JPH04100935U - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具

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JPH04100935U
JPH04100935U JP1060491U JP1060491U JPH04100935U JP H04100935 U JPH04100935 U JP H04100935U JP 1060491 U JP1060491 U JP 1060491U JP 1060491 U JP1060491 U JP 1060491U JP H04100935 U JPH04100935 U JP H04100935U
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JP1060491U
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正自 小林
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株式会社小糸製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1つの光源に障害が生じた場合でも、灯具が
非点灯状態となることを回避し、車両の安全運行を確保
する。 【構成】 同一ライン上に配列した光ファイバ10のう
ち、隣接する光ファイバを異なる光ファイバ束10A,
10Bとして束ねた上で各光ファイバ束10A,10B
の他端部10bを2以上の光源ユニット4A,14Bに
夫々接続し、1つの光源に障害が生じた場合でも他の光
源の光を光ファイバ10の一端部10aに導いて点灯状
態を確保する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は光ファイバを利用した車両用灯具に関し、特に光源の故障による点灯 不良を回避することができる車両用灯具に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、光ファイバを用いた車両用灯具が提案されている。例えは、光ファイバ の一端を車両の灯具内に配置する一方、他端を光源に配置し、光源で発光された 光を光ファイバの他端から導入し、一端から導出させることで灯具を点灯させる 構成がとられている。この種の灯具では光源と灯具とを分離かつ離間して配置で きるため、灯具の小型化、薄型化が実現できるという利点がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のこの種の灯具は、1つの灯具に対しては1つの光源を対 応して設け、これら灯具と光源間を光ファイバで接続した構成となっている。こ のため、光源に障害が生じて発光不良となったときには、これにつながる光ファ イバに光が導入されなくなり、対応する灯具が点灯されない状態となる。したが って、故障の生じた光源を修理しない限り対応する灯具は点灯せず、自動車の安 全運行の点で好ましくない。 本考案の目的は1つの光源に障害が生じたときにも、灯具が全く点灯されなく なる状態を回避して安全運行を確保することができる車両用灯具を提供すること にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の車両用灯具は、少なくとも2以上の独立した光源と、複数本の光ファ イバで構成され、各光ファイバはその一端が同一ライン上に配列されるとともに 、隣接する光ファイバの他端が夫々異なる光ファイバ束として束ねられ、これら 光ファイバ束の他端部を夫々異なる光源に接続した構成とする。
【0005】
【作用】
本発明によれば、1つの光源に障害が生じた場合でも他の光源の光を灯具に導 くことができ、灯具の非点灯状態を回避する。
【0006】
【実施例】
次に、本考案について図面を参照して説明する。図2は本考案の第1実施例の 断面図であり、ここでは本考案を自動車のハイマウントストップランプに適用し た例を示している。同図において、自動車の車室内のリアウインドガラス1の上 部位置にハイマウントストップランプ2を装備している。ランプボディ3は樹脂 等を成形して横に長い箱状に形成し、その正面部を開口して窓部3aを形成して いる。このランプボディ3の背面部には上方に向けて取付片4を一体に設け、こ の取付片4をリアウインドガラス1を支持する車体のインナパネル5にねじ6に より固定し、前記正面窓部3aをリアウインドガラス1側に向けている。この窓 部の周囲にはゴム材7を嵌着し、前記ランプボディ3をリアウインドガラス1に 弾性的に接触させることでランプボディ3自身をリアウインドガラス1に支持さ せている。
【0007】 又、前記ランプボディ3内にはレンズホルダ8をその長さ方向の両端部におい てねじ9で固定し、このレンズホルダ8には複数本の光ファイバ10の一端部1 0aと、コリメータレンズ11を保持している。光ファイバ10の一端部10a は横方向に一列のライン状に整列される。又、コリメータレンズ11は円柱レン ズで構成され、その周面を前記光ファイバ10の一端部10aから微小寸法だけ 離した位置においてその軸線を光ファイバの整列方向に沿わせている。更に、前 記レンズホルダ8の正面窓部8aには光を左右方向に拡散させるべくシリンドリ カルレンズを一体に形成したアウターレンズ12を一体的に固定している。尚、 13はウェザーストリップである。
