JPH04100913A - 生分解性繊維、生分解性フィルムおよびそれらの製造法 - Google Patents
生分解性繊維、生分解性フィルムおよびそれらの製造法Info
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- JPH04100913A JPH04100913A JP21947490A JP21947490A JPH04100913A JP H04100913 A JPH04100913 A JP H04100913A JP 21947490 A JP21947490 A JP 21947490A JP 21947490 A JP21947490 A JP 21947490A JP H04100913 A JPH04100913 A JP H04100913A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は生分解性繊維、フィルムおよびそれらの製造法
に関する。さらに詳しくは、ネット(漁網を含む)、ロ
ープ、袋類なとか、使用後に土中や海洋中など自然界に
放棄された場合、バクテリヤや微生物などにより生分解
されてしまい、環境汚染を起こさない新規なポリビニル
アルコール系重合体(以下、PVA系重合体と略記する
)と澱粉とからなる生分解性繊維およびフィルムとその
製造法に関する。
に関する。さらに詳しくは、ネット(漁網を含む)、ロ
ープ、袋類なとか、使用後に土中や海洋中など自然界に
放棄された場合、バクテリヤや微生物などにより生分解
されてしまい、環境汚染を起こさない新規なポリビニル
アルコール系重合体(以下、PVA系重合体と略記する
)と澱粉とからなる生分解性繊維およびフィルムとその
製造法に関する。
[従来技術]
近年、地球全体の環境保全に関する活動が活発となって
いる。その中のひとつとしてプラスチック製容器や、漁
網、ロープなど自然界で分解されに(いものによる環境
汚染対策が挙げられる。
いる。その中のひとつとしてプラスチック製容器や、漁
網、ロープなど自然界で分解されに(いものによる環境
汚染対策が挙げられる。
この問題の解決策のひとつとして、使用後自然界に放棄
された場合、バクテリヤや微生物などにより分解(生分
解)されるもの、また紫外線などにより分解されるもの
など種々のアイディアか提案されている。
された場合、バクテリヤや微生物などにより分解(生分
解)されるもの、また紫外線などにより分解されるもの
など種々のアイディアか提案されている。
一方、澱粉を含有するものの公知例としては、特開昭5
5−116814号公報では特定のアルカリ性澱粉を含
有することにより染色性を向上することを目的としたレ
ーヨン繊維が報告されている。また、特公昭60−35
480号公報では澱粉繊維を含む紙の製法が公知となっ
ているか、本発明とは発明の意図するところや原料とな
る素材が全く異なるものである。
5−116814号公報では特定のアルカリ性澱粉を含
有することにより染色性を向上することを目的としたレ
ーヨン繊維が報告されている。また、特公昭60−35
480号公報では澱粉繊維を含む紙の製法が公知となっ
ているか、本発明とは発明の意図するところや原料とな
る素材が全く異なるものである。
[発明が解決しようとする課題]
本発明の課題は、従来のプラスチック製容器や、漁網、
ロープなどにおける上記問題点を解消し、使用後に土中
や海洋中など自然界に放棄された場合、バクテリヤや微
生物などにより生分解されてしまい、環境汚染を起こさ
ないような新規な生分解性繊維およびフィルムとその製
造法を提供することにある。
ロープなどにおける上記問題点を解消し、使用後に土中
や海洋中など自然界に放棄された場合、バクテリヤや微
生物などにより生分解されてしまい、環境汚染を起こさ
ないような新規な生分解性繊維およびフィルムとその製
造法を提供することにある。
[課題を解決するための手段]
