JPH04100854U - インクタンク - Google Patents

インクタンク

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JPH04100854U
JPH04100854U JP326691U JP326691U JPH04100854U JP H04100854 U JPH04100854 U JP H04100854U JP 326691 U JP326691 U JP 326691U JP 326691 U JP326691 U JP 326691U JP H04100854 U JPH04100854 U JP H04100854U
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JP
Japan
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ink tank
ink
elastic member
tank
ventilation hole
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Pending
Application number
JP326691U
Other languages
English (en)
Inventor
宮下育宏
花岡幸弘
Original Assignee
セイコーエプソン株式会社
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Publication date
Application filed by セイコーエプソン株式会社 filed Critical セイコーエプソン株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクタンク外周部の一部を、弾性部材で構
成し、且つ、インクタンク外周部の一部に通気孔を設け
ることにより、インクタンクに加圧ポンプ機能を加え、
加圧ポンプを除去する。 【構成】 インクタンク11のインクタンク蓋13に、
弾性部材14を設け、且つ、弾性部材14には通気孔1
5が設けられている。通気孔15を塞ぎながら弾性部材
15を押すと、インクタンク11内の空気が圧縮され、
インクがインクジェットヘッド32へ圧力をかけて送ら
れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、インクを記録媒体に噴射して印字記録を行うインクジェットヘッド に、インクを供給するインクタンクの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェットヘッドを搭載した装置では、長時間放置によりノズル開口部付 近のインクの物性変化に起因するノズルの目詰まりが発生する。ノズルに目詰ま りが発生すると、ノズル開口部が物性変化したインクに遮閉されるため、インク の噴射ができず、従って印字を構成するドットの一部または、全部が欠落する。 これにより印字品質の低下または、印字の判読が不可能となる。また、インクタ ンクあるいは、インクカートリッジのようなインク供給機構を持ち、インク終了 時、インクジェットヘッド本体との結合を外して交換する方式の装置では、前記 インク供給機構を交換する際、インク供給機構とインクジェットヘッド本体の結 合部から、インク流動経路内に空気が流入する。前記空気がインクジェットヘッ ド本体に入ると、前記空気がノズルからヘッド外部へ排出されるまで、インクの 噴射が不安定または、噴射ができなくなる。この状態は、流入した空気の量、イ ンクジェットヘッドの機構によって異なるが、インクの噴射回数で数回から、条 件の悪い場合には外的に空気を抜く作業をしない限り、長期に続く場合もある。 従来、前述のノズルの目詰まり、あるいは、空気の流入が発生した場合、これ らのインク噴射に対する障害を取り除く方法として、加圧式ポンプあるいは、吸 引式ポンプが利用されていた。
【0003】 図10に従来のインクジェットヘッドの回復手段である加圧式ポンプを用いた 印字機構の構造図を示す。インクタンク91下部の薄膜92にはインク針93が 差し込まれ、インクタンク91より、インクがインク配管チューブA94を通り 、加圧ポンプ96へ供給される。また、加圧式ポンプ96の排出側は、インク配 管チューブB95によりインクジェットヘッド97に接続され、インクがインク ジェットヘッド97に供給されている。ノズル98に目詰まりが生じた場合、加 圧式ポンプ96を駆動することにより、インクジェットヘッド97内のインクの 圧力を高め、ノズル98開口部を塞いでいる物性変化を生じたインクを押し出す 。この動作により、正常なインク噴射動作が可能な状態に復帰させることができ る。
【0004】 また、インク流路内に空気が流入した場合も同様に、加圧式ポンプ96を駆動 し、インクタンク91よりインクを強制的にインクジェットヘッド97に継続的 に流すことにより、インク流路内に流入した空気を、インクと共にノズル98か らインクジェットヘッド97の外部に排出する。この動作により、正常なインク 噴射動作が可能な状態に復帰させることができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
以上述べた従来の加圧式ポンプを用いた構造では、以下の課題があった。
【0006】 (1)複数の構成部品より形成される加圧式ポンプと、インクタンクと加圧式ポ ンプ及び、加圧式ポンプとインクジェットヘッドを結合する2本のインク配管チ ューブを必要とする。これらを付加するための製造コストは製品の価格競争が激 しい今日、大きな負担である。
【0007】 (2)加圧式ポンプ及び、2本のインク配管チューブを付加するための配置スペ ースは、装置全体を小型化、軽量化するに当たって問題となる。
【0008】 本考案の目的は、加圧式ポンプを廃止し、前述の製造コストの大幅削減と、前 述の配置スペースの削減をなすものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は上述の課題を解決するために本考案のインクタンクは、インクを保持 する発泡材を内包したインクジェットプリンタ用のインクタンクに於て、インク タンクの外周部にインクタンクの内容積を変化させる弾性部材と、小径の通気孔 を有することを特徴とする。