【0008】 前記光ファイバ10の他端部10bはレンズホルダの背後に導かれ、その他端 部において2つに分岐した状態で束ねられている。図1に概念構成を示すように 、分岐された光ファイバの束10A,10Bは第1及び第2の光源ユニット14 A,14Bに夫々接続されている。この場合、一列のライン状に配列された光フ ァイバ10は1つおきに交互に分岐されて夫々が第1,第2の光源ユニット14 A,14Bに接続されるように構成する。
【0009】 これらの光源ユニット14A,14Bは内蔵する光源で発光された光を各光フ ァイバ束10A,10Bに導入させるように構成する。例えば、第1の光源ユニ ット14Aは、図3に示すように、略球面をした透明なファイバホルダ15に光 ファイバ束10Aの他端部10bを接続支持させている。ファイバホルダ15は 耐熱ガラスで構成し、その内面に光ファイバの他端部10bを加熱しながら当接 させることで、この他端部10bとファイバホルダ15とを一体的に溶着する。 又、ファイバホルダ15の両端にはL字型をした取付片16が一体に設けられ、 この取付片16によりファイバホルダ15を反射鏡17の開口部にねじ18によ り固定する。この反射鏡17は回転楕円形状に構成され、その底部に貫通支持さ せたソケット19には光源としての電球20を装着している。そして、電球20 から射出された光は反射鏡17の内面で反射された上でファイバホルダ15の球 面に投射され、光ファイバ束10Aにその他端部10bから導入される。
【0010】 このように構成されたハイマウントストップランプでは、第1及び第2の各光 源ユニット14A,14Bから射出される光は各光ファイバ束10A,10Bの 他端部10bから夫々の内部に導入される。そして、各光ファイバ束10A,1 0Bでは夫々の光ファイバ10の内部を伝達されて一端部10aにまで導かれる 。そして、その一端部10aの端面から射出された光はコリメータレンズ11に よってその直径に略等しい上下幅寸法の平行光として出力され、更にアウターレ ンズ12で左右に若干拡散されながら射出され、リアウインドガラス1を通して 外部に射出される。したがって、コリメータレンズ11の直径に略等しい細い幅 のライン状の光線を射出でき、極めて細いライン幅のストップランプとして利用 できる。
【0011】 又、このハイマウントストップランプでは、第1及び第2の2つの光源ユニッ ト14A,14Bを利用しているため、一方の光源ユニットが故障等により発光 されない場合には、発光されている側の光源ユニットに接続された光ファイバを 利用して灯具の点灯状態を確保することができる。このとき、各光源ユニット1 4A,14Bに接続される光ファイバ束10A,10Bは、その一端部が交互に ライン配列されているため、一方の光源ユニットが点灯しない場合でも、他方の 光源ユニットに接続されている光ファイバが1つ置きで点灯状態とされるため、 全体としての光量低下は生じても、通常時と同様な均一な光度での照明を実現す ることができる。
【0012】 図4は本考案の第2実施例の概念構成を示す斜視図であり、この実施例では、 本考案を自動車の左右のストップランプに適用している。同図において、14A ,14Bは夫々第1,第2の光源ユニット、1A,1Bは夫々左側ストップラン プ部、右側ストップランプ部である。第1及び第2の光ファイバ束10C,10 Dは夫々他端部を束ねて第1,第2の光源ユニット14A,14Bに接続してい る。又、各光ファイバ束10C,10Dの一端部は2つに分岐させ、夫々の一方 は左側ストップランプ部1Aに接続し、各他方は右側ストップランプ部1Bに接 続している。そして、左側と右側の各ストップランプ部1A,1Bでは、第1実 施例の場合と同様に夫々第1,第2の光ファイバ束10C,10Dの光ファイバ の一端部を交互に配列している。尚、実際には左側,右側の各ストップランプで は、図5に左側ストップランプ1Aの縦断面図を示すように、横方向に伸びる光 ファイバ10のラインを上下方向に複数個配列して面状に点灯するように構成し ている。同図において、30はランプボディ、31は光ファイバホルダ、32は コリメータレンズ、33はインナーレンズ、34はアウターレンズである。
【0013】 図6及び図7は本考案をリアコンビネーションランプに適用した第3実施例の 正面図とそのA−A線断面図であり、リアコンビネーションランプ40はストッ プランプ41、バックアップランプ42、ターンシグナルランプ43、テールラ ンプ44を一体に構成している。ランプボディ45内には黒色をしたファイバホ ルダ46を内装し、ここに端部を水平ライン状に配列した多数本の光ファイバ1 0を上下方向に多数列に配列している。そして、各光ファイバ10の前方位置に はコリメータレンズ47をファイバホルダ46と一体的に支持し、かつこのコリ メータレンズ47の前方位置には無色のインナー拡散レンズ48を配設している 。このインナー拡散レンズ48はその一部にリフレックスリフレクター49を構 成するステップを構成している。そして、ランプボディ45の正面開口にはスモ ークレンズとして構成したアウターレンズ50を取着している。