本発明の上記課題は、
(1)ポリビニルアルコール系重合体と澱粉とか重量比
で90/10〜50150の割合からなる生分解性繊維
。
で90/10〜50150の割合からなる生分解性繊維
。
(2)ポリビニルアルコール系重合体と澱粉とか重量比
で90/10〜50150の割合からなる生分解性フィ
ルム。
で90/10〜50150の割合からなる生分解性フィ
ルム。
(3)ポリビニルアルコール系重合体と澱粉とか重量比
で90/10〜50150となるようブレンドしたもの
を水を溶媒に用いて溶解して原液とし、この原液を紡糸
することを特徴とする生分解性繊維の製造法。
で90/10〜50150となるようブレンドしたもの
を水を溶媒に用いて溶解して原液とし、この原液を紡糸
することを特徴とする生分解性繊維の製造法。
(4)ポリビニルアルコール系重合体と澱粉とが重量比
で90/10〜50150となるようブレンドしたもの
を水を溶媒に用いて溶解して原液とし、この原液を製膜
することを特徴とする生分解性フィルムの製造法。
で90/10〜50150となるようブレンドしたもの
を水を溶媒に用いて溶解して原液とし、この原液を製膜
することを特徴とする生分解性フィルムの製造法。
によって解決することができる。
すなわち、本発明の繊維およびフィルムはPVA系重合
体と澱粉とからなり、その混合比率は90/10〜50
150重量%、好ましくは85/15〜60/40重量
%である。このPVA系重合体と澱粉との混合比率は生
分解時間の設計によって決めることができるが、澱粉含
有量か10重量%以下になると生分解時間か非常に長く
なり本発明で目的とする効果が得られなくなる。また澱
粉含有量か50重量%以上となると得られる繊維および
フィルムが非常に脆くなってしまい充分な使用に耐えら
れない。
体と澱粉とからなり、その混合比率は90/10〜50
150重量%、好ましくは85/15〜60/40重量
%である。このPVA系重合体と澱粉との混合比率は生
分解時間の設計によって決めることができるが、澱粉含
有量か10重量%以下になると生分解時間か非常に長く
なり本発明で目的とする効果が得られなくなる。また澱
粉含有量か50重量%以上となると得られる繊維および
フィルムが非常に脆くなってしまい充分な使用に耐えら
れない。
さらに、本発明で用いられるPVA系重合体とは、重合
度が500〜3500のものが原液調整時の取扱性およ
び水への溶解性の点から好ましい。
度が500〜3500のものが原液調整時の取扱性およ
び水への溶解性の点から好ましい。
また、水への溶解性を損なうものでなければ、部エチレ
ン、アクリル酸、アクリロニトリルなどを共重合したも
のでもよい。
ン、アクリル酸、アクリロニトリルなどを共重合したも
のでもよい。
一方、澱粉については特に限定されるものではなく、馬
鈴薯澱粉、トウモロコシ澱粉、小麦粉澱粉、タピオカ、
含ろうメイズなどが例示できる。
鈴薯澱粉、トウモロコシ澱粉、小麦粉澱粉、タピオカ、
含ろうメイズなどが例示できる。
次に、本発明の繊維およびフィルムの製造例について説
明する。
明する。
すなわち、本発明が目的とする繊維およびフィルムを製
造するには、PVAおよび澱粉は溶融成型がその融点と
分解温度の関係から困難てあり、PVAおよび澱粉を適
当な溶媒に溶解して口金より押出した後、その溶媒を除
去して製造する方法が好適である。その際、特に水を溶
媒とした乾式紡糸および製膜法か工業化にあたってコス
トおよび取扱性に優れる。したかって、以下PVAおよ
び澱粉の水を溶媒とした乾式紡糸および製膜法について
述べる。
造するには、PVAおよび澱粉は溶融成型がその融点と
分解温度の関係から困難てあり、PVAおよび澱粉を適
当な溶媒に溶解して口金より押出した後、その溶媒を除
去して製造する方法が好適である。その際、特に水を溶
媒とした乾式紡糸および製膜法か工業化にあたってコス
トおよび取扱性に優れる。したかって、以下PVAおよ