【0010】 更に、通気孔は、弾性部材の変形加重点あるいは、インクタンク外周部の剛体 部に設けることを特徴とし、また、通気孔には逆止弁を設けることを特徴とする 。
【0011】
【作用】
本考案のインクタンクによれば、加圧式ポンプを用いず、インクタンク外周部 または、弾性部材の変形加重点に設けた通気孔を塞ぎながら、インクタンクの外 周部に設けた弾性部材を押して変形させ、インクタンク内の圧力を高めることに より、インクタンクよりインクジェットヘッドにインクを圧力をかけて排出する ことができる。すなわち、加圧式ポンプと同様の機能をインクタンクに付加せし める。
【0012】
【実施例】
以下に図にしたがって本考案のいくつかの実施例について説明する。
【0013】 図1は本考案の第1の実施例に於けるインクタンクの断面図である。インクタ ンク枠12の中には、インクを保持する発泡材16が設けられ、発泡材16の空 隙及び、インクタンク枠12の底面に設けられたインク室17にはインクが満た されている。
【0014】 また、インク室17の底面には弾性を有した部材よりなる薄膜18を設けてある 。インクタンク蓋13にはジャバラ形状をした弾性部材14が設けられており、 弾性部材14の変形加重点には通気孔15が開けられている。
【0015】 図2は図1の弾性部材14を押して変形させた状態を示す。図3は本考案の第 1の実施例に於けるインクタンクを用いた印字機構を示す構造図である。インク タンク11はインク配管チューブ31にてインクジェットヘッド32に結合され ている。指等により、図1に示す通気孔15を塞ぎながら弾性部材14を図2の ように押して変形させることにより、インクタンク11内の体積が減少する。体 積の減少に伴い、インクタンク11内の空気が圧縮されるため、インクタンク1 1内の圧力が上昇する。
【0016】 圧力が上昇すると、インクタンク11内のインクは押し出され、図3に示すイン ク配管チューブ31を通り、インクジェットヘッド32へ圧力をかけて送られる 。必要量のインクを送りだした後、素早く指等を離すことにより、弾性部材14 は自己の復元力により従前の形に復帰する。この際、インクの流出した体積分の 空気は、通気孔15を通し外気より補填されるため、インクタンク11内が負圧 となることはない。また、インクタンク11の中のインクは発泡材16に含浸保 持されているため、インクタンク11の上面に通気孔15が設けられていても、 インクタンク11内のインクが通気孔15より流出することはない。
【0017】 次に本考案の第2の実施例について説明する。図4は、本考案の第2の実施例 に於けるインクタンクの断面図である。図5は図4に於ける弾性部材41を押し て変形させた状態を示す。第2の実施例も第1の実施例同様の働きをするが、弾 性部材41が図1のインクタンク蓋13を兼ねており 、また、弾性部材41がインクタンク外周部から大きくはみ出さないところに特 徴がある。第2の実施例に於いても、インクは発泡材43に含浸保持されており 、第1の実施例同様、通気孔42よりインクが流出することはない。
【0018】 次に本考案の第3の実施例について説明する。図6は、本考案の第3の実施例 に於けるインクタンクの断面図である。弾性部材63はインクタンク枠61の相 対する2面に設けられ、通気孔64はインクタンク蓋62に設けられている。
【0019】 図7は図6に於ける弾性部材63を押して変形させた状態を示す。第3の実施例 も第1の実施例同様、指等により通気孔64を塞いだ状態で弾性部材63を押す ことにより、インクを押し出すことができる。必要量押しだした後、通気孔64 及び、弾性部材63を解放することにより、従前の状態に復帰する。
【0020】 弾性部材63を押す際、発泡材65も多少変形するが、発泡材65も弾性を有 しているため、弾性部材63同様自己復帰する。
【0021】 さらにいくつかの実施例として、以下のものがある。第1、第2、第3の実施 例は、共に通気孔14、42、64が貫通穴のみで構成される場合について説明 したが、図8に示すように第1の実施例の弾性部材14の内壁に逆止弁81を、 また、図9に示すように第3の実施例のインクタンク蓋62の内壁に逆止弁82 を設けたものである。これらの特徴は、各々の弾性部材13、63を押してイン クタンク内の容積を減少、圧縮する際、各々の通気孔14、64を指等で意識的 に塞ぐ必要がなく、また、通気孔からの空気の漏れ等による圧縮効率の低下も発 生しないため、より確実な加圧動作が実現できる点にある。
【0022】
【考案の効果】
以上述べたように本考案は、インクタンク外周部の一部に弾性部材を設け、イ ンクタンク外周部または、弾性部材の変形加重点に小径の通気孔を設けることに より、加圧式ポンプと同様の機能、効果をインクタンクに付加できる。また、よ り簡易で確実な加圧動作を実現するために、通気孔に逆止弁を設ける場合もある 。これにより加圧ポンプを廃止し、加圧ポンプの配置スペースの削減による装置 の小型化と、製造コストの大幅削減に貢献できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例に於けるインクタンクの
断面図。
【図2】本考案の第1の実施例に於けるインクタンクの
動作の説明図。
【図3】本考案の第1の実施例のインクタンクを搭載し
た印字機構の構造図。
【図4】本考案の第2の実施例に於けるインクタンクの
断面図。
【図5】本考案の第2の実施例に於けるインクタンクの
動作の説明図。
【図6】本考案の第3の実施例に於けるインクタンクの
断面図。
【図7】本考案の第3の実施例に於けるインクタンクの
動作の説明図。
【図8】本考案の第1の実施例に逆止弁を付加した他の
実施例に於ける弾性部材の断面図。
【図9】本考案の第3の実施例に逆止弁を付加した他の
実施例に於けるインクタンク蓋の断面図。
【図10】従来技術の説明図。
【符号の説明】
11 インクタンク 12 インクタンク枠 13 インクタンク蓋 14 弾性部材 15 通気孔 16 発泡材 17 インク室 18 薄膜 31 インク配管チューブ 81 逆止弁