【0014】 前記各光ファイバ10は夫々所定の光ファイバ束として構成され、夫々の他端 部は模式的に示すように複数個の光源ユニットに選択的に接続されている。この 実施例ではテールランプ44として配列されている光ファイバは全て赤色の光を 出力する低輝度赤光源ユニット51に接続される。ストップランプ41として配 列されている光ファイバは上下、左右方向の1つおきに前記低輝度赤光源ユニッ ト51と高輝度赤光源ユニット52に接続される。バックアップランプ42は同 様に上下、左右の1つおきに前記低輝度赤光源ユニット51と白光源ユニット5 3に接続される。ターンシグナルランプ43は同様に上下、左右の一つおきに低 輝度赤光源ユニット51とアンバー(黄)光源ユニット54に接続される。
【0015】 この構成によれば、夜間等においては低輝度赤光源ユニット51のみを点灯す れば、リアコンビネションランプ40の全面、即ちストップランプ41、バック アップランプ42、ターンシグナルランプ43、テールランプ44の全ランプに わたって赤色が低輝度で点灯された状態となる。そして、高輝度赤光源ユニット 52を点灯すれば、ストップランプ41が更に高輝度の状態で赤色に点灯される 。又、白光源ユニット53を点灯すればバックアップランプ42が低輝度の赤に 加えて白色に点灯されるため、全体として白色に点灯される。同様にして、アン バー光源ユニット54を点灯すればターンシグナルランプ43が低輝度の赤に加 えてアンバー色が加えられるため全体としてアンバー色で点灯される。勿論、昼 間時には低輝度赤光源ユニット51を点灯せず、他の高輝度赤光源ユニット52 、白光源ユニット53、アンバー光源ユニット54を点灯するだけでよい。
【0016】 この構成においても、1つの光源ユニットに故障が生じたときにも、他の光源 ユニットを点灯させることで1つのランプが完全に点灯しなくなることは防止で き、自動車の安全運行を確保することができる。又、この実施例ではリアコンビ ネーションランプの意匠の点でも有利となる。尚、ここでは左側のリアコンビネ ーションランプのみを示しているが、図4に示したように左右のリアコンビネー ションランプ間で相互に光源ユニットを組み合わせることで、左右のランプ間で の補償を行うこともできる。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、同一ライン上に配列した光ファイバのうち、隣 接する光ファイバを異なる光ファイバ束として束ねた上で各光ファイバ束を異な る光源に夫々接続した構成としているので、1つの光源に障害が生じた場合でも 他の光源の光を灯具に導き、光量は多少低下されるものの、通常と同様に均一な 輝度状態での点灯を確保することができ、灯具の点灯状態の見栄え低下を防止す るとともに、自動車の安全運行を確保することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の概念構成図である。
【図2】本考案の第1実施例の要部の断面図である。
【図3】本考案の第1実施例における光源ユニットの断
面図である。
【図4】本考案の第2実施例の概念図である。
【図5】第2実施例のランプ部の縦断面図である。
【図6】本考案の第3実施例の正面図である。
【図7】図6のA−A線に沿う断面図である。
【符号の説明】
10 光ファイバ 10A,10B 光ファイバ束 11 コリメータレンズ 14A,14B 光源ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // F21V 8/00 M 2113−3K

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2以上の独立した光源と、複
    数本の光ファイバとを備え、各光ファイバはその一端が
    同一ライン上に配列されるとともに、隣接する光ファイ
    バの他端が夫々異なる光ファイバ束として束ねられ、こ
    れら光ファイバ束の他端部を夫々異なる光源に接続した
    ことを特徴とする車両用灯具。
JP1991010604U 1991-02-04 1991-02-04 車両用灯具 Expired - Lifetime JPH085062Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991010604U JPH085062Y2 (ja) 1991-02-04 1991-02-04 車両用灯具

Applications Claiming Priority (1)

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JP1991010604U JPH085062Y2 (ja) 1991-02-04 1991-02-04 車両用灯具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04100935U true JPH04100935U (ja) 1992-09-01
JPH085062Y2 JPH085062Y2 (ja) 1996-02-14

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ID=31743788

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006350239A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Moritex Corp ラインライトガイド及びその製造方法

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