び澱粉の水を溶媒とした乾式紡糸および製膜法について
述べる。
まず、ここに用いるPVAは、重合度か500〜350
0、ケン化度が92mo1%以上のものか好ましい。
0、ケン化度が92mo1%以上のものか好ましい。
このPVAと澱粉とを重量比か90/10〜50150
重量%となるよう混合し、溶媒に水を用いて、原液濃度
が10〜40重量%となるよう分散させ、80〜95℃
の温水で加熱溶解して原液ドープとする。この時の原液
粘度はPVAの重合度、原液濃度、PVAと澱粉との混
合比率によって異なるか、この後の紡糸および製膜時の
安定性の点から60℃における粘度が500〜500Q
Poiseのものが好ましい。
重量%となるよう混合し、溶媒に水を用いて、原液濃度
が10〜40重量%となるよう分散させ、80〜95℃
の温水で加熱溶解して原液ドープとする。この時の原液
粘度はPVAの重合度、原液濃度、PVAと澱粉との混
合比率によって異なるか、この後の紡糸および製膜時の
安定性の点から60℃における粘度が500〜500Q
Poiseのものが好ましい。
また、該原液の水素イオン濃度(pH)は6〜9の範囲
でコントロールするのが好ましい。pH値か6より小さ
くなると、澱粉のエーテル結合が切断分解したり、一方
、pH値か9より大きくなると、PVAの分子鎖が切断
分解されてしまうことがあり、好ましくない。
でコントロールするのが好ましい。pH値か6より小さ
くなると、澱粉のエーテル結合が切断分解したり、一方
、pH値か9より大きくなると、PVAの分子鎖が切断
分解されてしまうことがあり、好ましくない。
続いて、該原液ドープから繊維を形成させる場合、通常
の乾式紡糸装置を用いることかでき、その−例を示す。
の乾式紡糸装置を用いることかでき、その−例を示す。
まず、該原液ドープを約80〜100℃に保温された紡
糸口金から110〜140°Cの雰囲気中に吐出して(
紡糸ドラフト0.5〜4.0)溶媒を除去した後、適度
の冷延伸を行い、その後200〜240°Cの空気また
は窒素雰囲気中で全延伸倍率か8〜14倍となるよう延
伸・熱処理して巻取られる。
糸口金から110〜140°Cの雰囲気中に吐出して(
紡糸ドラフト0.5〜4.0)溶媒を除去した後、適度
の冷延伸を行い、その後200〜240°Cの空気また
は窒素雰囲気中で全延伸倍率か8〜14倍となるよう延
伸・熱処理して巻取られる。
また、フィルムを形成させる場合は、所定のスリットを
通して回転している乾燥ドラムやベルトの上に押し出し
、そのドラムやヘルドの上で溶媒を除去した後、必要に
応して延伸し、さらに120〜220℃の高温で熱処理
を施して歪みを除去するとともに耐水性を向上させるこ
とができる。
通して回転している乾燥ドラムやベルトの上に押し出し
、そのドラムやヘルドの上で溶媒を除去した後、必要に
応して延伸し、さらに120〜220℃の高温で熱処理
を施して歪みを除去するとともに耐水性を向上させるこ
とができる。
[実施例]
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
なお、本例中の各特性値は次のようにして測定した。
(1)繊維の強度・伸度
JIS−L1017に準して行った。
(2)フィルムの強度
ASTM−D−882に準じて行った。
(3)繊維およびフィルムの土中強力保持率繊維および
フィルムのサンプルを土中に埋没させ、所定日数が経過
したものを取り出し、前記(1)および(2)項の方法
で残強力を測定しその強力保持率を算出した。
フィルムのサンプルを土中に埋没させ、所定日数が経過
したものを取り出し、前記(1)および(2)項の方法
で残強力を測定しその強力保持率を算出した。
実施例1
重合度2100、ケン化度99. 5 mat%のPV
Aと澱粉(コーンスターチ)とを重量比で85/15と
なるよう混合し、全ポリマ濃度が20重量%となるよう
水に分散溶解して原液を調整し た(90°C)。
Aと澱粉(コーンスターチ)とを重量比で85/15と
