の第1実施例を示している。 図1において、LED信号灯10は、有底円筒状に形成されたハウジング12 と、このハウジング12内に設けられたプリント基板Pの上面に並列的に実装さ れた多数のLED13と、ハウジング12に被せられて後述するように固定され た有底筒体でなるカバー14とから構成されている。
【0015】 上記ハウジング12は光を透過しない合成樹脂材料またはガラス等の無機材料 により,若しくは透光性材料の表面に反射膜を形成する等して、例えば図示する ような灰皿状の比較的浅い有底円筒状に形成されており、上方を向いて大きく開 口した開口部の周囲にフランジ状の張出部15が一体に周設されている。このフ ランジ状張出部15の上を向いた合わせ面15aには、後述する接着部となる隙 間を形成するための凸部15bが設けられている。この凸部15bはフランジ状 張出部15の合わせ面15a上に周設される凸条として形成されてもよいし、該 合わせ面15a上に部分的に突出する複数の突起として形成してもよい。
【0016】 上記LED13は、ハウジング12内に配設されたプリント基板Pの上面にマ トリクス状に多数実装されてなり、面状の光源を形成している。このLED13 は基板P上若しくは別に設けられる適宜の駆動回路により駆動されて発光し、信 号表示を行うようになっている。
【0017】 上記カバー14は、本実施例にあっては、図示するようにハウジング12と略 相似形状に形成された有底筒体でなっており、LED13からの照明光を前方へ 透過できるような公知の透光材料にて形成されている。また、カバー14は必要 により上記照明光を所定の配光特性にて前方へ出射するためのレンズを一体的に 備えている。 このカバー14の開口部周囲には図示するようなフランジ状張出部16が周設 されており、このフランジ状張出部16は、ハウジングのフランジ状張出部15 よりやや外側に張り出しており、その外側に張り出した位置から垂下するように 突出部16bが形成されている。この突出部16bの内壁はハウジングの張出部 15の張出縁部全周を挟抱して該縁部に当接しており、この状態で図示するよう にハウジング15の開口部とカバー14の開口部が向かい合って完全に一致する ように予めその寸法が決定されている。 尚、突出部16bは切れ目のない壁状に形成されてもよく、複数個の突起が垂 下設されてもよい。
【0018】 以上の構成でなるハウジング12とカバー14とを固定するには、ハウジング 12の開口部とカバー14の開口部とを向かい合わせて被せるようにし、フラン ジ状張出部16の突出部16bにて、ハウジング側張出部15の張出縁部を挟み 込むようにする。これにより、ハウジング12とカバー14の水平方向の位置決 めが自動的にでき、それぞれの開口部同士が密接に重なることになる。
【0019】 さらに、両フランジ状張出部15,16の合わせ面15a,16aの間には上 記凸部15bが介在して図示のような隙間をつくっており、この隙間に接着剤を 充填して接着部17を形成する。この接着部17は充分な量の接着剤が隙間一杯 に埋めるように構成されているから、各合わせ面15aまたは16aが多少ソリ を持ったり、僅かに凹凸を有していても、これらに基づく全ての隙間に接着剤が 入り込んで、完全にシールすることになる。 次いで、ハウジング12の適当な箇所に図示しない貫通孔を設け、内部の空気 をバキュームポンプで排気した後、窒素ガス等の不活性ガスを充填し、上記貫通 孔を塞げば、信号灯10の気密構造が完成する。
【0020】 尚、上記実施例においてハウジングのフランジ状張出部15をカバーの張出部 16より大きく張り出すようにし、これに突出部を形成してもよい。また、凸部 15bはカバー側の合わせ面16aに形成してもよいことは勿論である。
【0021】 図2は、本考案の第2の実施例を示す要部断面図である。本実施例にあっては 上記第1の実施例と多くの構成が共通しており、該第1の実施例と対応する構成 には同一の符号を附して重複する説明は省略する。 カバー14のフランジ状張出部26の合わせ面26aには凹所26bが形成さ れており、これに対して、ハウジング12のフランジ状張出部25の合わせ面2 5aには、上記凹所26bと嵌合する嵌合突部25bが上方へ起立するように形 成されている。
【0022】 この嵌合突部25bの高さは、上記凹所26bの深さより大きく設定されてい るので、図示のように嵌合突部25bを凹所26bに嵌入すると、合わせ面25 aと26aの間には隙間が形成されるようになっている。
【0023】 また、この状態でハウジング12とカバー14の各開口部は向き合ってピッタ リ一致するようになっており、水平方向の位置決めが自動的になされるようにな っている。そこで、上記隙間に接着剤を充填固化させて接着部18とし、LED 信号灯20の気密構造が完成する。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、LEDを収容するハウジングとカバー とを固定する際の位置合わせが容易にでき、しかも内部に収容した電子部品が錆 びることがないから、長期間使用しても良好な発光効率を維持できる、優れたL ED信号灯の気密構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例に係るLED信号灯の概
略断面図である。
【図2】本考案の第2の実施例に係るLED信号灯の要
部断面図である。
【図3】従来のLED信号灯の気密構造の一例を示す断
面図である。
【符号の説明】
10,20・・・LED信号灯、 12・・・ハウジ
ング、13・・・LED、 14・・・
カバー、15,16,25,26・・・フランジ状張出
部、15a,16a,25a,26a・・・合わせ面、
15b・・・凸部、 16b・・・突出
部、17,18・・・接着部、 25b・・・
嵌合突部、26b・・・凹所。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部周囲にフランジ状張出部を備えた
    多数のLEDを収容するハウジングと、周囲に同様にフ
    ランジ状張出部を備えたカバーとを有し、該両フランジ
    状張出部を密接に重合固定することにより、上記ハウジ
    ングの開口部を覆って内部に空間を画成するように形成
    されるLED信号灯の気密構造において、一方のフラン
    ジ状張出部から他方のフランジ状張出部の張出縁部を挟
    抱する突出部が延びており、しかも両フランジ状張出部
    の合わせ面のいずれか一方には他方の面との間に隙間を
    つくるように介在する凸部が設けられていて、該隙間に
    接着剤を充填固化してなることを特徴とする、LED信
    号灯の気密構造。
  2. 【請求項2】 開口部周囲にフランジ状張出部を備えた
    多数のLEDを収容するハウジングと、周囲に同様にフ
    ランジ状張出部を備えたカバーとを有し、該両フランジ
    状張出部を密接に重合固定することにより、上記ハウジ
    ングの開口部を覆って内部に空間を画成するように形成
    されるLED信号灯の気密構造において、上記両フラン
    ジ状張出部の合わせ面のいずれか一方には凹所が形成さ
    れており、他方の合わせ面には上記凹所に嵌合して両合
    わせ面の間に隙間をつくるように介在する嵌合突部が設
    けられており、該隙間に接着剤を充填固化させてなるこ
    とを特徴とする、LED信号灯の気密構造。
JP1040791U 1991-02-05 1991-02-05 Led信号灯の気密構造 Expired - Lifetime JPH0710479Y2 (ja)

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JPH0710479Y2 JPH0710479Y2 (ja) 1995-03-08

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