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを保持する発泡材を内包したイン
    クジェットプリンタ用のインクタンクに於て、該インク
    タンクの外周部に前記インクタンクの内容積を変化させ
    る弾性部材と、小径の通気孔を有することを特徴とする
    インクタンク。
  2. 【請求項2】 請求項1の通気孔を、前記弾性部材の変
    形加重点に設けたことを特徴とする請求項1のインクタ
    ンク。
  3. 【請求項3】 請求項1の通気孔を、前記インクタンク
    外周部の剛体部に設けたことを特徴とする請求項1のイ
    ンクタンク。
  4. 【請求項4】 請求項1の通気孔に逆止弁を設けたこと
    を特徴とする請求項1のインクタンク。
JP326691U 1991-02-01 1991-02-01 インクタンク Pending JPH04100854U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP326691U JPH04100854U (ja) 1991-02-01 1991-02-01 インクタンク

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JP326691U JPH04100854U (ja) 1991-02-01 1991-02-01 インクタンク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04100854U true JPH04100854U (ja) 1992-09-01

Family

ID=31732048

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP326691U Pending JPH04100854U (ja) 1991-02-01 1991-02-01 インクタンク

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JP (1) JPH04100854U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7396114B2 (en) 2004-01-30 2008-07-08 Seiko Epson Corporation Liquid container

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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