なるよう混合し、全ポリマ濃度が20重量%となるよう
水に分散溶解して原液を調整し た(90°C)。
次いて、該原液を孔径0.1mmφて孔数20の口金か
ら約120℃の雰囲気中に吐出し、溶媒である水を除去
した後、約25°C下、約3倍の冷延伸を行い、続いて
230℃の空気雰囲気中で3.8倍延伸して巻取った。
ら約120℃の雰囲気中に吐出し、溶媒である水を除去
した後、約25°C下、約3倍の冷延伸を行い、続いて
230℃の空気雰囲気中で3.8倍延伸して巻取った。
得られた繊維の繊度は74D1引張強度は5゜3g/d
、伸度は6.8%であった。
、伸度は6.8%であった。
このサンプルを土中10an下に埋没させ、その強力保
持率を測定したところ、12力月で96%、18力月で
68%と分解による繊維の強力低下がみられた。
持率を測定したところ、12力月で96%、18力月で
68%と分解による繊維の強力低下がみられた。
実施例2
重合度2100、ケン化度99. 5 mo1%のPV
Aと澱粉(コーンスターチ)とを重量比で60/40と
なるよう混合し、全ポリマ濃度が20重量%となるよう
水に分散溶解して原液を調整した。
Aと澱粉(コーンスターチ)とを重量比で60/40と
なるよう混合し、全ポリマ濃度が20重量%となるよう
水に分散溶解して原液を調整した。
次いで、該原液を孔径0. 1mmφで孔数20の口金
から約115℃の雰囲気中に吐出し、溶媒である水を除
去した後、約30℃下、約2.5倍の冷延伸を行い、続
いて220℃の空気雰囲気中で3.4倍延伸して巻取っ
た。
から約115℃の雰囲気中に吐出し、溶媒である水を除
去した後、約30℃下、約2.5倍の冷延伸を行い、続
いて220℃の空気雰囲気中で3.4倍延伸して巻取っ
た。
得られた繊維の繊度は74D1引張強度は4゜2g/d
、伸度は7.2%であった。
、伸度は7.2%であった。
このサンプルを土中10cm下に埋没させ、その強力保
持率を測定したところ、12力月で72%、18力月で
14%と分解による繊維の著しい強力低下かみられた。
持率を測定したところ、12力月で72%、18力月で
14%と分解による繊維の著しい強力低下かみられた。
比較例1
重合度1780、ケン化度99. 3 mo1%のPV
Aと澱粉(コーンスターチ)とを重量比で98/2とな
るよう混合し、全ポリマ濃度が25重量%となるよう水
に分散溶解して原液を調整した。
Aと澱粉(コーンスターチ)とを重量比で98/2とな
るよう混合し、全ポリマ濃度が25重量%となるよう水
に分散溶解して原液を調整した。
次いで、該原液を孔径0.12mmφで孔数20の口金
から約125℃の雰囲気中に吐出し、溶媒である水を除
去した後、約25°C下、約3倍の冷延伸を行い、続い
て230℃の空気雰囲気中で4゜4倍延伸して巻取った
。
から約125℃の雰囲気中に吐出し、溶媒である水を除
去した後、約25°C下、約3倍の冷延伸を行い、続い
て230℃の空気雰囲気中で4゜4倍延伸して巻取った
。
得られた繊維の繊度は74D、引張強度は6゜7g/d
、伸度は8.1%であった。
、伸度は8.1%であった。
このサンプルを土中10an下に埋没させ、その強力保
持率を測定したところ、12力月で98%、18力月で
95%と繊維強度は高いが、土中での分解による強力低
下が非常に小さかった。
持率を測定したところ、12力月で98%、18力月で
95%と繊維強度は高いが、土中での分解による強力低
下が非常に小さかった。
比較例2
重合度2100、ケン化度99. 5 mo1%のPV
Aと澱粉(コーンスターチ)とを重量比で40/60と
なるよう混合し、全ポリマ濃度が20重量%となるよう
水に分散溶解して原液を調整した。
Aと澱粉(コーンスターチ)とを重量比で40/60と
なるよう混合し、全ポリマ濃度が20重量%となるよう
水に分散溶解して原液を調整した。
次いで、該原液を孔径0.12mmφで孔数20の口金
から約125℃の雰囲気中に吐出し、溶媒である水を除
去した後、約25℃下、冷延伸を行ったが、延伸倍率が
1.8倍以上に上がらず、続いての乾熱延伸でも充分な
延伸ができなかった。
から約125℃の雰囲気中に吐出し、溶媒である水を除
去した後、約25℃下、冷延伸を行ったが、延伸倍率が
1.8倍以上に上がらず、続いての乾熱延伸でも充分な
延伸ができなかった。
このため、得られた繊維は引張強度が約2.4g/d、
伸度が約6.2%と、繊維物性か実用レベルに到達でき
なかった。
伸度が約6.2%と、繊維物性か実用レベルに到達でき
なかった。
実施例3
重合度2100、ケン化度99. 5 mo1%のPV
Aと澱粉(コーンスターチ)とを重量比で70/30と
なるよう混合し、全ポリマ濃度が20重量%となるよう
水に分散溶解して原液を調整した(90°C)。
Aと澱粉(コーンスターチ)とを重量比で70/30と
なるよう混合し、全ポリマ濃度が20重量%となるよう
水に分散溶解して原液を調整した(90°C)。
次いで、該原液を1.0■のスリット状口金から約11
0°Cの乾燥ドラム上で吐出し、その上で溶媒である水
を除去した後、120℃空気雰囲気中で面積延伸倍率か
4倍となるよう二軸延伸した後、180℃の温度下で熱
処理を行った。
0°Cの乾燥ドラム上で吐出し、その上で溶媒である水
を除去した後、120℃空気雰囲気中で面積延伸倍率か
4倍となるよう二軸延伸した後、180℃の温度下で熱
処理を行った。
得られたフィルムの引張強度は3 、 2 kg /
mm 2であった。
mm 2であった。
このサンプルを土中10cm下に埋没させ、その強力保
持率を測定したところ、12力月で61%、18力月で
13%と分解による繊維の著しい強力低下がみられた。
持率を測定したところ、12力月で61%、18力月で
13%と分解による繊維の著しい強力低下がみられた。
[発明の効果]
本発明になる生分解生繊維およびフィルムは、PVA系
ポリマと澱粉とか重量比で90/10〜50150の割
合からなり、繊維およびフィルムとして実用的な機械的
性質を有するのみならず、それらの製品の使用後土中や
海洋中に放棄された場合、バクテリヤや微生物などによ
って生分解されてしまうため、環境汚染に至らないとい
った効果か十分期待される。
ポリマと澱粉とか重量比で90/10〜50150の割
合からなり、繊維およびフィルムとして実用的な機械的
性質を有するのみならず、それらの製品の使用後土中や
海洋中に放棄された場合、バクテリヤや微生物などによ
って生分解されてしまうため、環境汚染に至らないとい
った効果か十分期待される。
また、本発明の製造法によれば、PVA系ポリマと澱粉
とからなる生分解性繊維およびフィルムを工業的に有利
に製造ことかできる。
とからなる生分解性繊維およびフィルムを工業的に有利
に製造ことかできる。
Claims (4)
- (1)ポリビニルアルコール系重合体と澱粉とが重量比
で90/10〜50/50の割合からなる生分解性繊維
。 - (2)ポリビニルアルコール系重合体と澱粉とが重量比
で90/10〜50/50の割合からなる生分解性フィ
ルム。 - (3)ポリビニルアルコール系重合体と澱粉とが重量比
で90/10〜50/50となるようブレンドしたもの
を水を溶媒に用いて溶解して原液とし、この原液を紡糸
することを特徴とする生分解性繊維の製造法。 - (4)ポリビニルアルコール系重合体と澱粉とが重量比
で90/10〜50/50となるようブレンドしたもの
を水を溶媒に用いて溶解して原液とし、この原液を製膜
することを特徴とする生分解性フィルムの製造法。
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Family
ID=16736002
Family Applications (1)
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